○過去のかんそーぶん一覧 page.28(2009年03月〜2009年03月)

@ 『桜と蘭の散るころ』:神保ひとで(ISBN9784862970619)。エロ漫画。 コミックMOOG誌にて発表された表題シリーズ含む中短編集。 学生さん主体、MC系、ハードなエロスとアクメアヘ顔満載の一冊。 幼児体型の無い乳さんor巨乳さん…あなたのお好みはどちら?

MOOG系では三冊目の単行本。今回もエロ重視の一冊。 特徴的なのは淫らきわまりないアヘ顔。与えられた快楽のあまり焦点を失った虚ろな瞳と 小さな口からだらしなく突き出された可愛らしい舌先、そして流れ落ちる涎のコンボは 極めて扇情的です。そのように少女たちが与えられた快楽を享受し、それに溺れ尽くすさま が全編にわたって装備されており、これは和姦ラブコメ系でも貫かれます。 絵柄はやや不安定で、幼児体型キャラに関してはもうちょっと描き方安定してほしいなとは 思います。 肉厚の局所に極太のモノで激しく突き込まれては、アクメに達する少女たちの痴態を ご堪能あれ。

メインは表題の中編「桜と蘭の散るころ」。 導入はよくある映像による事故的な催眠・MC系ですが、 自覚症状の薄いままに継続する症状の得体の知れなさが目新しいかなと。 刻み込まれた快楽に蝕まれ、さらに肉体にすら変調を来して行く タイプの違う二人が乱れ絡む様子は非常に扇情的です。 とくにポニー娘の桜さんを襲う展開がなんとも私好みで、非常にお気に入りです。 あとは怪異触手モノの「抜苦与楽」かな。かつて父だったものへ向けられる 娘の複雑な思いと、そんな思いなどもはや推し量りすらしない父だったもののの 残酷な対比、通じてなさがもの悲しくも心に残ります。 一見悲惨な結末も一つの救いに見えてくるのが良いなと。 まあ、オチだけ切り出すと非常に好みだっただけという話もありますが。

ともかくエロくて、さらに虚ろ目系が好きな方は要チェックの一品。 絵柄の癖は強いので好みは分かれると思いますが、上記該当者の方は チェックして損はありません。陵辱系ハードエロでこそ生きる作風だと思うので 個人的にはこちらのラインで突っ走ってもらえると嬉しいかな。 (Permalink)



@ 『お釈迦様もみてる-紅か白か-』:今野緒雪(ISBN9784086011921)読了。 コバルト文庫新刊。「マリア様がみてる」の姉弟版開幕。 男だけの仏教校・花寺学院を舞台にした少年たちの騒がしい日常の物語。 別冊コバルト誌に掲載された本編に後日談・追補的な短編「アンドレの憂鬱」を加えたもの。

先走っては失敗するかつての自分との決別を誓い、 花寺学院高等部の入学式に向かった新入生・福沢祐麒。 しかしその思いとは裏腹に、予想外の事態に先走った結果大失態を演じ、 入学早々生徒会に目を付けられた上に学内でも完全に浮いてしまう。 何かとちょっかいをかけてくる生徒会長・柏木優に辟易しつつも 祐麒の前途多難な高校生活が幕を開けた…。

マリア様がみてる読者にはおなじみの祐巳さんの年子の弟・祐麒くんを主人公に据えて 彼の波乱に満ちた学園生活を描く、マリみてのスピンアウト作品。 マリみて本編では既に祐巳さんも祐麒も2年生も終わりの時期にさしかかっていますが、 本作品は祐麒の高等部入学の時点に立ち戻ってスタートしています。 なのでマリみての方ではすでにおなじみ感のあるキャラたちとの出会いも 描かれていて、そのあたりは楽しかったですね。 相変わらずというかやっぱりそんなかいという柏木さんの様子も堪能出来ましたし。 彼がメインで絡むせいで、アブノーマル感がえらいことになってるのだけが 要注意かも。 マリみてでの祐麒くんと同じように、こちらでもピンポイントでおいしいところをもっていく 祐巳さんの可愛いお姉さんっぷりが楽しかったなー。

とまあ、面白くはあったのですが…。なんというかマリみてには無かった 違和感というか、ぶっちゃけた話無いってこんなん的な部分が ちょっと気になってしまいました。このへんは女子校に対する幻想と 男子校に対する現実感の差が出たかなーというか。 いやずっと共学だったので本当はどうなのかについては 男子校も女子校もわからないんですがね(^^; 女の子がレズ小説読んだときの違和感ってこんな感じなのかしらん?

ま、マリみて愛読者なら読んでおいても損は無し。 柏木さんが嫌いな人は……ご随意に。 (Permalink)



@ 『エロい事してあげる』:木工用ボンド(ISBN9784903714202)。エロ漫画。 COMIC真激誌にて掲載された短編と同人誌にて発表された原稿を収録した作品集。 オール着衣によるエロチズム&フェチズム満載の一冊。 お姉さん×ショタっ子濃度高め。S系女×M男濃度も高め。水着濃度も以下略。

何よりも着衣エロに徹底的にこだわる作者さんですが、今回も期待通りの内容です。 本当に、すがすがしいまでに脱ぎません。半脱ぎですらありません。 ショーツもずらす程度、生乳すらまろびでることは極めて稀という徹底っぷりです。 しかし頻出する競泳水着を中心とした身体にぴったりと張り付く衣装の数々によって 演出される見えそうで見えない秘匿されたエロスは極上の出来上がり。 キツキツの衣装で絞り上げられた肉のエロスを堪能ください。

また、奔放快活でサドッけのある年上のお姉さんに責められるM系美少年という シチュも多めです。ほっそりとした少年が、お姉さんに良いように責め立てられて 追い詰められていくというやや倒錯したシーンはそっちのケのある人にはたまらないかと。 このへんは抵抗を感じる向きもあるとは思いますが、 概ねこっちのシチュで餌食になるのは「美少女的な美少年」なので読んでみれば 思ったほどの抵抗感は無いと思います。

一番気に入ってるのは 三つ編み眼鏡ながらS度高めの美園姉さんが素敵過ぎる 「タブーほど甘く刺激的」の三部作かな。 倒錯しつつもラブラブだったり、状況によって色々な顔を見せてくれる 美園姉さんの魅力にノックダウンですよ。 あとは息子にねっちりと責め立てられてあえなく堕落する人妻さんの扇情エロスがたまらない「ボーダーライン」。 ちびっ子お姉ちゃんのちょこちょことした仕草が可愛らしくて仕方ない「ちび姉」あたりかな。

絵柄はすっきりとしたアニメ絵系。頭身は高めで、瞳は小さめで吊り目さん率高め。 最新モードに比べるとやや野暮ったさもありますが、 個性の範囲であり見劣りするようなものではありません。 普通のエロ漫画に飽きてきた方、新しい自分を発見したい方、 女の子に責められるシチュが大好きな方は是非チェックしてみてください。 責めといっても肉体的なダメージをどうこうするようなシチュエーションはありませんし 基本的にはどれもラブラブな方向ですので、そのあたりはご安心を。 ま、目覚めすぎた場合の責任は取りかねますが:D (Permalink)



@ 『機工魔術士-enchanter-(17)』:河内和泉(ISBN9784757523340)。 ガンガンWING連載。約6年に渡る連載もついに最終巻。 大好きなおねーさんを守るため、 なんだかんだと周りの大人達に揉まれまくった(笑)少年の成長っぷりを刮目して見よ!!

強敵・カリオストロの領域での戦いは続く。 やっとの思いで取り戻した優香姉の真贋を確かめるため、 単身カリオストロに立ち向かうハルヒコだったが、実力差は大きく 持ち込んだ武器の大半を失い、さらに外部への通路も遮断されてしまう。 深く傷ついたハルヒコの姿を垣間見た優香姉の悲痛な叫びにハルヒコは? はたして一途な少年の努力と想いは無事に思い人に届くのか?

