○過去のかんそーぶん一覧 page.19(2011年04月〜2010年09月)

@ 『ひめごと』:東雲龍(ISBN9784408173146)。 エロ漫画青年系(マーク無し)。 COMICキャンドールにて発表された表題長編の単行本。単巻完結。 学生系、痴女、野外プレイ、半脱ぎ。当然局所描写は無し。

「エッチが凄すぎて身体が持たない!」という理由で出来たばかりの彼女にフられ続けの少年・航。 ある日、そんな噂を聞きつけたクラスメートのお嬢様・遙が 痴女まるだしのノーパン姿で航に誘いかけてくる、 「変態プレイが好きな者同士気が合うと思わないか」と。 …こうして恋人同士となった二人の爛れた肉体関係が始まる その行き先にあるものは…『ひめごと』全9話。

ちょっぴり強引で高圧的だけれど、純粋で一途で 可愛らしい黒髪お嬢様との夢のエロエロ恋人プレイな一冊。 肉体関係先行で始まった関係に心も伴っていくまでのお話。 女性キャラはメインヒロインの遙さんに加えて+2名。どちらにも濡れ場アリです。 男性キャラはモブ除くと航くん一人だけですね。 掲載誌の関係もあって、痴女で変態プレイ!!とはいえそう極端に強烈なシーンは無く せいぜいプレイスポットが公園だったり屋上だったりバスの中だったりする程度で プレイ内容自体はオーソドックスなものです。

女性陣は東雲龍先生お得意のボンキュボンなメリハリナイスバディの持ち主ばかり。 服の下でも存在感たっぷりのまるまるとした大きなおっぱいが大変魅力的。 今回特に表情が印象的かな。泣き顔困り顔快楽で真っ赤な顔などは元より 細かい部分での感情表現が多彩でキャラクターへの思い入れがよりし易いかなぁと。 つっと糸引く涎の描写もエロチックで良いかなと。 あと半脱ぎ多めなのは個人的にプラス評価で。せっかくの可愛い服がもったいないよねーと。

まあ、ようは遙さんが大変可愛らしいわけですよ:D。金持ちお嬢様らしく ちょっと高圧的で高飛車なところはあっても一途だったり、今一歩に臆病だったり エッチには興味津々、初体験を済ませた後もエッチ大好き、超然としているようで けっこう焼きもち焼きだったり、初デートでは手作りお弁当でお味の感想に一喜一憂したりとか たいへん男心をくすぐるドリーミングな完璧ヒロインっぷりでもうね。 こんな子にあんな迫られ方して断れる方がどうかしてるわ!!

ストーリー的には大きく捻った部分は無いという印象ですが いちゃこらラブエロが好きな方なら十分に楽しめる内容かと思います。

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@ 『義妹絶対領域』:志乃武丹英(ISBN9784799500170)。エロ漫画。作者さん通算5冊目の単行本。 ペンギンクラブ誌にて発表された短編・連作短編集。単行本タイトルを裏切らないオール義兄×義妹作品集。 ハイティーン学生系、オール和姦。

カバーイラストに目を惹かれたので中身をパラ見の上でお試し購入。なかなかに良い一冊でした。 いわゆる落ちモノ系として捉えての義妹づくしとのことで、 いろいろなタイプの、でも義兄ちゃんが大好きな可愛い義妹が満載です。 当然、血縁的な禁忌は無いものの、家族としての禁忌を踏み越えての関係であるという部分は しっかりと押さえられたストーリーとなっていたのも良いです。

女性陣はみなさんキュッと引き締まったボディラインの持ち主ばかりですが、 若々しさと快活さが濃縮されたような健康的なイメージですね。 おっぱいは標準からやや控えめな感じですが、ぷっくりと膨らんだ乳首をいぢめられたり ちゅっと吸い上げられたり、パイズリご奉仕だったりとしっかり出番ありなのでご安心を:D 全体的に体位や構図もしっかりと練られており、メリハリのある飽きの来ない画面作りは 見ていて安心感と満足感がありますね。 あと恥じらい系の表情がとても良いですね。潤んだ瞳が大変嗜虐心(ぉぃ)と保護欲をそそってくれます。

お気に入りのエピソード…正直どの義妹さんも可愛らしいので甲乙つけがたい感じなのですが 「義妹は寒がり」の一連のシリーズは特に印象的ですかね。ヒロインの茉乃ちゃんはちょっと…というか かなり危なげな印象の不思議ちゃんですが、その分一途でストレートなお強請りが 心の奥のお兄ちゃんセンサーにぐっさりと突き刺さる感じで…。儚げな印象なのも良いですね。 あとは「義妹はギリギリ」シリーズの繭菓ちゃん。ポニテっ娘なので無条件で評価があがるのですが 「アウトだよ!!」と思わず叫びたくなるギリギリ感たっぷりのお強請りがたまんねーです。

とまあ、義妹好きならなかなかに満足できる一冊では無いかと思います。 妹モノは数あれど、非血縁系はやや忌避される風潮もあるように思いますが このような形での義妹へのこだわりというのはなかなか面白く楽しめた一冊でした。 好みの問題はあれど、大きく全体を損なうような点もありませんし、十分にオススメ出来る一冊だと 思います。ああ、可愛い妹出来ないかなー(遠い目

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@ 『キャットテイル・アウトプット!』:神野オキナ/西E田(ISBN9784840136815)読了。 MF文庫J新刊。 「あそびにいくヨ!」シリーズなどでおなじみの神野オキナの送る新シリーズ。 謎の少女と彼女を護る女装少年が繰り広げる学園ガンアクション第一弾。 こねこをまもるりょうけんのものがたり、はじまりはじまり。

”特別時限司法捜査官”…重大案件に対して必要に応じて期限を区切って登用され活動する使い捨ての超法規的組織の実働要員。そんな”時限捜査官”に着任したばかりの少年・「七文字綴」に命じられた初任務は、銀髪の美しい眼鏡少女「メアリー・C・ウィンターランド」の護衛任務だった。彼女の学友として都下の名門女学院へと女装して通う羽目になった綴だったが、メアリーの抱える秘密を知り、その秘密とともに彼女の身を護るために奔走することに。こうして始まった二人の学園生活、その先に待ち受けるものとは。

既に読み終わった方ならわかると思いますが、 ネタバレ無しで感想書きづらいことこの上ない本作品ですが、頑張ります(苦笑

構造的にはわりとありがちな学園ガンアクションてな感じですが 細かいところでの味付けが本作品の強みでもあり弱みでもありという感じでしょうか。 神野オキナ作品の愛読者なら喜ぶ仕掛けが大量に仕込んであります。 こう言われれば、いつもの平行世界クロスオーバーかと思う向きがほとんどと 思いますが、本作はちょっと違うアプローチがとられています。 そこが本作の見所でかつ肝なわけですが、そこを書くわけにはいかないという このジレンマがですね…。

ストーリー面はまだ序章という感じで、主要登場人物の紹介、 舞台の設定、敵役と思しき方とライバルの顔見せあたりで、 本作独自の見所という面については次巻以降に期待という感じですかね。 このスロースターターな感じは、最大ページ数がある程度決まっているという MF文庫Jではやや弱点になっちゃってるんじゃないかなという気が正直しますが、 そのへんどうなんでしょうね。この巻でも盛り上がりは準備されてはいますが、 物語の方向性とか落着地点がやや不明瞭な感じも受けます。

キャラクター面。 主人公の綴くんは飄々としたところが憎めない感じの朴念仁くんです。 線の細い女性的な男の子は ある意味神野オキナ先生の十八番ですが、彼はその中でも 微妙に無神経だったり女性の扱いにムラが出過ぎてるのが 可愛らしくて良いなぁという感じです。彼自身が抱える過去が 今後どう展開していくかは気になるところかな。

で、ヒロイン・メアリーさんのCVは豊崎愛生さん以外は 全会一致ありえませんよね(断言 ということで脳内CVをそう設定して読みました。 メアリーさんのこれまで(謎)あまり表に出てきてなかった可愛らしさとか、 年相応の部分とかが見えてきて大変にゴロゴロできました。 こういう形でフューチャーされるとは正直思ってなかったので うれしいサプライズでしたよ、ええ(謎

すいません、頑張りましたが無理がありました…。お察しください。 やや硬直しつつある本筋から離れた形で こういう形の別展開を推し進めるというのは 個人的にはアリなラインだと思います。カンフル的にも。 ひと死に関しては完全に制約を解かれたわけではないでしょうが、 よりバイオレンス寄りな展開がまってるのかなぁという匂いもかぎ取りつつ 仔猫と猟犬の仲むつまじいあったかい空気も大切にしてもらいたいなぁと。 何にしろ続刊楽しみに待ちたいと思います。

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@ 『新 仮面ライダーSPIRITS(4)特装版』:村枝賢一/石ノ森章太郎(ISBN9784063621891)。 月刊少年マガジン連載。 なお、特装版はフルカラー化された 2号ライダーエピソード「たった一人の戦場」を収録した小冊子が付属します。

日本全土を舞台とした『聖地』を巡るバダンとライダー達の戦いは続く。 金沢の医王山山中でジンドグマ四幹部との死闘を繰り広げるスーパー1。 長引く戦いはスーパー1の精密高機能ボディを徐々に蝕み、 ついには変身を維持出来なくなってしまう。 朦朧とする意識の中で、沖一也が見たものとは…。 一方、市街地にはジュニアライダー隊を護りながら ジンドグマ怪人と戦うXライダーの姿があった。 多勢に無勢の中、奮闘するXライダーの前に現れたのは…? 窮地の2ライダーを救うため、急げゼクロス!!

