○過去のかんそーぶん一覧 page.32(2009年03月〜2009年03月)
@ 『ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド』:上遠野浩平/緒方剛志(ISBN9784840241410)読了。 電撃文庫新刊。「その疑問には意味が無い」
街中のカフェで買わされた親友同士の二人の少女の何気ない会話、それがこの事件の引き金だった。 好奇心から「死神」の姿を探し始めた彼女達の前に現れる統和機構の戦闘用合成人間の少女・メローイエロー。3年前のとある事件の脱走者を追う彼女もまた「死神」に興味を持ち、探索行へと加わる。 一行はまだその先に待ち受ける運命を知らない。
時列的にいえばずいぶん古い事件で、例によって今回も本筋的なものは進まず ただまたキャラが増えただけという見方をされてもしょうがないかと(^^;;;;;; でもまあ、今回の物語の主体の一人であるメローイエローの可愛らしさはなかなかのものでした。 相当「美味しい」キャラ付けですけど、カミールから時代が過ぎたんだということも 同時に痛感させられるのがアレでソレ(苦笑 流石に間延び気味で文句を隠すのも難しい気分なのですが、 それでも面白いから性質が悪いです。このシリーズは。 (Permalink)
@ 『ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー』:新井輝/さっち(ISBN9784829164068)。読了。 「ROOM NO.1301」シリーズの短編集第四弾。 ドラゴンマガジン、ファンタジアバトルロイヤル誌にて発表されたものに書きおろし2本を加え収録。 「富士見まして〜ミステリーわぁ」。
TV番組に感化された綾の希望で催眠術の実験台となった健一。眉唾モノと思っていたら本当にかかってしまい…「僕と綾さんと千人の千夜子ちゃん」。 アイドルの卵・咲良と刻也の妹・狭霧の出会い。波長の合う二人それぞれの転機…「私とお嬢様とメガネなお仕事」。 未来の夫・圭一郎の提案で、彼とオバケ屋敷でデートすることになったホタル。こ、怖くなんか無いんだからな!…「私と圭一郎と恐怖の館」。 友人に便乗して高級プールに遊びに来ていた鈴璃に突然声をかけてきたのは金髪碧眼の美女…錦織エリだった。彼女は言う…私たちは似たもの同士ねと…「私とエリさんと嫌でも目立つ自分」。 妹・狭霧から母親が入院したことを聞かされた刻也。急いで病室に駆けつけるが、そこで待っていたのは…「私と有馬君と病院での出会い」。
今回のエピソード群は本当の意味で本編の補完となるものばかりだったかな…という印象。 「千人の…」では、健一本人も自信がなかった千夜子への恋心が示されます。 「嫌でも…」では、綾のプロモータであるエリがかつての13階の存在を間接的に知っていたことが 示されます。これまでもなんどか匂わせるようなことは言っていましたが、それに対するエリのスタンスが示されたのは初めてですわな。超然としたエリさんが抱える当たり前の弱さみたいなものもなかなか。 「病院での…」は刻也くんの家庭の事情に一歩踏み込むのと、かつて提示された冴子との初めての出会いについて少し触れられます。思った以上にヘビーそうで、今後本編にどのような形で反映されてくるのかがちょっと怖いですね。刻也とその母との会話は似たような経験のある人も多いんじゃないかなと思わせるこそばゆさがなんとも(^^; 有馬母のやや意外な人物像にも注目です。
お気に入りは「千人…」と「恐怖の館」あたりかな? ホタルぅ…(つд; 例によって本編読者は読んでおいたほうが良い短編集には違いないです。 (Permalink)
@ 『マイティ♥ハート(1)』:マツリセイシロウ(ISBN9784253213912)。 『罪には裁きを 業には罰を! 断罪天使マイティハート! お前達の闇…断罪する!!』
週刊少年チャンピオン連載。ちょいエロむっちり変身ヒロインラブコメディの1巻目。 現在週チャンのお色気ラブコメ部門を担う本作品待望の単行本化です。 作者初単行本。 なお、巻末に読みきり作品「あねこみみ」の第一話も収録。
人類侵略を企む怪人(ファントム)軍団の幹部怪人「ヴォルケン」は 男子生徒・天河十市として高校に潜伏しつつ、日々の侵略活動に邁進していた。 そんな彼の前に突如現れた正義のヒロイン「断罪天使マイティハート」。 一目見て、彼女の正体が同じクラスに転校してきた少女・舞島 心であると気づいた ヴォルケンだったが、その激弱ながらも健気に戦う可憐な姿にときめきを覚えてしまう。 さあ、悪の使命と恋心の狭間で揺れ動くヴォルケン様の明日はどっちだ?
