○過去のかんそーぶん一覧 page.26(2009年03月〜2009年03月)

@ 『アンデット』:井上和郎(ISBN9784091822383)。 ビックコミックスピリッツにて短期集中連載された表題オムニバスシリーズをまとめた一冊。 「美鳥の日々」、「あいこら」の井上和郎先生の新作です。

「この世に未練を残して死んだ人間が 生ける屍【アンデット】として蘇り、 思いを遂げようとするらしい」 都市伝説として人々の間でまことしやかに囁かれ始めた『ソレ』は実在していた。 今日もまた新たな【アンデット】が生まれ、そして消えていく。 彼らの存在とはいったい何なのか? 次第に増えていく【アンデット】たちは世界に何をもたらすのか?

あいこら終了後、次はどうなるのかと思っていた矢先にスピリッツで これが集中連載されると聞いて驚いたものでしたが、さっくりと一冊にまとまりました。 生ける屍【アンデット】というギミックがメインとなった ラブストーリーありコメディありのバラエティ豊かなオムニバス集になってます。 どうしてもややスプラッタ気味な描写はありますが、 元々の絵柄がサッパリとしたものなので、苦手な方も特に問題視することはないかと 。 あくまでもアンデットたちと残された人々との 心の交流が主軸です。 逆にホラー的な展開、スプラッタ的な展開を求めると肩すかしを食らうのでご注意を。

気に入ったのは悲しくも美しいラブストーリーな第一話、 頑固親父と反抗期娘のドタバタすれ違い親子愛な第七話、 アンデット娘と出会ったゾンビオタの青年の物語な第八話あたりかな。 物語の〆となるラスト2話も良かったですけどね。

正直なところ、ギミックとしての目新しさは、 類似で先行する作品が複数あることもあり弱いですが、 エピソードの料理の仕方は非常に井上氏らしさに溢れていて ファンとしては大満足の一冊でした。 ファンとしてはやはりついにAVデビューしてしまった 森山みるくちゃんの今後が気になりますね(ぉぃ (Permalink)



@ 『娘。のいる風俗ビル in』:師走の翁(ISBN9784894654150)。 エロ漫画。 師走の翁のライフワーク的なシリーズとなっった「シャイニング娘。」の番外編エピソード 2シリーズを収録した1冊。金の装丁の「in」と銀の装丁の「out」が同時発売されていますが 差異は 「巻末のモノクロおまけページの内容(inは3ページ)」と、「巻末のシャイ娘。トレカイラストギャラリーがinはVol.1〜32、outはVol.33〜64」だけです。本文はどちらも一緒です。 シャイ娘。トレカはこれまでの「シャイニング娘。」単行本や阿ウン本誌に封入されていたもので コンプリートした人はおそらくほとんど居ないのではないかと…。そういう意味では「in」、「out」同時に買うのもありかもしれませんが、通常はどちらか一冊で問題ありません。

ということで、あまりにも長く続いた「シャイニング娘。」シリーズの 締めくくりにふさわしい お祭り的な内容の番外編を収録した一冊。 アイドルの居る本番アリアリの風俗店というなんとも男の欲望剥き出しの設定が わかりやすくていいですな。また、シャイ娘。オールスターズ的に展開するため 女の子の数も尋常ではなく、当然1対多のシチュエーションが多数登場します。

とくに最終話となる第四話では、シャイ娘。を始め、数多く生まれた内部ユニット単位で 続々登場するわけで、ほとんど一人一コマの勢いでガンガン相手が切り替わって行く という魅惑のハーレムプレイが繰り広げられます。 当然そうなると、一人一人はどうしても薄まるわけですが、 そのあたりはねっとりガチンコファック描写に定評のある作者さんだけあって 手抜き無し。これまで通り元ネタさんへの情念的な偏愛が感じられる作品となってます。 パイズリ、泡風呂、即尺、コスプレ、アナル舐め、全身リップetcと3P、4P、nP当たり前 で繰り広げられる夢の風俗プレイをたっぷりご堪能ください。 元ネタ知らなくてもエロ漫画として十二分に楽しめる内容になっています。

一方の「ハルヨコイ」は前述の通り、人気アニメ声優としても活躍している 「胡桃小悪」に焦点を当てた中編です。こちらは「…風俗ビル」とは逆に 多人数の男と一人の女の子というシチュに特化されており、そんな中で軽度のMC、 公開多人数調教プレイなどが目一杯組み込まれています。極めてねちこい親父プレイの 数々によって徹底的に身体を開発されていく小悪ちゃんの痴態はリビドー直撃の出来です。

とまあ、エロ度に関してはまったく申し分無しの一冊です。 多人数プレイ、風俗プレイに興味のある方は買ってみてもいいのではないかと。 エロ駆動ですのでシャイ娘。シリーズや元ネタを知らなくても 十分に楽しめる一冊となっています。 まあ、知ってるとさらに楽しいのかもしれませんが、私にはそのへんはよく分かりません。 正直これでやっとシャイ娘。から解放されるのかと思うとそちらの方が 嬉しかったりするんですがね(ぉぃ (Permalink)



@ 『粘膜接触空間』:わらしべ(ISBN9784894218468)。エロ漫画。 COMIC桃姫にて発表された短編集かな。作者初単行本。 1本除いてオール和姦路線。 シチュは姉×ショタ、アナル調教、姉妹丼、着衣系コスプレプレイなど。

瞳の大きなギャルゲー&アニメ系のフェイスと、 ディフォルメ強めのメリハリボディなキャラクターたちが画面狭しと痴態を繰り広げる一冊。 エロ主体ながらストーリー面もそれなりにバリエーションを付けようと尽力されている 様子が見て取れて好感触かな。一本、強要系のストーリーもありますが、 快楽堕落展開で精神的にクルような内容ではなく、どれも概ね気軽に読める内容です。 初単行本ですが、絵柄の基本ラインは確立してるので大きなブレはありません。

特徴的なのは強調された胸と腰かな。肉厚たっぷりで揉みごたえのありそうです。 あとは形よく盛り上がった乳輪と乳首や、 最近の流行りではありますが、ヒダヒダがなんとも気持ちよさそうな穴内描写も扇情的。 ややえげつなさが感じるまでに書き込まれた内部描写は見所です。 それらが画面狭しと紙面に陣取ってるわけでインパクトは抜群です。 汁気も多いですしね。 いや、やっぱりお腹いっぱいになるまで注がれて快楽に 蕩ける女の子の痴態はいつみても良いですな:D_____ とろとろ惚け表情万歳。

お気に入りは、嫌がりながらも未知の快楽を教え込まれて 身も心も籠絡されるストロングお嬢様がたいへんエロ可愛い「黒蜜」。 あとはタイプの違う双子の妹ちゃんたちを一緒に味わうという夢のシチュエーションがたまらない「王様ゲーム」かな。「王様ゲーム」の方は単行本描き下ろしの「王様ライフ」という続編もあってお得感がありました。「着てからっ」のコスプレ要素や、「御神水…」のポニテ巫女さんも良かったですけどね:D

絵柄が非常に好みのラインなので個人的には大満足の一冊でした。 いわゆるオサレ系なラインではありませんが、根強く一定の需要はあるラインだと 思いますので、今後とも楽しい作品を生み出してくれるとありがたいところです。 続刊も追いかけたいと思います。 (Permalink)



@ 『GUNTMITH CATS BURST(5)』:園田健一(ISBN9784063145380)。 月刊アフタヌーン連載。シカゴ一の凄腕ハンター ラリー・ビンセントの活躍を描く娯楽シリーズ第二期5巻目にして最終巻。

仲間であるミスティを 復活を遂げた宿敵・ゴールディの手元に残したまま撤退する形になってしまったラリー。 ミスティを救いだそうと奔走するラリーと仲間達だったが、 当のミスティ本人からその行為自体を否定されてしまう。 かつてあれだけ怖がっていたゴールディに対して心酔しきった様子のミスティに ゴールディの得意技である「洗脳」を受けたことを確信するラリーだったが…。

