○過去のかんそーぶん一覧 page.12(2012年06月〜2012年04月)

@ 『ガーデンI』:緑のルーペ(ISBN9784863492981)。エロ漫画。COMIC天魔誌にて連載された表題シリーズの第一巻目。 雑誌掲載された第九話までと、描き下ろしの9.5話を収録。 少年が出会った都合のいい少女…だがそれは少年にとって転落の始まりだった。 属性的にはNTR、多人数、セフレ、近親相姦などなど。

「これは無尽の悪意の物語」

初単行本「イマコシステム」で衝撃的なデビューを飾った作者さんのマーク付き2冊目、通算3冊目の単行本。 今回はまるっと表題の長編シリーズ「ガーデン」を収録した一冊となっています。

メインヒロインとなるのは「イマコシステム」でもちらっと登場した鼻血娘のひつじさん。 彼女と少年・菅原くんのコミカルながらも爛れた日常を主軸としつつ、 彼と関わりのあるふたりの女の子、 菅原に好意を寄せるクラスメートのあざみさん、 菅原の所属する放送部の眼鏡美女ヒール先輩(昼顔先輩) それぞれの「物語」が順次展開していく構成となっています。そうふたりの「転落」の物語が。

系統的にはNTRに分類されると思いますが、今回もやっぱり展開はやや変化球気味かな。 作中の少女たちと菅原くんは誰とも明確な恋人関係にはありませんが 少なくとも憎からず思っていた相手たちが、菅原くんの手の届かない場所で 次々と第三者の手によって絡め取られていきます。 結果として、菅原くんはセフレであるひつじさんへの依存を 増していくわけですが……まあここからは実際に読んでもらいたいかなと:D

見所になるのはモノローグで端的に示されるヒロインさんたちの心情描写でしょうか。 ヒロインさんたちが何を考えているのか、どのような気持ちでいるのかは逐一示されていくわけですが それはつまり、彼女達の気持ちがどのように「書き換えられていくか」を見せつけられるという意味も持ちます。 気の知れた存在だったはずの少女たちが、暴力的な性行為から始まる肉体関係に溺れ、身も心も丸裸にされた上で 半ば無理矢理に埋め合わされていく…。 そしてその状況に「納得」していく様がたっぷりのページ数を使って表現されており、まさに圧巻の一言。 特に「あざみ」さん編のねっとり具合はたまったもんじゃありません。 気弱な少女が3人の外国人青年たちによって 徹底的に書き換えられていく様子はエロくもありますが、同時にダメージ度合いも高いです。

エロシーン的な見所。ヒロインさんたちの身体は全体的にスレンダーで分かりやすい意味でのセックスアピールは控えめです。 扱い上は巨乳さんでも、昨今のエロ漫画的には無いに等しいレベルの小ぶりっぷり。 ではエロくないかと言うと、大変エロいのですね。特に表情が。とろっとろに蕩かされた快楽に咽ぶ表情や 男に対して気を許しきった笑顔。わななく唇から溢れ出す唾液。愛おしそうに男性器を這いずる舌先など ぐりぐりと脳内のエロ中枢を刺激してくれます。与えられた快楽の虜となり、淫らな台詞を繰り返す様子は 色々な意味でたまりません。

なお、物語の各所に仕掛けが施されており、 何気なくコメディ的に描写されていた内容が、後の描写を踏まえると全く違った意味合いを持つ部分が多々あります。 気づいた瞬間に、自分が読んできた物語の意味合いが一気に書き換わってしまう…そういう体験はそうそう出来ないので 大変面白いのです。 しかし、今回もそのへんが読者を突き落とす方向で仕掛けられているため、ダメージ度合いが半端ありません(苦笑

気に入ってるエピソードはやっぱり「あざみ」さん編かな。 好意を持つ相手のために変わりたい、そう願っただけのはずの少女が、悪意の果てに全く違う幸福を掴んでしまう様子が そりゃもう胃にキリキリときてたまりませんでしたよ。言葉による意思疎通すらままならない、 身体のサイズも違う3人の外国人たちに組み伏せられて、セックス漬けにされ性欲処理人形のように扱われる…それだけならまだ悲劇として 処理出来るんですが、本作の場合は悲劇ですら終わらせてくれません。違う「何か」を植え付けられて変容してしまうわけです。 その様子はまさに言葉に出来ないものでした。見方によってどのようにでも見える正解感のなさが凄くモヤモヤさせてくれます。 あざみさんがこれまた可愛いものだからダメージもさらにドンというorz

いやもう、収録ラストあたりの展開を読んでもう笑いが止まらなかったですよ、ひっでー話(注意:誉めてます)過ぎて。 特に、後半部分でのカラーページの使い方があまりにも酷すぎます(注意:誉めてます) 菅原君にとって「世界」に救いがなさ過ぎます。まさに悪意の物語の名に恥じませんよ。 物語全体としてもここからさらに堕ちていくことが間違いないため、 続刊が怖いというのが正直なところですが同時に楽しみでもあるのが困った所です。 読み手を選ぶ作品であることは間違いありませんが、読む価値はある作品だと思います。気になった方は覚悟の上でどうぞ。 ああ、菅原くんの行く先に願わくば明るい未来を……。

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@ 『僕は友達が少ない(8)』:平坂読/ブリキ(ISBN9784840145985)読了。MF文庫J新刊。 変わり者たちが友達を求めて集う隣人部を舞台とした残念系コメディ8巻目。 少年は選択を迫られ、そして物語は大きな転機を迎える。

強烈な引きで終わった前巻からどのような形で続くのかと楽しみにしていたのですが 期待値以上の内容を提示されて小躍りする気分のシリーズ8巻目です。 これまでも強烈な引きを軽くスルーというパターンは何度かやってきてるものの 今回ばかりはそういうわけにも行かずというところでしょうか。 それでもいつものようにゲームに興じたりとアホ展開やってるのが本シリーズの凄いところではありますが。

今回は、小鷹が現状をどのように捉えているのか、何故あのような態度をとり続けるのかが詳らかにされ… まあこのあたりは予想通りというかそのままだったのですが…彼の想いに共感を抱けるのかどうかは 読者にとってのひとつのキーポイントかなと。 これまでも小鷹に対して「なんだこのリア充は」的に言う人が多かったわけですが、 見える景色が変わってくるんじゃないかなぁと。少なくとも変化に怯える小鷹を笑う気には私はなりません。

あとはやはり理科と幸村の1年生組でしょうか。極めて記号的で都合のいい賑やかしの位置にいたふたりが魅せる 素顔にはしびれました。理科についてはこれまでもちらちらと本音が透ける部分がありましたので 驚き自体はそうでもないのですが、幸村については完全に予想外というか…。 やーもうキャラクターとしての魅力が一気に増した感じですよ。惚れるね。 マリアは……まあ、ガンガレ。

2年生組、本人主導での動きは少なめながらも 星奈は相変わらずの空気の読まなさっぷりで爆弾投下してくれますし、 夜空さんは……なんかもう最近すっかり負け癖付いてますね(泣 …とまあ、要所は押さえてくれてるので良かったかなと。次巻は彼女らのターンでしょうし、楽しみなところです。 本格的に登場した生徒会メンバーたちも今後どこまで絡んでくるのかが未知数で楽しみですね。 遊佐さんはわんこ可愛い。日向会長は豪放パンツ可愛いよ!!(何

色々とちゃぶ台返しが連発して刺激的な巻でした。 ラストの想いと想いをぶつけ合うふたりの姿がともかく青春してて素敵だったなぁと。 長いプロローグは終わり、本当の意味でのラブコメディがやっと始動と、さあここからがある意味正念場でしょうが どのような物語を紡ぐことになるのか楽しみなところです。

ところで、理科の「あの一人称」は深読みすべきなんでしょうかね?

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@ 『はなぞの』:はらざきたくま(ISBN9784894655584)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて掲載された表題長編(掲載時タイトルは花園)をまるっと収録。 転入先の学園で少年が出会ったのは肉便器志望の弓道美少女だった。 その出会いを切っ掛けにして目くるめく饗宴が始まる。 属性的には弓道少女、大和撫子系黒髪ストロング、ご奉仕系いいなり、わがままツインテール、 メイド、女教師、こってり汁気、ハーレムプレイなどなど。

和風美人+拘束+セーラー服というキャッチーな表紙に惹かれて購入。 近年はエロあり青年誌系でのマーク無し単行本が中心だった作者さんの実に久々のマークあり単行本になります。 活動歴的にはベテランと呼んで差し支えのない作者さんですので、作劇作画面は高値安定。 均整の取れたもっちり柔らかボディをいろんなお汁でグチョグチョに濡らしながら淫らによがる ヒロインさんたちの痴態がたっぷりと詰まった一冊となっています。

見所的には構図的な多彩さと、ヒロインさんたちの細やかや仕草でしょうか。 構図部分はエロシーンをダイナミックに彩り、多人数プレイシーンならば豪華さを演出していますし、 汁に塗れた指先を舐めてみたりとか、スカートをたくし上げて秘所をまさぐってみたりだとか そういう細かい部分でもヒロインさんたちの可愛らしさとエロティックさが演出されていて素敵だなぁと:D___ 愛おしそうに逸物を舐めるシーンや、快楽のあまり潮を吹く様子、こってりの中出しで絶頂を極めるシーンなども 見逃せない魅力のあるものでした。色濃い目の乳首も存在感があって良いものでした。

物語の方は、いわゆるところの棚ぼたハーレム系。冴えない感じの眼鏡主人公である元くんのもとに 続々とやってきてはその身体を積極的に開いてくれる美少女ヒロインさんたちという分かりやすく かつ人気の高いシチュエーションですわな。当然それには理由があったり過去の因縁などもあったりするのですが そのあたりも作品の彩りに属する感じですので、あまり難しく厳密に考える必要は無いかと。 1on1はもちろん3P、4Pとハーレムものとしては十分な多人数プレイも複数用意されており、見応えは十分です。 可愛くエッチな女の子に思うさま振り回される様子はやはり良いなぁと。

ヒロインさんのお気に入り度では華さん、すみれさん、麻里亜さんの順。 皆さんそれぞれに違った魅力を持ったヒロインさんですので描写的には横並びなんですが、まあ趣味で。 やっぱり華さんの積極的従属プレイは破壊力高いですわ。 朝起きたら布団に潜り込んで加えてくれてましたとか…憧れですよね(遠い目 エプロン姿でのお料理シーンとかエロではないですが男の子としてグッと来るシチュもおさえてるのが心憎いです。 メイドである すみれさんも、男心を擽る度合いでは負けてませんけれどね。 サブヒロイン陣では椿先生がやっぱりいいですね。女教師然とした感じがたまりません。

お話的にやや筋の見通しが悪い部分もありますが エロハーレムスキーならチェックしても損は無いかなと。それぞれのキャラクターも立っていて 生き生きしていますし、第三者介入もありますが、そのあたりも比重的には軽めなので賑やかしということで。 個人的にはオススメしたい一冊です。