むっちりボディのヒロインがいろんな意味で大活躍な本作品。 正義を守る志を持って日々怪人軍団と戦うマイティハートこと舞島さんですが、 戦闘力は皆無のため毎回負けかけてはえっちぃ目に遭わせられるという 非常に難義なヒロインです。 見所はなんといっても彼女の痴態。 毎度負けて捕まっては痴女化させられるわ、緊縛されるわ… そのたびにそのむっちりボディの魅力を存分に発揮してくれます。 また、お堅い風なのに恋愛事には初心っぽくてどっか緩い感じがたまりません:D
もう一方の主人公であるヴォルケン様こと天河くんもまた良い味を出しています。 正統な悪の怪人としての使命を果たしつつも、舞島さんへの恋心から 彼女に手を貸すような行動をとってしまったりと、その純な男心が良い具合。 時折見せる男らしさがなかなか素敵です。
お前ら本当に真面目に侵略するつもりあるのかと問い質したくなる 怪人軍団の戦闘員さん達も楽しいですね。 ある意味欲望に忠実な彼らのバカ行動も見所と言っていいでしょう。 怪人も変なのばっかりだしなぁ。イケメンとか。 ヴォルケン様の幼馴染、お兄ちゃんと呼び慕う ケロルちゃんは可愛いのでもっと出番をプリーズ:D
物語の裏ではなにやら色々と正義と悪の思惑が渦巻いているようですが 表面上は分かりやすい少年漫画的えっち系どたばたコメディです。 まだ行く先の見えない二人の関係ですが、果たしてどのような結末を迎えるのか。 1巻が出たからといって2巻が出るとは限らないのが秋田書店です。 気になる方は是非買い支えてあげてくださいorz
ちなみにお気に入りは力天使フォームです。 設定を生かした形とはいえ、ここまで思い切ったデザインの新フォームは滅多にありません。 (Permalink)
@ 『クリムゾングレイヴ(2)』:三宅大志(ISBN9784047125278)。 ドラゴンエイジPure連載。 1巻は設定的にはややハード気味なファンタジーものだったはずなんだけど…。
神に背きし大罪人アッシュ・グレイヴと 世界を守り支える最強の傭兵・クリムゾンの一人である少女剣士ミリムの復讐の旅は続く。 ミリムの凄惨な過去、復讐の始まりだったり 百合気味な後輩少女による衆人観衆の前でのミリムさん公開羞恥触手プレイだったり 路銀を稼ぐために伝説の鍛冶屋さんでバイトしたり… と、ともかく復讐の旅は続くんだい
2巻目はずっとミリムさんのターン!という感じで彼女の魅力満載。 2本目の妄想シーンがいちいち過剰にエロいんじゃ!! 吊り目っ娘が 羞恥に振るえ涙を溜めながら顔を歪める…ハァハァ。 ご飯何杯でも持って来いという勢いですよ(下品 特に113ページが素敵:D
3本目は…きらら読者は多分ひっくりかえるよなというか…(苦笑 どこへ行ったのかと思ったらしれっと出てくる伝説の鍛冶屋さん達にひっくり返った。 それはアリなのか。
掲載誌的には多分今回のノリが正解なんだとは思うのですが 一巻の内容を考えるとあまりにもギャグ方面に振り過ぎた印象が強く、多少戸惑いを覚えます。 まあ、アホやりつつも物語自体は進んでる様子なので次がどうなるかですかね。 (Permalink)
@ 『オリハルコン レイカル(1)』:綱島志朗(ISBN9784047125292)。 ドラゴンエイジPure連載。 太古から蘇ったフィギュアサイズな戦乙女と彼女の「創主」となった青年の戦いの物語1巻目。
フィギュア製作にハマって貧乏している大学生・作木光明は ある日授業を手伝った礼に…と手渡されたパテを使い、 何かに導かれるように自身の過去最高傑作となる美少女フィギュアを作り上げる。 すると突如フィギュアが動き、しゃべり始めて…。 それが造り主…「創主」に絶対の勝利を約束するという 物質生命体「オリハルコン」の少女「レイカル」との出会いだった。 そして二人の波乱に満ちた日々が始まった。