いやもう、ともかく努力に努力を重ね、 苦労しまくったたハルヒコくんにまずはお疲れ様と一声掛けたい気分ですね。 メルクーリオ編以降のしんどさはここに極まりという感じですね。 カリオストロの話の通じなさといったら、 あまりに絶望的で頭を抱えるしかない状態でした:D よくもまあ、アレに真っ向ぶつかったよ、まったく。 物事の真贋とは、 そして自分が見ている「セカイ」は何者が作り、何によって定義されているのか ラストの骨とハルヒコの会話シーンは、 シリーズ後半を綺麗に総まとめとしてくれています。感覚と論理の境界…か。 ま、ラストがどうなるかは是非読んで確かめてみてください。

シリーズ通して。 最初は綺麗なお姉さんハァハァ漫画だと思って読んでいて、 実際それに違いは無かったのですが、シリーズ後半からは 非常に論理的・哲学的な要素が加わってきて、やや難解さ…というか どうしようもない出来事がハルヒコくんと読み手側に突きつけられるようになり 胃には良くないが面白い上にお姉ちゃんは可愛いという大変に難儀な作品に。 しかし根幹は主人公くんの一途な恋と成長物語で貫き通されてブレなかったですね。 たいへん楽しい作品でした。次回作にも期待しています。

で、ハルヒコくんが軸になったせいで、サブキャラ陣のおざなり度が高くなっちゃってた わけですが、単行本オビによると9月売りのガンガンWING誌から番外編の連載が 開始されるとのこと。どのへんにスポットがあたるかは未知数ですが 楽しみに待ちたいと思います。 (Permalink)



@ 『賽ドリル(2)』:河内和泉(ISBN9784757523364)。 ガンガンWING連載。仏教系ユルユルコメディの最終巻。

賽の河原を訪れる、現世への未練を持ったまだ幼い魂たちに課題<ドリル>を課し、 その成績如何によって現世へ戻る道筋を示す地蔵菩薩の化身・サイノシンたちと ドリルに挑戦することになった二人の女子高生あずき&マキヨシ +αの日常はすったもんだに溢れていて…。 しかし、そんな日々にもついに別れの日がやってくる。

今回はもうサイノシン軍団の艶っぽさに尽きるでしょう。 日本各地の有名地蔵と共に現れるサイノシン達の麗しさといったら:D わずかなパーツの違いでこれだけバリエーションが出せるのは素直に感心。 賀茂さんが可愛いなぁ:D まあ、みんな性別不明だけどな。 後半は話を畳む関係上、やや急ぎ足過ぎる感がありますが、 仏教的な考え方を変に歪めず、かつ平易に示してくれていて 若い人には興味深い内容なんじゃないかなと。 仏教的な良さをひしひしと感じるラストでしたよ。日本人に生まれて良かったなぁ。

まあ、扱ってる題材はそういう感じですが、基本的には ドタバタのギャグマンガなので肩の力を抜いて読めます。 キャラクターの生き生きとした様子は河内作品の大きな魅力ですが そこの部分は存分に味わえるシリーズになってます。 全2巻ですし、さくりと読むには良い分量かなと。

とりあえず超神ネイガーを見かけたら拝まないと思いました(違 いや、ドカベンはいいから、ドカベンは…。 (Permalink)



@ 『都合のいい少女』:猫玄(ISBN9784863490123)。エロ漫画。 COMIC RIN誌にて発表された短編をまとめたもの。 ローティーン気味のすっとんツルペタっ娘オンリー。ショートカット娘多め。 「むしろウェルカムです♥」

33冊目(!!)の単行本とのこと。ベテランらしく全体的に安定感のある作品揃いです。 しっかりした無駄のない描線で描かれるアニメ絵風のキャラ達は とても愛らしく、それでいてエロシーンではたっぷりと蕩けた表情をしてくれます。 表情パターン増強もきっちりされていて、特に絶頂を迎えて焦点が定まらなくなった 顔が扇情的で良かったです。 「少女体型」をしっかり描き分け出来てるのも流石という感じですね。 下着類も年相応に機能性重視なのがその筋の方にはたまらんのではないかと。 エロ下着でのギャップも良いモノですが、これはこれで。 ストーリーもエロの邪魔にならない程度にすっきりと読みやすいものが多く、 基本和姦で後味も極端に悪いものはありません。 何本か変化球はありますが、そのへんはスパイスということで。

お気に入りは 表題の「都合のいい少女」はまさに理想…というか男の欲望そのままのまきちゃんが可愛いです。自分のすべてを受け入れて言うことを聞いてくれる女の子ってねぇ…ただオチはちょっとどうかと思いますが…なんも冷や水浴びせんでも。 あとはエロ紐水着と日焼け跡のコントラストが楽しい「発売中止!?とっておきの舞」、 少女の視点で展開する密室での情事が楽しい「退屈な時間の過ごし方」、 言葉の通じない金髪巫女服の少女との逢瀬とオチが楽しい「狐の嫁入り前」…これは描き下ろしで後日談アリなのが非常に嬉しかったです。ええ、いやもう非常に私好みの作品に進化してましたので:D こんな感じかな。

猫玄作品のロリ系は個人的にあまり好みではなかったのですが、 今巻の収録作品については以前は感じていた抵抗感がありませんでした。 たぶんあまりにロー過ぎるのが無かったのが主原因だと思います。 そうはいっても今回もしっかり幼児体型の方ばかりなのでアレですが…。

まあ、おっぱいがおっきくないと嫌だという向きは全力で回避してください。 微乳や寸胴を愛しちゃってる方はマストバイで。 (Permalink)



@ 『犯りたい人妻』:葵ヒトリ(ISBN9784870767140)。エロ漫画。 一水社系のCOMICオレカノなどに掲載された短編集。 ちょっぴり崩れ始めた熟れ熟れボディのお姉さん&人妻さんがたっぷり。 背徳感のあるシチュはあるものの、全体的に重さは控えめ。

女性は30過ぎからよ!!と力説する作者さんの2年ぶりの単行本。 その言葉通りに年上ネタ、人妻ネタが満載。 やや劇画系統寄りの瞳の小さなすっきりしたフェイスと 漫画的な表現技法のハイブリット絵で描かれる、 可愛らしさと美しさを兼ね備えた奥様達は実に魅力的。 重力に負けて垂れ始めた乳房や、ややふっくらとした腹部など 蕩けそうな妙齢の女性特有の肉体美をたっぷり堪能出来ます。 特に魅力的なのは肉厚の唇と存在感のある舌かな。 舐めしゃぶるために突き出された舌先が醸すエロさが脳に響きます。

お気に入りは「彼女は人妻<コイビト>」のシリーズかな。 ややあっけらかんとした不倫モノですが、背徳感の要素はかなーり軽め。 可愛い男の子をリードして誘惑しつつも、その実、逆にメロメロにされちゃってる 人妻・沙耶香さんの様子がお気に入りです。ちょっぴりコケティッシュな眼鏡妻ハァハァ:D___ 冷静に見れば悪い人ですが、憎めないキャラなんですよね。 あとは間男に汁漬けにされてぐちょぐちょに蕩かされる様子が 非常に良い「人妻は断れない」や 親子どんぶり万歳!万歳!!な「母子姦」が好きです。

カバーは塗りが外注のため、やや出来すぎです。 出来自体は素晴らしいし、大きく印象が違うわけでは無いのですが 出来れば中身を見てご確認を。 絵柄的にもちゃんと熟れた年上が好きな人はチェックして損はありません。 (Permalink)



@ 『武林クロスロード(3)-西海故事-』:深見真/Rebis(ISBN9784094510836)。 ガガガ文庫新刊。英雄豪傑武侠色を好む!! 筋肉美女達の狂乱の宴はさらに激しく舞い踊る。 『ここが武林の分かれ道!!』

朝廷に奪われた母を取り戻すため、修行の旅を続けるリョウカと その師・【拳神雷】レイ・シュンライ一行の新たな目的地は西方の島国・ジャン国。 強力な海軍を持って数に勝る朝廷軍と互角以上の戦いを続けている強国であった。 師が残した「風雲救国状」に従い、 ジャン国の臨時将軍となったシュンライとその一行は 性愛に開放的な島国の「熱烈な歓迎」を受けることに♥ しかし、平和は長く続かない。 朝廷の征西将軍・ラゴン率いる朝廷の大軍団は刻一刻とジャン国に迫りつつあった。 果たしてジャン国の、そしてリョウカ一行の運命は?