VS復活組織編もそろそろ終盤戦かな? スーパー1は物心ついたころに見ていたリアルタイムのライダーなので 思い入れもひとしおなのですが、そこはそれそういうファン心理にも がっつりと食い込むナイスな展開でした。 当時でもテクノロジーの進歩を感じさせる存在であったスーパー1の弱点を ああいう形で演出するとは。逆転劇への展開も涙無くては語れませんな(つ-; 最新鋭の科学の結晶の中核にあるのは古き伝統の少林拳…。 ああやっぱりスーパー1は格好いい。

今回の見所としては、「人間の弱さ」ですかね。 全てを奪い去られてなお自らを保ちながら戦うことの難しさ…。 それを成し遂げたものと成し遂げられなかったもの…心の有り様とはいえ厳しいです。 そしてバダンシンドロームの核心がまた重たいなぁと。 これまで色々と示唆はされてきた話でしたが…ねえ。

あとやっぱり緑川ルリ子さんね。本気で素敵眼鏡美人過ぎてもう…なにあの戦闘力。 本郷さんもメロメロだよ、あんなの。引き続き次巻が楽しみです。

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@ 『あねのねいろ-姉弟恋愛-』:狩野蒼穹(ISBN9784765934787)。 エロ漫画。姫盗人誌や携帯コミック媒体で発表された中短編集。 姉×弟メイン、今回は兄×妹も。可愛くおバカなややフェチほんわかほのぼのエロス。

珍しくパイズリがあるよ!(何

今回も例によってゆるーい登場人物たちが繰り広げるテンポの良いボケツッコミ会話を楽しみつつも ほんわかでちょっぴりフェチなエロシーンを堪能出来るという狩野蒼穹節全開の一冊。 ディフォルメキャラの可愛らしさや愛らしさは毎度のことですが、 ノーマル等身の方も近年どんどん魅力がアップしてきてて良いですな。 スラッとしたボディラインで強調される背筋からお尻、足にかけてのラインが艶めかしいです。 それにしても絵柄はシンプル気味なのになんでこんなに着崩れがエロましいんだろう…。 描き込み過多だけが巧さではないというのを思い知らされますわ。 なお、今回もほとんどおっぱいの存在感がありません。平たいとか膨らんでるとか以前に ほとんど意識がおっぱいに向きません。唯一「ひきこもり妹の生活」のみちゃんとおっぱいの存在感が存在します。 ちゃんと意図的に演出された結果なのがよくわかりますね:D

今回のお気に入りは…中編「セックスカウントA・B・C」はやっぱりページ数的に読み応えがあっていいですね。 キャラへの愛着も沸きますし。黒髪ロングなややSねーちゃん(カバー絵の方)や、 ショートボブ+眼鏡なねーちゃんの友人(簡単に言えば長門さん的な)とのらぶえろーな日々は幸せそうで弟くんが羨ましい。 あとは、「ひきこもり妹の生活」かな。狩野蒼穹作品的にはかなりのナイスバディの持ち主な妹さんがヒロイン。 ぼさぼさ頭に眠そうな瞳が一転発情モードで迫ってくるのは可愛いなぁと。 まあ、正直どれもお気に入り度は高いのですが、あえて選んでみました。

くりかえしになりますが、狩野蒼穹先生の作品は個人的にもうむっちゃくちゃに好きなのですが 姫盗人休刊後は携帯媒体の方にいってしまって動向が見えづらくなったのが正直いって不安です。 出来ればまた紙媒体に戻ってきてほしいのだけれどなぁ。まあ、時代的にも逆風だしなぁ…。 例によって読んでて頬が緩むことはお約束できる楽しい一冊です。オススメ。ハードなだけがエロスじゃないんだぜい。

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@ 『少女カフェ(1)』:板倉梓(ISBN9784832269569)。 まんがタイムラブリー経由で、現在はまんがタイムスペシャル連載かな? 双子の娘たち(5歳)とお父さんが切り盛りするカフェを舞台にした ほのぼのコメディ4コマ作品。

美味しいパンケーキがメインメニューのカフェ・サンフランシスコを 切り盛りするのはイケメンだけれどちょっぴり頼りないお父さんの一郎さんと その娘の二卵性双生児「つくしちゃん」と「みおちゃん」姉妹(5歳)。 しっかりもののお姉ちゃん・つくしちゃんと のんびり屋さんの妹・みおちゃんは 大好きなお父さんのため、 病気で亡くなったお母さんに代わって ウェイトレスとしてお手伝いに奮闘中。 可愛い私たちと美味しいパンケーキで売り上げアップ間違い無し!?

店頭で気になったのでお試し購入。うん、当たり:D 題材としては大きく奇をてらったものではないですが 良い人ばかりのほのぼの空間で癒される安定した作品でした。

つくしちゃんとみおちゃんは設定上5歳児ですが、 そのへんは外見上の可愛らしさ+年齢的に未就学児なので いつもお父さんのお手伝いが出来るよ!!的な設定面での要請が強い感じなので 内面的には小学生くらいの雰囲気ですね。特につくしちゃんの方は しっかりものでちょっとおませで商売の才覚に溢れるという将来有望な感じです。 みおちゃんの方はお父さん似なのかのんびり屋さんで、 姉であるつくしちゃんの後ろにひっついてる感じですが、 時折見せる悪意の無い鋭いツッコミが、また別の意味で将来有望そうであります。

そんな二人が健気にお父さんのお手伝いをする様がなんとも可愛らしくて◎。 まあ、お父さんをいぢって遊んでる面もありますけれど、それもまたほほえましい。 大好きなお母さんを失ったばかりという設定ではありますが、 子供達の傷よりもお父さんの傷の方が目立つ感じかなぁ…。 全体的に喪失の傷を持てあますというよりは 家族3人で、お母さんへの気持ちも大切にしながら前向きに支え合っていく… 家族の大切な場所であるカフェを守り抜いていく、そういう方向の作品です。

個人的には常連客の葉月さんがもう可愛くて可愛くて…。 一郎お父さんとマチコお母さんの学生時代からの友人で、 お酒大好き仕事が恋人!!でも恋人絶賛募集中!!!(切実)というお姉さんですが、 ときおり一郎お父さんにときめきを感じてるような描写もあったりと ニヤニヤポイントが満載です。双子さんたちとの仲も良いですしね。 そのへんの友情以上恋愛未満な感じが今後どうなっていくのかが大変気になります。 続刊はもうちょっと先でしょうが、楽しみに待ちたいと思います。

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@ 『好きで好きで、すきで』:岡田コウ(ISBN9784894655157)。エロ漫画。作者さん3冊目の単行本。COMIC阿吽誌にて発表された作品集。オール兄×妹+α。 らぶエロからNTR風味の陵辱まで、総ページ数270ページと読み応えたっぷりの中短編集。

ふんわりと繊細で優しいタッチで描かれるやわらかぷにぷに凹凸少なめの可愛らしい女の子たちと 濃密なエッチシーンのギャップが大変素敵な作者さんの3冊目の単行本。 今回は特に、手にとって一発でわかる分厚さで文字通りにボリュームたっぷりの一冊となっています。 また、それぞれのエピソードも大半が50ページ超と読み応えがあります。 特に潤沢なページ数をめいっぱいつかって繰り広げられる濡れ場は、 行為のひとつひとつを刻みつけるようなねっとりとした 描写が秀逸。ぷっくりとしたおいしそうな恥丘をくにゅくにゅと弄んだり、 舐め吸いされて次第にぷっくりと膨れあがっていく乳首などなど、否応なく興奮を覚えますね:D__

ストーリー面。兄と妹の駆け引きっぷりが楽しい「一枚上手」や「ちゅーして」は読んだままという感じなのですが 「浮空」と今回の単行本では最長編となる「ふたごころ」は一筋縄ではいかないというか、 読者側にも一定のストレスを強いる感じですかね。とくに「ふたごころ」はNTR展開というか、陵辱展開というか… 何も出来ないままに愛するものを汚され尽くすという感じなので、好き嫌いははっきりしてしまうかなと。 私自身はその手のひっかかりは感じずに読んでたのですが あのラストは…正直ゾッとさせられましたよ。何考えてるのかわからなくて(苦笑 とはいえ、シチュエーション的なエロさはピカイチなんで痛し痒しではあります。