正直言ってなんとも収まりの悪いラストという印象です。 ふりだしにもどるというか…。 ラリーたちが活躍するGUNSMITH CATSの世界は これからも存続していくということなんでしょうけれど、 BURSTシリーズ自体が蛇足化してしまったようにも思えてしまいます。 ふと思って見直してみたら、この巻ラリーの戦闘シーン無いし。 やっぱりゴールディおばさんは私にとっては鬼門だったなぁという印象。 こちらの求めるものと作品の方向性が違っていたというだけだとは思います。

この巻唯一の拾いモノは新キャラの女ドライバー・レインズさんがメガネ美人で 可愛かったことくらいですかねぇ。 女狐っぷりといいなかなか憎めないキャラクターでした(過去形) (Permalink)



@ 『いもてん』:冴草こはく(ISBN9784862525130)。エロ漫画。 COMICメガストア、COMICメガストアHにて発表された短編&連作短編集。 タイトル通り妹縛り。学生さんオンリー。巨乳さんオンリー。和姦主体やや強要分もあり。 軽めのストーリーでエロを前面に押し出した構成。

アニメ調エロゲー直系風の可愛らしいフェイスのキャラクターと たわわに実った迫力たっぷりのおっぱいが魅力的な作者さんのコア初&通算でも4年ぶり単行本。 一時期新作発表がぱったりと止み、去就が心配されてたように記憶していますが こうやって無事に新刊が出たことは嬉しいですね。 妹縛りということで多彩な妹キャラが登場しますが、 どの子も発育良好でおっぱいのボリュームたっぷり。メロンのようにまんまるながら柔らかそうなおっぱいとお口を駆使したパイズリシーンが特に魅力的かな。 あとは肉感たっぷりに盛り上がった恥丘と見るからに気持ちよさそうな恥穴のコントラストなども良いモノです。

特に気に入ってるのは「枢ちゃんの憂鬱」かな。 ショートカットにメガネが大変よく似合う利発そうな枢ちゃんの容姿がグッと来るわけですが さらに嫌々ながらもお兄ちゃんに頼らざるを得ず、 妹とのエッチにノリノリな兄に反発しながらも エッチ漬けにされてメロメロになる様子がなんともエロス。 快楽にだらしなく突き出された可愛らしい舌とかそそるのですよ。 おねだりさせられたりするのもいいよねー:D あとは「おねだりシスター2」のお風呂場エッチがツボでした。 湯船の中で後ろから抱えてあわあわおっぱいを思うさまもみし抱くっていいよね:D

2007年〜2008年の発表作で、絵柄のブレに関しては「どじしす」のみやや感じるかなという印象。 絵柄に対する新しい要素の取り込みは精力的に行われているようですが、やや未消化のまま出てきてる部分もある気がします。そこはちょっと気になったかな。 とはいえ、見劣りするようなもんではないので細かい話です。 エロ可愛妹とふにふにえっちしたいお兄ちゃん。妹のたわわなおっぱいでたっぷり癒されたいお兄ちゃんには強くお勧めの一冊です。 (Permalink)



@ 『魔法先生ネギま!(24)』:赤松健(ISBN9784063840612)。 週刊少年マガジン連載。魔法世界編も転換点。物語は廃都オスティアへ…。

廃都オスティアで開かれる終戦記念祭に続々と集結し、 再会を果たすネギま部の面々。 しかし賞金首の彼らを狙う賞金稼ぎたちの牙が襲いかかる。 はたして彼らの強力で狡猾な罠を打ち破れるのか? ネギが魅せる禁呪・闇の魔法…その驚異の威力とは!?

アスナの秘密もやっとネギ先生の知るところになったりと メインストーリー的にもちょうど転換点かな? 修行と実戦経験で得た新たな力のお披露目もあったりと 今回も賑やかな内容でした。…それにしても祭の好きな漫画だよ(^-^;

今回の見所はやはり闇の魔法のお披露目シーン。 あとはひたすらにラブコメ時空を一人ひた走る亜子ちゃんですかね。 バトル展開もまあ、楽しいのは楽しいんですが、やっぱりらぶーい話の方が 個人的には嬉しいので。どう転んでも悲恋なのが可哀想な所ですが。 …まあ、逆光源氏的なのもアリですけれど。 あとは、宿敵を前にブチキレまくりのネギ先生とかもレアで楽しかったです。

それにしても触手に思い切りが足りん…足りんぞぉぉぉぉ!!! (Permalink)



@ 『桃色シンドローム(3)』:高崎ゆうき(ISBN9784832277502)。『結婚しよう!!そしてオレの子供を生んでくれ!!!』まんがタイムきららフォワード連載。変態オタク青年と、彼に拾われた元兵器少女ととなりのロリっ子先生と現役兵器少女(米製・休暇中)のスーダラ過ぎる日々は今日も続く。お家の中は無限の可能性を秘めたワンダーランド。そう文化祭だってボクの考えた最終回だってなんだって出来るんだ!!な3巻目。…最終巻じゃないよ? 細かいあらすじは1巻かんそーを参照。

727号こと「ナツナ」ちゃんを加えて物語はさらに華やかに、さらにグータラに。 今回もいぢっていぢめて楽しすぎる歌奈先生が素敵過ぎます。なにこの理想的な嫁。 ゆびちゅぱはえろいよね、さすがは色気むんむんの大人の女だよね:D ふんわりほわほわファンシーな可愛らしさ満載の絵柄は今回も絶好調。 ぱんつ履いてないのもえろえろしいポーズも可愛いは正義の心で浄化ですよ。浄化。 意味判りませんけど。

ただ、これまでもじみーに忍ばされてきたスミヤくんの思わせぶり度120%の行動が 不穏すぎてどうにもこうにも。ちょっと心の中での処理に困り気味です。 個人的にはかわいいかわいいかわいいセカイにふんわり浸りたいんですが そうは問屋が卸しませんか、そうですかorz

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@ 『すくーるこんぷれっくす』:無道叡智(ISBN9784863490390)。エロ漫画。 作者COMIC RINにて発表された短編集。 全10本中1本を除いて世界観共有されていて、 ヒロインさんは全員クラスメートということになってます。 和姦系中心。同い年or年上さんでやや年上さん相手が多め。 つやつやぷりぷりスレンダーっ娘たちの嬌態を堪能アレ。

裏タイトルは「今日の6の2!!」な感じの一冊。 …いやだってカバー折り返しがそうなんだもん。 一応世界観共有はしてるものの、相互の関係性は味付け程度で、 お話やシチュエーション、女の子のタイプもみての通りバリエーション豊かです。

作者自ら着エロ好きを公言するだけあって、基本は半脱ぎが貫かれており 非常にグッと来ますね:D___ やっぱりまっ裸よりはこちらの方がよりエロいと思うのですよ。 日常を引きずりながら、非日常に片足つっこんでる感がね。 衣装や下着もしっかり書き込まれているのもGood。特におぱんつに包まれたお尻への 偏愛っぷりは執念すら感じますね。いい意味で。

絵柄はディフォルメ強めのアニメ系エロゲ絵。 リアルさではなく可愛らしさを前面に押し出した作風です。 滑らかな曲線で構成された肉の薄いキュッと締まったスレンダーな体型が独特の魅力です。 滑らかな質感を強調するトーンワークも印象的ですね。 思わずむしゃぶりつきたくなるぷりぷり感は必見です。

特に気に入ってるのは収録作では唯一ビターな印象のお話「フリージア」かな。 なんとも薄幸そうなやえかちゃんの表情と破廉恥極まりないマイクロビキニ。 そして大人のおもちゃを使って実の父親に好きなようにされてしまう 近親相姦の歪みきった背徳感のコントラストがたまりません。 あとは変身前後のギャップが楽しい「ちぇんじっ」や ロリ巨乳と日焼け後&競泳水着のトリプルパンチが強烈な「サマーウォーターブルース」かな。