2巻のあとがきでの予告通りに「海だ!!水着だ!!!筋肉美女祭りだ!!!!」な巻でした(^^;;;; 挿絵担当のRebis氏のいい意味で頑張り過ぎなイラストの山にくらくらすること必至です。 特に巻頭カラー口絵の筋肉美女45名そろい踏みな水着イラストグラビアは ある意味ラノベ史に残っちゃうんじゃないかと思わざるを得ません。…いやもうすごいよ。 モノクロ絵も見開き率が高いのでお得感があります。

本編。エロ濃度は今回も濃厚。 エロでストーリーが駆動している状態まで持って 行ってる清々しい突き抜け方がたまりません。 拷問系のシチュが心持ち多めかな。後宮ダコハァハァ:D__ メインストーリーが宮廷内での策謀劇寄りなので ちょっと読み終わってのスッキリ度ではこれまでより弱いかなぁ。 ラストバトルもあっさり気味ですし。 まあ、リョウカのパワーアップが主だったと思えばいいのかな。 やっぱりシュンライさまとリョウカの絡みが見たいなーと。

それにしてもやっぱりお姫様をいいなりにしちゃうシチュは萌えるなぁ:D 複数の女力士による集団ふたなり輪姦とかどんだけマニアックやねんという…。 思春期に読むと人生観が歪むこと請け合い。そういう意味ではすばらしい 作品なんですがね。 (Permalink)



@ 『は〜れむ♥ちゅーん 限定版』:高岡基文(ISBN9784894654037)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて連載された連作短編集。 学園合併を前にテストケースとして名門男子校に留学してきた七曜学園の女子生徒たち10名+女教師2名。女子校から男だらけの男子校への留学…当然只で済むわけもなく…。 お嬢様軍団の嬉し恥ずかし逆ハーレム満載!!

女の子いっぱいでなんとも華やかな一冊。 長編ストーリーではやや不安感のある作者さんですが、 本シリーズは基本的に一話完結の短編の積み重ね+エロ主導なので問題なし。 展開のバラエティも充実してるので飽きも来辛いのがいいです。 基本的に(男多数×女の子1名)×n組という構成…つまりは逆ハーレムで、 比較的女の子が積極的。 強要要素もありますがどれも最終的には和姦な流れです。まあ ぷにぷにボディを無数の男達の手でもみくちゃにされ、汁漬けにされて 惚ける女の子達の姿はとても扇情的。穴という穴をかき混ぜられて快楽に噎ぶ 少女達の姿をたっぷりご堪能あれ。

気に入ってるのは#4の相馬姉妹編かな。デコお嬢様とタカビーお嬢様が 互いの痴態にそれぞれ恥じらったり、快楽責めの中で「仲直り」させられたり する様がたまりません:D___ あとは前髪ぱっつんツンデレスレンダーっ娘とぽややん爆乳金髪娘のコントラストが 楽しい#6も好みかな。 まるまるとした果物風おっぱいに目がいきがちですが、 ぷっくり静かに自己主張する微乳もまた良いのですよ。乳首でくちゅくちゅハァハァ。

なお、このシリーズは今後も継続するようで 次はコスプレを主眼に据える新シーズンに突入するとのこと。 せっかくのキャラ達ですし 、確かにこれで終わるのはちょっともったいないですから良いと思います:D ハーレム展開もしたいということなので個人的にはそちらに強く期待しつつ 待ちたいと思います:D (Permalink)



@ 『な美らる-なちゅらる-』:てりてりお(ISBN9784862524348)。エロ漫画。 COMICメガストアHに発表された短編をまとめたもの。作者2冊目の単行本。 短髪眼鏡デコっ娘分多め。バカ成分多め。痴女っ娘多め。

絵柄は無駄のないシンプルなラインの今風アニメ絵系。 シミ一つ無いスラッとしたスレンダー系のボディながら、 出るところにはほどよく肉付いているという魅惑のボディが魅力的です。 舌先や乳首、局部などはかなり気を使って描かれていてむしゃぶりつきたい衝動にかられます。 そして激しい交合シーンの描写がエロ度をより高める要素です。 快楽に惚けた表情や、後ろから激しく突かれてぷるぷると大きく揺れる乳房、 だらしなく突き出された舌先や、あふれ出る涙や涎…。容赦のないアヘ顔が 絵柄のシンプルさに強烈な印象を付与してくれています。 フェラシーンとディープキスシーンが特に印象深いかな。

気に入ってるのは某ヤサコさん似の女の子がエロ下着でハッチャけまくる「今日が記念日!!」。大人な印象のクール系の女の子が乱れまくる様が楽しい「春風注意ショーツ」、ポニテっ娘万歳!!万歳!!万歳!!!な「南国バスバス」あたりかな。

エロ主体かつ、基本的にノリがバカ展開なので気楽に読めますが、 そこが逆にやや人を選ぶ部分でもあるかもしれません。 貧乳も巨乳もそつなくこなす実力派です。カバー表紙よりはカバー裏のほうが 中身の印象を多く残しているように思いますので、そちらを参考に。 絵柄が気に入れば試す価値はあるかと。

あー、やっぱアヘ顔がいいわぁ。そそるわぁ…。 (Permalink)



@ 『フランケンふらん(2)』:木々津克久(ISBN9784253233125)。 チャンピオンRED連載。グロ可愛系天才医療少女・ふらんさんが繰り広げる 戦慄のメディカルホラー第二巻。 描き下ろしのヴェロニカ外伝と読み切りの短編ホラー?「禍談<マガバナ>」も同時収録。

今日も出会った被験者に奇抜な人体実験を続ける継ぎ接ぎだらけの少女ドクター斑木ふらん。 人間の倫理観を超越したその「医療」は関わった人間の運命を大きく歪めてゆく。 そんな彼女の元に「妹」を名乗る黒衣の継ぎ接ぎ少女・ヴェロニカが現れる。 「生かす」ことをやめないふらんと「殺す」ことをやめないヴェロニカの対決の行く末は…。

1巻に比べるとグロ要素はやや抑えめかなーという気もします。 1巻にはあった苦手な芋虫系のネタがなかったというのもありますが。 その分今回は黒くてカサカサ動く例のアレが大量に登場する話があるので 苦手な方はご注意を。そりゃ発狂したくもなるわ、あんなん(苦笑 妹キャラのヴェロニカさん登場話での ふらんさんの大演説とその結果のギャップも素敵でした。 格が違いすぎるよなぁ、この姉妹…。

エピソードとしては妙にいい話な#11「SNOW LIGHT」。 人間の欲望とふらんさんの技術の 不幸な出会いが楽しい#12「MULTIPLIES」#13「MULTIPLIES^2」 あたりがお気に入りかな。 ヴェロニカさんは………無事なんでしょうか、これ(汗

なお、1巻に引き続き今巻も単行本カバー絵は釣りです(ぉぃ ヴェロニカさん可愛いのになぁ…無事を祈りつつ三巻を待ちたいと思います。 (Permalink)