個人的一番のお気に入りは「浮空」ですね。 おにいちゃんすきすきオーラがダダ漏れのわんこちっくな妹ちゃんがともかく可愛らしくてツボ押されまくりな上に 好きなシチュエーションであるお風呂やこれまた好きなエッチ三昧の一日シチュなどが目白押しでガード不可です。 ちょいとビターな〆も雰囲気があって好きですね。まあ、深読み可能な裏設定に気づかされてからはやや複雑度が増しましたが。 わりと素直にそのまま読んでたので。 次点は「一枚上手」かな。いわゆる睡眠系シチュの作品ですが、素直になれない妹ちゃんとダメなお兄ちゃんとの 駆け引きっぷりが微笑ましくて大好きです。特に後半のメロメロにされちゃう妹ちゃんがすばらしくキュートでいいのです。

全体的に描きたい物を描くという作者さんの想いが出ており、 その部分に共感を持てた人にはすばらしい一冊となることは 請け合いです。評価の分かれ目になるのは絵柄から受ける印象と陵辱系のシナリオのギャップを許容できるか…なのかなぁ? そのギャップを楽しめる人は当然いいのですが、そうでない人には劇薬になってしまうのかもしれません。 このへんはもう、岡田コウ先生はそういう作風なのだと受け止めるしかありませんしね。 そこが良いと思う人も多いからこその2chのエロ漫画大賞一位ですので、これからも我が道を突き進んで いただきたいところです:D オススメ。

ただひとつだけ…。本編には直接関係の無い余談です。 特典小冊子応募者全員プレゼントはいいんですが3種類から1つつーのは…(汗 当然応募券1つにつき1冊なわけで、全部手に入れようとすると3冊買わないといけないわけでして。 個人的にあまりそういうのは…。まあちゃんと1冊選べつー話ではありますけどね。ちょっとね…。 ま、そもそも送料+応募券という太っ腹な企画なんで単なるわがままです。はい。

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@ 『TSF物語』:新堂エル(ISBN9784887743854)。 エロ漫画。COMIC MUJIN誌にて発表された表題シリーズを中心に短編と30ページの描き下ろしを加えた一冊。 メインはTSF…トランスセクシャルファンタジーということで性転換ものです。 属性的にはTS、痴漢、輪姦、肉便器etc。ストーリーは堕落系。でもラブラブ?

確かな画力に裏打ちされたハードなエロ展開と 容赦の無いアヘ顔描写などに定評のある作者さんの商業2冊目の単行本。 メイン長編は表題作『TSF物語(タクミが性転換してファックされまくる物語)』。 心は男のままながら、女性の身体を男たちによって際限なく開発されてしまい 男としてのプライドや尊厳はあっという間に快楽に飲み込まれ、 ついには取り返しのつかないところまで堕落していく…その見事なまでの堕落っぷり たるや…やー、素敵にエロいですな。 文字通り身も心も染め上げられ、塗り替えられていくというのはこの手の 堕落調教系ストーリーの醍醐味ですが、基本ラインが元男性ということで その分のプラスアルファがやはり大きいかなと。 揺れ動くタクミくんの心情描写もたっぷりとあり、ぐいぐい引き込まれました。 とくに最終話はもう個人属性的にツボでして…そりゃもう大満足の一言ですよ。

絵柄。しっかりとした骨格に肉と脂身がほどよく乗ったような女性陣のボディは 匂うような生っぽさがあって大変魅力的。極端な強調は無いものの バランスの良さが強みかなと思います。 ぽってりとした乳首やほどほどのサイズながら形のよい乳房なども注目ですかね。 あとはやっぱり忘れちゃいけないアヘ顔ですね。 端正な顔を大きく歪め、涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしながら、 舌を突きだし、涎をまき散らしながら白目をむくというこの容赦の無い描写。 そのギャップがまた快楽の大きさを視覚的に伝えてくれてとてもよいものでした。

とまあ、エロ度に関して言えば文句なくオススメできる 大変強力なエロ漫画なわけですが、 TSネタはやはり趣味が分かれるところですかね。ビジュアル的には男性のタクミくん はそれこそ数えるほど、それもはっきりと顔を出さない程度でしか描写されないので そんなに気にすることはないよなーというのが正直なところですが そのあたりは自分の趣味と許容範囲に十分に留意した上でどうぞ。

んー、一冊目の「晒し愛」もぼちぼち買っておくかなぁ…。

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@ 『いなり、こんこん、恋いろは。(1)』:よしだもろへ(ISBN9784047156685)。 月刊ヤングエース連載。京都を舞台に繰り広げられる変身少女ラブコメディの1巻目。

伏見いなり、ちょっぴりおバカでおっちょこちょいな女子中学生。 クラスメートの少年・丹波橋くんに片思いするも 勇気が出せずにヘマばかりの日々。 そんなある日、溺れかけていた子狐を救ったことから ご近所の神社に奉られるお稲荷様「宇迦之御魂神」…通称「うか様」に 御礼として他人に変化する力を授けられてしまう。 こうしておっちょこちょい少女とちょっぴり 残念な美人お稲荷様とのドタバタの日々が始まる。 果たして、いなりちゃんの恋の行方は?

店頭で気になったものの、エースレーベルだったので見送っていた一冊。 調べてみたらヤングエース連載だったので購入してみました。いや、当たりですな:D 絵良し、テンポよし、ラブとコメディの配分率良しと文句のつけようがありません。 特にコメディ部分が○。表情豊かにドタバタを繰り広げる面々を眺めてるだけで 愉快な気持ちになれます。 あとなにげにラブコメから外れるきっかけになりそうなフラグを ことごとくへし折っていく周到さがあなどれませんな。 まあ、一部コメディというかギャグの犠牲になった方々もいらっしゃいますが あんな最高神は…(;-;

キャラクター陣。いなりちゃんもおバカ可愛いのですが、 個人的には、うか様最高と声を大にして言いたい。 おっぱい大きくて優しくてぽかぽかするような女神様なんだけれど いろいろな意味で残念という…なかなかに素敵な方です。 ほどよくお色気担当もなされているのがまたいいですな。

カバー絵がOKでラブコメ好きなら買って損は無しの一冊です。オススメ。 しかし、あれはフラグなのだろうか…好きと嫌いは変換可能とどこかの神にーさまが おっしゃってましたが…ありそうだなぁ(笑 なんにしろ次巻に期待したいところです。

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@ 『魔法少女リリカルなのは MOVIE 1st THE COMICS(2)』:長谷川光司/都築真紀(ISBN9784056070835)。 メガミマガジン連載。作画:長谷川光司、原作:都築真紀による5冊目の「なのは」コミック版。 劇場版異聞の完結巻。こちらは通常版。限定版にはコミックス未収録の短編の小冊子が付きます。

1巻に引き続き劇場版1stのコミカライズ…という位置づけではありますが構成は大幅に変更。 本巻まるまる一冊掛けて、海上での模擬戦フィールドを舞台に全力全開でぶつかり合いながら、 互いの気持ちを通じ合わせていくなのはさんとフェイトさんをガッツリと描きます。

「プレシア事件の終結」と「なのはさんたちの決着」の順番が入れ替わったことによって 後顧の憂いが無くなり、本当の意味での全力でのぶつかり合いが実現しており 結果として二人の物語としての純度が上がった感じですかね。 差し込まれる形で語られるなのはさんの事情やフェイトの事情は 劇場版やTVでもあった内容ですが、 より膨らませられており、心情がかなり理解しやすくなっています。

「友達になりたい」から一歩踏み込んだなのはさんの想い。 それに応えるフェイトさん…。ベタではありますが、熱いです。 ズタボロになりながらも自分たちの足で 無力な「子供」から踏み出していく二人の姿は、 劇場版とはまたひと味違う趣がありますね。 材料は同じでも調理方法でこれだけ差が出せるという良い例かと。 なのはファン…というかなの×フェイファンなら必見かと。

小ネタ。大量に杖が突き刺さっている中にリリちゃ版のレイジングハートが混じってますね(笑 懐かしいなぁ。

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@ 『アーサー・ピューティーは夜の魔女(1)』:木々津克久(ISBN9784840137782)。 コミックフラッパー不定期連載。新世代サバイバルホラーコミックの1巻目。

ある日地球上に発生した未知のバクテリア。 それは変異を繰り返し瞬く間に世界中で感染爆発(パンデミック)を巻き起こした。 感染者たちは政府高官、財界人、文化人を次々と虐殺してゆく。 そう、その日「それまでの世界」は唐突に終わりを告げたのだ。 そんな中、民衆に追われながら青年アタルと二人で逃避行を続ける 女性「アーサー・ピューティー」。 彼女が巡る数奇な運命は果たしてこの世界になにをもたらすのか。