余談。 最近のエロ漫画では脱がなくても色々と見えちゃってるという視覚的にわかりやすいエロさ表現が多いですが 本作の場合、着衣時は清楚なのに脱いだら良いモノをお持ちという感じに描写されていて 逆にギャップ感があっていいなぁと:D__ まあ、よく考えてみたらこっちが「普通」の表現なんですけれどね。 どちらが正道とかそういう話ではないですが、 表現の多様性的な意味で、こういうラインも保たれていると安心感があります。

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@ 『IDOL×IDOL』:にくしょ(ISBN9784864363358)。エロ漫画。 COMICメガストア誌にて連載された表題長編をまるっと収録。 ひょんなことから知ってしまった憧れのアイドルの秘密の素顔…そして始まるエッチ三昧の爛れた日々♥ 属性的にはアイドル、むっちり、巨乳、爆乳、幼馴染、女社長、男の娘、3P、4Pなどなど。

コアでは通算3冊目。「弐駆緒」からひらがな書きの「にくしょ」にPN変更してからは初の単行本です。 デフォルメ強めのむっちむち女の子がウリの作者さんですが、今回もその路線は堅持。 従来よりも絵柄の安定性もアップし、以前は散見された大幅な崩れも目立たなくなっています。 見所となるのはむっちむちな女の子たち。そのボリューミーなボディラインは見るからにイヤらしくて 素敵です。まるまるとしたおっぱいもそうですが、特に下半身。キュッと引き締まった肉質な腰から 大爆発の圧倒的ボリュームの尻とふとももへと続くラインはそちらが好物な方にはたまらない一品かと。 ええ、たまりませんね:D___ そんなむちむちの下半身に食い込む下着やらニーソやらのラインも むちむち感をさらに助長してくれています。

あとはパワフリャなエロシーンも見逃せません。力強い交合描写はむちむちボディの魅力を堪能させてくれます。 可愛らしい顔を淫らに歪めて快楽を貪るヒロイン陣もとてもイヤらしいですね。 手書き文字で描かれる声にならない嬌声や、ろれつ回ってない系淫語は多少の見辛さはあれど 勢いとエロさを醸してくれています。 気合いの入った粘膜描写や、ぴちぴち衣装の着衣エッチ率、パイズリに中出しと フェチ+定番のバランス感も良いのではないかと。

表題作「IDOL×IDOL」。アイドルさんたちとの爛れまくった日々を描く長編シリーズ。 学園モノ的に始まりますが、中盤以降は業界モノに転換していきます。 明確なヒロインは咲良さんと幼馴染みの春菜ちゃんのふたりですが、サブキャラの女社長さんやカズミちゃんも 複数回出番アリで場を賑やかしてくれます。物語としてはエロ重視で、かつ相当に行き当たりばったり的な 感じも拭えないのが正直なところですが、憧れのアイドルさんに散々肉バイブ的にご奉仕出来るという シチュはいいなぁと。恋愛、セフレ、従属/非従属など色々な関係をたっぷり楽しめる作品に仕上がっています。

メインヒロインの咲良さんは低身長に肉厚ボディの妹&癒し系アイドルさんであり、 エッチに興味津々、クリ責め大好きの色情狂でもあるという二面性を持ったキャラクター。 当初は関係をもった健司をともかく性欲処理のための都合の良い相手という感じで貪りまくりますが、 そういう関係も次第に変化を見せていく感じですかね。ともかくエッチに迫ってくるアイドルさんという 男の子が大好きそうなシチュエーションが素敵ですね。肉厚ボディをミニ水着に包んでのエッチなど 特殊シチュでのえっちシーンの多さも魅力的です。 一方の幼馴染み枠・春菜さんは黒髪ロングも眩しい世話焼きお姉さん系の人ですね。 幼馴染みとしての立場を上手く活用しての告白などあざといなぁと:D___ ちょっと気は強めですが、その分愛情たっぷりのご奉仕フェラシーンなどは見応えがあります。 爆乳利用のパイズリなども○。ともかく奉仕シーンが魅力的でした。

男の娘とのエッチなどやや飛び道具感のあるシチュもあるので、その当たりが気になる方は要注意ですが こってりしたエロハーレムがお好みであればチェックしても良いかと。

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@ 『あなたの街の都市伝鬼!(2)』:聴猫芝居/うらび(ISBN9784048866286)読了。電撃文庫新刊。 人々のあいだで囁かれる数多の「都市伝説」や「妖怪」 それらが可愛い女の子の姿で目の前に現れたら、あなたならどうしますか?

第18回電撃小説大賞金賞受賞作シリーズ2巻目。 前巻はメインヒロインたるサキさん無双でしたが、 今回は対抗ヒロインの舞佳さんのターンという感じですかね。 全編に渡って大活躍していてポニテ好き的にはたまらないものがありました。 特に八雲くんに対する複雑な想いとか、素直になれない部分とかの良い意味での判りにくさが 女の子してて良いなぁと:D___

対してサキさんの出番はだいぶ控えめでしたかね。 まあ、無自覚な嫉妬にヤンデレ状態になってみたり、〆るところは〆ていたりと メインヒロインの貫禄は十分に発揮していましたが(笑>サキさん コトリやベド子などのレギュラーメンバーも存在感はちゃんとあったものの 出番自体は少なめですね。ほとんど出番カットされてた美雪さんよりゃマシですが。 まあ、あれだけ新しい女の子キャラ出てりゃしょうがありません。

お話的には前巻では舞佳さんによってストップが掛かっていた学校の七不思議を初めとする 学園に巣くう伝鬼や妖怪たちが続々と登場、賑やかに大暴れしてくれます。 今回も何故か女の子だらけなので人外スキー的にはたまらんのではないかと。 さすがに学校の七不思議だと定番どころが多かったですが、 動く人体模型さんは特徴があって楽しかったですね。 あとは某繰り返しがネタの基本さん(謎)やら、ただの変質者な赤マントさんもなかなか。

今回もキャラクター数自体は多いものの物語としては分かりやすく楽しく読めた一冊でした。 女の子はいっぱいですが、あくまでも恋愛部分は一直線に突っ走ってるのがいいのです。 文字通り、惚れた弱みというか尻に曳かれるが本望的な感じで、ニヤニヤが止まりませんでしたね。 舞佳さんには是非是非頑張って戴きたいところですが…。やっぱりサキさん可愛いんですよ。強すぎますよ。

ただ前巻に続いて今回もややラスト展開の持って行き方が強引に感じる面も。 このへんは課題かなぁという気もしますね。別に無理がある展開なわけじゃないんですが 登場人物達が察している状況が読者側にちゃんと共有されきってない…とでもいいましょうか。 ちょっと気になるポイントです。

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@ 『NTR少女』:流一本(ISBN9784894655577)。エロ漫画。COMIC阿吽誌にて発表された中短編集。 彼氏のあずかりしらぬ所で第三の男に籠絡される少女達。抗う心は肉欲に容易く押し流されて…。 属性的にはNTR、勃起乳首、勃起隠核、爆乳、貧乳ロリっ子、淫具、アナル、二穴などなど。

8ヶ月ぶりとなる新刊。今回も単行本タイトル通りにNTR成分多めの内容となっています。 収録されているのは中編2本、短編2本で、中編がどちらもNTRもの。 短編は1本は強要系、もう一本は流され乱交系です。 文字通りのハッピーエンドと呼べるのは後者である「でぃすぱぁじょん」一本のみですね。 なお、今回は近親ネタは姪っ子止まりですのでご注意を。

今回もヒロインさんたちは、 細すぎず太すぎずと均整のとれた肉感的な子が大半です。 表紙を飾る「操をあげる」の操ちゃん以外は皆さん巨乳、爆乳揃いですね。 ずっしりと質量感のある大きな乳房と、その上にそそり立つような立派な勃起乳首を 激しく扱かれ、吸い立てられてはだらしのない絶頂顔を晒すその様は大変素敵ですね。 男の剛直や淫靡な器具で秘所を思うままに拡張され、襞という襞を念入りにこすりあげられ、 子宮口を激しく突き上げられれば、彼氏に立てた操も容易く吹き飛び、真っ白になった頭は ただ与えられる快楽を貪るだけの獣へと堕落する…そんな淫らな痴態をたっぷりと堪能出来ます。 あとはやっぱり後ろの穴ですかね。 排泄のための穴をアナルビーズなどで念入りに拡張され、性器として開発される様は やはり良いものかと。秘所と後ろの穴を指で自ら開き、はしたなく肉棒をねだる様は必見です。 描き込まれたぷっくり盛り上がる肉厚の秘所は大変美味しそうですよ:D_____

中編「操をあげる」はろりーな可愛らしさがウリのヒロイン操たんが魅せる淫らな堕落っぷりが 大変魅力的な一本。最初の一本で彼氏であるお兄ちゃんとのラブエロを描写した後で、 中編、後編を掛けて堕落していく姿を描写という作りのため、その堕落感は割り増しという感じですね。 年相応の可愛らしい衣装で調教されていく様子もグッと来るものでした。 短編「フルコン」は流一本作品ではお馴染み感のある、ボーイッシュスポーツ少女陵辱系。 男勝りの仮面をあっさりとはぎ取られる様子がいいなぁと。スポブラもいいですよね(ニコヤカに 中編「bug」。いじめられっ子の少年の妄執の餌食となったヒロインさんが 操を誓った彼氏さんを延々と裏切らされ続ける様が素敵な一品。身体を汚されたことを 心の中で何度も詫びつつも、肉欲に抗いきれずに次第に堕落していく様を70ページの大ボリュームで 描き出します。少しずつ様子が変わっていく彼女の姿を不審に思いながらもただ見つめることしかできない 彼氏さんの様子…ああ、これぞNTRの醍醐味という奴ですな:D_____ 短編「でぃすぱぁじょん」。お堅い女教師の素顔ネタ。唯一軽めな展開の一本。ストレスから解き放たれて 若い肉棒を貪ってはつやつやしていく先生の様子が可愛くて良いなぁと。

以上のように今回もハードで救いの無いエロをたっぷりと堪能出来る一冊です。 単行本数も10冊近くを数えるようになり、作画面、物語面どちらも十分な安定感があります。 人を選ぶ感の強いNTRネタですので、好みはすっぱりと別れるところでしょうが好事家のならチェックして損は無いかと。 心は多少抵抗するものの、身体はどの子もマッハ堕ちですので、こってりとしたエロは保証します。 個人的にはオススメの一冊ですね。

でもそろそろもうちょっと風向きの違う作品も読んでみたいかなぁ。 ファンタジー作品にリベンジもいいと思うのですけれどねぇ。

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@ 『天使の3P!』:蒼山サグ/てぃんくる(ISBN9784048866279)読了。 電撃文庫新刊。不登校のボカロPが出会ったのは3人のJS天使でした。 「ロウきゅーぶ!」コンビの贈るロリポップ・コメディ開幕。 「そうですおまわりさん、彼がサグです」(時雨沢恵一オビ文より)