@ 『狩乳遊戯』:しいなかずき(ISBN9784860326074)。エロ漫画。 COMICアンリアルやキルタイム系列のアンソロジー本で発表された 短編・連作短編集。 ケモノ耳、ふたなり、爆乳当たり前。触手、ニプルファック、尿道ファックに 各種二本・三本刺し、前後大拡張、性転換にボテ腹ファック等々、 マニアック度高めのプレイが満載です。

作者2冊目、キルタイム系からは初の単行本になります。 絵柄は基本的に可愛らしさ優先のアニメ絵系ですが、前述の通りプレイ内容が ともかく濃いです。そのへんのギャップがまたお気に入りだったりします。 もともと胸部や臀部を極端に強調されたボディラインが特徴ですが 掲載誌がファンタジーありありのアンリアル系ということもあり 魔術など不思議ギミックで、乳房のサイズもふたなりも果ては性別までもが自由自在という フリーダム世界。爆乳を超えた超乳に巨大なイチモツを突き込まれ 快楽にあえぐ姿がなんとも扇情的でGoodです。 まさしく穴という穴を使い込まれて、だらしなく広がった秘部から 残滓を垂れ流す姿…たまりませんねぇ。 まあ、それでも同人誌よりはやや控えめですが:D

とまあ、内容的には一般人どん引きのハードさですが エピソード的には和姦寄り。真っ暗なのは「ペット…」のみだったりします。 ハードなのは好きだけど暗いのとか痛いのは嫌だという向きは 挑戦してみてもいいかもしれません。 ただ、かなり人を選ぶ内容なのは確かなので、その点は十分に留意を。

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@ 『こどものじかん(5)初回限定版』:私屋カヲル(ISBN9784575834956)。 コミックハイ!連載。小悪魔小学生・りんと、りんに振り回されながらも 教師として・大人として彼女を導こうと奔走する若手教師・青木先生の物語5巻目。 なお、初回限定版は約90分のTVアニメ第1期総集編と 第2期の告知PV4分が収録されたDVDが付属しています。

りんに対する言葉にならない想いに思い悩む青木。 一度は「父性」と納得するがどこか違和感は拭えない。 そんな中、りんの首筋に残された「印」を発見した青木は、 りんの保護者・レイジへの不信感を募らせる。 一方、りんの母にして、恋人であった故人・秋への果たせなかった想いを りんに注ぎ続けるレイジだったが、 突然の電話が二人の関係を大きく揺るがすことになり…。

りんちゃんの「脆い部分」への大人たちのアプローチと、 それに不安を覚えつつも、大人に頼らざるを得ない黒ちゃん達の姿が切ないですな。 それにしても明らかにりんを母親の秋さんの身代わりにしようとしてしまっている レイジくんのヤバさがどんどん洒落にならない領域に突入していて胃が痛いです。 青木先生の正確な地雷の踏み抜きっぷりは今回も健在ですが、レイジくんと比較すればねぇ…。 お堅い教師の意外な一面大会状態の白井先生話が一服の清涼剤というか(つー;

面白いけど痛い痛い…ああ、キッツい作品だこと。 カバー裏の反転こどものじかん…アりじゃね? アリアリ!!>青木先生 しかし、りんちゃんの台詞もこっちだとまるで洒落にならんなぁ。

あと、折り込みカラーピンナップが秋さんの妊婦ヌード!! …HRスキーにとっては素晴らしいモノでした:D 人前でペラッとでもめくれたら色々破滅だけだどな(汗 (Permalink)



@ 『あなたが触れるたびに』:Dr.P(ISBN9784894218185)。 エロ漫画。作者初単行本。COMIC桃姫にて発表されたとある学園を舞台にしたオムニバス形式の短編集。 オール和姦。コメディ調。ややフェチ分アリ。ともかくお尻(notアナル)

安産型のどっしりお尻が素敵なエッチな女の子達が繰り広げるドタバタラブラブコメディが満載の一冊です。 お尻大好きを公言する作者さんだけあって ともかく、横幅のある重量感たっぷりの下半身に目が惹きつけられて止みません。 本当に両側から手を回してぐいと鷲づかみにしたい衝動に駆られるますねぇ:D__ 初単行本ですが、絵柄の方はおおむね安定。 ディフォルメの強いアニメ調の絵柄で描かれる活き活きとした表情付けが非常に魅力的です。 どの短編もエッチが主軸のストーリーですが、そんな中でもしっかりキャラが立っているのも良い部分です。 お気に入りは…正直みんな可愛いので甲乙つけ難いのですが、巻頭にもなっている「フミさん」は そのボケボケっぷりや、太り気味の迫力ボディっぷり、前髪パッツンの黒髪ロングと破壊力は高め。 あとはカバー絵にもなっている年上保健医の鈴ねえちゃんも◎。可愛くてエッチな年上には逆らえません

上半身。特に乳房周りの描き方が現状すっきりし過ぎているので、 そのあたりをもう少し強化できればさらに間口を広げられるんじゃないかなーとも思います。 現状でもラブコメエロスとしての完成度はなかなかのもの。今後が楽しみな作者さんです。 裏表紙の「どっ尻」に惹かれたら購入をオススメします。 (Permalink)



@ 『きみとぼくが壊した世界』:西尾維新/TAGRO(ISBN9784061826007)読了。 講談社ノベルズ新刊。きみとぼく…「世界」シリーズの第三弾。

センター試験も滞りなく終了した頃 病院坂一族の男・笛吹の誘いにより霧の都・ロンドンへ向かうことになった 保健室登校生にして自傷癖のある皮肉屋・病院坂黒猫と 黒猫の唯一の友人にして極めてシンプルな青年・櫃内様刻。 初めての海外旅行にまったくの観光気分の二人を待ち受けるものは果たして何か? 謎が謎を呼ぶ、虚虚…の渦の中、見えてくる真実とは?

まあ、なんというか自分の見ている「世界」が如何に脆弱かというのを 痛感させられたというかなんというか。楽しませていただきました。 私がかんそーぶんを書く際に一番神経を使ってるのは「あらすじ」を出来る限り 嘘偽りの無い、かつネタバレの出来る限り無いものに仕上げるか…だったりするのですが 今回のは相当参りましたよ。正直。 本編を読まれた方は苦労の一滴でも汲み取っていただけるとあり難いところです。

本編。二人のロンドン観光の様子の描写がとてもラブリーでいい感じでした。 特に第一章の異様に萌え萌えした黒猫さんの様子は一部の読者に強く訴える代物だったのではないかと。 ベーカー街でぶっ壊れモードに入る様もその場にいたらと思うと いい具合にニヤニヤ出来ました。

上から目線とか色々と耳の痛いお話もありましたが、 それはともかくとして、今までの二冊とはやや毛色の違う感じに仕上がった一冊でした。 二人のイチャツキ加減が存分に楽しめたのが個人的に◎。 それにしてもまあ、参った。本当に参った。 (Permalink)



@ 『初犬3』:犬(ISBN9784870767102)。エロ漫画。 美少女的快活力と後継誌・COMICオレカノにて連載された「ストレンジ♥カインド オブ ウーマンズ」シリーズの3.5話〜最終話までを収録。

記憶喪失となった深谷を巡る、深谷の彼女のエッチ大好き 無口少女・藤乃と深谷の幼馴染にして長年想いを伝えられないままでいた 暴虐な化学部少女・三田の争いはあらぬ誤解や大騒動を生み出しながら今日も続いていた。 しかしそんな日々は唐突に終わりと告げる。 藤乃の元で記憶を取り戻した深谷の姿に、敗北を悟った三田の心は大きく乱れ…。 …『ストレンジ♥カインド オブ ウーマンズ』#3.5〜9。