「ヘレンESP」、「フランケン・ふらん」で独自の世界感を魅せる木々津克久先生の新シリーズ。 ざっとあらすじだけ読むとわりとありがちなネタにしか見えませんが、 そこはそれ木々津作品がそんな一筋縄で行くわけもないわけでして…。まあ詳細は読んでのお楽しみ。 「フランケン・ふらん」とはやや趣の異なるエログロありありのアナーキーな世界が 手ぐすね引いて待ち受けてますよ。「ふらん」が気に入るなら読んで損はありません。 それにしても木々津ヒロインは本当に魅力的だなぁ。 今回の主人公である「アーサー・ピューティー」嬢も 強さと弱さ、優しさと残酷さを兼ね備えた大変素敵な美女さんでたまらんです。いや本当。本当だよ?(念押し

しかし「彼女」、ゲスト的に登場しながらも結構重たい位置につけちゃってる気がするのですが こんどどういう関わり方をしていくのやら。あんまり酷いことになられても正直困るわけですが(苦笑 どきどき。

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@ 『ゴールデンタイム2-答えはYES-』:竹宮ゆゆこ/駒都えーじ(ISBN9784048703819)。電撃文庫3月の新刊。 訳あり大学生達のジグザグ複雑恋愛模様の2巻目。

「運命の人」にこっぴどくフラれた香子に告白し、 即すっぱりとフラれてしまった多田万里。 「これからも良いお友達でいましょうね!」!という香子に応えて、 相変わらず突っ走る危うい彼女の「親友」として振る舞い続けるが、その内面は静かに淀んでゆく。 一方、「あの頃の多田万里」と関わり合いを持っていたにも関わらず、 そのような素振りを一切見せようとしないリンダ先輩の存在も万里を悩ませる。 そんな中、千波の仕切りによる新一年生たちの飲み会に香子と連れだって参加した万里だったが…。

読み終わっての素直なひと言が「どんだけ面倒くさいん揃いやねん…」という(苦笑 1巻はまるっと序章的でしたが、今回ははきっちりとお話が進んだ感じですね。 「過去の万里」視点もずいぶん判りやすくなってて 1巻冒頭のような文章的な読みづらさは感じませんでした。 ただ、全体的に生っぽくて、かつ重たいのですよ…面白いんですけれども。 先行きにあまり夢を感じないというか、まだまだ苦みが襲ってきますよという感じというか。 まあ、主人公たちが大学生ですからこのへんはしょうがないですね。

あと毎度ながら「気持ちの爆発」の描き方がやっぱりスゲーですわ、ゆゆこ先生は。 万里にしろ、リンダ先輩にしろ、香子さんにしろ… その一瞬の描写で一気に気持ちを惹きつけられます。 特にこのシリーズは溜め時間がやたらに長いので、その分破壊力が割り増しされてますわな。

今回も大学生のボンクラ生活っぷりの描写はイヤになるほど生々しくて 懐かしくもありという感じでよろしゅうございました。 リンダ先輩の吐露や、万里の自暴疾走とかもう沁みる沁みる。 そして香子さんあんな困った人なのに、それでも可愛く思えるのがすげえですよ。

ともかく状況は進みましたが、まだまだドロドロとしてゆきそうです。 次巻からどう展開していくのやら。楽しみです。 しかしまぁ、千波さん黒いよね(ォ

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@ 『ふたなりびっち』:ひねもすのたり(ISBN9784863492134)。エロ漫画。茜新社系3月の新刊。 同社のふたなりアンソロジー「ふたなりっ娘の世界」にて発表された短編を中心に収録。 「ふたなり」、「女装」、「レズ」オンリー作品集。

最近はオタク系ハウツー本のイラストなどで見かけることの多い気もする ひねもすのたり先生久しぶりの商業エロ新刊。 単行本タイトルの通り、「ふたなり」を中心に 「女装」や「レズ」を組み合わせた形の作品集になります。 ですので、よくある男女の組み合わせはまるっきりありません:D また女装っ子ネタの場合、当然のように男の子が後ろを貫かれるシーンも多く、 そのあたりはやや趣味の分かれるところかもしれません。 とはいえ、元々シンプルかつナチュラルな可愛らしさを感じる絵柄ですので 男の子たちも総じて女の子のような容姿と肢体の持ち主ばかりですので 言うほどの抵抗感は感じないんではないかなと。

とくにお気に入りはメイド服とガーターベルトのコントラストが眩しい『Mirror Image(1)』、 褐色肌の眼鏡女医さんがステキな『わんだりんぐ!』シリーズ、 物語的な深みがエロさを際立たせる『ナオとナオト』あたりですかね。

絵柄にしろ物語の運びにしろベテランらしい安定感で安心してオススメ出来る一冊。 内容的に大きく偏ってますので、どうしても趣味が合えばということになりますが。 新しい世界(:D)を拓く入門書としては丁度良いかと思います。

余談。JRのマナー広告をもじったカバー折り返しが愉快でありました。

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@ 『すとれんじ♥ふるーつ(1)』:戦国くん(ISBN9784575838916)。 青年系エロ漫画。メンズヤング連載の表題長編の第一巻。 現代劇、SF(すこし不思議)、疑似ハーレム?

互いに思いあいながらも、思春期の気恥ずかしさから疎遠になった幼なじみの一馬と千歳。 数年後、二浪確定を目前に意気消沈の一馬は 女子大生として夢に向かって邁進する千歳と再会する。 変わらず思い合う二人だったが、きっかけを掴めぬままにすれ違う。 その夜、空を駆ける流れ星に二人は願う。 そんな願いが聞き入れられたように 一馬の拾った一匹の捨て猫が二人の縁を結び直す。 しかしその子猫は噛みついた相手の姿に変態する謎の生命体だった。 千歳の姿をとったソレを欲望のままに抱いた一馬は奇妙な三角関係に陥るハメに…。 そんなストレンジラブストーリー。

成年系での近作である「PRETTY COOL」や「はぐりんぐ」で打ち出した 現代劇でのラブラブ+濃いエロという路線を引き継ぐ形の青年系エロ漫画。 ただし、前述のようにややSF的な要素も組み入れられています。

あとがきによれば主人公とヒロインがひっつくまでの物語をしっかりとやりたいという 希望の上で本作は描かれているらしく、第一巻の段階では一馬くんのお相手は 謎の生命体<モモ>さんだけ…ということになります。とはいえ、毎度のように 新しく登場した女性に変態してのエッチということなので見た目上のバリエーションは豊か。 強いこだわりを感じるボディラインの描き分けと相まってマンネリ感はありません。 また当初は言葉も通じない文字通りのケモノだった<モモ>さんも回が進むにつれて 精神的に成長していき、徐々に「ヒロイン」として独り立ちしていくので、 そのあたりもバリエーション増加に貢献しているかと。 女教師に女獣医、スーパーアイドルに幼馴染みと選り取り見取りのステキラインナップで 精も根も尽き果てる勢いですな:D__

お話の方はまだまだどう転がっていくのか未知数ですが 体臭がするような艶めかしい肉体描写などエロ度は抜群。 絵柄の癖は強めなので表紙イラストに抵抗感がなければ、手に取ってみても良いかと。

最後に一言だけ、一馬くんに言いたい。君、毎度やるだけやって後から後悔って それただの賢者モードやん…(苦笑

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@ 「きゃんでぃ☆はうす」:チバトシロウ。 ワコーコミックス新刊。 COMICプルメロ連載の表題長編+短編収録。加筆、書き下ろしアリとのこと。

妙齢のお姉様方と年齢にしてはショタっぽい少年が繰り広げるハーレムもの。 揃いも揃っての迫力ボディをショタっこに良いようにされてメロメロ〜の串刺し。 属性が合えば非常に良いものでしょう。

メインヒロインは母親代わりのとなりのお姉さん、 対抗馬は快活系だけど寂しがり屋のお姉さん、このふたりとの三角関係が 物語の主軸で、他の皆さんは賑やかし的な位置づけ。 主軸のお話はシットリとしていて良い感じだったかとというか 先生の趣味ですよね?というか:D

ただまあ女の子の数が多すぎてせっかく出てきたのに やや消化不良消化不良感のあるキャラもいて、 そこはちょっと残念かなぁとも思いました。

何にしろチバトシロウ先生の描くお姉さんキャラが たっぷりと堪能出来る一冊です。 クオリティは保証済み。個人的にはオススメしたいところ。 (Permalink)



@ 『バカとテストと召喚獣(9)』:井上堅二/葉賀ユイ(ISBN9784047270312)。ファミ通文庫新刊。 愛すべき馬鹿野郎たちの繰り広げる青春学園物語シリーズ12冊目。

対C組の試召戦争二日目。仕掛けられた策略をなんとか凌ぎきったF組の面々だったが、 受けた傷は深くピンチは続いていた。 しかも明久をひいて風邪で休むという。 明久不在の中、雄二は様々な不安感を抱えながらも、 妙に張り切る姫路さんらを率いて戦闘を再開する。 一方、【衝撃】から立ち直り、 遅刻して登校してきた明久は、 偶然C組代表小山さんと暗躍する小暮先輩のF組打倒計画を知ってしまう。 しかし、情報を知らせようにもF組は籠城戦中で近づけない。 打つ手無しの状態に焦る明久の前に現れたのは…。