JINKI/JINKI:EXTENDがああいうことになってしまったため、 ファンとしてはともかく新作が読めることがまず嬉しいですね。 物語はすぐに他のオリハルコン少女達との戦いにシフトしていきますが 綱島作品につきもののシビアさと裏黒さ(苦笑)は今のところ抑え目で読みやすい内容です。
キャラとしてはともかくレイカルが可愛いです。 感情表現が豊かで、何事にも一生懸命。 戦うことしか知らないのに戦うことを禁止されて戸惑いながらも 健気に頑張る姿がなんともぷりちー。 そうでありながらも、ちょいヘタレてるのもいいですな。 綱島氏独特のスレンダーボディも魅力的。 他のオリハルコン少女達もそれぞれ魅力t系なので 殺しあうような展開にはならないで欲しいのですが…はてさて。
物語はまだ始まったばかり…といった感じで着地点はまったく見えない状態、 その上、この先JINKIの復活も控えているという状況で、本作品の行く末は やや不透明なのではないかと感じる部分はありますが 前述の通り、ともかく新作が読めただけでもひと安心。 ファンなら買いでいいのではないかと:D (Permalink)
@ 『るーむ!-ROOM NO.1301-(1)』:さっち/新井輝(ISBN9784047125308)。 ドラゴンエイジPure連載。 富士見ミステリー文庫の「ROOM NO.1301」を 挿絵担当のさっち氏による「超解釈」の上でコミカライズしたもの。
ごく普通の高校生・絹川健一は現在クラス委員の大海千夜子と清く正しい男女交際中。 しかし、健一のクラスに転入してきた謎の美少女・桑畑綾が健一を「運命の人」と呼び 一方的に交際を宣言したことから事態は一変してしまう。 健一と綾が交わしたある雨の日のちょっとした出会い …それを勘違いした綾が一方的に押し掛けてきたのだ。 綾の正体は世界的な芸術家であり、 多大な財力と権力を持つ彼女に逆らうことは破滅を意味すると 教師に泣きつかれ、健一は彼女の正体を周囲に隠したまま、その面倒を見るハメに。 しかし、当然恋人の千夜子は多大なショックを受けて情緒不安定だわ 綾のアプローチは常識外れだわとてんやわんや。 はたしてこの奇妙な三角関係の行き着く先は…?
便利な言葉「超解釈」。 上のあらすじを読んだだけで原作読者は首を捻ること請け合いでしょうが 原作との大きな変更点をまとめると
- 1301…というか謎の13階自体が存在すらしない
- 健一が恋愛に向いてなくない…っていうかわりと普通の少年に
- 健一が綾さんと出会ったのが大海さんとつきあい始めて3ヶ月後
- 綾さんの変人っぷりの角度が違う。よりアグレッシブに。世界的芸術家の設定は同じだがより漫画チックに飛び抜けた絶対権力と超絶財力の持ち主化。ただし本人の自覚は薄い。
- 綾さんが健一達のクラスに転校してきてしまい、学園ラブコメ化
ということで、この手の改変が笑って許せる人以外にはオススメ出来ません。 でもまあ、原作をそのままってのも難アリですし、 健ちゃんを巡る千夜子ちゃんと綾さんの直接対決などというレアなものが読めるのは うれしいので、私的にはアリです:D えっちしーんが特徴の原作ですが、さすがにこちらでは直接的な性描写はありません。 その分下着分とか水着分は多めなので少年誌的なエロスで脳内補完しましょう。 絵柄は相変わらず不安定気味ですが、堅さの無いほんやりしたラインは独特の魅力アリです。 崩し絵のラブリーさはなかなかのものですよ。
鍵原やホタルも出て来ますし、 原作では今のところあまり出番の無い 綾さんと千夜子ちゃんに焦点を当てたドタバタ学園ラブコメ作品に仕上がってます。 それなりにシリアスなラインも用意されている風ですので まあ、あんまり深く考えずに、公式二次創作…くらいのつもりで読んでみるのも 一興かなと(^-^;;; 個人的にはオススメしたいところですが……。 (Permalink)