単行本3冊に渡って続いてきた「ストレンジ♥カインド オブ ウーマン」及び「ストレンジ♥カインド オブ ウーマンズ」の藤乃シリーズもこれにて最終巻。まあ、正直1冊にまとめてくれよと思わなくも無いんですが、いまさら言ってもしょうがありません。 今巻収録分のストーリーでは全体的に三田嬢のウェイトが重めで、 素直になれない複雑な思いを抱く彼女の暴走・迷走が可愛らしくもあり不憫でもありといった感じでした。 もちろん、ポイントを押さえる…というかエッチで全部丸く収めちゃう藤乃んパワーも健在ですが。 三田嬢に関してはちょい寝取られ的な部分もあるので苦手な方は注意かもしれません。

掲載の前半部分はややストーリーや一部作画や画面処理が荒れ気味なのが残念な所ですが ぷりぷりもちもちの形の良いおっぱいは健在で、 弾力と柔らかさを保ちながら形を変える様はやはり良いものでした。 特に後ろから突かれまくってシーツの上で押しつぶされる三田嬢のおっぱいがお気に入り。 あとは保健医せんせーの勘違いで襲われて必死に我慢する姿も素敵でした。 ラストの3Pは…賛否あるプレイ内容だと思いますが、広い心で接することを推奨します。 タイプは違えど強引な女の子二人に振り回されるのも男冥利に尽きるんじゃないかな。

〆の数ページの三田嬢の科白が連載版から変更されてますが どちらのVer.も甲乙つけ難い印象です。最後までツンを保つかデレるかの違いですが(笑 まあ、何にしてもいきなりの長期連載長らくお疲れさまでした。 合間合間で発表された短編もそこそこ数があるはずなので、 次の単行本の早々の発売を願いつつ…。

それにしても本当はもっと化学教師はいろんな意味で活躍する予定だったんだろうなぁ… 恐るべきはアンチ寝取られ派というか一棒主義者の執念か。 (Permalink)



@ 『鉄腕バーディー(19)』:ゆうきまさみ(ISBN9784091513588)。 ヤングサンデー連載。オリジナルエピソードのTVアニメも放映直前のSFスーパーヒロイン物語の19巻目。

新学期。温泉郷での出来事から再びつとむの正体に疑念を持った早宮の追求にしどろもどろのつとむ。 そんな彼とバーディーの前に、連邦の神祇官や、外務省雑務官、軍の人間が次々と姿を現し始める。 新たな策謀にいやおうなく巻き込まれてゆくバーディー達の運命は如何に? そしてつとむのカラダに現れ始めた奇妙な衝動の正体とは?

新章突入ということでまーたややこしいことになってきました。 政治と宗教と軍事の三つ巴のど真ん中に突入って …もうこれ以上事態を混迷させるのは勘弁して欲しいのが正直なところです。 まあ、本筋はそんな感じなんですが、今巻で特筆すべきはつとむ君に忍び寄る変調でしょう。 これはどうみたって発情期って奴に思えますが(笑 そのせいか今回はやったらにヌードやら 乳首やらの露出が多くて眼福です。特に早宮嬢もアレでソレな目にあうのがなんとも不憫で不憫で:D__

よりによってアニメ放送直前の巻の内容がこれってのはどうなんだろうと思わなくは無いですが まあ楽しかったので良しということで。 (Permalink)



@ 『一年生になっちゃったら(2)』:大井昌和(ISBN9784832277090)。 まんがタイムきららフォワード連載。性転換&幼児化&低学年ドタバタコメディの2巻目。 4コマではなく通常のストーリー漫画です。

ひょんなことから7歳女児・高遠いおりとして生活することになってしまった高遠伊織(17♂)の苦悩の日々は続く。 一つ屋根の下で暮らすことになった憧れの人への伝えられぬ想い。 ことある毎に襲い掛かる悪のロリコン女変態科学者にしてコトの張本人・結女の魔手。 風邪をひいて寝込んでみたり、教室でおもらし?してみたり、みんなで銭湯に行く羽目になったりetc。 休まる暇も無い騒がしい日常は果たしていつまで続くのか…

カバー折り返しが自分でぱんつ脱いでる女児で吹いたわけですよ。 けっしてエロ漫画ではありませんし、直接的にエロい描写があるわけでもありません。 基本的にはあらぬ状況に適応せざるをえなくなった主人公・いおりちゃんの苦闘の日々を描いたコメディなわけですが なんというかイチイチ表情が艶っぽいのがなんとも(汗 細っこい小学生ボディにひらひらふりふりの下着の破壊力は相当なものでして …でも紐つーかリボンはヤバいだろうリボンは。 なんつーか、言い訳の効かない度でいえばこどものじかんよりもこっちの方が高い気が相変わらずしますね。 まあ、ラブリーな様をニヤニヤしながら読むのが…とか言うとやっぱり何かが飛んできそうな気がしますね(苦笑

ちょっと気になるところで次巻にひいてるんで、どういうことになるかは楽しみですね。 そうすんなり収まるとも思えませんけれど。 (Permalink)



@ 『乱飛乱外(5)』:田中ほさな(ISBN9784063731200)。月刊少年シリウス連載。 御家再興を目指す御落胤とヘタレくノ一達のドタバタなんちゃって時代劇の5巻目。

悲願成就のため、嫁取りの旅を続ける雷蔵一行の次の目的地は志摩の国。 「海」に出られることを喜んでいた一行だったが早速難破、雷蔵はただ一人人買いの海賊船に商品として 囚われる羽目に。貞操的な意味で絶体絶命の危機に陥った雷蔵の前に現れたのは 巷を騒がす『海賊王女<ピラッタプリンセーザ>』…滅亡した志摩は九鬼家の忘れ形見・つなみ姫だった。 運命の出会いを果たした雷蔵とつなみ姫。今回の雷蔵様は一味違う!!…かもしれない。

新しい姫君はこれまた個性的なキャラクター。なんちゃって時代劇の面目躍如というか ビキニにハイレグにマントに海賊帽が普段の姿って(^^;;; いや、魅力的なんですがね。 スラリとした佇まいの落ち着いた美人のお姉さん系にして、豪放な野郎共を従える 度量深い姫君です。煙管姿もたいへんにGood. かがり達も今回はやや出番が少なめで、姫君の扱いが大きいので余計に破壊力が高いですな。 雷蔵様も、とある理由からいつものように嫌々ではなく、非常に積極的に動いているので ラブ濃度が濃いわ濃いわ…たまりません。

今回のシリーズは続刊に続いているのでオチは当面お預けに。 結構シビアな展開をしつつ、ラブ濃度っぷりが高いので、どういう形で終わるのかは 気になるところですね。楽しみに待ちたいと思います。 (Permalink)



「ケメコ」と「エムエム」はTVアニメ化が決定済みの電撃大王連載「ケメコデラックス!」の立体物。 組み合わせることで、単行本1巻の表紙を再現できるというのがウリです。 まあ、その状態にしてしまうとエムエムの悩ましい足が余剰パーツ化してしまうわけですが。



@ 『ストライクウィッチーズ 参ノ巻-スオムスいらん子中隊はじける-』:ヤマグチノボル/島田フカミネ(ISBN9784044246075)。角川スニーカー文庫新刊。TVアニメ化も決定済みの空戦乙女たちの物語、北欧編3巻。 …なおこの小説がアニメ化されるわけではないのでご注意を。

雪深い北欧の辺境国スオムスで活躍を続ける義勇独立飛行中隊…通称「いらん子中隊」の面々。 苛烈を極めた占拠都市奪還作戦の後、謎の敵ネウロイの攻勢は弱まり、いらん子中隊にも一時の平和が訪れていた。 そんなとき、補充機と共にやってきたロマーニャからの補充兵・ジュゼッピーナ准尉の存在が中隊に波乱を撒き散らす。 アレな失恋を経験し、後輩であるハルカにベットの中で「撃墜」されまくって意気消沈中の 中隊隊長・穴拭智子中尉…自分がレズかノーマルかとかで悩んでる場合じゃありません!!