ということで私にとっては初めての蒼山サグ作品。TVA「ロウきゅーぶ!」は全編楽しく 見させて戴きましたので興味はあったものの、巻数的に手を出すのが辛かったため 新作に挑戦という感じですね。それでも迷いはあったものの、時雨沢先生のオビ文が熱 すぎてそのままレジに持ち込みましたさ。

感想だけ先に言ってしまうと大変面白く読めました。どこまでも前向きな物語、 社会との軋轢の中で傷ついた…もしくは傷つくのを恐れるあまりに殻に閉じこもった少 年少女が、外へ向けて確かな一歩を踏み出すというジュブナイル的に分かりやすく また現代性もあって共感の得られやすい物語をしっかりと描いている印象ですね。 ほんの少しの勇気、変わろうとする想いこそが大事なのだと素直に思わせてくれる 良いエピソードだったと思います。

なのになんでこんな犯罪臭がするんだろう…(遠い目

物語はとある理由から自分たちのバンドでライブがしたいという3人娘を 引きこもりの主人公がサポートしていくというもの。 お話の構造だけ切り出すとロウきゅーぶ!と被る部分は多いです。 外的要因で否応なく大切な何かを奪われた少年主人公。 そんな彼を頼ってやって来る小学生の少女たち。 彼女達との関わり合いの中で、少女たちは自分たちの想いを守り抜くし、 少年もまたそんな彼女達の姿に勇気づけられて新たな一歩を踏み出す。 そう、基本的に良い話で、悪人も出てこないので清々しく読める物語です。 ええ実際そうなんです。

そして当然のように盛り込まれたJSネタが節々から犯罪臭を醸して危険物化しているの もまたロウきゅーぶ!同様ですかね(苦笑 多めの入浴シーンもばっちり挿絵完備、コスプレシーンもパンツ挿絵完備と 見事なラッキースケベを繰り出すヒッキー主人公にナチュラルに殺意を覚える感もあり ますな:D 特に今回の響くんとロウきゅーぶ!の昴君と最大の差は小5の妹が居るとい う点ですね。すなわち合法的に小5とお風呂に入れるのだよ!! それも妹のくるみちゃんは素直ではないものの、大変お兄ちゃんっ子であり 引きこもりのお兄ちゃんを心配しての数々の心遣いが大変可愛らしくて素敵なのです よ。 これは昴くん勝ち目無いね(何のだよ

メインとなる3ヒロインもそれぞれにクセはあるものの大変可愛いですね。 性は違えど姉妹同然の3人の仲むつまじい様子は見てて和むこと請け合います。 どの子も可愛いですが、いぢめて楽しいのは多分希美ちゃんだと思います(何 あ、桜花さんも好きですよ。カワイイデスヨ。

ということでスポーツ物の次は音楽物とまた難易度の高い題材を選んだ感じですが 楽しく読めた一品でした。続刊は作れる作りですが、お話としてはとりあえずオチが付 いているので続刊は人気次第ってところですかね。 そうなるとロウきゅーぶ!との切り分けが難しい気もしますが。 ライブものはアニメが映えるのは数々の先行事例で証明済みなわけで、その辺見たい なぁと思いつつ、続刊に期待したいところです。

余談:途中で吹いた神のみファンは手を上げようω・)ノ

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@ 『碧海のAiON(10)』:影崎由那(ISBN9784047128002)。ドラゴンエイジ連載 クライマックス直前、現代ダークファンタジー10巻目。

次巻にて最終巻との告知があり、 物語はクライマックスへ着実に進んでいる感じですね。 今巻の見所は…… なに、なんなのこの意味深なカバーイラストは、事前なの事後なのどっちにしろ けしからんいいぞもっとやれ!!的な思わず興奮を隠せなくなる勢いの 押し倒されて涙ぐんだ星音さん。絡められた相手との指先がたまりませんね:D__ とまあ、そんな期待に本編でもばっちりと応えてくれており ついに達哉の星音へ想いが通じるシーンの破壊力が堪りません。 達観殺伐娘な星音さんが追い詰められてテンパってる様子が可愛いこと可愛いこと。 いやもうたまりませんでした。

一方のシーラさんは相変わらず健気っ娘っぷりを発揮しまくり。 達哉への想いは通じなさそうですが、救済フラグは立った感じかな。 しかし、てっきり達哉の母親の素性がアレなんかと想ってたのですが この流れだとそれは無さそうなのかな。

新章突入以降、バトル展開はなりを潜めてキャラクター達の内面を重視した 展開が続いていますが、だいたいの落としどころも見えてきたので 引き続きノリは変わらないんでしょうね。 まあ、その分ラブコメ濃度は濃密なんで問題はありません。 この調子なら今年後半には最終巻発売でしょうから、楽しみに待ちたいと想います。

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@ 『JKマダム』:TYPE.90(ISBN9784887744332)。エロ漫画。 COMIC MUJIN誌及びCOMIC MILF誌にて発表された表題長編+短編1を収録。 和服未亡人なJKと幼馴染みな先生の桃色ハードエロスの爛れた日常物語。 属性的には和服、肉食、ドM、汁、クンニ、中出し、フィスト、淫具などなど

ベテラン作家さんですが、ティーアイネット系からは初単行本とのこと。 コメディチックな展開と、濃厚ハードなエロシーンの取り合わせが売りの作者さんですが、 そのあたりは今回も抜かりなく。汁気たっぷりの交合シーンはダイナミックな構図と 貪り合うような肉と肉とのぶつかり合いが満載です。 淫靡な道具はもとより、極太過ぎる剛直やら張り型やらを使って淫穴を徹底的に拡張され 元の美貌が分からぬほどに崩れ蕩けきった表情を魅せるヒロインさんたちの姿は 男の支配欲を十全に埋め合わせてくれる一品です。 ヒロインさんたちは通常時はわりと強気な様子ですが、淫らな技には即オチのMっ娘さんばかりなのも 支配要素をさらに強めてくれていますね。 2穴3穴、フィストにペットボトル挿入…ハードなプレイで崩れ、涙と涎でグチャグチャになった表情で さらに淫らなおねだりをする様は素敵の一言です。

表題作の長編「JKマダム」。女子高生が奥様なわけではなく、ミドルティーンの娘が居るような熟れ熟れの熟女が JKになったら…というお話。楓さんは和装の似合う素敵な美熟女さん。普段はわりと清楚な印象ですが 中身はそりゃもうエッロエロ。凜とした気丈な振る舞いも、軽くエロ責めされたらスイッチオンで 見事なエロ未亡人と化すあたりがたまらんですなー。ゴリゴリと責め立てられて可愛らしく、かつ あられもない懇願を繰り返す様子がたまりません。毎回のように変わる髪型も いろんな和服美人を楽しめる要素となっていてお得感があります。 言い寄ってくるヒロインさんたちを好き放題に。淫らに華開いた秘所や菊穴を存分に舌先で味わい尽くし その最奥まで剛直を突っ込んで欲望を解き放つ、2P、3Pなどもたっぷり用意されているのもいいですね。

全体的にエロ主導なんでストーリー面はエロを盛り上げる舞台装置に徹しています。 通常時はガツガツ肉食の女の子たちに追いかけられ、振り回されつつ、 いざベッドシーンでは主導権を握って好き放題と大変男の欲望に忠実な作品集です。 ハードな崩し顔は好みの分かれる部分もあるでしょうが、和服美人スキー、ハードエロススキーなら チェックして損は無いでしょう。個人的にはオススメしたいところ。

なお個人的には第三話の髪型が一番好みでありました。おっぱいおっぱい!!

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@ 『2年F組全員性交』:蛇光院三郎(ISBN9784887744349)。エロ漫画。 COMIC Mujin誌にて発表された長編1本を全エピソード収録。 担任クラスの生徒は全員妹!? さらには彼女達を次々と関係を持つハメに陥って…。

近親相姦ネタに定評のある作者さんの新作は、タイトルから見てなんとなくわかるように 先日完結した某少年漫画をなんとなーく意識した設定で始まる 31人+1人のオール妹軍団VS主人公の男性教師のハメまくりエロ物語です。 まあ、意識といっても精々顔写真入りのクラスの生徒名簿がどーんと載ってるとか それくらいなんですけれども。 ということで今回は妹分大量添付でお姉さん分、お母さん分はほぼ皆無です。

物語は御門グループの本妻の子である、黒髪ストレートロングの美人妹・瞳さんをメインに お兄ちゃん性的に大好きっ子で天真爛漫な元々の妹・舞さんをサブヒロインとして進行しつつ、 毎回クラスの義妹の何人かがお当番として濡れ場担当という形で流れていきます。 義妹さんたちは文字通りに選り取りみどり。中には相当にマニアックだったり飛び道具気味な印象の子もいたりと 人数考えるの大変ですよねーと思わず思ってしまう勢いも(^-^;;;; ともかく人数が多いため、前述の2人以外は基本的に当番1回だけですし、物語的にも 特にクローズアップされるヒマはありません。

教師として、人としての倫理観に苛まれつつも、次々と積極的に襲いかかってくる義妹たちの 瑞々しい肉体には抗えず、気がつくとこってり精液を中出し三昧という駄目っぷりが エロ漫画主人公としては微笑ましいなぁと:D__ 汁気たっぷりで繰り広げられるハードなエロシーンは 肉厚で主張の激しい秘所に剛直を突き込まれて蕩けるヒロインさんたちの様子がとてもエロチック。 6人顔を寄せ合って揃って剛直に舌を這わせるシーンとかは征服欲を程よく満たしてくれて印象深く。 身につけた衣装の上からでも分かるぷっくり乳首を吸いたてられてよがる様も素敵でした。 メリハリの利いた発育済みのムッチリボディを堪能しつつ、 柔らかそうな秘所を思う存分突き上げ、放つ様が楽しめます。 攻め攻めの義妹達に時に圧倒され、しかし肉棒逆転もありと一粒で二度美味しい感も。

印象的なヒロインはやはりメインとなる瞳さんですかね。 お当番も多いですし、造型的にもメインの貫禄十分ですしね。薄手のワンピース姿や ラストの甘えた様子なんかもツボでした。 主従逆転気味のメイドさんとのレズシーンはもっと読みたかったかな。 もっと読みたかったなぁ:D 重要なので二回以下略。 あとはバレー部の野原さん。寡黙で物静かながら、甘いミルクを垂れ流す爆乳おっぱいという 反則兵器っぷりがたまりませんね。 飼育委員の村西さんも牛さん水着と地味っ子大暴走感が良いモノでした。

残念な点を上げておくと、32人全員と関係を持つという命題を果たすことが優先気味で、 ストーリー面にあまり関わらないメンバーについては ややおざなりにお当番が済まされてしまっている所でしょうか。 ひとり頭、2,3ページのセックスシーンのみでキャラを立てつつお当番を済ますというのは 難易度が高いのは想像に難くなく、ある程度はしょうがないと思うのですが どうしても勿体なさを覚えてしまいますね。 あとがきでも苦労を伺わせる記述があり、試行錯誤の末の一本とのことですが、 それが色濃く感じられる作品でありました。