@ 『マリア様がみてる-キラキラまわる-』:今野緒雪(ISBN9784086011105)。読了。 コバルト文庫12月の新刊。マリア様の園に集う少女達の日々。
三年生をおくる会の翌日、祥子様の提案で遊園地に勢ぞろいした山百合会+αの面々。 楽しいはずの一日の始まりだったが、何故か全員浮かぬ顔。 果たして何があったのか、そして忘れられない遊園地での一日が始まる…。
ラブラブいちゃつきすれ違い…このひと言に尽きる一冊でした。 前巻から引っ張った祥子様の謎の行動は想像通りの顛末で、 ご愁傷様という感じでしたが他の面々も痴話喧嘩やらなにやらで いつもとはちょっと違う関係が見えたのが楽しかったかな。 特に蔦子さんと笙子さんの絡みがなかなかのレア度でした。 それにしても志摩子さんの裏設定過多っぷりはさすが白薔薇という感じだ。
それにしても今回は可南子さんの気合入りっぷりを示した挿絵が素晴らしかった:D ねこみみねこみみ。 (Permalink)
@ 『ウエカノデイズ』:チバトシロウ(ISBN9784862522931)。エロ漫画。 COMICメガストアH誌に掲載された短編、連作短編集。 作者コアマガジン初単行本。 グラマスなお姉さんと少年達の×××。
姉弟/兄妹同士で海へやってきた4人組。 既に付き合い始めている上の二人焚き付けられる形で、 思いを伝え合う下の二人。むっちり柔らかそうな彼女と 岸壁の陰、水着姿で初めての♥ …「LOVE POTION」。 夏祭の夜。勇気を出したせっかくの浴衣姿も、少年の無神経な一言で台無しに。 聴きたいのはたった一言なのに…「夕凪UNION」。 可愛い弟に女装コスプレさせては悦に入る横暴な姉。 顔に似合わぬ凶悪なモノもたっぷり堪能しちゃいます…「Fire starter」、 続編「Over My Head」。 学園イチの美少女と名高い姉と一緒にお風呂が日課の弟くん。 自慢の姉の処女を奪ったのも彼。 それをダシに迫りくる姉と×××…「Dandelion」。 いじめられていた少年を保護した女教師。役立たずのデカチンと罵られ、 自身を失った少年に、その立派なものの使い方をたっぷり伝授しちゃいます♥…「Carry on」。 家庭の事情で居候することになった隣のお姉ちゃん。 居候先の少年は彼女のことを拒絶する。その理由とは? そんなに疑うんだったら、私のこと好きにしていいよ …「Smells like teen」。 弟くんがテスト期間でたっぷりお預けを喰らっていたお姉さん。 新しい下着に精力ドリンクで気合を入れ、弟の部屋に忍びこんでみると そこには下着姿の家庭教師(姉の友人・女)がスタンバっていて。 二人のお姉さんが弟くんを取り合っててんやわんやの大騒ぎ …「test 2 taste」。 他、描きおろし1編。
全編やや年上のお姉さんと少年達の和姦系ラブコメで徹底した短編集。 むちむちナイスバディのおねえさん達が、少年を良いように弄って快楽を貪ったり、 思わぬ反撃と、規格外のモチモノで逆にメロメロになっちゃったりと おねーさんにリードされたいその筋の願望をがっつりと満たしてくれます。 優しい系よりは、気が強い系のおねえさんが多めです。吊り目っ子万歳。 男性陣は定番の女の子みたいな可愛い男の子に加えて、 素直じゃない悪ガキ系のショタっ子も完備。 どの作品も男の子達の方が女の子より低身長なのも徹底してますね。
バリエーションに富んだ体位や構図で、むっちむちのお姉さんたちの 柔らかそうな肢体を余すところ無く表現。きゅっと締まった腰やお尻が大変魅力的。 欲望と恥じらいに塗れた赤ら顔で少年達のモノをたっぷり口奉仕…んー、いいですな:D コスプレやキャラなどで軽いアニパロもありますが、味付け程度です。 表紙絵柄が気に入ればオススメの一冊です。 (Permalink)