引き気味の構図の絵になると途端に気合いが抜けた感じになるのは 善し悪しな部分かなーとは思いますが、エロ漫画として重要なコマに関しては問題ないかなと。 「ぷりぐっ!」の理花ちゃんが身体を張ってるカバーイラストが気になったら 手にとって損は無いかと。 (Permalink)



@ 『クリムゾン グレイヴ(4)』:三宅大志(ISBN9784047125766)。 ドラゴンエイジ、ドラゴンエイジPure連載。

元・死の神にして神々への反逆者アッシュと 最強の傭兵『クリムゾン』の称号を持つもののひとり・ミリムの旅は続く。 今日もまた救世の名を借りて人々の魂を集めようとする神々の手先・ 人々の信仰を集める教団の教主を殺めたアッシュ。 何も知らぬ人々の命を救うたび人々の憎しみを買い、恨まれてゆく… そんな無間地獄の中、それでもアッシュは自らの信念を貫いてゆく。 それは800年前…史実としてして語られる神話の時代の出来事に起因していた。

ということで本巻から過去編へ突入とのことでシリアス度高め。 ミリムさんのぬぎぬぎ分は前巻などと比較すると控えめです。 というか過去編は当然ミリムさんが居ません。 それでもぬぎぬぎさせられるのがミリムさんの業な気もします。 神の軍勢VS人の軍勢+竜族という構図は、ありがちな気もしますが 燃えるシチュエーションでよろしゅうございました。 以前登場した竜族さんとの関わりもこのへん起因なわけね。

掲載誌のぶれ等もあると思いますが、 巻ごとに収録エピソードの傾向に一貫性が無いのは あまり褒められたものではないのですが 物語の根幹を示すエピソードということで 続刊を期待しつつ待ちたいと思います。 まだ仇敵サイラスとアッシュの関係とか謎のままだからなぁ。 ここ数巻のグダグダ感はさすがに評価しづらいので頑張っていただきたいところです。

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@ 『おたくの娘さん第五集』:すたひろ(ISBN9784047125742)。 ドラゴンエイジ連載。ダメオタ一直線の青年の元に突然現れた「実の娘」。 紆余曲折の末に築かれた親子初心者の二人の生活もはや半年、 夏に秋にのイベントでさらに親子の関係を深める二人に訪れる新たな波乱とは ほのぼのオタクコメディの中間地点の第5巻目。 発売されたドラマCDの収録風景レポ漫画も掲載。

オタク的夏の祭典も終わり、今日は神社の夏祭り。 かんけーねーよと引きこもりを決め込んでいた耕太だったが、 娘の叶ちゃんがお祭りで男と初デートすると小耳に挟んで半狂乱。 はたして叶ちゃんのデートのお相手とは…。 そして秋。叶ちゃんがくじ引きで当てた旅行券をきっかけに 一泊二日で温泉旅館にやってきた彼岸荘ご一行様。 初めての親子旅行に大興奮の叶ちゃん&その他だったが、 宿泊先の旅館には意外な人物がいて…。

ついに叶ちゃんのお母さん・望さんが本編に登場したりと 作者自ら中間地点というだけあって、ほのぼのとした展開の裏で物語はグッと進展。 ふたりの関係に早々に期限が切られるとは思ってませんでした。 これがどういう風にふたりに影を落としていくことになるのか、 期待と不安が半々という感じですね。 ふたりだけの問題ではないという意味深な言葉の意味も気になるところです…が 寸前に凄い肩すかしをやってくれてるのではてさてどうなるのやら(^^; それにしても望ママさんのぶっ飛びっぷりが半端無くてどうしようかと。 そりゃこれは耕太くんだけが悪いとはとてもいえないわ。

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@ 『える・えるシスター(1)』:邪武丸(ISBN9784758061193)。COMIC REX連載。行きすぎやり過ぎ?学園らぶらぶ姉妹愛コメディの一巻目。 「える・えるシスター=L-Size little Sister」とのこと。 連載分とやや設定の違う先行読切版を収録。

2年前の高校入学と共に入寮し、 それ以来音沙汰の無い大好きなお姉ちゃん・一菜(いちな)を追いかけて、 同じ高校へ入学を果たした女の子・ふたばちゃん。 ふんわり優しい性格から生徒みんなに慕われる生徒会長となっていた一菜お姉ちゃんとの 再会を無事に果たしたけれど、同時にお姉ちゃんの「秘密」も知ってしまい、大混乱。 そう、憧れのお姉ちゃんは妹 …つまりはふたばちゃんが好きで好きで好きで好きで大好きすぎていぢめちゃいたいという とってもダメな人だったのです!! 180cmを誇る高身長に反して小心者のヘタレさんなふたばちゃんと 妹のことになるととことんダメな人な一菜さん …ふたりの行きすぎ姉妹愛の行き着く先は果たして?

ふんわり優しい雰囲気を持つ可愛らしい絵柄とお話が大好きな邪武丸氏初の一般誌連載単行本です。 今回のお話もそのあたりの特性をストレートに生かす形の しんどい部分の無いおんなのこオンリーの陽性のコメディに仕上がってます。

ポイントとしては、主人公であるふたばちゃんの外見と中身のギャップ部分がまず一つ。 外見は高身長&ショートヘアで快活そうな印象を醸すも、 実体は生真面目だけれど鈍くさい子犬系の小心者という部分、 いやこれは確かにいぢめて楽しみたくなるのもわかるというもの:D  いちいち反応が可愛いのもポイント高いですね。 ものすごーく嬉しそうな顔してすり寄ってくるあたりがもうたまらんですわ。 あと姉ラブっぷりも○。 一応ヒロイン?なお姉ちゃんの一菜さんのダメっぷりも光ります。 ふたばちゃんのことになるとどこまでもぶっ壊れていく様がなんともいえず。 姉妹以外のレギュラーメンバーである生徒会の面々も一癖ある娘が揃ってるので バリエーションも出て賑やかですね。

百合風味というよりはらぶらぶ姉妹愛コメディの印象が強いですが 可愛い女の子たちのじゃれ合いっぷりを堪能したい方には強くオススメしておきます。ハイ。 なお、ストレートな意味でのえっち方面は期待しない方が良いです。 可愛らしさでお腹いっぱいになれますけれどね。

メディア展開があるなら一菜お姉ちゃんのCVはぜひ柚ねぇでお願いします!!<ストレートすぎる

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@ 『リカバイヤー[奪還者](下)-喪失れた女神-』:神野オキナ/隅田かずあさ(ISBN9784344814684)読了。幻狼ファンタジアノベルス新刊。人の手により地上に生み出された亜神たちの戦いに巻き込まれた[奪還者]の少年は愛した少女を護りきれるのか?

壮絶な戦いの中で互いの想いを通じ合わせた[奪還者]守央と祭香は [奪還者]の現地協力者の元で一時の安らぎを得る。 しかし祭香の中に存在する自らの半身を狙う強力な亜神・ヴァルムヘルカ、 そして創造主たるアメリカに従わぬ亜神を回収しようと 目論むアメリカ軍とアメリカに従う亜神たちの魔の手は刻々と迫っていた。 壮絶を極める三つ巴の戦いの中、守央は祭香を護り抜けるのか?