前巻までの大規模戦闘とはうって変わって、 今回は絡め手で来たなーというお話でした。まあ、半分読めば展開は読めるよね。 いまだにまったく得体の知れない「ネウロイ」という存在に一歩踏み込んだようなそうでもないような…。 今回もページ数が少ないので読みやすくてかないませんな。 まあ、無駄をそぎ落とした構成ともたぶん言えますが。 あとはさすがにハルカちゃんがウザくなってきました(苦笑 人の話を聞かない子、空気を読まない子は苦手です。 まあ、ヘタレ街道まっしぐらの智子さんは見てて楽しいのでいいんですが。 もはや取り返しの付かないことになってるにもかかわらず未だに悩んでる様は可愛くてよいです。

4巻は来年春とのことですが いまひとつキャラが出せてない中隊の面子にスポットがあたる日は来るんでしょうか。 まあ、もっと百合百合してくれてもいいよ!ということで。どんなまとめだよ。 (Permalink)



@ 『つぐもも(1)』:浜田よしかづ(ISBN9784575835090)。 COMIC SEED!連載。平凡なはずの少年と彼を守護するために現れた付喪神の少女が遅い来る怪異に立ち向かう… ほのぼの学園退魔らぶこめ?の1巻目。

母の形見である「帯」を常に持ち歩いている少年・加賀見一也。ほのかに桜の匂いを放つ帯は 早くに母親を失った彼にとって、母親代わりの大切なモノであった。 そんなある日、平和なはずの学園で突如一也に襲い掛かる異形のモノ。 わけもわからぬままに屋上から突き落とされた彼を救ったのは、着物姿の美少女・桐葉だった。 母の形見の「帯」と同じ匂いのする彼女は圧倒的な力で「怪異」を退け、一也の命を救う。 ショックの抜けきらぬまま自宅に戻った一也だったが、翌朝目覚めてみると布団の中には 桐葉の姿があって……。それは二人の奇妙な日常の始まりだった。

ソードワールドリプレイシリーズ「へっぽこーず」編の挿絵でお馴染みの作者さんによる 初のオリジナル商業連載になります。 すらりとしていながらも、しっかりと皮下の筋肉を感じさせる流麗な人体描写と 親しみやすいアニメ絵系のフェイス、そして硬軟自在の表情描写とアクション、 そして程よいがわりと露骨(笑)なエロスが注目点ですかね。 「へっぽこーず」でも表現されていた活き活きとしたキャラクター描写はこちらでも健在。 一応メインヒロイン?な桐葉さんは、和装キャラのイメージに反して我が侭で やや暴力的ながら、どこかしら優しさを湛えた美人さんですし、 一也くんにほのかな想いを寄せているも、いまひとつ素直になれない 幼馴染である眼鏡+みつあみ+太眉の委員長さん・千里ちゃんも破壊力抜群。 華麗なハリセン裁きは必見です。 ストーリーはまだここから本番かなという感じですが、 今回のようなだらだらした日常描写も好きなので難しいところですね。

まあ、ファンは買って損無し。 表紙絵と中身の絵柄イメージ差は皆無なので表紙で気になったら手にとってみてください。 ○るまくら改は男の子の夢だよね!という向きにもどうぞ(意味不明 …相変わらずエロ要素がマニアックというかなんというか:D

なお、作者さんのページにてサンプル多数掲載されていますので気になった方はどうぞ。 ニコニコ動画にも製作過程動画をご本人がアップされています。

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@ 『疾走れ、撃て!』:神野オキナ/refeia(ISBN9784840123341)。 MF文庫J新刊。「あそびにいくヨ!」の神野オキナの新シリーズ。 異世界からの侵略者との戦争状態にある日本国を舞台に「魔女」に見初められた少年の戦いが始まる。

中学を卒業した田神理宇は、他の同年代の少年少女と同じく4年間の兵役を果たす学生兵士となるべく 中学時代の知人達と共に訓練施設での厳しい訓練の日々を送っていた。 訓練課程修了を間近に控えた理宇に齎された予想外の事態…それは 「魔導士官」の直属護衛部隊の隊長への着任任命だった。 その命令を下した「魔導士官」の名は紫神虎紅…以前、休日に出向いた秋葉原で出会った銀髪の少女だった。 理宇に対して奇妙な執着を見せる虎紅の元、仲間達の力を借りながら 小隊長としての日々を送り始めた理宇。その行く手には数々の困難が待ち受けていた…。

異世界からの侵略者と長年戦争状態にあるパラレルワールドの地球・日本を舞台にしたストーリーになるのかな。 あとがきによれば「コメディ」なので軍隊モノ的な期待はするなとのことですが。 前半たっぷり目につかってこの世界での少年達の日常…つまりは「学生兵士」としての日々を丁寧に描写していて この世界の「常識」が理解しやすくて好感がもてました。 このへんはやや地味ながらも世界観の解説と主役となる理宇や、 彼を想いつつも思いを伝えられずにいる男勝りな少女・ミツキのキャラ紹介&掘り下げにもなっている感じですかね。

中盤、後半はうって変わって良くも悪くも賑やかな状況に 足を突っ込むことになるので読み進むのも早かったです。 いやもうミヅキさんがいちいち恋する乙女モードと素直になれないモードを力いっぱいみせてくれるので この可愛らしさだけでたまらないものがありました。 真ヒロインたる虎紅さん登場以後も微妙な三角関係っぷりがいい感じで:D

物語としてはプロローグが終わった所といった感じで、本筋はまだまだこれからというところでしょう。 ネタ的にはどこまででもシビアになりそうな題材ですが、あとがきなどでそうはならない予定という 予防線が張られているので個人的にはやや安心かな。続巻を楽しみにしたいと思います。

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@ 『恋愛悪魔(1)』:矢凪まさし(ISBN9784575835014)。エロ漫画成年マーク無し。 メンズヤング連載。人と悪魔が巻き起こす奇妙なハーレム三角関係ドタバタラブコメディの1巻目。

一浪中のエロバカ青年・真人は今日も幼馴染の恵に手を出そうとしてはぶん殴られていた。 そんな真人の部屋に突然一人の美少女が現れ、自分は悪魔だ…と名乗る。 「純粋な思い」に惹かれてやってきたのだという「悪魔」と早速契約を交わし 彼女との性行為に及んだ真人だったが、無表情で反応の薄い悪魔との行為に 雰囲気が出ないと思い直し、第二の願いとして「恋人になれ」と言い出す。 人間の欲望の代わり映えの無さに諦観にも似た思いを抱いていた悪魔にとって 即物的でない「恋人」という願いは理解しきれない不可解なものであった…。 マリアと名づけられた悪魔は「恋人になる」という契約を果たすべく、 真人のことを好いていた恵を「恋人の手本」として巻き込む形で真人の部屋に居つくことになり…。

ベテランだけにほぼ安定したクオリティな作者さんですが、今回のはかなり当たりじゃないかな。 設定だけみると凡百といった感じなのですが、ともかくキャラのよさと 清清しいまでに思いっきりエロにふった展開がリビドーをぐりぐりくすぐってくれます。

普段は情動が薄めなツリ目スレンダー悪魔っ娘・マリアもことえっちシーンになると 矢凪作品定番のとろとろに蕩けた表情をみせてくれて、そのギャップが素敵ですし 三角関係の一翼を担う恵嬢も出し惜しみ無しで初期からえっちに参戦(無理矢理にですが) 暗示で超敏感ボディにされるわ、好いた弱みでご奉仕三昧させられるわと大活躍。 メイン以外のエロ担当キャラや多人数プレイもたっぷり完備と、 本当にサービス精神たっぷりな感じでおなか一杯です。