@ 『あにぴゅ!-お兄ちゃんからピュッて出た!-』:田中エキス(ISBN9784894217720)。エロ漫画。 COMIC桃姫にて発表された中編2本及び短編を収録。 表題通り、妹モノが中心。あとは姪っ子とか。巻頭の1編のみ、母子モノ。 和姦中心だが、中編のうちひとつは完全に強要。
父が亡くなって2年。女手一つで自分を育ててくれた母に早く楽をさせてやりたいと考えている息子。そんな彼に母が差し出したのは父が遺したもう一通の遺書だった。そこに書かれていた衝撃の一文とは。若々しい母親に迫られるままに…「ママちゃん」。 夏。下着姿で眠っていた兄の股間に興味を惹かれ弄って遊んでいた妹。目覚めた兄に見咎めらた末、互いに秘部を見せ合うことに。性の快楽に目覚めた兄妹の行為は次第にエスカレートし…「あにぴゅ!」#1〜#5。 セルフのエロ写メを撮っていた所を兄に見咎められた妹。 それをネタに脅され、犯されてしまう。 それから兄に性的に従属する日々が始まった…「へんあい」#1〜#3。 憧れていた姉の娘である姪っ子・綾香。 やんちゃな子供のように思っていた彼女が、 ふいに見せた姉の面影に心奪われて…「綾香-つたない女王様-」。
ここ何冊かの単行本で顕著な ページ数をかけて初体験までのステップアップをねっちりと描くというのが今回も健在。 表題の「あにぴゅ!」では自慰行為の見せあい>ペッティング>初体験>2回目>水着でと それぞれ1話使うという贅沢っぷり。気持ちの高まり、身体の高まりがしっかりと感じられて いいです。二人の初々しさとらぶらぶっぷりがなんとも言えません。 一転、「へんあい」の兄妹の間にはまともな意思疎通が存在せず、嫉妬からか性欲からか ただひたすらに妹を陵辱する兄と、それに反発しながらも耐え忍ぶ妹の姿が淡々と描かれます。 あまりの仕打ちに耐え切れなくなった妹が、兄妹という血縁に縋ろうとするも素気無くあしらわれて 崩れ落ちる瞬間のカタルシスはなかなか良いものです。 ただ、どちらの物語も、ストーリー面はきわめて弱く、 シチュエーションの羅列といっても差し支えない状態です。 このため物語性を求める向きにはあまりお勧め出来ません。 短編の方はそこまででもないんですけどね。
しっかりとした骨格にうっすらと乗った筋肉の流れが美しい作者さんの絵柄ですが 今回もそのへんはバッチリ。膨らみかけの胸や、きゅっと締まった太もも 大胆に迫る秘部、たっぷりの汁気が魅力です。 構成上、ゆっくりと気持ちを高めながらのエロスが多いので 即物的に焦らずじっくりと読み進めるが吉でしょう。 なお、表紙塗りはやや濃い目で、特徴でもあるすっきりしたラインが消え気味なのに注意。 けっして悪い塗りなわけでもないんですが、出来れば中身確認を推奨します。
個人的には作者さんの描くママものが好きなのですが、最近はあんまり描いてくれないので しょんぼりなのですが、今回1編だけでも入ってたのが嬉しい。 ギャグテイストでしたが、むっちりボディのママさんにぐいぐい迫られる様は眼福でした。 可愛いお母さんは好きですか?:D(Y/y) (Permalink)
@ 『キミキス-various heroines-(3)』:東雲太郎(ISBN9784592144434)。 ヤングアニマル連載。 PS2の恋愛AVG『キミキス』を原作にした「キス」をキーワードにした 学園恋愛譚の3冊目。今回は深窓のお嬢様・祇条深月編。 なお、巻末にはヤングアニマルあいらんど誌に掲載された全ヒロイン登場& 原作では攻略不可ながら人気のサブキャラ・川田先生にスポットを当てた 外伝エピソードも収録。