上巻ではやや抑えめに感じていたエログロ路線も下巻ではかなりスロットルアップ。 がっつりと人死にが前面に押し出された神野作品は久々だったので、その容赦のなさ が逆に清々しくもありといったところでしょうか。 特にK・レクトーの醜悪さはお気に入りです。 後半の無茶な盛り上がりっぷりも良。 現代兵器と神の奇跡とのぶつかり合い…ああ、なんて甘美な中二の味か(ぉぃ

物語は守央が真実の意味で「奪還者」となる話ってところですかね。 一応のケリはついているものの、 正直なところここで終わられると消化不良感があります。 サブキャラ陣などいろいろな要素がわりと置きっぱなしになってる面もあり、 続編展開も期待したいところですが、はてさて。

個人的にはもうちょっとアカネさんの活躍が見たいです:D

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@ 『おとして↓アプリガール(1)』:望月菓子(ISBN9784757524156)。月刊ガンガンWING連載。 新米女教師と一風変わった女生徒たちの繰り広げるドタバタ成長物語の1巻目。 最初の課題は「全ての生徒をダウンロードすること!?」

周囲を拒絶し、また周囲から拒絶され、 勉強一筋の真っ暗な学生生活を経て教師となった新米女教師・黒瀬潤(くろせ うるみ)。 初めての赴任先である学園を訪れた彼女を待ち受けていたのは 無人の校舎と一台のノートPCだった。そして潤の目の前で突然ノートPCが輝きだし その中から制服に身を包んだ少女…「クラス委員長・真白」が現れる。 彼女…いや彼女たちこそ実体化する能力をもった人工知能「アプリガール」であり 潤は彼女たちに「人間としての心」を教え、学園を立派に卒業させるために雇われたのだ。 そのために学園長から与えられた 最初の課題は「クラスメートを全員ダウンロードし揃える事」。 しかし、生徒たちには個別に隠しダウンロード条件が設定されていて一筋縄では行かなくて…。 勉強はともかく人としてはダメダメな潤と、ちょっと変わった生徒達の奮闘の日々が始まる!!

作者初連載作品とのこと。 絵柄に惹かれたので表紙買いしてみたのですが、個人的にはまずまずの感触でした。 絵柄はおまんじゅうフェイスにおめめぱっちり系のガンガン系ではおなじみの優しいタイプ。 設定をみて分かるとおり、女の子てんこ盛りのネギま!フォーマット(+その他諸々)の作品ですが 「ダウンロード」という要素を組み込むことで女の子達を小出しにして扱いやすくしていたりと 工夫の跡が見られるのは好印象です。

物語としては、生徒たちの成長物語であると同時に、 教師である潤先生の成長物語…失ってしまった学生時代を取り戻すという側面も持っています。 潤先生がらみの展開があるおかげで、物語としての主軸がしっかりして 単なるドタバタハーレムものから一歩踏み出した形で楽しめるようになってるかなと。

まあ、トンだキャラが多い生徒たちも …特にパパ大好きツンデレへっぽこ番長さん(健康)とか可愛いのですが なにはなくとも潤先生ですよ、潤先生!!:D 黒髪ひっつめメガネにスーツとお堅い女教師を絵に描いたような潤先生の 非コミュ的へっぽこっぷりが可愛くてしょうがないのですよ。 なんともいぢめたい欲求を喚起するそのお姿にノックダウンされました。 コスプレさせられるはパンツは晒されるわと健康的お色気?的シーンもありなのも うれしいところです。自ら最も苦手とするコミュニケーションについて 先生として生徒に教えなくてはならなくなった彼女の奮闘っぷりは見所です。

とまあ、個人的にはまずまずアタリ。潤先生でだいぶ補正されてはいますが:D おんなのこだらけのちょっぴり百合っぽさもある世界ですので、 そういう視点でも楽しめると思います。 気になったらガンガンWING公式サイト等参照されるとよろしいかと。 (Permalink)



@ 『めしあのいちにち(2)』:岩田洋季/佐藤利幸(ISBN9784048672726)読了。電撃文庫10月の新刊。 世界滅亡の予言と共にこの世につかわされたか弱い無力な救世主と、彼女を守る「家族」たちを巡る戦いと恋物語の2巻目。「もう日本も私の頭も夏です\(≧▽≦)@」

電撃文庫MAGAZINEに掲載された1編に描き下ろし2編及びインターミッション等を加えた一冊。 このシリーズはこういう短めのストーリーの組み合わせで行く構成なのかな? 今回は1巻目よりも殺伐度合いは低めで、ドタバタラブコメディ感の強いお話が揃ってます。 めしあの良い子っぷりと、それに振り回される殺ヶ原家の面々が楽しい#5や めしあの「救世主」としての可能性に触れていく#7も面白いのですが やはり白眉は#6「殺ヶ原練子の恋」でしょう。 今後の本筋にも大きく影響しそうなキャラが颯爽と登場したと思ったら矢先 練子に徹底的に振り回されてズタボロにされていく様がなんとも涙を誘います。 同じ境遇である保と通じ合ったりしてる所もまた…。 初登場に失敗すると後が辛いよなぁと思わざるを得ません。最強なのに。 今後ずーーーっと言われ続けるに違いない。

一方、恋に暴走する練子ちゃんの様子は大変可愛くてよろしゅうございました。 当事者になったらたまったもんじゃないと思いますけれど。 オチも可愛らしくてラブリーでした。

主軸は殺伐としつつも、ラブコメ要素をしっかりと盛り込んでくれれば…というのが 1巻を読んでの希望だったのですが、そのへん期待通りだったので満足の一冊でした。 それにしても今回は挿絵に色っぽいものが多くて眼福だったなぁ。 練子ちゃんにしろ、蛍雨ちゃんにしろ:D

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@ 『ねこむすめ道草日記(1)』:いけ(ISBN9784199500985)。 COMICリュウ連載。作者初単行本。とある田舎町に住む妖怪たちのほのぼのドタバタ物語。 サンプルを何ページか見てのお試し購入。 ザンバラおかっぱ頭からぴょんと飛び出したねこみみとツリ目のコントラストが 大変に可愛らしい<ねこむすめ>の黒菜さんを中心とした 肩の力を抜いて楽しめるお話です。

黒菜<くろな>は渋垣にある藤森商店でおばあちゃんといっしょに暮らす一匹の黒猫。 彼女は日々<ねこむすめ>の姿になって楽しい事、面白い事を 探して小さな山間の田舎町をお散歩します。 妖怪仲間のエロ河童や、町の妖怪のまとめ役の化けガラスたち、 そして人間たちとの楽しくて優しくて賑やかな日常の中で はてさて、今日はどんな出来事に出会うやら。

絵柄はまんがちっくなまるっこいディフォルメが 強めでちょっと懐かしさを覚えるラインです。 でも古くさいというわけではなく、 パッと目を惹く華やかさと暖かみ、 そして元気よさに溢れた独自の魅力を備えています。

そんな絵柄で描かれる黒菜さんの生き生きとした姿が極めて魅力的。 猫らしい気まぐれさ、楽しい事が大好きでめいっぱい楽しむ姿、 人間に対する尽きせぬ愛情、そんな人間に裏切られたという複雑な想いなどなど いろんな表情を見せてくれるナイスな娘さんです。 いやもう笑顔と八重歯にやられるね:D 活動的なわりに隙のある格好をしていたり、エロ河童くんがいたりするため したちちだったりおヘソだったり、腰だったりお尻だったりスパッツだったりと ちょっぴりせくしー(笑)なラインが出るのも良いですな。微笑ましい程度ですけれど。

個人的なお気に入りは耳としっぽを隠した人前モードの黒菜さんかな。 ストレートおかっぱ美少女化するのが素敵だなぁ:D

ネタ的には大きく捻った部分の無いストレートな作品ですが その分、料理人の腕をしっかり感じ取れる面はあるかなーと。 ともかく読んでいて元気になれる作品です。オススメ。

収録:#1〜#5。デビュー作「妖怪っぽい!」(第二回龍神賞<銅龍賞>受賞作品)。 (Permalink)



@ 『リカバイヤー[奪還者](上)-喪失れた女神-』:神野オキナ/隅田かずあさ(ISBN9784344814363)読了。幻冬舎の新・新書レーベル「幻狼ファンタジアノベルス」の新刊。