これまたえらいヒキで終わっていた8巻を受けての第9巻は久々に試召戦争一色。計略と策謀渦巻く大混戦というかんじで熱く盛り上がりました。今回はAクラスの面々も大活躍で、これまでにない絡みでキャラクターの新たな一面が現れたり、深く彫り込まれたりとA組メンバーが好きな人には美味しい話だったのではないかと。そして毎度の如く今回のラストも非常に熱い仕上がりでもうね。いいよねぇ、こういう男同士の友情つーか関係は。こういうしっかりとした熱さがバカテスのキモだと信じて疑いません。

また今回は明久が不在の場面では雄二の一人称視点で語られていて、 普段彼どのようにクラスメイトたちを捉えているのかが描かれていてそれも楽しいところでした。 秀吉カワイソス。

難をいえば、ややこしい作戦の状況説明を章間コラムに頼るのはどうかつーとこですかね。 一箇所程度ならともかく、 今回は頻発状態なんで気になる人は気になるかと。 分かり易さという意味では実際わかり易いので難しいところですかねぇ。

黒幕っぽい人たちやら新たな謎やら登場して後半戦感は強くなってきましたが、 とりあえず次は短編集とのこと。美波さん過去編続きやら、 姫路さんとの同棲生活編やら予定されてるようなので期待して待ちたいと思います。

ところで葉賀先生…瑞穂さんのイラスト化を全力でお待ちしております(正座 カオス過ぎるぜ、姫路家…。

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@ 『戦場のヴァルキュリア2 蒼光のエイリアス(1)』:士土大介/SEGA(ISBN9784048702010)。 電撃マ王連載。PSP「戦場のヴァルキュリア2」のコミカライズ作品。

反乱軍との内戦が続き混迷するガリア王国。 そんな中、反乱軍の切り札「人造ヴァルキュリア」が戦線に投入され、 その圧倒的な戦力の前に危機に陥るランシール士官学校の生徒達… そんな彼らを救ったのは蒼い光をまとう まだ幼さを残す少女だった。 少女の名はエイリアス。これは伝説のヴァルキュリア人の血を引く少女の物語。

何本かある戦ヴァル2のコミカライズの中で、 本作はヴァルキュリア人の少女「エイリアス」に焦点をあているのが特徴ですね。 ストーリーの基本ラインは原作エピソードを追っていていますが ランシール士官学校を舞台にしたドタバタ調のエピソードが多く、 G組メンバーとエイリアスの絡み部分がガッツリと増量されています。 G組メンバーも当然随時登場してきますが、その中でも人気の高い女性キャラである マガリさんが代表格としてクローズアップされていて、彼女とエイリアスとの交流が 本作の中心軸といってもいいでしょう。

作画の士土大介先生はエロ漫画出身の作者さんですが もともとの絵柄と原作キャラクターデザインとの親和性が高いので よい具合に馴染んでいて個人的には良いと思います。 お色気シーンは気持ち増量かな? まあパンチラ中心ですが(笑 ユリアナさんの我儘ボディやら水着シーンやら原作でもあったシーンは きっちり再現というか増強されているので大変見目麗しかったです。 表情も豊かに元気に暴れ回るエイリアスもとても可愛らしいです。 ヴァルキュリアモードの荒々しくも凛々しい姿もステキでした。

この第一巻では学園祭編まで収録。 原作をご存じの方なら承知の通り、 このお話は楽しいばかりの展開ではないわけで…ある意味次巻がキモかなぁと。

しかし、ユリアナさんでも及ばないのか…帝国のヴァルキュリア恐るべし(謎

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@ 『ひまわりさん』:菅野マナミ(ISBN9784840137393)。コミックアライブ不定期掲載。 表題シリーズの連作集。古くて小さな書店「ひまわり書房」を舞台に繰り広げられる ふんわり百合風味の物語。

学校の前にある古くて小さな本屋さん「ひまわり書房」。 その店長さん…クールな黒髪眼鏡美人・通称「ひまわりさん」と 「ひまわりさん」の事が大好きな、ちょっぴり頭の出来が残念な常連女子高生・「まつり」ちゃん。 これはそんな二人と、ひまわり書房を訪れるさまざまなお客様たちが織りなす ふんわり優しい物語。

店頭で表紙イラストにグッと魂を掴まれたのでお試し購入。見事な大当たりでした。 印象的な、やわらかく繊細な描画で描かれるキャラクター達は魅力的で 物語もほんわり優しい中でもきっちりメリハリがあり、かつほのかな百合風味と。 正直文句のつけようがありません:D__ 久しぶりに心から良いモノに出会ったなぁと。

主人公かつヒロインの「ひまわりさん」。 本名は誰も知らないけれど「ひまわり書房」の店長だから「ひまわりさん」と みんなに呼ばれているお姉さんです。 綺麗な黒髪ロングの美人さんで、眼鏡もばっちり装備、 当然のように読書家で服装は落ち着いたブラウスとロングスカートと こう一部の層の心をわしづかみにする容姿ですな。 性格はクールでマイペース。感情があまり表に出てこない感じですが 、でも優しくてちょっぴり照れ屋さんな大変可愛い人です。 時折見せる笑顔や不器用な優しさだけでご飯三杯はいけますね。

一方の主人公かつヒロイン?の「まつりちゃん」。 とある事情からひまわりさんに強く憧れている女子高生の女の子です。 もうほとんど恋心的な勢いでひまわりさんに懐く懐く。 頭の出来はちょっぴり残念な感じですが、そののーてんきさと明るさで ひまわりさんにも影響を与えていく…という感じですかね。

そんな二人が一緒に居続けることで互いに影響を与えあって 少しずつ変化していく…そしてお客様たちとの交流で賑やかさを増していく「ひまわり書房」と 激動があるわけではないですが、そういうふんわりゆったりとしたエピソードを 楽しむ漫画です。ひじょうに強くオススメなので気になったら手に取ってみてください。 なお巻数表示はありませんが、作品としては続いていくようなので 続刊も楽しみなところです。

嗚呼、ひまわりさん可愛いよう(ゴロゴロ<結局それか

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@ 『ぷりんせす・そーど!(5) 戦うサツキと大団円』:神野オキナ/深山和香(ISBN9784797363678)読了。 GA文庫新刊。現代世界を舞台とした剣と魔法の異世界バトルTS系、第五巻にしてシリーズ完結巻。

リャドラの策謀により、肉体が完全に女性化してしまった五月。 そしてファリィとシムトは富士の裾野に転移してきたタイハンの砦へと連れ去られてしまう。 戦神騎士としてではなく、ただ一人の人として、そして「男」として ファリィ奪還を決意した五月とその仲間たちは行動を開始する。 一方、シムトの兄 ラシューム・ジャルマー・タイハン二世は捕らえた ファリィにその計画の全容を開かし、協力を要請する。 ラシュームの胸の内を知ったファリィの決断は…。 果たして五月は愛するファリィを救うことが出来るのか。 悲壮な決意を滲ませるラシューム王の真意とは、そして暗躍するリャドラの目的とは…。 猛烈な業火と共に最後の戦いの火蓋は切って落とされる。

双方総力戦でのシリーズ最終巻。 まあ、いちかさ…金髪碧眼オーバーオールの猫耳しっぽ少女が ブチ切れるのも判るなんとも身勝手な話に振り回された人々がちょっぴり可哀想な お話でありました。まあ、神なんてものは横暴なものと言えばしょうがないのかもしれませんがね。 そういう大枠的な話はバックボーンであって、五月くんの視点では ただただ愛する女の子を救うために奔走するという感じで ぐぐっと成長した五月くんの勇姿に惚れ惚れさせられました。 魔法を駆使しての戦闘シーンは見応えたっぷりで盛り上がりました。

残念なところは、もうちょっとタチアナさんのラブラブ姿が見たかったなーとか。 笈也さんの活躍がもうちょっと華々しければ…いや大活躍なんですが…なぁとかありますが 尺的にはまあしょうがないかなぁと。たいへんラブコメが美味しいシリーズだったので まあ、そのあたりをもっと読みたかったのが正直なところなのですわ。 短編集とか…ダメですか? ダメですか…orz あと葉月さんの現役時代のエピソードとかも読んでみたいなぁとか思ったり:D

挿絵。今回は猫耳さん(仮名)&えっへんチビバルズが一番のお気に入りかな。 あとはラストバトルあたり。表紙絵も素敵ですな。

シリーズ通して。 五月くんが素で可愛いのであんまりTSネタが生きなかったかなぁという印象はありますが 剣と魔法の陽性ラブコメハーレムとしてはサプライズあり王道ありで気持ちよく読めました。 挿絵もたいへん眼福度の高い良いお仕事揃いでした。 タッグでの次回作があると個人的には嬉しいなぁと:D ともかくまずはお疲れ様でした。

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@ 『冥王計画ゼオライマーΩ(4)』:ワタリユウ/ちみもりを(ISBN9784199502293)。 COMICリュウ連載。原作版ゼオライマーの正統続編シリーズ第四巻。