夏休み明けの浮ついたある日、階段の踊り場で友人とふざけあっていた相原光一は 通りかかった見知らぬ女生徒とぶつかった拍子に、彼女とキスしてしまう。 驚きと涙を残して走り去った彼女の名前は、祇条深月。 毎朝リムジンで通学する学内でも有名な金持ちのお嬢様だった。 非を詫びに彼女の元を訪れた光一に深月が提示した条件は 「友達になってほしい」という意外なものだった。 そして始まった「友人」関係の中、 可憐ながらも儚げな深月の魅力に光一は次第に心奪われてゆき…。
ネタとしてはベタもいいところな深窓の令嬢ネタで、 物語としての動きも、これまでの2編と比較するとかなり弱いのですが、 その分、祇条さんの細やかな魅力がたっぷり描写されてます。 ちょっとした仕草や世間知らずな言動がまたなんとも可愛い。 ラストのストレスのたまらなさっぷりはそれでいいのかよと思わなくもないですが まあ、んなドラマティックな展開が期待される話でもなし、これはこれでしょう。 見所はやはり「ご主人様」モード、 そして「舌先の魔術師」・光一くんが魅せる驚異の舌技の数々でしょう。 我慢できずに野外で襲っちうわ、学園内で耳たぶ責めで喘がせるわ… 人畜無害な顔して本当にやりたい放題だな、君は(苦笑
番外編の川田先生編は、簡単にまとめるとひ弱な少年がフッと見せた男としての顔に、 熟れた女教師の体が疼いた的な展開がハァハァ<簡単にまとめすぎて語弊が…。 水着で入浴のエロス。素っ裸では出せないエロスにご期待下さい。 構成上、本編ではなかなか出来ない全ヒロイン登場をやってくれてるのも見所です。 (Permalink)
@ 『るくるく(8)』:あさりよしとお(ISBN9784063211870)。 月刊アフタヌーン連載。 貧乏少年六文の元へおさんどんにやってきた悪魔の姫君るくとその部下達、 るく達を狙う天使達、その他もろもろの奇教徒達が繰り広げる まったりハルマゲドンの8巻目。
今回は復活した開祖様とか健全なる男子中学生の欲望とか懐かしい記憶とか修学旅行編とか。 開祖様編はまた巻頭から壮絶にヤバいネタを…。まあ、このへんがるくるくの良さではありますが。 そしてまた新たなる奇異教徒が…あの寺の地下には いったいどれだけのものが詰まっているんだろうか(汗 というかその黒塗りの過去が気になります。 写真部編ではるく様とぺろの艶姿が満載で眼福でした。スク水セーラーは破壊力あるよね:D
まあ、今回一番の笑い所は初音ルクでしたが。近年稀に見る大した影響力だな、まったく。 (Permalink)
@ 『マンガ論争勃発』:永山薫・昼間たかし(ISBN9784896372731)を読み中。 これはなかなか読み応えがあります。規制問題に限った本ではありません。 また、エロ漫画に特化した話でもありません。 広く「マンガ」(アニメも不可分的に登場)について、それを取り巻く環境が いまどのような問題を抱えているのかという話です。 例えば第1章では 「世界に誇るコンテンツとして日本のアニメや漫画は流行している… って一口でいうけど実際そこんとこどうなのよ」というお話。 ヨーロッパや東南アジア、韓国や中国、そしてアメリカ、 海賊版問題や文化摩擦問題、表現規制の問題、そして日本政府の取り組みなどなど 研究者、現地在住者、在デンマーク日本大使やら経産省のお役人やらに インタビューして、その実感などをざっくりとおさえてます。 一言では言い表せない複雑さを抱えた問題なのが実感出来ますね。
マンガに関心のある人は読んでおいた方が良いと思います。 (Permalink)
@ 『おまかせ!さやなのもえろ部♥(1)』:水兵きき(ISBN9784840241397)。 電撃萌王連載。「みかにハラスメント」の水兵きき先生、実に2年9ヶ月ぶり、2冊目の単行本。
幼馴染のかぐ姉に誘われて「お手伝い部」に入部した本郷さやな。 学校内外問わず困っている人を助けるための部ということで 持ち前の健気さで一生懸命頑張るものの、なぜかいつもエッチなハプニングに遭遇して 今日も恥ずかしい目に。 困った顧問の女教師や、ちょっぴりアブナイクラスメート、 ほのかな思いを寄せる天然少年などに囲まれて 「お手伝い部」改め「もえろ部」で今日もさやなは頑張ります♥