見荻守央…わずか17歳の美貌の少年。彼は世界最小の民間軍事企業・邦人救出を専門に活動する通称「奪還者」の創設者にして唯一の前線実働隊員であった。 そんな彼の元に舞い込んだ新たな救助依頼。それはとあるアジアの小国で発生したクーデターに巻き込まれた日本企業の社員達の救助ミッションだった。 単身、混乱の続く小国へと乗り込んだ守央は無事救助対象者である少女と合流を果たすが、 そんな彼らの前に人知を越えた存在「亜神たち」が立ち塞がり…。

久々にストレートにエログロラインな神野オキナ作品ですね。 まあ、どちらもフルスロットルとは言えず、比較的抑えめですが。 超人的な能力を持つ線の細い美少年主人公やら、両性具有さんやら、神さまやら なんか企んでる米軍やら、各種現代軍用兵器群やら、パツキンお姉さんやら、各種化け物と いつもの要素を詰め込みつつも、謎をちりばめ読み手を引き込む内容になってます。 とはいえ、メインストーリー自体は下巻待ちといった感じで 今回は謎とキーワードのばらまきと承から転に入り始め?というところで止まってます。 楽しみに下巻を待ちたいと思います。

それにしても本当に神野作品でのコメリカ(違)ってろくな事企みゃしないなぁ(苦笑

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@ 『神のみぞ知るセカイ(2)』:若木民喜(ISBN9784091214973)。 週刊少年サンデー連載。 悪魔の少女エルシィと共に、地獄から逃げ出した「駆け魂」回収のため 現実-リアル-の少女たちを攻略する羽目になったギャルゲー神と 呼ばれる少年・桂馬の苦闘の日々の2巻目。

今巻では第三のターゲット・病んでるアイドル・中川かのん編と 第四のターゲット・図書館の無口図書委員・汐宮栞編など収録。 1巻発売に合わせて本誌で発表された2ページの告知編「FLAG.@」も収録されています。 当然、1巻同様にかのんちゃんと栞ちゃんのその後を描いたおまけ4コマもあります。

今回のふたりも1巻のふたりとはまた違った意味でどちらも魅力的なヒロインです。 今をときめくアイドルでありながら、 その心を自身の存在への疑問や他者からの認知への不安感という深い強迫観念を抱え、 それを脅かすものにはスタンガンを振り回す「病み」系ヒロインのかのんちゃん。 そして本が好きで、図書館が大好きで、そしてその思いを他人と共有したいという 強い欲求があるのに、頭の回転に口がついて行かず、結果無口で喋れないという ジレンマを抱えた栞ちゃん。 この難敵ふたりに対して、あくまでもギャルゲーの知識と経験則で対抗していく 桂馬の頑張りが見てて泣けてきます。 彼の場合、飄々とこなしてるように見えて、実は内心ヒヤヒヤでやってる描写が あちこちで入るのが好感度高いんですよね。 嫌がりながらでも決めるべきところではしっかり決めてくれるところも素敵です。 エルシィのマスコットキャラっぷりはさらに進行してますが、 可愛いからいいんだ可愛いから!!(思考停止

個人的にはかのん編が白眉です。 アイドルの魅せる極めシーンの演出が非常にツボでして。 〆も綺麗で好きなんですよね。 だいぶ話題になって売り上げもそこそこ好調っぽいですが まだまだ売れて欲しい…そして連載も続いて欲しいのであざといですがオススメですよ。 (Permalink)



@ 『まかないこむすめ(1)』:小谷あたる(ISBN9784048673129)。COMICシルフ連載。女流作家さんのお宅に住み込み家政婦としてやってきたちっさい垂れ犬耳っ娘・山中千恵子さんを中心に住人・縁者たちが繰り広げるほのぼの家政婦コメディの1巻目。

新しい職場に希望を抱きながら意気揚々とやってきた家政婦の山中千恵子さん(たれ犬耳)。 さっそく働き先である女流作家・柳沢さなえさんのお家を訪ねてみたら、 当のさなえさんにそんなことは知らないと冷たくあしらわれてしまう。 仕事が始まる前から大ピンチ! 前途多難の状態から始まった千恵子さんの家政婦生活の行方は…。

商業単行本化も果たしたWebコミック「はねむす」シリーズの作者さんによる商業連載初単行本。 西洋風世界観のはねむすとは違い、こちらは大正時代風の世界観。 とはいえ、いぬ耳さんや化け猫さんが珍しい存在ではあっても、 けっして奇異の視線を向けられる対象ではないというファンタジックな要素も持っています。 ちっさい身体で一生懸命働く千恵子さんや、 つっけんどんでズボラながらも優しい雇い主のさなえさん。 そして謎のイケメン(笑)化け猫青年、太郎さんの3人を主体としてふんわりのんびりとした お話が綴られていきます。

千恵子さんは家政婦としてのスペックは上々ですが 全体に運が無い感じで、要らない騒動に巻き込まれてる感じですかね。 ちんまい身体で一生懸命働く姿がなんとも保護欲をそそります。 あとは少女小説好きで、憧れの作者さんの話に目をきらきらさせたり さなえの甥っ子である碧くんとちょっぴりいい雰囲気になってみたりと 可愛らしさ満点。エプロンドレス姿がキュートでたまりません。

はねむす同様に時折「ドキッ」とするような大人な(笑)視点が入り込むのが楽しいところかな。 隠れてエス小説も執筆しているさなえさんの意味深な過去とか 優しい物腰からふっと現れる黒い表情が素敵で、あからさまに怪しい太郎さんの行動などが 刺激的なスパイスになって、ふんわりのんびりした世界を引き締めてくれてます。

どのキャラクターも生き生きしていて読んでいてとても楽しい作品です。 「はねむす」が好きな方ならマストバイかと。 (Permalink)



@ 『とらドラ9!』:竹宮ゆゆこ/ヤス(ISBN9784048672658)読了。 電撃文庫新刊。TVアニメも放映中!な竜虎合いはむ超ド級ラブコメの9巻目。

雪山で起きた大河遭難事件の最中、 偶然にも大河の秘めた想いを知ってしまった竜児。 修学旅行も終わり、日常へと帰った後も、入院先の病院から実の母親の元へ行ったという大河は なかなか帰ってこず、取り残された形の竜児は整理の付かない想いに悶々と過ごす羽目に。 しかし、そんな竜児の元へ唐突に舞い戻った大河はそのときのことを一切覚えていなかった。 大河の意志を尊重する形で、知ってしまった事を心にしまい込み忘れようと努力する竜児だったが…。 時はおりしもバレンタイン…そして高校2年もあとわずか。 学生の身には恋以外にも色々と悩み事が多いようで…。

いや…なんつーかこう、進路相談周りの話がですね、 私自身の状態と照らし合わせたりというか 読むのがたいへんきつかったです(泣 やっちゃんと竜児の激突も、どちらの想いもわかるわけで…これまたしんどかった。 ラブコメ方面では、遂に吐露されたばかちーの想いとか みのりんの力強い男前っぷりとか非常に清々しくてよろしゅうございました。 そしてついに通じ合っちゃったふたりのびみょーなやりとりがなんとも微笑ましく… とか思ってたらまたラストに大爆弾が。 障害の方は見当ついてたけれど、その対応方法がそんな鉄板展開だとは 裏の裏をかかれた感じ。…いや、だってあのふたりだよ? あのふたりがそんな 鉄板展開なんて予想できねースよ。

本格的に終盤感が漂ってきましたが、このままずずいと走りきっていただけると 嬉しいかなと。次巻が待ち遠しいです。 エロゲーだとそろそろエッチシーンな展開ですよ?<……

でも今回のMVPは恋ヶ窪ゆり先生こと独身(30)とやっちゃんだね:D (Permalink)



@ 『マリア様がみてる-卒業前小景-』:今野緒雪/ひびき玲音(ISBN9784086012140)読了。 コバルト文庫新刊。

卒業式を翌日に控えた放課後、 リリアン女学園高等部にはそれぞれの想いを胸に思い思いの時間を過ごす 3年生達や、その後輩たちの姿があった。 「薔薇の館」では毎年恒例の「物置部屋の忘れ物探し」が行われていた。 そこで祐巳は「そこに無いはずのもの」を見つけてしまう。 祐巳は事の真相を確かめるため、そして言葉に出来ない不明瞭な想いに 突き動かされて祥子の姿を探して学園内を巡る…。