とはいえ作者さんの作品ではこれまでに無かったような造型のヒロインさんも多く そのあたりの珍しさや賑やかさに関しては楽しく読めました。ヒロインタイプ多いとエロも華やかですしね。 物語的にも無理矢理感はあれど悪くない後味で収まっていて読後感は悪くありません。 男の子はどこまでいってもバカなんだなぁと(苦笑 ということで作中最萌えは雄一郎パパという結論に(何

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@ 『G専ラフスケッチ(1)』:鳥取砂丘(ISBN9784041202982)。 4コマなのエース連載。とあるゲームクリエイター系専門学校を舞台にした女の子たちの ゆるっと楽しいまったり日常物語。タイトルの「G専」は「げーせん」と読みます。

ストーリー面で評価高めだった「境界線上のリンボ」の作者さんの新作。 オリジナルファンタジーだった前作に対して、今作は東京を舞台にした現代劇とガラリと方向性が変化しています。 内容についても今回はいわゆるまったり日常系4コマとなっており、女の子のキャッキャウフフが全面に 押し出された作品となっています。 とはいえその部分はマイナス要素ではなく、 作者さんの作風の幅がしっかり感じ取れて好印象なのですけれどね。

史子さんは前向きさとのーてんきさが魅力の安定的主人公。 お金の使い方に計画性が無くて食パン生活だったりとある意味シンパシーを感じざるをえません。

そんな史子さんの友人ズは ちょっぴり中2な黒髪美少女・小島華音さん、 みんなのおかんな気遣い少女・堀井澄珂さん、 八重歯可愛いふんわり系ハードPCゲーマーなお姉さん・湯川愛美さん、 しっかり者で半眼三白眼のツインテツッコミ役の妹分・遠藤日向ちゃん の4人がレギュラー。それぞれどっかしら濃い(笑)のですが、皆さん良い子さんなので 大変可愛らしいですね。 華音さんは安定の黒スト残念美人ポジション。見た目はクール系ですが、中身は気の優しい面倒見のよさげな子ですね。 中二病のケはありますが:D 堀井さんはこの中では一番普通の子かな。ゲームにはあまり興味がないけれど絵の仕事をしたいという人。 一緒にいたら心地よさそう度合いが高すぎて嫁に欲しい(ぉ 愛美さんは大学生とのダブルスクールなふんわり系お姉さん。PCゲー布教に余念がないとかどこの女神だ的な。 ウェーブヘアと八重歯の取り合わせが破壊力高めです。 日向ちゃんは中卒組のツインテさん。貴重なツッコミ役を一手に担う重要人物ですね。 彼女の存在が作品全体をまとめ上げているといっても過言ではないと過言。

この手のクリエイター系専門学校モノは往々にして暗い実態系のお話になりがちなのですが 本作では基本的に夢に向かって前向きに頑張る場所という形で描かれています。 作者さん自身が卒業生であるということもあるのでしょうが、負の側面も正の側面もあるのでしょうし これはこれでいいのではないのかなと。ふわふわとした日常と夢に向かって頑張る様子など エピソードの流れも過不足無く揃っていますし、緩急もきっちりしてるので読みよいストーリー4コマだと思います。 なによりふにゃっと可愛い女の子絵分がたまらんです。 カバーイラスト気に入ったなら手にとって損はありません。 突き出たほっぺたをぷにぷにしたいなぁ(恍惚<………

余談。 個人的にはCOMIC RINで掲載された「フロイトさん」の続きも読みたいのですが どこか拾い上げてくれませんかね…。

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@ 『ついてきます!』:川崎直孝(ISBN9784948714328)。エロ漫画。 COMICプルメロ誌にて発表された中短編集。 明るく楽しく元気よく!! だけじゃ片付けられない僕らの青春。 属性的には軟乳、巨乳、ハイティーン、陥没乳首、アナル、スワッピング、レズなどなど。

表情豊かで元気の良い生き生きとしたキャラ描写と テンション高めのエロ描写が魅力の作者さん通算2冊目、若生出版からは初の単行本。 ストーリー面もおバカノリから、ややビターな後味のものまで手広く手がけられ、 そういう自分の作風も絵柄とともに既にガッツリ確立されているので安心して読める一冊となっています。

今回はコンビニ誌ということで制約も多かったようで、 ところどころ苦労の影が感じられる部分もありますね。 特にマニアック系のネタの仕込みとかの頑張り具合とか。 また、他社前単行本からも分かる通りに、元々もっとローティーンで おっぱい分も控えめな作風が主体のようですが、 前述の結果か、今回の収録作品のヒロイン陣は見事に巨乳さん揃いになっています。

そうなってくると気になるのはそのおっぱい描写ですが、 たわわに実った見事な軟乳っぷりが大変美味しそうで素敵ですねー。 重量感のある垂れ具合と、その柔っこそうな質感がたまりません。 吸いたてられた乳首と乳房がちゅるりと形を変える様もエロ脳に訴えかけまくりです。 残念ながらパイズリはあまり目立たないのでそちら向きには向かないかもしれませんが、 アクロバッティブな体位で縦横に揺れ、揉みしだかれ、 絞り上げられる乳房はむしゃぶりつきたくなること請け合いです。

ヒロインさんたちは全体に引き締まったボディの持ち主ばかり。 とはいえしっとりとした柔らかさも持ち合わせていますのでご安心を。 そういうボディラインと前述のボリューム感のある乳房との取り合わせが、双方を引き立てて より魅力を引き出している印象かなと。 そんな魅惑のボディを隅々まで使ってのエロシーンは大変パワフル。 互いの肉を欲望の赴くままに貪り合うようなガツガツとした描写が満載です。 体位や構図も多彩で飽きを感じさせません。 あとは多彩な表情かな。快楽に咽ぶ顔、物欲しそうな顔、溢れる感情を押し殺すような顔などなど その時々のヒロインさんの心情を雄弁に語るそれは、生きたキャラクターを感じさせてくれて 大変強力な武器だなぁと思うこと頻りです。

お気に入りは、バカ具合では表題作の「ついてきます!」。 ともかく勢いで押し切るネームのすがすがしさが嫌いじゃありません。 身体を張りまくりで物件の魅力を紹介してくれるお姉さんが可愛くていいです。お風呂場プレイもあるしね!! あとは属性的に「すいちちスイッチ」は外せませんね。おねショタ万歳。清楚系のお姉ちゃんがスイッチおされて 淫乱モードに突入する様が可愛くて良いなぁと。あと膝枕は浪漫ですしね。

読み応えという意味ではやはり中編「石と紙とはさみ」でしょう。 NTRというよりは浮気モノという感じかな。気持ちが肉体の快楽で上書きされる様とその逆をじっくりたっぷりと ページ数をかけて描かれています。堕落していく智香さんがエロくて良いものでした。

「このエロ漫画がすごいっ2012年No.1(※担当編集の独断と偏見調べ)」…とオビの文章が相当ぶち上げてますが、 確かに2012年を代表する作者さんのひとりなのは間違いないと思います。 絵も物語も独自色がしっかりうち出せており、総合力の高さは折り紙付きです。 だからこそやっぱりレッツゴー一般の可能性も十分にありそうなのが懸念点ですけれどね:D 際限ない下品なギャグが許されるエロ漫画界というフロンティアで 長く活躍されることを個人的には期待したいところです。

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@ 『リコとハルと温泉とイルカ(2)』:ヒジキ(ISBN9784048866484)。月刊コミック電撃大王連載。 温泉街を舞台にした女子高生たちの日常物語2巻目。

温泉と女の子のキャッキャウフフが楽しいシリーズ2巻目。 今回もそのあたりは大満足かなー。サブキャラクターたちがズラリと増えて賑やかになってきました。 温泉街である地元の振興にと熱心に頑張る女子高生たちの賑やかな日常は読んでてほのぼのすることしきりです。 周囲の大人たちもいい意味でノリノリの人ばかりなので、幸せ空間度が高いですね。 まあ、実際はなかなかこう上手くもいかんのでしょうが、 そういうのが主題ではないでしょうからね、いいんです…。 なんでもリアルならいいってもんでもないんだよ。

今回もリコさんはとても可愛くて良いものでした。華やかさ満点の容姿に対して わりと控えめなで引っ込み思案感のある内側とのギャップが可愛くて良いなぁと。 慣れない仕事をこなして魂抜けてる様子もラブリーでした。

新キャラさんでは優子お姉さんと碧お姉さんのコンビが良いなぁと。 ふたりきりの世界を作り続けてる感が…。貴重なオパーイ要員としての優子さんの活躍も見逃せません。 いいのよ、下着でいいのよ…。

サブキャラ増えた分、お話の主軸がブレやすくなった感もありますが、リコちゃんの成長物語として そして何より女の子のキャッキャウフフを存分に楽しめる作品として続刊も楽しみにしたいところです。

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@ 『きゃすとあおい』:蛹虎次郎(ISBN9784799501177)。エロ漫画。 ペンギンセレブ誌にて発表された中編シリーズ3本を収録。 ブサ男たちの肉棒で堕落していく美少女達の痴態。アヘ顔、快楽調教がたっぷりの一冊。

作者さん2冊目の単行本。前単行本での印象はそのままに順当に進化した感じですね。 すっきりと精錬された絵柄で描かれるメリハリボディの女の子たちが、 端麗な顔を下品に歪めて快楽に咽び、男の怒張に物欲しそうにしゃぶりついたり、 大きめのおしりを自ら淫らに振り、 淫靡な言葉で精をねだる…てな濃厚でハードなエロシーンが目白押しです。

今回も物語性よりもハードなエロを重視した作りの作品集となっています。 どれも快楽調教モノですが、 ヒロインさん達は精神的な部分ではある程度抵抗を示すモノの、 肉体的にはマッハで陥落してしまうので じわじわと心と体が蝕まれる様を楽しむというよりは、 堕落してしまった痴態を存分にという感じですね。 特に今回は中編2本に前後編1本とやや長丁場を意識した作品のみ収録ということもあって エロシーンに厚みがあり、読み応えのあるものになっています。

エロシーン。今回は特におしりの印象が強い感じを受けますね。 全体的に腰周りからふとももに掛けてのボリューム感がかなり強調されています。 ぶっとい太股をあられもなく広げたM字開脚シーンとか淫らでとても良いです。 アナルセックスの分量も多めかな。拡張調教的な面は薄めですが、 不貞を働く上で許される一線としての後虐だったり、服従の証としてのものだったりと 剛直で切り開かれてぱっくりと開いたおしりの穴は大変えっちでした。 もちろん、ボリュームたっぷりの乳房も自己主張は激しいですし、 前でのセックスもふんだんにありますのでのでご安心を。

あとは美女と野獣ばりに、 巨躯のキモ男にのし掛かられて籠絡される美少女たちというシチュが注目ですかね。 だらしなくつきだした腹と濃い体毛の男に荒々しく貫かれて抵抗も空しく快楽に呑まれていくというのは やはり独特の仄暗い喜びを醸してくれていて、ハードな凌辱のスパイスとして良い味を醸してくれています。 このへんは好みが分かれるところではあると思いますけれどね。