代表作となった「みかにハラスメント」直系の、 エッチなハプニングに直面した女の子の恥じらい満載の一冊。 さやなちゃんは みかちゃんよりもちょっと大人しい感じのポニテっ娘。 混浴温泉に透視薬、猫化にイエス!アマゾネス、スライム触手パニックと 毎回毎回、あの手この手で素っ裸になる羽目に。 描写もたっぷりなので思う存分恥じらいを堪能できます。
絵柄はやや頭身があがったのに加えてむっちり感がアップ。 恥ずかしいコスプレもたっぷりで眼福の一冊。 みかハラが好きだった人には良い一冊ではないかと。
ところでこの湯気はどのバージョンを買えば消えるんですか?<消えません (Permalink)@ 『キャノン先生トばしすぎ(初回限定版)』:ゴージャス宝田(ISBN9784861055027)。 エロ漫画。COMIC XO誌にて連載された表題長編をまとめた一冊。 極貧エロ漫画家と超売れっ子な謎の覆面エロ漫画家が繰り広げる スーパーハイテンション変態熱血エロ漫画家道ストーリー。 なお、初回特典として架空のエロ漫画雑誌「コミックヒロイン♀」を再現した 小冊子が付属しています。 「このエロマンガがすごい!2007」(私内開催)長編ストーリー部門堂々の一位。 30歳前後の、エロマンガが好きで好きでしょーがない人生を送ってきた方には 是非読んでもらいたい一冊。
遅筆・寡作で泣かず飛ばずの極貧エロ漫画家・ルンペン貧太(30・真性炉コン)は 偶然から、今をときめく謎の超売れっ子エロ漫画家・巨砲キャノンの正体が 12歳の現役小○生女子であることを知ってしまう。 直々のご指名でキャノン先生の専属アシスタントとなった貧太は、 一見清楚な少女である彼女が、実はスイッチが入るととんでもない 妄想ドエロ少女と化す事実を身をもって知るのであった。 そして二人の愛欲とエロ漫画の日々が幕を開ける…。
ということで、待ちに待った「キャノン先生トばしすぎ」の単行本がついに発売です。 サブキャラはいろいろと登場しますが、 基本的には貧太くんとキャノン先生の二人で進行します。 ということなので、オール炉なのはご承知ください。 強要要素はありますが、基本的にはらぶらぶ和姦。 シチュエーションは豊富ですが、結構変態&奇抜なので注意(^^;
キャラクター。可愛い顔してババンバンなキャノン先生はとても魅力的。 恋する乙女の顔、妄想ドエロっ娘の顔、天才エロ漫画家としての顔 …様々な顔を目まぐるしく変化させながら魅せてくれます。 メイド服にスク水にとコスプレ要素もたっぷり。
見所は妄想力溢れまくるキャノン先生が繰り出す様々な …もはやギャグの領域に達しつつある…奇抜な変態プレイの数々、 そしてそれを断行するスイッチ入っちゃったキャノン先生の 超絶ハイテンション&文字通り画面を埋め尽くす淫語ネームの山ですね。 まさに圧巻の一言です。このへんは正直言葉では伝わりません。 是非手にとって中を確認してください。 「異次元テレビ」のアホさは後世に長く語り継ぐべきだと思います:D
ストーリー方向。ハイテンションバカエロに挟まる形で 「エロ漫画家業」についての現実などが語られていきます。 そして終盤は、キャノン先生に溺れてしまった貧太の再起が大きな焦点となってきます。 そこで語られる「貧太の根源」そして妄想エロっ娘「キャノン先生の根源」 のエピソードのインパクトは非常に強烈なものです。 おそらくは作者さん自身の実体験を反映しているのだろうと思いますが 「あの時代」を生きたエロ漫画好きの心にはズッシリと迫ってきます。 ここの感じ方はおそらく世代によって違うと思うのですが、 直撃世代の私はもう、お手上げです。共感せざるをえませんでした。