反陽子爆弾の脅威を召喚された「メレクの鉾」の圧倒的な力で退けたマサキと美久。 苦難を乗り越えたふたりの関係はさらに強固なものになってゆく。 だが、そんな二人の様子を覗き見る者の存在に二人はまだ気づかない…。 そして、ノイエ・ネマトーダの妖艶なる女将軍キモンの奸計が二人を襲う。 それは新たな悲劇の始まりなのか。

なんかこう一気にラブラブ度を増したマサキくんと美久ちゃんの関係に 思いっきり冷や水を浴びせかけるこの鬼畜展開(笑 幸せそうで可愛いかったのになぁ。 シリーズ開始当初からクラスメートたちがクローズアップされていた 段階でいつかは来るだろうと想定されていた展開ですなぁ。 とはいえ想定されていた中では一番軽い内容かなぁとも。 もっとエグイ方法はいくらでも以下略。今後さらに来る可能性はありますけれどね:D まあ、渦中の人的にはたまったもんじゃないでしょうけれど。NTR!!NTR!! それにしても学園の警備ザルだな(苦笑

謎に包まれている新鉄神帝国の総統も独自の暗躍を開始して お話の深みはアップ。引き続き続刊が楽しみなところです。

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@ 『ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト』:上遠野浩平(ISBN9784048701228)読了。 電撃文庫新刊。ブギーポップシリーズ17冊目。

「レモン・クラッシュ」… レモン色の光の粒子が空を覆うような、そんな光景を見ながら 「プーム・プーム」と唱えればそれは願いを叶えてくれる。 ただし、それは心の底からの願いでなくてはならず、 無意識であってもそれが心の底からの願いであれば、それが叶ってしまうのだという。 クラスメートの気になる少女・中条深月が呟いたその言葉が、 的場百太の心に強いわだかまりを生む。 深月の姿を求めて、「レモン・クラッシュ」が起きると噂される公園を訪れた 百太とその友人・弓原千春と矢嶋万騎は奇妙な事件に遭遇する。 一方、中条深月は中学時代の親友であるふたりの少女・宮下藤花と歌上雪乃に 「レモン・クラッシュ」についての相談事を持ち込んでいた。 3人の少年と3人の少女、6人の物語はどのような結末を迎えるのか。

「まるでブギーポップみたいな顔してるわね」
「そういう君はプーム・プームみたいだよ」

なんか久しぶりに藤花さんの出番多かったなぁ。一応ちゃんと本筋に絡んでるし。 それに釣られてかブギーポップもやや出番多めかな。嬉しいねぇ。 お話の構造自体はシンプルですが、展開は二転三転して予断を許さずという感じで 読み進めるのが楽しく、結果としてさっくりと読める一冊でした。

特に面白かったのは最終章でのブギーポップと彼女とのやりとりかなぁ。 毎度のように「自動的」なブギーポップに投げかけられる 「同類」からの言葉というのは長いシリーズの中でもレア度高めでしょう、たぶん。 あとは「強い子」発言あたりかな。 藤花さんとブギーポップの人格境界に思いをはせつつニヤリとさせられました。

目的に囚われるあまりに同じ穴の狢になってしまう…ありがちなれど だからこそ気をつけていかないといかんのかもですなぁ。補助線重要。

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@ 『マリア様がみてる-ステップ-』:今野緒雪/ひびき玲音(ISBN9784086014816)読了。 コバルト文庫新刊。月刊コバルトにて発表された短編を膨らませての長編読み切り。 「恋」に揺らぐ少女達の青春の日々…いつか思い出として語れる日まで、ふたりで。

「お付き合いしている男性がいるの」…大親友である律から、 青天の霹靂のような告白を受けて混乱する佳月。 そんな心を落ち着かせようと、佳月はひとり公園に立ち寄るが 運悪く酔っ払いに絡まれてしまう。 そんな佳月を救ったのは、公園までの道中で出会い頭にぶつかった青年だった。 佳月は青年に心惹かれつつも、互いに名乗らぬまま別れる。 しかしその数日後、佳月は思わぬところで青年の姿を目撃することになる。 そう、街中で律と親しげにしている彼の青年の姿を…。

1年ぶりとなるシリーズ新刊は前巻である「私の巣-マイ・ネスト-」と同様に 山百合会とその周辺以外の、リリアン女学園での出来事にスポットを当てた形の読み切り長編です。 今回特に山百合会どころか、薔薇様の「ば」の字すら登場しません。 ですが、本作じつはちょっとした仕掛けが施されており、 それに気づくとこれまたもう読んでてニヤつくこと必至の素敵な内容でした。 まあ、そのへんはプラスアルファであって、本筋自体が楽しいのですが。

律さんと佳月さんの関係は百合…では無く、 深く深く結びついたまさしく親友という言葉が相応しいもの。 本当にお互いを大切にしていて、かつ気配りもしっかりとしている 普通だったらここ大拗れするよなぁという局面もかっちりつぶし合ってるのが、ある意味新鮮でした。 そんな中で、女同士の友情と男性との恋愛で右往左往するふたりの様子は たいへんに微笑ましくて、読んでいて「ああ、少女小説だなぁ」と妙な感慨に耽ったりも。

「私の巣」でもそうでしたが、山百合会に縛られる必要が無くなったことで 「マリア様がみてる」という世界が良い意味で広がりを持てたのだと思います。 祐巳さんたちが登場しないのは寂しいというのは確かにありますが、 それ以上の楽しみを提供してくれていると思いますので、 マリみて好きなら読んでおいて損はありません。オススメです。 しかしまぁ、因果は巡るというか…ねえ:D

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@ 『疾走れ、撃て!(5)』:神野オキナ/refeia(ISBN9784840135573)読了。MF文庫J 11月の新刊。 異世界から現れる異形の存在「ダイダラ」と戦争状態にある日本を舞台にした学兵ラブコメの5巻目。 知らぬ間に世界の様相は刻一刻と移り変ってゆく、そして彼らの立場も。

魔導士官候補となり虎紅の「弟子」となったミヅキの抜けた穴を埋めることも侭ならぬまま 部隊番号を与えられ、正式な実戦部隊となった紫神小隊改め「七二四一部隊」。 結成式の夜、無礼講のパーティーが催される中、 轟音と共に「しばらくは無い」はずの補充兵・矢真科ユリネ二等兵が 最新鋭の数式戦車「轟雷」を伴い着任する。 ハチャメチャな彼女の裏で渦巻く軍上層部の思惑を感じ取り警戒心を募らせる虎紅だったが…。 一方、「ダイダラ」はこれまでに無い戦略的な動きを見せ始め…。

最初、いちかさんが来たのかと思ったよ…という感じの 毎度のコメディ的大騒動+世界は色々大変だ!!な巻でした。 世界の裏側はどう見たってシリアス一辺倒ですが、 そんな中でも逞しく青春を謳歌する少年少女の姿が微笑ましくもあり痛ましくもあり。 未だに行動目的が謎なダイダラの動向は不気味さを増すばかり。 特に今回の展開はなかなかにホラーでした。コミカライズ版も始まっているようですが …正直あんまりビジュアルで見たくはないなぁこれ(;-;

ラブコメ方面。 今回割と一人でボケ倒していた虎紅さんが大変ラブリーでよろしゅうございました。 新製品のミルクあな恐ろしや。正に愛すべき上官殿ですな。 ミヅキさんの方は苦悩度が高めでちょっと可哀想なくらい。 律儀な分だけ損してるよなぁと。そこがいじらしくて可愛いところでもあるのですが。 他も色々とフラグが立ったりして、理宇くんの見事なギャルゲー主人公っぷり(笑)が光ります。 ユリネさんはラブ方面には絡みそうに無いのが残念。全身ピーキー万歳なのに(;-;

次第に世界の中心に迫りつつある感はあるものの、 それでもまだまだ蚊帳の外というのが実態なわけで、 果たしてどのへんで蚊帳が取っ払われるのかが注目かなぁ。 そうなると一気にラストまで突っ走りそうですけれど。 今回もいくつか伏線がありましたし、まだしばらくは現状維持かな? なんにしろ続刊を楽しみに待ちたいと思います。

それにしても今回の展開は男の浪漫だった…。浪漫だけじゃ生き残れないかもしれませんが。

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@ 『ラブプラス-カノジョの過去-』:若宮弘明(ISBN9784063107081)。 goodアフタヌーン連載。複数展開されているラブプラス公式コミカライズの一つ。 サブタイトルでも分かる通りにヒロインの一人 「小早川凛子」さんの過去にスポットを当てた単巻読み切り作品。

小早川凛子、14歳 高校受験生。 TV番組ディレクターの父親との気楽な二人ぐらし中。 仕事で不在がちなお父さんだけれど、 リンコのことをいつも思ってくれているのは分かっているから別に不満も無い。 7年前に母親を亡くして以来、ずっと変わらず続いてきたそんな生活 これからもずっと変わらないのだと思っていたんだけれど…。