それぞれの作品について。 「姫とボス猿」。我が儘お嬢様籠絡物語。 収録作中もっとも頑張って快楽に抵抗しているので:D なによりお母様のありえないアグレッシブさに吹いたといいますか。 親子どんぶりに多人数レズシーンなどもあって華やかさは随一かと。 表題作である「きゃすとあおい」ツイテ眼鏡っ子NTR?物語。演技のためと言い聞かせながらもそれはちょっと許し過ぎだろという勢いでマッハで全身開かされながらも、 本人的一線として前は守ったまま徹底的にアナル調教されちゃうというのが個人的にポイント高め。エロ水着などのシチュも豊富で良いモノでした。 オチは想定の斜め上だったので正直ズッこけましたが、 あとがきで追加された大オチでなんとなく納得したりとか。人間って強いなぁ(苦笑 「憑きうらら」はなんとなくいい話っぽいまとめ方が楽しかったなと。 お堅い先生の乱れっぷりも良いものでした。

今回もたっぷり濃厚なエロスがとても楽しめた一冊でした。 所構わず発情しては番い合う、 そんな獣チックな性交がお好みならば試してみて損はありません。 個人的にはオススメしたい一冊です。 前巻のかんそーぶんも参考にしていただければ幸いかと。

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@ 『おとなりカノジョ。』:蜜キング(ISBN9784863790704)。エロ漫画。 コミックPフラート誌にて発表された中短編集。幼馴染みな女の子たちとのラブエロが 満載の一冊。学生系中心。おっぱいとおしりたっぷりの陽性エピソード集。

作者さん初単行本。お名前は同人誌の方で記憶してたかな。特徴的な名前は覚えやすいですね。 ポプリ系らしい萌え系アマルガムな美少女ゲー系統のキャラフェイスと頭身やや高めのもっちりボディな ヒロインさんが勢揃い。また単行本タイトル通り、どの短編も幼馴染みとの1on1で統一されており そちら向きの属性持ちにはポイント高いかと。もちろんシチュエーションやキャラ性格などは どれも違っていますので読み飽きたりもしませんしね。

可愛らしさ優先なれどえっちしーんも手抜かりは無く、こってり精液は中出しデフォですし フェラシーンや膣内描写での子宮口ノックなど定番どころは完備されています。 濃厚えっちでメロメロになったヒロインさんたちの艶やかな表情がいいですね。 体位は横に寝つつうしろから挿入や、片足を抱え上げながら挿入したり 足を綴じた状態で寝そべってるところに密着して覆い被さって挿入などが目立つ印象。 女の子の身体がしっかり見られる体位選択は良いですね。当然他の体位も揃ってますが:D ボリューム感があって柔らかそうなもっちもちのおっぱいやおしりは 擬音を伴いつつぷるぷると揺れたり、形を変えたりと自己主張もばっちりでその魅力をを堪能出来ます。

気に入っているのは連作短編による中編「ラブブソク?」シリーズかな。 ラブ○ラスにハマってあっちに行っちゃった幼馴染みの男の子を文字通り身体を張って取り戻そうと 奮闘するお団子ツイテのヒロイン那奈さんが大変ツンデレ可愛いです。 ○キシーズ衣装で蜂蜜プレイだったり、熱海旅行で混浴セックスだったりと 文字通り身体を張りつつも最後の最後で素直になりきれない健気さっぷりがたまらんすな。 おっぱい分も高くて○でした。 「フジョ♥アネ」はお隣の幼馴染みな岬お姉ちゃんがBL本読みながら アナニーしてるのを目撃してしまったことから始まるお話。 ポニテの岬お姉ちゃんが黒ストに包み込まれたおしりの穴に指突っ込んで卑猥な音をかき鳴らしながら ウットリしてる様が大変扇情的でよろしゅうございました。

初単行本ということで絵柄の変遷はあるものの、 基本ラインはブレていないので大きく気になるほどではないかな。 可愛い幼馴染みさんとのラブエロスキーならチェックしても損はないかと。

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@ 『アクマで婚カツ!』:歌麿(ISBN9784799202548)。エロ漫画。 アンソロジーコミック「闘姫艶戯」及び「メガミクライシス」にて連載された表題長編を全話収録。 次々現れる72柱の悪魔っ娘に孕ませてと迫られて…♥ 属性的には悪魔っ娘、ハーレム、おっぱい、脇ズリ、太股ズリ、母乳、ボテ腹など。

がっちりした骨格とそれを覆うボリューム感抜群のお肉を持つ女の子が魅力の作者さんの新刊。 二次元ドリームコミックスらしい 悪魔っ娘とバトルとちょいマニアックなプレイをたっぷり内包したエロ重視の一冊ですね。 見所になるのはその迫力おっぱいぷりと、肉厚ボディを縦横に使った迫力あるエロシーンでしょうか。 おっぱいもおしりも顔を埋めたくなること請け合いです。大コマで多用される手書き台詞も 読みづらさはあれど勢いは表現されていて良いと思います。

表題作「アクマで婚カツ!」。エロ漫画ネタとしては定番の魔王の生まれ変わりの少年の元に 続々詰めかけてくる女の子たちという構図の一品。登場するヒロインさんは全8名。 それぞれ、いわゆるソロモンの72柱の悪魔の化身という設定です。さすがに72人は出てきません。 全員基本的に佐太郎の嫁の座を奪い合っていて、当然積極的に婚前交渉を求め、最初に孕んだら もう嫁確定だよね!!くらいの勢いで積極的に迫りまくってくれるものですから、 正直佐太郎くん自身はほぼ流されっぱなしで、来る者拒まずヤりまくる構図になってます。 まあ、それぞれ皆さんタイプも違って可愛いからしょうがないね<……

そんな中でもメインヒロイン扱いなのはアスタロトこと月下さん。 軽装騎士風の颯爽とした真面目なお姉さんですが、佐太郎くんにベタ惚れで献身的に仕えていて 大変に可愛らしいです。処女で性経験も無しという所から行為を重ねてえっちに開発されていく 様はやはりたまりませんなーと。それでいて最初から母乳体質だったりとその身体はエッチすぎる 代物で、そのアンバランスさも魅力です。 水着回の水着えっちや最終話での衣装などどれも華やかで良かったなぁと。

他のヒロインではサーガタナスの那須子さんが個人的には好みでした。お仕事忠実忍者っ娘ハァハァ。 あとは蓮っ葉系爆乳さんのエリゴール、ふわふわ小悪魔ロリ?系枠のサミジーナ、 おどおどメガネっ娘ハルファス、褐色快活系半陰陽マルファス、ゴス系ツインロールのアスモデウスさん などが登場します。当然全員えっちシーンはありますのでご安心を。

エロ重視なので物語はどうしても添え物的ですが、主軸はしっかりしているので とっちらかることなく無難にまとまっているかなと。ヒロインさんたちはそれぞれ特徴的で その魅力も描かれていますしね。がんがんと自ら迫り寄ってくる悪魔っ娘さんたちにこってりと 搾り取られたい向きには是非オススメしたい一冊です。とりあえず月下さんを嫁に下さい的な。

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@ 『じゅうよん。』:ドバト(ISBN9784894655560)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌などで発表された短編集。甘く、ときに苦い…そんな十代少女たちの恋愛譚。

作者さん通算3冊目、ヒット出版からは初の単行本になります。 収録作の何本かが雑誌の方で印象的だったので購入してみました。 単行本タイトルから察することが出来る通りの年代の女の子たちの、 多感な時期だからこその幸せなだけじゃない痛みもあるような恋愛物語が印象的ですね。 ただ男にとって都合の良いだけでなく、ちゃんと意志を感じる女の子たちの行動や表情に ドキッとさせられるのが大変心地よい一冊でした。 読んでてハッとさせられるコマがあるのはやっぱり強いです。

登場するヒロイン陣は全体的にスレンダーというか成長過程というような子ばかり。 おっぱいもつるぺたではないものの、小ぶりな膨らみが中心です。 でも柔らかそうな様子はばっちりと描かれていて、それはそれで美味しそうですね:D__ 細っこい両足を割り開いての行為も背徳的で良いものかと。 表情も豊かで、蕩け顔と泣き顔が特にキュートでありました。 ともかくその年代の女の子らしさを徹底的に可愛らしく描こうという気概が感じられるのも○でした。 衣装チョイスとかね。

気に入ってるのは以下。 「ジゴゴゴ」シリーズはツン気味な女の子と三十路のおっさんオタとの年の差恋物語。 酒の勢いで事後!?という入りから入る手探り感満載のふたりのやり取りがどちらも可愛らしくて印象的でした。 コロコロと変わる日菜ちゃんの表情がとてもキュート。日菜ちゃんが大変八重歯可愛いのもポイント高め。 「卒業列車」は人気のないローカル列車の中で繰り広げられる女の子4人組による思いで作りなお話。 百合ゆららゆる百合大事件的なアレで(意味不明 それぞれタイプの違う女の子たちが甘やかに絡み合う様子が 大変華やかでありました。すごーく青春してる感じも読後感良くて○。愛さんの見事な脱ぎっぷりが好きです。 「A:アイ」は壊れた執事ロボットとお嬢様の物語。〆のコマが凄く印象的で好きな作品です。 通じ合ったシーンのコマもパワーが凄くて印象深いです。 お嬢様のメイド服姿も大変キュートで好きなんですけれどね:D ガーターベルト万歳万歳万歳。 他の作品も、どこかしら心に残る何かが仕込まれてるのでぶっちゃけどれも好き度高めです。

成長途中の、でも女性である、可愛い女の子がたっぷりと詰まった一冊。 精神的に痛いお話もありますが、それを含めて全体的に爽やかな青春の色の中というもので 恋人たちの一対一の関係がメインです。物語的にもよいものだと思いますので、 カバーイラストなど気になったなら手にとって損は無いかなと思います。 一本一本のページ数も多めで読み応えもありますしね。オススメ。

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@ 『オカルトリック』:大間九郎/葛西心(ISBN9784796697279)読了。このライトノベルがすごい!文庫新刊。 「ぼくとねえさんのハッピーハッピー・トラッシュショー」はじまりはじまり…。

聞こえてくる評判に興味を惹かれたので購入。やー面白かったです。 もう見事なほどに歪んでどこか壊れた人しか出てこない。 軽妙で小気味よいテンポの会話と退廃と暴力の渦に浸された現実の波状攻撃が独特のドライブ感で迫ってきます。

主人公である「玉藻」くんは元「狐憑き」の少年で、狐が払われた以後である1年間の記憶しか持たないという設定です。 どうしようもなく玉藻に依存仕切っている姉の面倒を見つつ、飄々とつかみ所の無い様子で日常をおくっている風です。 とはいえ彼も相当イイ性格をしており、人形的でありつつもどこまでも人間臭い…見事な事なかれ主義っぷりが あちらこちらで炸裂しているのが小憎たらしいですね。 玉藻の姉である「葛乃葉」さんは超絶美人さんですが もう見事なまでの玉藻くん依存症で、我が儘放題のダメっ娘さん。料理洗濯は元より、 お風呂にも一緒に入って身体を洗いっこしたりとやりたい放題ですね。 直ぐ拗ねるし、だいぶ頭の螺子飛んでるしと相当に扱いにくい感じの人です。 でもいざ安楽椅子探偵としての力を発揮する場面になると、そこまでのダメっぷりを 帳消しにして余りあるほどの見事な推理を披露してくれます。 そんな彼らが立ち向かうのは様々なオカルト事件。超常現象にUMAにと 日常を蝕む輩にほどよく立ち向かうわけです。