祥子様たちや祐巳さんを始め、瞳子や乃梨子ちゃん、 蔦子さんなどなど主要な登場人物たちの視点ザッピングで 卒業式前のなにげなく、でも大切な一日の出来事を追うという構成。 ストーリーの筋は一本通ってるので短編集とは違いますね。 真美さんと令さまなどいつもとは違った人物の組み合わせも多くて やりとりが楽しい一冊でした。 淡々としていつつも、別れに臨む切なさが胸に迫るなぁ…。

今回もいじって楽しい三奈子様が可愛くて良し。 あとは珍しくやり込められる蔦子さんもナイスでした。 普段は一人称が回らないようなキャラクターたちの内面も 垣間見る事が出来たのは良かったかなと。

次巻はついに卒業式かな。色々と伏線もありましたし しんみりしながらも華やかな内容になりそうです。 マリみてというシリーズとしても大きな節目 …もしくは〆となる巻でしょうし期待しつつ待ちたいと思います。 (Permalink)



@ 『ROOM NO.1301 #10-管理人はシステマティック?-』:新井輝/さっち(ISBN9784829164129)読了。 富士見ミステリー文庫新刊。 存在しない13階に集う若者たちが繰り広げるちょっぴりエッチな成長物語、 ラストへ向けて急転直下の10巻目。「僕は恋愛に向いていない」

他、プロローグ「彼はシュートに恋してる」、インターミッション「彼氏は男に恋してる……わけない!」、エピローグ「僕はまだ何も知らない」を収録。

ほぼ丸1年ぶりの本編新刊。 シーナ編のラストと、最終章への助走といった感じでしょうか。 屋上でのシーナとの会話、健一と父親とのシーン、波奈とのシーンなど見所は 多く、特に感情を爆発させる健一の姿に日奈…シーナとの絆の深さが感じられて泣けました。 あと親父さんとの会話シーンは、その内容も併せてニヤニヤが止まらず。 こういう関係はいいなぁ。 シリーズ当初は無機質な人物ばかりという印象があったのですが 今となっては皆血肉の通った人たちばかりに思えます。

で、鈴璃さんです。インパクト的にはひとりで全部持って行ってますね。 苦節10巻、ついに本編で主人公とまともに顔を合わせられたのに 良い意味でこれはひどいとしか言いようのない暴走機関車っぷりに全俺が泣いた。 なんかもう人として危険な領域でヤバさを醸してるよ、鈴璃さん…。 そして鈴璃さんについて言及されて狼狽し倒す八雲さんもかわゆうございました。

次巻「#11 彼女はファンタスティック!」がシリーズ最終巻予定ということで 残念ではありますが、楽しみに待ちたいと思います。 非常に気になる引きで終わってるので早く出してくれないと泣きそうです。

富士見ミステリー文庫以外での外伝刊行も告知されたので そちらもチェックしたいと思います。 しかし、後書きみる限り、 ROOMと一緒に富士見ミステリー文庫も終了なんでしょうねぇ。あとがきでモロに…。 (Permalink)



@ 『パンプキン・シザーズ(10)』:岩永亮太郎(ISBN9784063755213)。 月刊少年マガジン連載。陸軍情報三課<戦災復興部隊> 通称パンプキン・シザーズの活躍を描くシリーズ第10巻。

カルッセルから無事に帰還した情報三課の面々。 またまた病院送りになったオーランド伍長だったが、ある日病室から姿を消してしまう。 どうやら「故郷」で不穏な動きがあると耳にし、<家族>の様子を確認しにいったらしいのだ。 事情を知ったアリス少尉は伍長の故郷へと足を踏み入れる…そこは無法という法が支配する魔窟<0番地区>… つまり<オーランド>だった。かつての苦い思い出の残るその場所で アリス少尉を待ち受けるものとは何か? 帝国の行く末を左右する「西方諸国連盟合同会議」を目前に控え、新たな波乱が巻き起こる!!

今回のシリーズはオーランド伍長のルーツに迫る&新たな大波乱の幕開けって感じでしょうかね。 いつもとはガラリと印象の違うカバーイラストに一瞬見逃しそうになりました。 あの伍長の家族ですから一筋縄では行かない状況なんだろうなとは思ってたのですが 予想以上に複雑で、さらに予想外に元気いっぱいの面々で、 物語の根底に流れるどうしようもない不安感を吹き散らす大活躍っぷりでした。 …まあ、引き続きいつ命を落とすかハラハラもんですが(汗

新キャラの魅力的にはやっぱりCJ…もといウルスラちゃんが最高:D____ 元病弱系のツンデレデレ妹ってそれなんてエロゲ? それもお仕事そっち系だし。 あとはやはり<家族>を前にしての伍長の表情でしょうね。 いつもの顔とは違う、兄としての、人としての表情がたっぷりと盛り込まれていて さらに愛着が沸きました。901という危うさを秘めた存在である伍長が 未だに人の領域で立ち止まれているのは、アリス少尉の影響はもちろんのこと この可愛らしい家族たちの存在も重要なんでしょうね。 それだけに、彼らの存在の危うさはイコール伍長の危うさにも感じられるわけで 不安と期待の狭間で続刊を待ち望みたいと思います。

とりあえず、君は泣いていい…泣いていいぞ、スナイプス(つ−; (Permalink)



@ 『ぷりんせす・そーど!(2) 戦うサツキとヴァルキリー』:神野オキナ/深山和香(ISBN9784797350586)読了。 GA文庫新刊。TS系ドタバタラブコメバトルの2巻目。 物語は急転直下? 最近の神野作品には欠かせないちびマスコットキャラも登場です。

神が実在するという異世界からやってきたハーフエルフの姫君・ファリィの戦神騎士として 国家間の代理戦争「国交決闘」に携わることになった少女のような美少年・五月。 様々な苦難の末、「騎士の剣」たる武騎人の少女ジリオラと共にはじめての勝利を勝ち取り、 総勢十カ国を相手にした国交決闘が本格的に始まる…と思いきや、 やってきたのは決闘の無期限延期を一方的に通告する知らせの山だった。 国交決闘史上かつて無い出来事に何か重大な異変が起きているは確かなのだが、 詳細が分からぬ五月たちは戸惑うばかり。 一方その頃、人里離れた山奥にこの世ならざる雷光と共に一人の戦乙女が降り立った。 「神の娘」たる戦乙女の出現は五月たちに何をもたらすのか?

ドタバタとコメディ成分多めのシリーズの2巻目。 前巻の内容から、この後も多彩な相手との国交決闘が紡がれるのだとばかり 思っていたところ今回はいきなりそれをひっくり返す形になっていて驚きました。 善し悪しは判断尽きませんが、 ともかく思い切って舵を切ったなぁというのが正直なところです。 全体としては状況の仕切り直し的な印象で、お話としての細かいところは 以下続刊ってなところですね。

今回の見所はラブコメ感たっぷりの南天家の皆さんのやりとり…かと思ってたんですが 最後の最後でもの凄い爆弾が炸裂したために、色々吹っ飛んでしまいました。 やー、あの手のキャラ付けで登場しといていきなりそこまで踏み出すとは 流石に予想の範疇を超えますって…。ギャップ萌えの極致かもしれません。 なんかこう流れ的に噛ませ犬にしかならないようなのが不憫ですが 出来る限り頑張って頂きたいところ。 あとはもうなんか五月くんがあっちこっちにフラグ立てまくった感じですね。 次から繰り広げられるだろう修羅場が楽しみです。

それにしてもかつてここまでぞんざいかつ悲惨な目にあったヴァルキリーキャラは居るだろうか(苦笑>チビバル まあ、可愛いのでいいのですが。カバー絵もかわいらしさ満点でいいですのぅ。挿絵に助けられる形で使い捨てキャラから脱却出来たようなので今後の活躍に期待したいところです。 『まんまー!!』