リンコさん視点で、中学時代〜高校1年までの出来事を描くゲーム本編の別視点ストーリー。 本編では断片的に語られるだけの、 彼女の家庭環境、父親との関係や、 環境の変化に戸惑う姿がみっちりと描かれています。 そんななので彼女のバックボーンを理解するには最適かと。 ミノ☆タロー先生による小早川一家の設定資料もついてたりしますしね。 ゲーム本編で出会う前、ひねくれて社会にたいして斜に 構えちゃう前の素直で可愛いリンコさんがたっぷり楽しめます。 中学時代のロングヘアリンコさんがともかくラブリーでのう。

お話としては特に捻りのないものですが、 ファンなら押さえたい内容ですかね。 お気に入りは弟の快くんと遊んでるシーンかな? 彼女の新たな魅力をみた気分です。 なお、他のヒロイン二人は出てきませんので、 そっち向きは他のコミカライズをドゾー。 (Permalink)



@ 『キスメグルセカイ(1)』:ジェームスほたて(ISBN9784832279506)。 まんがタイムきららフォワード連載中。女流作家が描き出すSFラブストーリーの1巻目。 表題長編シリーズ+読み切り短編「アクマのカノン」を収録。

赤星めぐる(14)、紅茶のテイスティングが得意な…そしてそれくらいしか能のない女子中学生。 憧れの環先輩に告白しようとするたび、何故か妙な邪魔が入って失敗続きの日々。 それでもめげずに34度目の告白をしようとしたとき、 ちょっとしたハプニングで偶然にも環と「キス」してしまう。 しかし次の瞬間、目を開いためぐるの目の前には「白衣姿で、成長した環先輩」が居て…。 こうして少女の、『キス』を巡る永く遠い旅が始まる。

成年向けエロ漫画や青年向けエロ漫画で精力的に活動されている作者さんの、 多分初の完全一般向けコミックかな? きららフォワードで連載始まったと聞いて単行本発売を楽しみにしていた一冊です。

お話の大筋をひと言で言うならば「時空をかける少女」ですかね、 主人公のめぐるさんが、様々な異世界を渡り歩きながら、 様々の出会いを経て、自らの身に起きた事象を知り、そして自分の世界へ帰ろうと奮闘すると。 ただし、この物語にはもう一つの軸が存在していて、めぐるさんはそれを中心に 各世界を飛び回る形になっており、多世界ものでありつつも 一環した恋物語としての形状をがっちり保っている感じです。 次の世界の姿がどうなるのか、その中でどういうお話が紡がれるかは当然ですが、 あとはプラスα的な要素の広がりがどういう風になっていくかは楽しみなところ。

めぐるさんはちょっぴり抜けてる感じはしますが、元気でまっすぐでひたむきな 好感の持てる女の子。普段は可愛らしさが先に立つ感じですが、 ハッとさせられるような表情をすることも多く、女の子の複雑さもばっちり完備。 一途だけれど微妙に惚れっぽいのも楽しいところ。 こんな子いたら様子を見てるだけで楽しいだろうなぁ:D

持ち前の柔らかな描線で描かれる、非リアル指向の造形の登場人物達は 独特の艶やかさと艶めかしさで、大変魅力的。もちもちのふとももと 肉感的なクチビルは毎度ながらたまらんですなぁ:D 非エロだけれど、エロ可愛いは正義ですよ。 ショタっ子もね<………

最終的な終着点よりも、どのような過程を辿るかが楽しみな作品かな。 隔月掲載なので続刊はもうちょっと先でしょうが、楽しみに待ちたいと思います。

ところで、この巻で一番エロっちいのは某ショタ君だと思うんだ………<あのな

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@ 『恋愛スタンピード!』:Dr.P(ISBN9784894219748)。エロ漫画。 休刊したCOMIC桃姫及びペンギンクラブにて発表された短編集。オール和姦。 むっちりお尻愛に溢れる愉快な激甘ラブコメディ集、3たび。

作者さん3冊目の単行本。安定安心のラブコメクオリティは変わらず健在。 絵柄等は大きな変化は無いものの、より安定度が増した感じで 抱きしめ心地のよさそうなむっちりボディと、その中でも独特の存在感を醸す 安産型のどっしりお尻の魅惑のムチムチパラダイスが素晴らしいのひと言。 おっさんキャラ含め、男女問わずに愛さずには居られない陽性のキャラ付けと描写で 読んでて顔がほころぶこと請け合いのらぶらぶコメディ揃いになっています。

今回の短編は前半については毎度のオムニバス形式の緩い繋がり短編、 後半5本は前単行本「侵略的恋愛主義」掲載短編の続編という位置づけ。 どれもいちゃらぶ関係成立後のお話なのでエロもたっぷりらぶらぶもたっぷりで 前単行本が大のお気に入りの身としてはこれ以上ないご褒美っぷりでした:D___ なので、必須ではないものの、前単行本も読んでおくとよりスムーズにお話が楽しめるかと。

今回のお気に入りは…やっぱり「俺のミドリ先生」の翠先生が凶悪だなぁと。 飄々とした美人さんとビキニという 凶悪過ぎる組み合わせ…そりゃこうぐっちょりとオイル的なものを塗りたくりたいよね、赴くままに!! 完全新作の方でいえば「明乃ポートレート」の明乃姉ちゃんが破壊力高いかなぁ。 その格好は販促で反則でしょう。他もそれぞれ好きなのですがきりがないので割愛。 いや、前単行本のときも言いましたが全体的にお気に入り度が高すぎてもうみんな好き状態でして(汗

とまあ、非常に安定しており、 新作に関しては掲載誌の関係かややエロシーンの尺に物足りなさを感じるものの 極めて高いレベルでまとまった一冊です。 とはいえ、ここ3冊似たような路線で来ているというのも事実で 客観的に見てややマンネリ感が出てきているのは否めないところ。 そろそろ固定キャラで彫り込む形の長編とかも見てみたいところですね。 それでもやっぱりらぶらぶラブコメディな方向は保って欲しいというかってな思いはありますけれど。

ということで前巻までのファンは言うに及ばず、 和姦スキー&ラブコメスキーは強くオススメの一冊です。 お尻≠アナルセックスという注意点も同様。 でも本当に、Dr.P先生の描くお尻は素晴らしいですよ。新たな属性に目覚める勢いで 素晴らしいムッ尻っぷり。是非一度お試しアレ。

余談。カバー折り返しのデザインでひとしきり笑わせて戴きました。なにこの素敵な取り合わせ

以下、自分用対応表。 「おカタい彼女」>「おネダリ彼女」、 「アネさんと呼ばないで」>「カワイイなんて言わないで」、 「今更なカンケイ」>「今更なセイヘキ」、 「私のマクラくん」>「俺のミドリさん」、 「センセイが止まらない!」>「センセイが止められない!」。 こう並べると分かりやすく対になってますナ:D

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@ 『私のおウチはHON屋さん(1)』:横山知生(ISBN9784757530027)。ガンガンJOKER連載。 店頭で見かけてなんかこう買わないといけない気がしたので購入。 ちょっとぐーたらなお父さんと二人で家業を切り盛りする健気な小学5年生女子の ほのぼのお仕事物語。ただし、その家業…エロ本屋也。

中沢みゆ、ごくごく普通な小学5年生女子。 今日もお父さんを手伝って家業の書店の店番を頑張ってます。 お店にくる常連のお客さんもとてもいい人ばかりです。 恥ずかしいのは嫌だけれど 今日もみなさんにぴったりの一冊をオススメ出来ると嬉しいな♥ このたび創業50周年の成年向け書籍専門書店・中沢書店、今日も元気に営業中です!!

注意)文字通りに真っ向一般向けのほのぼのお仕事漫画です。重要な事なので二回言いました。 色っぽいシーンは…無いよ? 無くはないけれど、無いよ。

物心つかないほど幼い頃からエロ本に囲まれて育った女の子が その意味を知り、また年相応の羞恥心と潔癖感を持った時、どういうことが起きるのか… とかまあ、そういう面倒くさそうな話はどうでもいいんですが、まあそういう漫画ですね。 エロ本屋という家業に対して、恥ずかしくて人に言えないという葛藤を抱いているという 描写は一般的な認識としてはまあ真っ当であり、そこになんでやねん!!というツッコミを 我慢出来ない向きは回れ右した方がベターです。

みゆちゃんはエッチな本は「恥ずかしい」けれど けっして「嫌いなわけではない」というのが本作品のキモですね。 お店のことも口では嫌がってますが、実際にはともて大切に思っていると。 常に読んでるのはお店のエロ本だし、その内容はばっちり記憶分類されていると。 そして必要に迫られると一転、その豊富すぎる知識を利用して 見事なまでのエロ本ソムリエールっぷりを発揮してくれるのに 爽快感すら覚えます。美少女エロ本ソムリエールってナニそのキャッチーさ。

恥じらいってやっぱり重要だよねということで えっちなのに恥じらいながらも 今日も常連さんに頑張るみゆちゃんの姿をによによと眺めるという甘美な一冊でした。 絵柄も見やすく可愛らしく、ほのぼのと読める作品です。 設定の奇抜さに頼り切りにならずに定番ネタ含めて回してるのは 素直に上手いなぁと思わせられました。気になったら読むと良いですよ。