…という構造で始まる物語ですが、 第二章で語られる1年前の事実を踏まえると見えてくる絵が相当に違ってきます。 玉藻と葛乃葉のふたりのあいだに存在する過去があった上での共依存関係。 ただただ罪の意識と空っぽの記憶に縛られて厭世的な雰囲気を纏う玉藻くんと ただただ玉藻くんの幸せを願ってはその思考を巡らせる葛乃葉ねえさんの コンビは大変良いものだったかと。 全てを踏まえた上で語れれる玉藻くんの心情もまた重く切ないものでありました。 ひとりひとりでは怯え惑うしかない辛い現実の中でも ふたり寄り添えばなんとか生きていける…そんな地べたの希望を旨に日常を過ごす 姉妹の姿は大変見目麗しかったかなと。

……でもまあ、最後の最後で全部イソラたんが持って行ったけれどね!! 文章も大概だったけれど、イラストがもう怖い、たまらなく怖い。 ちょっと愉快なヒロイン枠だと思ったのに…思ったのに…(泣 ああもうイソラたん可愛いよイソラたん。

ということで続きも楽しみな作品です。今度はどんなぶっ壊れた連中が出てくることになるのやら。

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@ 『乙嫁語り(4)』:森薫(ISBN9784047280830)。Fellows!連載。近代中央アジアを舞台にした遊牧の民の花嫁たちを中心にしたラブロマンスの4巻目。 第三の乙嫁は双子の暴走姉妹?

スミスさん主人公だったんだ!!(オビより

スミスさんとタラスさんのお話はひとまず置いておいて 新たな乙嫁さんが登場。今回は年頃なれど子供っぽさが抜けない よく言えば天真爛漫、夢見がち過ぎる猪突猛進な双子姉妹ライラとレイリの ふたりをメインに据えて、彼女達の結婚までの道程が描かれます。

兎も角パワフルに動き回る野性味溢れるふたりの様子が 可愛らしくも愉快ですね。そのキャラクター性にひっぱられてか これまでに比べても全体的にコメディチックな演出が増量されています。 そんなふたりが少しずつ恋する乙女的な側面を見せてくれるのが また大変美味しいわけですが:D___ 元気な女の子はやはり良いモノですのぅ。 水辺ということで泳いだり船の上だったりなふたりの姿が 扉絵を始め作中でも凛々しく美しく描かれていて眼福でした。

これまでは放牧民たちの様子が中心でしたが、 今回は漁村が舞台ということで 漁業絡みの描写が多めですね。 あとは村の中での結婚を決めるためのやりとりなど これまでとはまた違った形で描かれる様子が見所だったかと。

アミルさん達は今回もちょろっと登場。 世界情勢的に不穏な空気が漂い始めましたが、さてどうなることやら。 今回はほぼ蚊帳の外だったスミスさんの方もひと波乱ありそうで タラスさんの再登場が期待されるところですが、さて。 何にしても続きが楽しみなところです。早く来い来い第五巻:D

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@ 『神童機操DT-O phase02』:幾谷正/御山ロビ/井上真有樹(ISBN9784063752366)読了。講談社ラノベ文庫新刊。 宇宙からもたらされた「巨人の亡骸」から作り出された巨大ロボを用いて世界征服を企む悪の組織と 守りたいものを守るため戦うことを選び取った童貞少年の物語2巻目。

とりあえず2巻目が出たことを素直に喜びたいと思います的な巨大ロボラノベシリーズ第二弾。 1巻目はネタっぽいタイトルに反してやたらに男汁MAXな熱血ロボットものという今どきニッチな代物でしたが 続く第2巻ではさすがにヒロイン枠がやや増量。カバーイラストもオビもそのあたりアピールされていて ある意味で安心感が出てきました。とはいえ骨格が熱血ロボットものである部分は揺らいでいません。

敵とも味方とも男同士の物語がメインだった前巻に対して、 今回はヒロインの配置と、ヒロイン同士のやりとりなどが軸の一つとなっていて 賑やかさは十分だったかなと。挿絵もおぱんつ分たくさんで見目麗しいですしね:D 物語の幅を広げたり、前巻でのツッコミ処に対するエクスキューズをつけたりと 細かいがんばりは評価したいところです。

巨大ロボものではお約束の新兵器なども投入されますので そちらの意味合いでも楽しいものでした。 しかし敵ロボとなる「SM-III」に関しては…絶対戦いたくないですね…。 それは痛いよ、痛いよ…(;-;

新キャラ槇野聡吏せんせーは色々と反則でありました。ええ。 立梨さんもツインテにしては戦闘力高めだったので悪くありませんが、槇野先生の前では以下略。 やっとハートに火が付いた感じのメインヒロイン愛沢さんの逆襲は次巻に期待したいところです。 それにしても前巻から明らかに胡散臭い間坂くんの立ち位置が気になってしかたないです…。

ややキャラの主義主張が台詞頼み過ぎる面などありますが、次巻にも期待したいシリーズです。 熱血ロボ好きなら手にとって損はないかなと。あ、あと神楽×天童の男汁分も個人的には 嫌いじゃないので、次巻ではもうちょっとよろしくお願いします(何

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@ 『正しい魔術の遊び方』:八尋ぽち(ISBN9784785938352)。エロ漫画青年向け。 2010年から2012年にかけて ヤングコミック誌にて不定期掲載された表題の連作短編をまとめた一冊。 黒魔術を駆使してリビドーの赴くままに突っ走る悪友ふたり組の軌跡全8編。

ワニマガジンからの1st単行本も好調だった八尋ぽち先生の新刊。 今回はヤングコミック掲載分ということでマーク無しの単行本となります。 ということで当然秘所はしっかり白抜きです。 足掛け2年分ということですが、絵柄変化については大きく気になる部分は無し。 どちらかといえば、青年区分と成年区分との描き方の差での試行錯誤の方が 見て取れるかなと。 お得意のお尻におむねにお腹にとたいへん健康的で肉づきの良いヒロインさんたちが えっちに乱れる姿が満載です。

表題作「正しい魔術の遊び方」。長編ではなく、連作短編シリーズです。 男性主人公たちは通して登場していますが ヒロインさんは毎回新しい女の子が登場し、順次入れ替わっていく方式です。

本作のキモは主人公である貞夫が揮う物質置換の術です。 基本的には女性の肉体の一部を手近の何かと入れ替えて、手元に出現させ それを弄んで女の子本体が出来上がったら、パーツを元に戻してしっぽりと 本格的なえっちシーンに雪崩れ込むという流れになっています。

たとえば、ファミレスの店員呼び出しブザーのボタン部分を ウェイトレスさんの秘所と入れ替えて ぷっくりと丸く膨らんだそれを指でたっぷりいじり倒してみたり、 舐め倒してみたりといった寸法です。 正直なところ、画面だけみてると相当にシュールな光景が広がります(笑 呼び出しベルが潮吹いたりするわけですからね。 でも感覚自体はちゃんと持ち主の女の子と繋がってますので 同時にちゃんと女の子の方も感じてる描写が入りますので シチュの高度さという意味ではそれほどでもありません。

そういう一種特殊なシチュだけではなく 各編の終盤は一般的な濡れ場が展開されますのでご安心を。 毎度毎度手を変え品を変えでさまざまな交換シチュエーションに挑む 貞夫と悪友くんの無軌道な活躍は、ああ若いっていいなぁという気分に…(苦笑 そんな感じで全体にバカ度合いの高いエピソード揃いになっています。

気に入ったシチュは、図書館での爆乳さんとのプレイ、 ボーリング場での女子プロボーラーさんとのプレイ 自動車教習所での女教官さんとのプレイあたりかな。 図書館編では見事な爆乳いぢりが発動し、 吊され伸ばされな乳房が大変眼福度が高めでした。 ボーリング場シチュはやっぱりボーリングの球ですね。 指一本で支えるのは辛いわーとか。 教習所編では定番のシフトレバーにポニテ教官さんが大変エロくて良いモノでした。

と、特殊シチュ中心のエロバカコメディですが、 重たい部分無くかるーく読めてかつエロいという素敵物件でした。 もっちり多彩な女の子がお好みであれば手にとって損はありませんので是非:D__

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@ 『新妻のそだて方(1)』:ジェームスほたて(ISBN9784785938345)。エロ漫画青年向け。 ヤングコミックにて連載中の長編シリーズ第一巻。 ひょんなことから貰ってしまったお嫁さんは変わり者の箱入り娘、でもとってもえっちで可愛くて。結婚から始まる二人の恋物語。

前作「愛恋千鳥」が不幸なことになったことを踏まえ、 今回はしっかりと法律的な婚姻関係から始まる夫婦の営みのお話にした…とのこと。 そういう問題でも無いとは思いますが、まあ野暮は言いますまい(苦笑 なにより新作が読めるのが嬉しいですからね。

ということで、今回は結婚から始まるオトナのラブコメストーリー。 おたがいの名前どころか顔も知らないままに夫婦となった二人が 新居での二人暮らしの中で、おたがいを知り合い、その関係を深めていきます。 まあ、何も知らぬままとはいえ、ちゃんと初夜も過ごすしえっちもするしと 濡れ場には事欠きませんのでご安心を。

ヒロインである「ちま」さんは 箱入り娘だけに性知識も怪しく、 教えられたとおりにばっちりと御主人好みに染まっていってくれます。 ウエディングドレスや裸Yシャツなど定番処はおさえつつ そのつやつらぷりぷりとしたメリハリボディを 駆使して感じまくってくれますので たいへん眼福度は高かったですね。 掴み心地の良さそうなおっぱいに、快楽で蕩けた瞳や涎が糸引く口元など あいかわず艶やかで見応え十分。 シーンの奇抜さやハードさなどよりは物語の中で、 シチュエーションを通した上での エロという感じですので、 安定感を持って楽しめました。

「ちま」さんは箱入り娘さんと書きましたが 一般的な漫画でよくある箱入り娘とはかなり趣を違えた人ですね。 深層の令嬢というよりは変わり者かな。 家事は全滅気味、家から外に出たがらない引き籠もり気質、 負けず嫌いのいじっぱり、部屋着が下着にYシャツ一丁という調子です。 最初はえっちシーンは可愛いけれど、なんというかダメっ娘さんという 印象が強いのですが、読み進めていくうちに新たな一面が明らかになってきたりと 可愛らしさがどんどんアップしていきます。 服の袖掴んでもじもじしてみたりと、 こんな奥さんにおねだりされて抵抗出来る男はおりますまいて。