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@ 『ちちこき』:睦茸(ISBN9784862970640)。エロ漫画。 ジーウォーク社のテーマ別アンソロジーコミック「MOMOPAN」シリーズにて 発表された短編集。作者初単行本です。

まるっとした顔に大きな瞳と親しみやすい可愛らしいアニメ絵系の絵柄で描かれる むっちりもちもち少女がたっぷり詰まった一冊。 全身どこをとっても柔らかそうなお肉たっぷりの女の子がともかく魅力的です。 おっぱいは大きいかつるっつるかの2択で。 特におっきな方は押せばどこまでも沈み込むような柔らかさと、 ほどよい弾力が表現されていてむしゃぶりつきたくなりますね。 局所描写は最近の作品としてはかなりシンプルですが、 他が全体的に良いのであまり気になりませんでした。

女の子の性格付けは、小悪魔さん系か、ふんわりぽややん系のどちらかが基本タイプ。 求められるままにたいした抵抗もせず/出来ずに身体をむしゃぶり尽くされる女の子たちの エロスっぷりは非常にGood。 一方の小悪魔さん系は、その可愛らしい容姿と、全力で虐げるようなS言動のギャップが 素敵です。

気に入ってるのはふんわり奴隷妊婦姉という桃源郷シチュエーションが素敵過ぎる「みんなの姉」、 自分好みに仕立て上げたふんわり妹を手籠めにしちゃう「天然素材」あたりかな。 どっちも一棒主義者には辛そうな展開だったりしますが、 他の男たちはあんまり画面に入ってこないので、個人的には気にならず。 あとは深窓のお嬢様然とした女の子のペットという 一部の特殊な方にはたまらないシチュな気がする「紺淫届」あたりも好きですね。

初単行本ですが作画面でのブレは無視していいレベルです。 前述の通り、元がテーマ別アンソロ収録作品群なので なかなかバラエティに富んだ作品が揃った一冊になってます。 そのぶん全体的なマニアック度はやや高めかもしれませんが 妊婦、母乳…くらいなのでご安心ください。 カバー絵が気に入ったら手に取ってみても損は無いと思います。 (Permalink)



@ 『僕の愛玩具』:堀博昭(ISBN9784903714219)。エロ漫画。 COMIC真激にて発表された短編集。 与えられる苛烈なまでの快楽に身も心も蕩けてゆく女たちの肢体がたっぷり。 人妻、女教師、実母、義姉籠絡や痴漢天国女子校生籠絡など。

作者10冊目の単行本とのこと。 成年マーク付きの作品集としては、 いつもと比較してややライトなノリの作品が多いかな? 後半はそれなりにブラックなんでずが、 前半の短編連作「先生観察日記」シリーズの ライトさが際だってるのでそう感じるのかもしれません。 なお以前の単行本では何冊か続いた、ラストですべての物語が繋がるような展開もありません。

今回特に目がいくのはカバーイラストでもその存在感を主張している たわわに実った爆乳描写ですかね。たっぷりと身の詰まった大きすぎる乳房が 後背位で重力のままに垂れ下がる様がなんとも扇情的。 それらを使ってのパイズリ描写もまさに包まれてる感じが出ていて良いです。

あとはたっぷりのアヘ顔描写と淫語描写でしょうか。 快楽の中で、普段の表情をかなぐり捨てて見せるだらしのない表情と 呂律の回らなくなった口から紡ぎ出される不明瞭なおねだりの言葉の数々は圧巻。 その果てに堕落しきり、頭の中をピンク色の欲望で一杯にさせた 女性陣の痴態は必見です。

お気に入りのエピソードは「先生観察日記」シリーズかな。 気の強いポニテ剣道先生が焦らしエロ漬けの末に見る影もなく堕落する姿は なんともエロス&キュート。 あとは痴漢電車ものの「Stand by me」かな。 3本分のページをたっぷりと使って描かれる少女達の堕落絵図がなんとも言えません。 無数の痴漢達の手によって親友と共に堕落し、頭の中を染め上げられる課程は 見応え十分です。

とまあ、エロ度はたっぷり。 それを駆動するためのストーリーとしても過不足はありません。 堕落する女性の姿が好きな方はマストバイの一冊。 ただ「絆-あそび-」は女装少年が責められたりもするので ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれません。 私は別に気になりませんが:D (Permalink)



@ 『マイティ♥ハート(4)』:マツリセイシロウ(ISBN9784253213943)。 週刊少年チャンピオン連載。 正義の最弱ヒロインに惹かれる悪の怪人くんの明日はどっちだ?お色気ドタバタコメディの4巻目。 本編第34断から第44断までと、メインキャラクターたちの初期設定資料も収録。

マイティハートによる度重なる作戦妨害に業を煮やした怪人軍団指令・ドゥーベは 自らと同格である幹部怪人たち…「怪人騎士」を招集する。 そして怪人ヴォルケンこと天河十市のの前に現れる怪人騎士メラクベータ。 彼女がヴォルケンに命ずる「愛の餓狼作戦」とはいったい何か? ついに舞島への恋心を自覚してしまったヴォルケンに試練の刻が迫る!!

…嘘は無いのに我ながらなんだこのシリアスっぽいあらすじは(^^;; つーことで名バイブレイヤー・メラク師匠こと怪人騎士メラクベータ登場の第4巻です。 いきなり単行本カバーを飾ってるあたりからもその重要度が伺えるというものです。 チャンピオン漫画の師匠キャラは強力な人が多いのですが、 メラク姐さんもご多分に漏れずなかなかに濃ゆい人で、 物語を良い感じに引っかき回してくれます。 奔放かつ結構面倒見の良い人なのでヴォルケンとの絡みが純粋に楽しいのもありますが、 性的な意味でサービス精神旺盛なのも素敵ですね:D

十市と舞島さんのラブコメもこのあたりから一気に加速がつき始めます。 第41断「PHANTOM PAIN」で繰り広げられる二人の初々しいこっ恥ずかしさに 満ちあふれたやりとりは非常に良かったです。 その後の曖昧だった想いをはっきりと自覚してしまった十市くんの右往左往っぷりが 楽しいやらもの悲しいやら(つー; マジ頑張れ男の子…

今回も見所たっぷりで楽しい一冊です。 既刊含めオススメ。


(Permalink)



@ 『ちぇり×ちぇり-CHERRY×CHERRY-(1)』:そりむらようじ(ISBN9784047125643)。 月刊ドラゴンエイジ連載。ちっちゃ可愛い小悪魔妹たちが巻き起こす大暴風に お兄ちゃんはタジタジです的ちょっとえっちなドタバタコメディの1巻目。 「お兄ちゃん…せらのえっちなトコロ……見たい………?」

オタクの浪人生・神代智希の家に突然現れた金髪碧眼の幼い双子の少女・「せら」と「りる」。 考古学者として海外を飛び回っている智希の父親の「隠し子」だという二人との 共同生活はこうして突然始まった。 天使のような外見の妹達の突然の登場に戸惑いを隠しきれない智希… さらに彼女たちはその外見とは裏腹に一筋縄では行かない小悪魔だったりで 即席兄妹は事あるごとに衝突しっぱなし。 お隣の世話焼き爆乳お姉さん・美那穂をも巻き込んだ大騒動の日々が幕を開ける。

エロ漫画方面ではおなじみの「そりむらようじ」氏(反村幼児から改名)の 初連載&初一般単行本になります。…そう、一般なんですが これでもかといわんばかりの幼女パンツと幼女の下腹部の詰め合わせという まあ、ある意味期待を裏切らない内容ですね(汗 コスプレ成分も多め。 本筋の方はギャルゲーのような展開も現実で…となると大問題とでもいいましょうか 我が侭な金髪妹達にたぁぁぁぁっぷりと振り回される喜びを噛みしめられる内容になってます。 おませで挑発的な二人が、ふっと見せる年相応の表情が素敵です。 あとはエロ要員以外の何者でもない美那穂さんの活躍っぷりかなぁ。 たわわすぎるおっぱいが示す無限の母性にクラクラです。