ところでピーチ山田先生には何処に行けば逢えますか?<………

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@ 『イマコシステム』:緑のルーペ(ISBN9784863491786)。エロ漫画。 作者初単行本。COMIC天魔誌にて掲載された表題作でもある長編「イマコさんシリーズ」と 読み切り短編2編に、イマコさんシリーズの後日談エピソードを描き下ろしで加えた一冊。 本年の要注目作者さんの一人ですよ:D 属性的にはラブリーちんまいボディっ子、 黒髪眼鏡っ娘、らぶらぶ濃厚エロ、薬物MC、輪姦、NTR、近親相姦etc。

本誌で読んで、あっという間にその可愛らしさにガッツリ心を掴まれた ちんまい系眼鏡っ娘ヒロイン「イマコさん」をメインに据えた「イマコさんシリーズ」をまるっと収録した 作者さん初単行本になります。ちんまいスレンダーボディにちょっぴりぼさぼさの黒髪ロング、まるっとした顔を彩る無骨な黒縁眼鏡というなかなかにマニアックな外見のイマコさんですが、 ダイスキなイチナくんの前ではクルクルと変わる表情や、 中身デレデレなのに無表情とりつくろってみたりとか そりゃもう見ててぎゅーっと抱きしめたくなること請け合いのラブリーっぷり。 正に本年度エロ漫画最強ヒロイン(謎)の一角を担うに相応しい娘さんだと思います。

そんなラブリーなイマコさんが時には猫耳で、破れ黒ストで、 浴衣姿でと実に様々なシチュエーションで文字通りグッチョグチョに乱れまくる 濃密なエロシーンを披露してくれるもんですから、そりゃもう我慢しろつー方が無茶ってもんですよ:D 特に中盤以降は、前半のらぶらぶっぷりから一転のアレでナニで 脳髄の隅々まで快楽で蕩けるような激しいプレイが目白押しですしね。 快楽に支配されて大切だったものも見失う…そんなイマコさんの様子は 悲壮さと共に得も言われぬ背徳感満載です。男の腕の中でおもちゃのごとく扱われる ちんまいボディのこの破壊力ったらもうデンジャラス。

とまあエロシーンはガッツリ組まれているのですが、 ストーリー面もかなり重視されています。 ただイマコさんシリーズに関してはかなりストーリー面で錯綜しており、 分かりづらさの方が先に立っているというのが正直なところです。 最後まで読んだ上で、最初から読み直せば色々と合点は行くのですが お話の作りとしてはちょっと禁じ手かなぁという気も(^-^;;;; まあ、途中で辛くなって連載読むの止めた身としては複雑に思いつつも 歓迎したかったりもするのですが…。 純愛物語として読むか、NTRものとして読むかで、印象が変わってくるかなぁと。

絵柄は極めて達者。デフォルメは基本強めですが型にはまった絵柄ではなく、 描きたいものを描きたいように描けてる感じですね。 大枠的な印象としてはF4U先生あたりが近いかな? イキ顔など、かなり思い切ったディフォルメや漫符的表現を使って 印象深く仕上げてあり、画面のインパクトは強いです。 快楽でとろとろに蕩けた口周りやら舌やらが大変にエロいなぁと:D____

まだ発展途上な面は見えるものの コメディもエロもシリアスも、色々と描けることを読者に示してくれる 初単行本としては大変意欲的な作りだと思います。 好き嫌いはまあ、出るとしても、チェックしないのは損です。 ラブリーで凶暴なちんまいっ娘さんが好きで表紙が気に入ったならば是非:D___ 強くオススメですよ。

あ、個人的には短編「アスベルガァ」のモテナイ男の心の抉りっぷりも捨てがたいものが。 何処を切っても夢物語なんですけれどね。 それでも許されたい…優しく包み込まれたい…情けない男の姿に共感するばかりです(つ-;

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@ 『花×華(2)』:岩田洋季/涼香(ISBN9784048687683)読了。 電撃文庫新刊。映像研を舞台にした文化部系真っ向青春ラブコメ第二巻。

四季が最も美しいと言われる街・美桜町に暮らす少年・夕と、彼を慕う二人の美少女・花と華。 一通のラブレターが巻き起こした騒動も一段落し、季節は夏…そう夢と希望で一杯の夏休み。 夕たち映像研の面々は新作撮影のため、美桜からフェリーで数分の 離島・黒髪島へ5泊6日の撮影合宿に赴く。夏! 海辺!と来れば当然水着!! だぶるはなの眩しすぎる水着姿に、夕はドギマギ、 一方のだぶるはなな二人も想い人と一緒のお泊まりで淡い期待にドキドキ…果たしてその行方は?

なによりまずはシリーズ化したことを喜びたい。 またあの「だぶるはな」に逢えるというのは至極の喜びですよ:D

今巻は前巻ほどの大事件が起きるわけでもなく、ここまで出来上がった関係の上に立って 愉快で楽しくて眩しすぎるせーしゅんなドタバタラブコメディーと、 ダブルヒロインの片割れである・華さまが秘めた心情にスポットを当てた、そんな巻でした。 ラブコメディーといいつつも物語的な主体はやっぱり「部活動」の方ですね。 ラブコメ的な進展はお預けというか、互いに牽制し続けてる分進捗の出しようがないというか(^^; 今回も元気いっぱいの花ちゃんの猪突猛進のアタックと 華さまの華麗なる腹黒アタックにたっぷりとニヤニヤできましたよ。かー、もう羨ましいねぇ>夕くん 花ちゃんと華さまは本当に生涯のライバルで、そして生涯の友達…文字通りの姉妹なんだなぁ。

今回の見所は…どきどきの水着選びとか、 当然の水着シーンとか露天風呂シーンとか…たっぷりあり過ぎ。 とはいえ随一はやっぱりラストの○○シーンですかね:D 先生アニメで見たいです。ここアニメで見たいです!!(力説

今回も映像美な映画部分に関しては言葉を尽くして表現する…という方向で 意図は分かるものの、 しっかりと読み通すにはややクドさを覚える部分もあり、多少好き嫌いは分かれそうに思います。 とはいえ、可愛らしいだぶるはなの赤面純情ラブアタックっぷりに、 山盛りの夏特有のラブコメイベントと美味しいところたっぷりですので 1巻が気に入った向きは要チェックですぞ:D 挿絵も水着に薄着にパンチラいっぱいだしな!!(殴

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@ 『ゴールデンタイム(1)-春にしてブラックアウト-』:竹宮ゆゆこ/駒都えーじ(ISBN9784048688789)読了。 「わたしたちの田村くん」、「とらドラ!」の竹宮ゆゆこ新シリーズ。 とある大学を舞台とした少し不思議な青春ラブコメディ開幕。

1浪の末無事大学に合格し、上京して一人暮らしを始めたばかりの青年・多田万里。 ひとりぼっちの慣れない都会に戸惑い、右往左往するばかりの万里だったが 入学式当日、同じ大学の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合する。 しかし、その出会いは光央が抱えるトラブル… 彼を「運命の王子様」と信じる幼馴染みの 「完璧お嬢様」加賀香子と関わり合いになることを意味していた。 光央を一途に思い続けるにしても度が過ぎる香子と そんな香子にウンザリしている光央…終始険悪な二人の間に挟まれ続けるうち、 「完璧お嬢様・香子」の「隠された素顔」に気づかされた万里は次第に彼女に惹かれてゆくが…。

最初50ページ程度、不可解な視点移動のせいで どうにも読み難かったりしたのですが、そこを過ぎればスイスイと。面白かったです。 従来シリーズを思わせる展開かと思わせておいて、きっちり外し、 新たな形での青春ラブコメディって感じですかね。 いやもう香子さんの見事なまでの地雷女っぷりがともかく痛々しくてなんとも(苦笑 くあ、また凄いのをヒロインに持ってきたなぁと思いましたが、読み進めていくうちに その不器用さや可愛らしさを思い知らされてって感じで、これぞゆゆこマジック!!ってとこですかね。

あとはメインメンバーが大学生ということもあり、大学が有する雑多さや楽しさ、 そして危うさもページを割いて描写されており、 そのあたりもなんとも懐かしくて良いものでした。 あそこまでじゃないにしても実際危ないことはあるしなぁとか自分の大学時代を思い出して以下略。

今回は香子と万里の関係構築に主眼が置かれていたため、他のヒロインさん候補は 顔見せ中心でしたが、彼女たちもなかなかに魅力的そうで楽しみなところ。 いろいろと気になる謎は残しつつ時間に続くって感じですかね。 色恋沙汰は幸せなばかりじゃないつー展開が目に見えるのが痛いところですが さてこの複雑そうな恋愛模様、どうなることですやら。多角ラブコメが動き出すであろう 次巻に期待です。

それにしても、口絵の某先輩見てどう見たってこれアレだよなぁと思いつつ読み進めてたら 本当に「アレ」でひっくり返ったりとかですね(苦笑

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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