じわじわとラブ度合いを上げていく新婚夫婦の営みが愛おしい本作品。 是非子作り成就まで続いて欲しいところです。ファンなら迷わずかなぁ。

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@ 『ジンキ・エクステンド-リレイション-(5)』:綱島志朗(ISBN9784047127838)。 ドラゴンエイジ連載。氷山の上でアンヘルを待ち受ける終末…それはあまりにも 過酷なものだった…。

「TO BE CONTINUED……SOMEDAY,SOMEWHERE.」 ということで、どうやらリレイションシリーズ最終巻。 良く訓練されたジンキ読者ならわかるね、そうだよ、まただよ(泣 元々どうにも位置づけがフワフワして据わりの悪かったリレイションですが 今回で、EXTENDの面子には一定の決着がついた…んでしょう、多分。 細かい伏線とかは正直うっちゃられた感が半端ありませんが、 作中に蒼旗くんに期待されていた立ち位置についてはハッキリします。 赤緒さんの命運についても、です。 後味は正直最悪です。 今更何をって感じではありますが、 別にそういうのを期待して読んでるわけでは無いのです。

しかしこれ、覚悟無しで読んでたらまた大きく凹むところだったなぁ…(遠い目 はたしてジンキが終わる日は来るんでしょうか。 ライフエラーズ以来それなりに鍛えられているつもりですが、 とりあえずそろそろ付き合うのがしんどくなってきました。

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@ 『マリア様がみてる-フェアウェル ブーケ-』:今野緒雪/ひびき玲音(ISBN9784086016315)読了。コバルト文庫新刊。 リリアン学園を舞台とした短編集第五弾。

コバルト本誌で発表済みの短編を書き下ろしの幕間劇で繋いでいくといういつもの形式の短編集第五弾になります。 今回は「先生」縛りとのことですが、それ以上に多彩なシチュエーションでの物語が展開します。 また、リトルホラーズなどに引き続き、祐巳様世代とは別の時代を思わせる物語も多く、 りリリアン女学院を舞台にした大らかな形でのショートストーリーが楽しめます。 幕間劇のフェアウェル ブーケにはちゃんと現山百合会の面々が登場し、 思った以上に立派に紅薔薇様を務める祐巳さんが見られたりもしますので従来ファンにも十分楽しめるものかと。

気に入ってる短編…というか印象的だったのは「おっぱいクッキー」ですかね。 インパクトのあるタイトルもさることながら、リリアン卒業生3人それぞれが語る記憶の違いが 人間みたいものを見てるのだなぁという感じで愉快でありました。 日本史が苦手な祐巳さんたちのクラスメートの少女が繰り広げる日本史必勝法が愉快な「昨日の敵」や 気になる女教師さんに姉妹になれと猛烈アタックを繰り返す女生徒さんが楽しい「卒業式まで」 あたりも波瀾万丈で楽しめました。

紅薔薇様として、立派な貫禄をみせてくれる祐巳さんですが、祥子様の前では甘えん坊の妹に戻るあたりが また可愛らしいですよね:D 瞳子ちゃんとの一見ドライで、でも理解しあっている姉妹関係も楽しいですが、 やはり王道はこの二人なんでしょう。

今回の収録分を持って、マリ見て短編のストックは終了とのことですが まだまだ色々なお話が読みたいなぁと思いますので、気長に次を待ちたいかなと。

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@ 『悲鳴伝』:西尾維新(ISBN9784061828292)読了。講談社ノベルス新刊。 人類を救うため立ち上がれヒーロー、巨悪を粉砕せよ!!

完全新作の長編作品。単巻完結です。 講談社ノベルスでの前作となる「少女不十分」とは違った形で重苦しさと独特の爽やかさに満ちた作品でした。 2段組500ページとややボリューム感はありますが、だいたい70ページ毎に章立てされているので 長さは特に苦にはなりませんでした。本作でいうところの「ヒーロー」はいわゆる特撮ヒーロー的な 意味合いでのヒーローです。仮面ライダーやスーパー戦隊のような。 それに習って、各章には勇ましいサブタイトルが割り振られています。 無論、中身もそれに沿った内容なわけですが…その理想と現実のギャップが皮肉でしたね。

読み進むにあたって苦に感じたのは全体に殺伐とした救いのなさそうな世界と 主人公である空々くんの虚ろさ具合でしょうかね。理解出来ない虚ろさなわけではないのがまたキツかったです。 本人は情動に乏しく、感受性も極端なほどに低いのに、周囲の視線を気にして 植え付けられた倫理観的に正しい行為を選択して行っている…ここまで極端なのは流石にそうそうないでしょうが 人間、多かれ少なかれ同じような面があるのではないかと思います。それを突きつけられている感が とかくしんどいものがありました。

本作で語られるのは空っぽな少年の成長譚。突然巨悪と戦うと標榜する組織に英雄として祭り上げられた 少年が、だがその虚ろな心故に高揚を覚えるでもなく、ただなんとなく死にたくないが故に立ち回ります。 そんな彼がどのような異常を送り、そしてどこへ行き着くのか。 その道程が彼に何を残したのか残さなかったのか…それは読んでのお楽しみということで:D

しかし、剣藤さん…西尾ヒロインの中でも一番好きかもしれません。 壊れかけた可愛いお姉さんっぷりがそりゃもうたまりませんね。 あんまり媚び媚びで可愛らしいものだから、 いやもういつ死ぬかいつ死ぬかと思いながら読んでましたよ、本当に(苦笑 本当に綺麗なボーイミーツガールだったと思います。思わせておいてください。

空々くんと剣藤さんのお話としては終わりきっていて、その方向での続編はありえないと思いますが 広げた風呂敷部分がわりとガッツリと残っており、その部分には興味を惹かれます。 またその部分を消化不良に感じる向きもあると思います。 とはいえ、そういう思い切りもまた西尾作品らしいのも事実かなと。 書きたいものは多分全部書かれてると思いますしね。

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@ 『恋人調教計画進行中♥』:みやもとゆう(ISBN9784863790674)。エロ漫画。 COMICポプリクラブ誌にて発表された短編集。 可愛いMっ娘さんたちとちょいS彼氏さんたちのラブラブ濃いエロ物語集。

ふわりとやわらか可愛らしい絵柄で描かれるMっ娘さんとちょいSな彼氏さんの あまーいラブエロ関係を一貫して描き続けられている作者さん1年ぶりの新刊です。 登場する女の子たちは、ほわほわの天然お姉さんやら、元ヤンのコワ面さん、妹系な元気っ娘さん、 ツンデレ生徒会長さんなどなど選り取りみどりですが、えっちシーンとなると いぢめてオーラをびんびん発しちゃう娘さんばかり。 そんな彼女さんの淫らな様子は男の子の嗜虐心を否応なく煽ってくれちゃうわけで、 そりゃもう思わずいぢめちゃいますよねという:D そんなノリなのでちょっぴり強引な面はあれど、基本的にラブラブの1on1えっちばかりです。

そんな柔らかなノリではありますが、えっちシーンは濃い目ですね。 もちもちと全身やわらかそうな女の子たちは皆さんご立派なお胸とお尻の持ち主ばかり。 そんな柔らかボディを舐め回してみたり、おっぱいを吸って伸ばしてと堪能してみたり、 可愛らしいコスプレ衣装で包んでみたり、えっちなボディスーツや縄で縛り上げてみたりと たっぷりと堪能出来るシチュエーションが揃っています。 全身をまさぐられて蕩けちゃった女の子たちが自ら秘所を開いておねだりするシーンは 男性の征服欲を程よく刺激してくれて素晴らしいですね。 どんな強気っ娘も本来のMっ気を全開にして最奥に男性の欲望を受け入れてくれる子ばかりです。 個人的にはクンニがしっかりなのもポイント高めですね。 女の子の柔らかいアソコをたっぷりと舌と指で楽しむシーンはたまりません。

お気に入りは以下。 『鬼嫁サプライズ☆』の連作シリーズは、元ヤンのツインテ俺っ子奥さんと コスプレえっちが趣味のオタ系ご主人のラブラブエロス。クチは悪いし手も足も速いコワモテの奥さんですが 愛するご主人の頼みを断り切れずに嫌々ながらも可愛い格好でご奉仕しちゃう様子が 大変ラブリーですね。可愛いお口にご主人のモノを突き込まれてたっぷりと出されちゃったり えっちな道具でトロトロになるまでいぢめられちゃったりする様がたまりません。 『ペナルティ』はキリリと引き締まった女生徒会長さんとのらぶらぶえっち。 素直になれない会長さんが勇気を振り絞ってのお誘いとか大変可愛くて良いですね。 あわあわお風呂で押し倒されてたっぷり下半身を可愛がられて蕩けちゃう様子にグッと来ます。 『月下でランチ』はふわふわヘアが可愛らしいむっちり吸血鬼さんとのらぶらぶえっち。 小動物系の仕草が大変可愛らしくありつつ、そのボディのむちむち感が大変アンバランスで凶悪でした。

濃いエロのラブエロ好きならチェックして損の無い一冊です。 カバーイラストが気になったら是非手にとってみてみてください。

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@ 『淫好姉妹』:吉田犬人(ISBN9784864161169)。エロ漫画。 COMIC純愛果実誌、及び一水社系の女装アンソロジーにて発表された短編を収録。 ハードでありながら純愛ラブエロ、 えっち大好きおちんちん狂いのお姉ちゃんやいもうとたちのはしたないおねだり姿+ 可愛い女装少年たちが肉食お姉さんたちに美味しく戴かれちゃうお話が満載の一冊。

作者さん3冊目の単行本。かんそーぶんは書きそびれ続けてましたが 純愛果実誌の方ではいつも楽しみに読んでる作者さんなので作者買いしています。 今回も性行為にドハマりしてるお姉ちゃんや妹たちと兄、弟たちとのハード過ぎる 濃厚エロスという基本路線は踏襲されています。 特徴的なのは前述の通りえっちが好きすぎる、おちんちんが好きすぎるヒロインさん達の 恥も外聞も捨て去った様子でしょうか。剛直を目の前にしては頬ずりしては顔を先走りで ぐちょぐちょに濡らし、その濃密な匂いに恍惚の表情を浮かべ、 喉の奥底まで受け入れなければ我慢出来ないとばかりのディープスロートや 発射し終わり抜き去れれた男性器と、名残惜しそうに突き出された舌との間に糸引く体液などなど その虜っぷりを余すところ無く描き出すところがたまらないですね。 アヘ顔とはまたちょっと違うラインでのはしたなさ、下品さが読者のエロ脳をガツンと揺さぶってくれます。

交合シーンも全身汗と体液に塗れたがっつくような力任せのハードさがウリと言えます。 M字に大きく脚を開き、秘所を露わにしながらのおねだりや、 激しく男性器を突き込まれれば、ヒロイン陣は自ら積極的に脚を相手の腰に絡ませ 最奥へ射精される瞬間を待ち望み、 バックから突かれれば肉づきの良い大きなお尻を鷲掴みにされ…と 肉と肉とがぶつかり合い、匂い立つような濃厚な場面が目白押し。 ボリュームタップリの乳房を使ってのプレイや、肉厚の舌を絡ませながらの激しいディープキスなども 見逃せない要素かと。