初の月刊連載ということもあってか、 絵柄の方はやや不安定で荒さが目立つ感じなのが残念ですが 持ち味である可愛らしい女の子達の生き生きした姿はたっぷり詰まってます。 どうしてもセンセーショナルな部分が目立ちますが 基本は即席家族が本当の家族になっていくお話ですので、そのつもりでどうぞ。 (Permalink)



@ 『エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-(1)』:和月伸宏(ISBN9784088745084)。 ジャンプSQ連載。 19世紀の大英帝国を舞台に繰り広げられる人造人間-フランケンシュタイン-を巡る物語の一巻目。 「この復讐はオレのものだ!!」

猛烈な吹雪の夜の惨劇…立ち往生した馬車を襲ったツギハギの殺人鬼により 家族を奪われた少年・ヒューリーとレイス、そして少女・エーデル。 偶然同じ乗り合い馬車に乗り合わせただけだった3人の運命は大きく流転する。 5年後、力強く成長したヒューリーとレイスは再び「ツギハギの殺人鬼」に対峙し 協力してこれを追い詰るが人外の化け物の本性を現した殺人鬼によって レイスは惨殺され、ヒューリーも殺人鬼と相打つ形で意識を失ってしまう。 そして一ヶ月後。 医者を自称する謎の女、Dr.ピーベリーの手で命を救われたヒューリーは ワイス卿の屋敷へと舞い戻る。そこで待っていたのはワイズの養女となっているエーデルの 代わらぬ笑顔と死んだはずのレイスの姿だった…。

読切りとして発表されていたシリーズが連載化。 以前の読切りの主人公達も後々登場する予定なのかな? ともかく新たな主人公を据えての物語の「序章」です。 細かな要素がしっかり立てて構成してあり、 この物語世界への導入として非常に分かりよい作りになってます。 元々重なることが無いはずだったヒューリーとレイス、二人の運命が 交錯し、そして再び離れてゆく様、決定的なまでの別離の描き方は 物語がもつ仄暗さを象徴するようで読み応えがありました。 印象としてはジョジョ第一部のジョナサンとディオの関係がちょっぴり 脳裏をよぎったかな。まあ流れはまるで違いますけれど。

なんにしても和月作品をまた読めるのは非常に嬉しいことで 個人的にしっかり応援していきたいところです。SQは買う予定有りませんが:D

余談。本作品でも和月先生のぶっちゃけ過ぎトークコーナー満載なわけですが こんなところにまでさらっと出てきて多大な影響を残していくジェピロ先生に笑った:D まったく…さすがだなぁ。 (Permalink)



@ 『アットホーム・ロマンス(2)』:風華チルヲ(ISBN9784832277243)。 まんがタイムきららキャラット連載。 弟スキスキブラコン姉とママンスキスキマザコン弟が繰り広げる笑いあり 感動?アリのドタバタコンプレックスコメディ4コマの2巻目。 なお、オビはブラコン声優として名を馳せる「河原木志穂」さんの直筆メッセージ入りです。 「竜〜ちゃん♥、リアル姉ごっこしよっ♥」

筋金入りのマザコンである息子・竜太朗と、仕事が上手くいかず飲んだくれる夫に 更正を促すため実家に帰ってしまった母・明美。 悲嘆に暮れる男どもの尻を叩く役を仰せつかった長女の暁子だったが、 彼女も筋金入りのブラコンで…。 暁子により日々繰り返される濃密な『姉プレイ』によって マザコンとしてのアイデンティティの危機に直面した竜太朗。 そんな竜太朗の姿にどうしても母に勝てない自分を痛感した暁子はついに家出してしまう。 学校ですら顔を合わせようとしてくれない姉に対して竜太朗は?

いろんな意味でダメな皆さんがハイテンションに繰り広げる家族愛が楽しい本作品。 竜太朗のマザコンっぷりはやや痛々しいですが、 まあ甘えたい気持ちは分からんでも無いので生暖かい目で。 今巻ではクラスメートの女の子たちにもいろいろと無意識にフラグ立てしていってる なんとも罪な野郎です(^^;;;; 彼と急接近してドギマギしっぱなしのなっちゃんの 可愛らしいことといったらありません。

一方の暁子ねーちゃん。毎朝全裸で弟の布団に潜り込んでいたり、 毎日お風呂でおっぱいで背中を流してくれたり、 おトイレで拭いてくれたり、トランクス履かせてくれたり、自分で履いてたり、 弟の布団に顔を埋めてクンクンハフーンしてたり、そんなダメっぷりも愛おしいですねー。 ぷりぷりボディでポニーテールの姉にこんな風に接せられたら…ハァハァ<………

今巻は竜太朗と暁子の関係に大きなうねりが生じたりと全体的にイベントたっぷりで 読み応えがあります。すべてが過剰な周りを巻き込みまくりの大騒ぎですが 根幹にあるのは家族愛なのが分かるので安心して読めます。 お話的には〆に向かってる感がありますが、どういう結論へ行き着くのか。 それが楽しみな所です。

そして、個人的に今巻一番の見所は『ママ喫茶マーミヤン』編ですね。 実家で暇をもてあました明美ママがパートするお話ですが パート先の「ママ喫茶マーミヤン」がともかく強烈。 「人妻に癒されたい殿方とママに甘えたいボクを優しく迎え入れるウエートレス」という なんとも素敵なコンセプトと、それに馴染みまくる明美ママの姿がたまりません。 現実にあったら是非挑戦したいところです。もちろん個室でお願いします!! こらそこ、どこの風俗ってゆーなー(汗
(Permalink)



@ 『メイドはミラクル(1)』:琴の若子(ISBN9784408171401)。エロ漫画成年マーク無し。 コミックキャンドール連載。メイドの国からやってきた見習いメイドたちと そのご主人様たちのえろえろライフの1巻目。

不慮の事故で両腕を骨折してしまった大学生・政二。 お見舞いに…と実家と大学の女先輩から贈られてきた二つの「しびん」に同時に触れたところ 煙とともにしびんから二人のメイドさんが現れて…!? 一人前のメイドになるためメイドの国からやってきたという二人… 幼い容姿ながらに甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるおかっぱメイド・ミントと 無愛想ながらナイスなバディのツインテールメイド・メイ… タイプの違うふたりの見習いメイドの御主人様となった政二の桃色の日々が始まります。

三和出版の「完全服従メイド」(かんそーぶん)に収録されている「ふしぎマイメイド」(掲載誌休刊に伴い中断)や同人誌にて展開していたメイドの国のメイドさんシリーズの世界観を受け継いだ長編シリーズ1巻目になります。 それらからの引き続いて登場するメンバーもちらほら居ますが、 メインメンバーは新規キャラクター中心なので、ここから読んでも特に違和感は無いかと。 ラストで前メインヒロインのミラ=クルさんも出て来てくれたのはうれしいところですが:D

匂わされるミントの過去や、しびんにまつわる謎(前シリーズ読者には自明ですが)など ややビターな流れも内在してますが、基本はお気楽なラブラブえっち漫画です。 容姿などが正反対の可愛いメイドさんに入れ替わり立ち替わり甲斐甲斐しく世話を …もちろんえっちなお世話も…焼いてもらう幸福感はやはり格別です。 ミントちゃんも良いのですが、やはりメイちゃんがツボかなぁ。 愛想はありませんが、その豊かな胸を使ってのご奉仕などは積極的にしてくれますし いろいろと複雑そうな表情を見せるのもミステリアスで良いものです。

成年マーク無しなので、局所に関しては完全な白抜きですが、絵柄の可愛らしさと それに反するえっちさはお墨付き。個人的にはおすすめの一冊です。 (Permalink)





Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
◆ここは
ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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