お気に入りはやっぱりマリアかな。表情のギャップが楽しいですし、 冬場のどてら姿でおこたしてるのが可愛くてよいです。 エロにも積極的で素敵だしね:D あとは輪姦願望のある恵の友人・命さんとの擬似多人数プレイも素敵でした。 もっと多人数でのハーレムえっちがみたいところですがページ数的にやや辛いかなぁ…。

キャラが増えすぎてグダグダにならないかがちょっと心配なのと、 一回一回のページ数がやや物足りないのが残念なところですが エロさに関してはなかなかのもの。 表紙のマリアさんが気に入れば手にとってみてもいいと思いますよ。 (Permalink)



@ 『LILIPUTIAN BRAVERY-りりぴゅーしゃん ぶれいぶりー-完全版』:嶺本八美(ISBN9784863490048)。エロ漫画。 2000年4月発売された非成年単行本の新装再販版。 表題シリーズに加え、外伝エピソード、本作の元となった作者のデビュー短編、 カバー表紙のシチュを再現した描きおろしのショートエピソードなどを収録。 今回、非成年単行本から成年単行本に変更になったこともあり、 その辺中心に書き足されてるようです。 まあ、要するに白抜きだったところね。注)寝取られ要素大。

ごく普通の大学生・森村はゼミ仲間の女性・三枝(さえぐさ)の紹介で、 まるで小学生のような幼い容姿の女子大生・真琴(21)と交際を始める。 自分の容姿と低すぎる身長にに強いコンプレックスを持ち、 女性としての自分に自信を持てずにいた真琴と それを一応受け入れた森村との仲は良好に進んでいたのだが 二人のちょっとした心のすれ違いが生んだ隙間に、プレイボーイの青年・鳴尾が入り込む。 鳴尾の言葉に女性としての自尊心をくすぐられた真琴は 森村には黙って鳴尾との逢瀬に耽るようになってしまう。 森村と真琴、二人の関係の行き着く先は…『LILIPUTIAN BRAVERY』。

最近はLO中心で活躍している作者さんですが かつてその名前を一躍有名にした代表作がこの「りりぴゅーしゃんぶれいぶりぃ」です。 オリジナル単行本は既に絶版になっているということですので 今から手に入れようという方にはこちらをオススメします。 なおなにぶん10年近く前の作品ですから絵柄方面はさすがに見劣り感が否めません。 しかし絵柄の基本的なラインは変わりませんので違和感は薄いかと。 さすがにパイロット版はさすがにちょっと辛いですがね。

本作品のキモはストーリー面です。 見た目と中身のアンバランスさに悩み続けた人間なりの葛藤や、 それを埋められたゆえのふらつきなど真琴ちゃんの心の揺れ動きなどは今見ても秀逸です。 まあ、エロ方向も、容姿的にはアレな真琴ちゃんが思いっきり目覚めちゃって 進んであれこれしちゃったり、プレイボーイくんのテクでメロメロになって あられもないおねだりしまくったりと、なかなかのものなのですが まあ、今の基準からみちゃうと大人しいのは否めません。

まあ、最近のファンの方は温故知新ということで。 さんざ書いてますが寝取られ展開アリアリなんは注意ですが(^^; あとオリジナルからの読者としては、父親問題に対する作者の正式コメが出たことを喜びたいなぁと(^^; 結構揉めるとこでは揉めてましたからねぇ…。 (Permalink)



@ 『メイドdeラプソディー』:あきやまけんた(ISBN9784894654006)。エロ漫画。 COMIC阿ウン誌にて掲載された表題中編と短編3本を収録。 ボンキュボン基本、一部つるぺたすっとん。

はや6冊目ということで絵柄もこなれてそちら方面では極めて安定。 メリハリのあるアニメ系統絵で描かれるナイススタイルの女性陣は魅力たっぷり。 少数ながらつるぺたさんも完備してますし、その筋の方も安心? ちょこちょこと出てくる股の間から局所、胸、そして顔を見上げるアングルが扇情的で良いです。 絶頂を味わい尽くしての瞳の焦点の定まらない表情も好きです。

メインは表題の「メイドdeラプソディー」。 よくある押しかけ女房系のメイドものです。展開は完全にギャグ寄りで、ストーリー性は皆無です。 最終話まで毎回一人増えていくためバラエティ感はあります。 ただ、その分ひとりひとりの掘り込みはやや足りない感は否めません。 また、せっかくの「メイド」という要素がストーリー上はともかく、エロシーンとして いまひとつ織り込みきれていない部分がやや残念ですかね。 もうちょっとご奉仕感を出すとか、メイド服を押し出した形で作りこむとかして欲しかったのが正直なところです。 多人数プレイも結局は3P止まり(絡みとしてはね)なのが…。 キャラはよいし、ダブルフェラシーンなどはビジュアル的にグッと来るので もし続きがあればもう少しどうにか…。

短編では「天使の顔した…」がエロ度もフェチ度も高くていいかな。前髪パッツン黒髪ロングの いわゆる日本人形的な髪型の眼鏡っ娘優等生がエロエロに乱れまくる姿がなんとも扇情的。 ブルマ姿や水着姿、セーラー服姿などコスプレ要素もたっぷり盛り込んであってGoodです。 「ミルクちょーだい!」は…えーとア●タと玖我な●きさん? まあ面影だけですが。

ややマイナス要素の指摘が多くなってしまいましたが、エロ度的には悪いものではありません。 素材が美味しい分もう少しどうにかという細かい不満がたまってしまったと捕らえていただければと。 阿ウン系は一回一回のページ数に余裕があるため、2回戦3回戦がデフォなのが嬉しいのですが そのあたりは十分に生かされています。表紙絵が気に入れば手にとってみてください。 (Permalink)



@ 『キミキス after days』:佳月玲芽/香月アイネ(ISBN9784757523067)。 ガンガンパワードにて連載されたPS2『キミキス』のアフターストーリー。 ヒロインの一人である天才少女・二見瑛理子を主人公に据えて 彼女と、相原光一が付き合いだしてからの「その後」のエピソードを描く。

相原光一に告白され、付き合い始めて一週間。 今までの自分の常識には存在しない「恋人同士」という関係に未だ不慣れな瑛理子だったが、 二人だけの心地よい空気に和やかな日々をおくっていた。 そんなとき、光一がプールでのデートを提案、 戸惑う瑛理子を余所に予定を決定してしまう。 「初めてのデート」に万全を期すため、光一の好みをリサーチをしようと、彼の妹・菜々に 話しかけた瑛理子だったが、予想外の反発と、怪情報を得てしまい……「#1 First Date」。 他、バレンタインの大騒動、温泉一泊旅行でのドキドキ急接近など全4話を収録。

やー、これは素晴らしいニヤニヤ漫画でした:D 二見さんスキーなら読んで損無しです。 天才少女ながら、色恋には不慣れな二見さんが、 天然で女殺し気味のやったらに明るくて押しの強い光一くんに振り回されて右往左往する 様は極めてラブリー。もういとおしくてしょうがありません。 また、二人の関係を知って焼きもち&対抗意識を燃やしまくった菜々ちゃんが 毎度つっかかりまくってはバトル?を繰り返すのもドタバタ感が強く出ていて 楽しく読める要因になっています。二見さんだけだとどうしても静かなお話になりがちですからね。 それはそれでいいとは思うのですが。

作画さんの絵柄が少女漫画ベースで、いわゆる「性的」な情報要素をあまり内包していないというのも 本作品の場合はプラスに効果しています。 下着姿だったり、水着ポロリだったりなシーンも可愛らしさ優先で見られますしね。 そういう中でも、展開でちょっとえっちっぽいシーンを挟んでくれるので そのへんのギャップがまたエロいというかなんというか(<難儀な読み手だなぁ