さらに言えば、近親相姦率が極めて高いのも見所ですね。姉弟、兄妹、姉妹どんぶりと 形は色々ですが、お兄ちゃんのor弟の性欲処理するのは私達なんだからねっ!!という 力強すぎる決意のもと奔走するお姉ちゃん、妹たちの様子は大変頼もしいところです:D

気に入っているのは以下。 『姉弟中毒』。コワモテお姉ちゃんがなよなよ弟に完全隷属というシチュがエロくて良いなぁと。 モノローグで語られる姉の想いや、可愛く着飾っての淫らなおねだりなどもグッと来るモノでした。 『妹セブンデイズ』。周囲の目を気にすることなく番える環境を手に入れた兄妹のハッスル具合が 楽しい一品。長い時間を掛けて延々と…というシチュは大好物なので以下略。 『私のご主人様』。剣道少女が肉竹刀に負けちゃった系のお話。その負けっぷりというか 戦えてないっぷりが可愛かったので:D 『恥ずかしいのが好きだから』。可愛いショタっ娘に群がるお姉さん三連星の 入れつ入れられつつの様子が大変華やかでエロかったです。

ということで今回も満足度の高い一冊でした。 数本収録されているおねショタ作品についても基本路線は変わりませんので そんなに抵抗はないんじゃないかなぁと思いますが、この辺は個人差が大きいのでご自分でご判断を。 可愛いゴスロリ女装少年がお姉さんたちにがっつり搾り取られちゃう様は背徳的でラブリーですよ:D とかくハードで獣的なラブエロファックがお好みであればチェックして損は無い作者さんです。 絵的な破綻も目立たなくなってきて全体的な底上げも着実になされており、今後も楽しみな作者さんです。 個人的にはオススメしたいところ。

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@ 『ブラパ-THE BLACK PARADE-(1)』:緑のルーペ/フジワラキリヲ(ISBN9784757535763)。 ヤングガンガン連載。 無為な日常をおくっていた少年は少女と出会い、「現実」という名の冒険の世界へと旅立つ。 そんな青春ロールプレイ物語。 ぶらっくぱれーどでブラパですね。

「留美。ブラックパレードへようこそ」

作者さん初の一般向け単行本。 一昨年のエロ漫画新人さんとしては要注目の方だっただけに、こんなあっさり一般へ行ってしまうというのは 予想外というか多少複雑な面もあるのですが、まあそこはそれ読者の我が儘という奴なので以下略。 本作は無気力少年だった主人公が、ちょっぴり不思議な中二病少女と出会い、 日常に隠れていた冒険を始めるという、青春度合いの高いボーイミーツガールな冒険譚となっています。

舞台となるのは山間に打ち棄てられた廃工場群。その中にあった路面電車の廃車両を拠点として 朽ちた工場群という「ダンジョン」へと繰り出していきます。 とはいえ、そこには奇妙な仕掛けがあるわけでもなく、当然謎のモンスターが居るわけでもなく あるのはただ朽ちた場であるという不安定さと、人も通わぬ暗闇のみ。 でも、そんな些細なものであっても少年少女たちの目からみれば十分に魅力的な 冒険の舞台となり得るわけです。ましてや美少女とふたりきりで手を繋いでの旅路とくれば 男の子的にテンションの上がらないわけもないですしね:D また、拠点となる廃車両でのフジノさんとの時間も大切に描写されており そこもひっくるめて、大きな意味での「冒険」ってな感じでしょうかね。

ヒロインのフジノさん。 ややエキセントリックというか中二病的な言動と行動が目立つ感じのアホ毛少女ちんまい系です。 流れるロングの黒髪と、黒ストが魅力的です。 凛々しく力強く、身体能力も高めのようでアクロバッティブな動作もお手の物という 一見しっかりした女の子という印象ですが、時折見せる無防備な笑顔や、凹んだときの弱々しさなどの ギャップが演出されており、実態は未だ不明というところかな。 目上への礼儀正しさや、気遣いの出来る優しい少女という側面も垣間見えて好感度も高め。 星のように希望に目を輝かせた表情が素敵だなぁと。いや、実際瞳に星が浮かんでるんですけれど。

主人公の留美くんは、草食系のヘタレ気味眼鏡くん。特徴がないのが特徴的な感じですが フジノさんに触発される形で、冒険へと突き動かされていく様など見てて心地よいですね。 読者視点の代行者としてもクセが無く受け入れやすい感じかな。

個人的には、留美くんの幼馴染みで、留美くんに片思いしてる風のでっかい系ポニテっ娘な雛さんが 可愛くて好きかなぁ。留美くんにフジノさんの話を聞かされて、ふたりの関係に悶々としてみたり、 留美くんに名前で呼ばれてのぼせあがっちゃったりと、大変ラブコメしててニヨニヨできます。 布団被って真っ赤になってる様などたまりませんな。是非薄い本を以下略。

1年半前の初単行本と比較すると絵柄は全体的に精錬されてすっきりとしたクセの薄い感じになったかな。 ぱっと見のインパクトも薄くなった感は否めませんが、間口の広さという意味ではこれで正解かと。 黒ベタを集中的にヒロインに配してあったり、キャラクタの生き生きとした表情や 程よいデフォルメ、背景の特徴的な描画などなど、持ち味的な部分はしっかり生きていますのでご安心を。 特にキメゴマの印象深さは格別です。

なんというか日々を生きるという意味を見つめ直させてくれる作品かなと。 期待の新鋭ってところには疑いもありませんので、気になったら是非チェックしてみてください。 ただし、直接的なエロ要素には期待しないこと。黒スト万歳的なフェチ分はありますがね(笑

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@ 『我妻なたれ乳』:トグチマサヤ(ISBN9784887744288)。エロ漫画。 COMIC MILF、COMIC Mujin誌にて発表された短編集。 フェロモンむんむん爆乳お姉様達は童貞がお好き♥ 義母、義姉、女教師、人妻、母乳etc.

作者初単行本。購読しているCOMIC MILFの方で目に止まった作者さんなので購入。 切れ長の瞳を眠たげに潤ませた爆乳お姉様が勢揃いな作品集です。 お話の運びは色々とあるものの、基本はお姉様たち主導の童貞食い。 草食系な男の子たちをあの手この手で誘惑し、溢れ出るばかりにため込んだ自分の性欲を満たすために その身体を開く…そんなエロ度200%のヒロインさんたちに男の子達はこってりと絞り尽くされちゃいます。 いわゆる攻守逆転も無くはないものの、最初から最後までヒロインさんたちの掌で踊っている感が 強めなのも、ある種の性癖の皆さんにはたまらないんじゃないでしょうか。いや私も堪りませんが:D

ヒロイン陣は皆さん大変素敵なボディの持ち主揃い。 肉厚で誘うようなくちびる、気の強さや柔らかさなどを感じさせる瞳、 重ねた月日を感じさせる肉づきのよい腰つき、 そしてなんと言ってもその溢れんばかりサイズを誇る柔らかな乳房が特徴的です。 掴めばそのまま指先が肉に沈み込み、男性器すらも綺麗に飲み込むその柔らかさとボリューム感は極上の代物ですね。 作者さん的にもこだわりを持って描かれているようで、 パイズリに乳首吸いなど乳房を使ったプレイもたいへん充実しています。 豊満な乳房に顔を埋めながら、「赤ちゃんみたいね」と言われもなお吸い続ける… 母性に飢えた甘えたい男性殺しのシチュエーションと言えるでしょう。 見事なおっぱいはビジュアル的にも凶悪で、体位によって縦横に形を変える柔らかなソレは 常に画面を華やかに彩ってくれています。 あとはカバーイラストでもわかるように、エロ下着類も作中でちょくちょく利用されており それも素敵で良いものでした。

気に入っているのは以下かな。 『継母生ライヴ』は柔らかで優しげな義母の秘密の性癖というギャップ感が大変素敵な一品。 やや眠たげな印象を覚えるほどふんわりとした眼差しを持つ千佳さんの性欲に主人公が飲み込まれて行く様が 素敵だなぁと。 『恋人ぼにゅう中』は幼子を連れた叔母との母乳プレイということでガード不可。 止めどなく母乳を垂れ流す乳房に顔を埋めながらの行為は包み込まれる感が抜群でした。 あとは『お隣り人となり』かな。近所で評判の美人奥さんと少年との道ならぬ関係を描いた作品。 ヒロインの沙織さんの一見清楚な容姿とその本性のギャップがたまりません。 エロ水着を身に纏ってはしたなく腰を振る様にドキドキですよ:D___ ラストも私好みで良いモノでした。

顔パーツのバリエーション的な面で現状やや変化に乏しい面がある感はありますが、 今のパターンのエロさを別角度で出すのもなかなか大変そうで難しいところですね。 妖艶なお姉様スキーや、爆乳スキーにはガッツリとリーチする内容だと思いますので 表紙イラストが気になったならば、手に取ってみることをオススメします。

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@ 『クラスメート、上村ユウカはこう言った。(2)』:川上真樹/桜井慎(ISBN9784757535619)。ガンガンONLINE連載。 電波 × SF ×ラブコメな2巻目。牙を剥いた世界に電波少女とロボット少年は立ち向かう。

待望の2巻目。 世界が異常であることが示され、その謎を探索するふたりの絶望的な戦いが 幕を開けるが…ってな感じの展開ですね。 今回もユウカさんが輝きまくりの一冊でした。 コロコロと変化する彼女の様子を見ているだけで楽しいです。 尊大な態度と電波な発言、そんな中から垣間見える彼女の本心と不安、 与えられた希望にすがりつくしかない様子が大変愛おしいですね。 唐突に来るノーガード気味な表情にドキドキですよ:D_ ほんのりエロチックな印象が漂うコマがあざといですね、いいぞもっとや(略 そしてブチ切れモードの狂気顔も大変魅力的ですね(笑顔

修士くんは今回はあまり良いところ無しかなぁ。 細かく活動はしているものの、彼自身も自分というものが信じられないわけで そりゃキツいわなぁと同情する部分は多めかな。 まあ、ユウカさんにたっぷり愛されてるからいいよね的な(ぉぃ あとは委員長さんがなかなかエロチックでご馳走様でした。

それにしてもこの「世界」は本当に怖いですね。 日常のどこに非日常の落とし穴が口を開けるかがまったく読めませんしね。 全て信用出来ないかと思わせておいて、ふっと信じさせようとするからタチが悪い。 絶望の中のほのかな希望の光が如何に蜜の味をしているのか そしてソレが裏切られた時のより深い絶望がどんなものか 読者側に強い説得力をもって提示されているわけで…。 こんな世界の中でああいうキャラクターをギリギリにでも維持できる ユウカさんはやっぱり凄いよなぁと:D

ガンガンONLINE掲載の無料Web漫画ですので、気になった方は 是非第一話、第二話をサイトの方で読んでみることをオススメします。 なお最新10話は2巻の続きになってますので、ご注意を。

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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