ラストは留学話と絡めてしんみりと進みますが、ラストの大ホームランっぷりが 素敵なので、繰り返しますが二見さんファンは読んどけ。ああ、かわゆいのぅ…。 (Permalink)



@ 『媚肉嬲り-人妻は淫獄に堕つ-』:御前零士/旅人和弘(ISBN9784860325909)。 キルタイムコミュニケーションの新レーベル「リアルドリーム文庫」の第一弾一冊目。 貞淑な若妻に襲い掛かる醜い中年男の淫らな牙。

香坂 織恵・29歳。結婚5年目の女盛りの貞淑な若妻。 年上の夫と二人で幸せな生活を送る織恵のささやかな悩みは 夫が昇進し、残業三昧となったため、夜の生活がお留守になってしまっていることだった。 そんな折、学生時代からの友人に誘われて、不承不承、独身実業家達が集まる高級パーティーに 独身女性として潜り込んだ織恵だったが、そこで醜い中年男・生田に目を付けられてしまう。 とっさに自分が人妻であることを明かしてしまったことから、法外な違約金を盾に 生田から粘着的な脅迫を受ける事態に陥ってしまう。 公園の公衆トイレでの強制口唇奉仕、SMホテルでの緊縛散華…。 世間知らずの若妻の理性を、中年男の尽きせぬ欲望がじょじょに剥ぎ取ってゆく。 繰り返される凌辱の嵐の前に、眠りかけていた女を目覚めさせられた織恵の運命は如何に。

ファンタジー要素を主軸にしていた二次元ドリームノベルズから一転、 より定番の、いわゆる「普通の官能小説」という方向にふった新レーベルである「リアルドリーム文庫」。 どんな感じになってるかと思い買ってみたのですが、 さすがにまだ手探り状態なのか、極めて定番のネタで様子見…といった感じですね。 ストーリー面で割かれるページ数はほとんどなく、徹底的に、かつ濃密に 堕落していく人妻の姿をネチネチと描写していく感じで、特に目新しさは感じないものの 官能小説としては問題ない出来かなといったところです。 まあ禿げたアブラギッシュオヤジによる凌辱という シチュエーションが受け入れられるかどうかが鍵かなと。

官能小説の代名詞でもあるフランス書院の黒背との明確な差異は 挿絵の有無になりますね。カバーだけでなく本文中にも5ページ程度の挿絵が挿入されています。 プロのエロ漫画家さんの手によるものなので、いわゆる劇画調のものではなく 漫画調のものになっています。そこにどの程度の価値が見出されるのかが リアルドリーム文庫の成否の鍵になってくるのだろうと思います。 この点については個人的に非常に興味があるんですが、さてどうなることやら。 封入されていたアンケート葉書の設問を見ても、 そのあたりのニーズは作り手側も読みきれてないんじゃないかなという感触です。 (Permalink)



@ 『隣の人妻と女教師と僕』:羽沢向一/みやびつづる(ISBN9784860325916)。 キルタイムコミュニケーションの新レーベル「リアルドリーム文庫」の第一弾二冊目。 少年が経験する、憧れの人妻とのひと夏の淡く濃厚な蜜月。

両親が海外赴任し、一人暮らし中の高校生・尚樹は、 そんな彼の事情を踏まえて日々甲斐甲斐しく 世話を焼いてくれる隣家の若妻・彩海(27)に淡い恋心を抱いていた。 夏休みが迫ったある日、彩海の夫が長期の海外出張に出ることになり、 彩海の、尚樹への世話焼きはより濃密なものへとなってゆく。 彩海の清楚ながらも、どこか誘うような服装に動揺を隠せない尚樹だったが ハプニングで濡れそぼった彩海の肢体に理性も途切れ、ついには襲い掛かってしまう…。 事を追え、自分のしでかしたことに青ざめた尚樹を待ち受けていたのは 彩海の意外過ぎる言葉だった。 淫らなマゾ妻の本性を現した彩海と、これに溺れる尚樹の関係は 彩海の後輩であり、尚樹の担任でもある鉄面皮の女教師・静子も交えてより倒錯してゆく。 夏が終わる頃、尚樹を待ち受けているものは…。

「リアルドリーム文庫」の第一弾二冊目。 こちらも官能小説としては極めてベタベタな人妻に 導かれる形で体験する少年のひと夏の思い出パターンです。 彩海さん、元チアリーダーだったりするあたりももうベタ過ぎてなんとも(^^; 当然ムチムチチア服でのプレイもあります。

タイトルどおり、担任教師である静子先生も本筋には絡んでくるんですが、 あくまでもサブキャラなのには注意です。こちらに期待すると肩透かし感が強いと思います。 メインは彩海さんです。彼女の奔放っぷりはほとんどギャグの領域ですが まあ、その分気楽に読めて、個人的には「媚肉嬲り」よりこちらの方が好みですね。 単純なエロの密度としてはこちらの方が軽いんですが、シチュ萌え度はこっちの方が高いので:D あえぎ声とか台詞回しはまあ、羽沢節なので二次点読者としては微妙に安心しました。

歯止めの利かないマゾ人妻に導かれて成長する男の子の物語をご堪能ください。 挿絵はみやびつづる氏ということもあり、むちむち淫乱妻描写は信頼の出来です。 (Permalink)



@ 『ボクの家のクルリ様』:カイシンシ(ISBN9784871829991)。 エロ漫画。通算三冊目、茜新社からは1年ぶり二冊目の単行本。 COMIC RIN誌にて発表された2つのシリーズものと短編を収録。 らぶらぶだったりビターだったり、とっても可愛い女の子の痴態がたっぷり詰まった一冊です。

おっきな瞳のキャラクターたちが大変に可愛らしい作者さん。 すっきり見やすいばりばりの萌えアニメ系と、 ややボリュームは控えめなれど手のひらにおさまるほどよいサイズのおっぱいの女の子が主体です。 主線主体で描かれるいい意味でお人形的な、曇りのないつるんとしたボディは美しく、 それを体液で汚してゆく背徳感がいいなぁと:D

メインは単行本タイトルにもなっている「ボクの家のクルリ様」。 ツインテールの我が侭女の子神様と、彼女に振り回される男の子の恋愛物語。 あとがきでも触れられているのですが、ストーリー面は盛大に読者に投げすぎで ちょっとマイナスなんですが、クルリ様とのラブラブっぷりはなかなか素敵です。 神…もとい髪コキもちょろっとあるのでその筋の方にはよいかと。 単純なエロ度で言えば「すきいみ」シリーズが一番ですかね。 ストーリーはかなりヘビー気味ですが、その分プレイ濃度も濃い目で近親相姦、多人数プレイ、 貪り交合、ライトな飲尿、ショタ喰いと色々出てきます。 ただ、こちらはいわば「中編」の部分が収録されている形になっていて、 第一話は以前の単行本に。終盤はまだ雑誌掲載中という状態なのはマイナスですね。 …ただまあ、このノリで一冊やられると読むのもシンドイので個人的には今の形で歓迎ですが。 あとはぷっくりと盛り上がった恥丘とハイニーソからはみ出すお肉などぷにぷに感がたまらない「げんきのチカラ」の子も捨てがたいですかね。

総じてストーリーテリングの面ではもうちょっと頑張って欲しいところなのですが キャラクターの可愛らしさは素晴らしく、 またエロ度の追求も体位描写やプレイ内容等欠かしていないところは良いものです。 珍しく、作者さんのブログの方も逐一チェックしてたりするのですが 真摯さが伝わってくる内容にいつも応援したい気持ちで一杯なのですよ(^-^ 可愛いキャラが見たい方、ほどよいサイズの形の良いおっぱいが見たい方、 黒髪おかっぱっ娘好きな方などにオススメです。 (Permalink)





Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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