とまあ、ストーリーの評価はやや分かれると思いますが、読み応えは保障します。 エロだけ取り出してもがっつりハードなラブラブエッチ満載で かなり満足出来る代物かと。オススメの一冊です。 貴方もキャノン先生のトばしっぷりをご堪能アレ。 (Permalink)
@ 『とらドラ6!』:竹宮ゆゆこ/ヤス(ISBN9784840241175)。 電撃文庫新刊。龍虎相食む!待望のハイパーラブコメディの6巻目。
波乱に満ちた文化祭も終わり、学園は祭りの後の虚脱感に包まれていた。 そんな中、文化祭の様子から実しやかにささやかれ始めた 手乗りタイガーはヤンキー高須を捨てて北村に乗り換えたのだという噂に 大河は喜び、竜児はゲッソりの日々を送っていた。 しかし騒ぎの裏で、北村に起きていた変化は見過ごされ続け、 そして生徒会長選挙を間近に控えた時…唐突に北村はグレてしまう。 突然の出来事に戸惑いつつも、その原因を探り始めた竜児と大河。 はたして北村変調の原因は?そして生徒会長選挙の行方は? 全ての事情を悟ったとき大河は如何に行動するのか。
いやもう…青春だなぁ。今回もたっぷり楽しませていただきました。 ネタギャグをたっぷり交えつつ、ラブコメ濃度もシリアス濃度も濃密に。 このバランス感覚がさすがですな。 今回はまるおくんこと北村の掘り下げ話+α。 いくら完璧そうに見えたところで、所詮はみんなまだガキなのだという話でした。 行き場のない堂々巡りな感覚…懐かしくもあり、 懐かしいどころじゃねーという話もあり…いやはや、複雑です。 ほんと、こいつら眩しすぎるわ。
ここ数巻続いているみのりんの謎掛け的な伏線もそろそろ熟してきたかな。 今回の展開を受けるといつ爆発してもおかしくないですし。 亜美の動向も気になるところ。着地点はまだ見えず。 まだまだ目の離せないシリーズです。
それにしても独身(30)ネタがもう身につまされて笑えません(つд; 「ちょっと頭…冷やそうか」で死ぬほど吹いた。あとは城乃内くん。 しかしあれだ、今まで抗っていたが、 やっぱり大河の声は釘宮嬢以外ありえんわ、うん、今回特にそう思った…。 (Permalink)
@ 『ワルキューレの栄光(1)』:冨士宏(ISBN9784861274596)。 COMICブレイドMURAMASAを経てCOMICブレイド連載? 緑の瞳と輝く金髪を持ち、いにしえの戦乙女の鎧を身にまといし 若き女神の物語第二幕1巻目。いわゆる「時の鍵伝説」編です。
天上界を揺るがした黒き女神と古き巨人達の戦いから、 神々にとっては僅かな、地上人達には長き時が流れた。 先の戦いで、地上人達に興味を抱いた若き女神は、優しく彼らを見つめ続け 天上界における自らの進む道を定め始めていた。 しかし平穏は唐突に破られた。かつて悪の化身「ゾウナ」を封じた 大時計台の「時の鍵」が何者かによって抜き去られ、 時の狭間に封じられていた魔物達が一斉に地上界に溢れ出したのだ。 瞬く間に地上は争いと悲鳴の渦に包まれていく。 そんな様子を見た若き女神は独断で再び地上に舞い降りる。 そう、救いの神「ワルキューレ」の再臨である。 ワルキューレに導かれた地上人達と、ゾウナとの戦いがここに幕を開ける。
ナムコの「ワルキューレ」シリーズをベースにしたキャラデザイナ自らによる コミカライズの第二弾。 今回はおなじみの「ワルキューレの冒険」をベースにした「時の鍵伝説」編。 ワルキューレの活躍はもちろんのこと、 「時の鍵を抜いた者」の事情の部分も掘り下げることで、物語としての深みを出しています。 「サンドラの大冒険」の要素も入ってるようですが、現状はたまに絡んでくる程度ですね。 ここからでも読める内容ではありますが、 前シリーズである「ワルキューレの降誕」を踏まえるとより楽しめます。 力任せの未熟者だったワルキューレが、優しく、強く、美しい女神に 成長しつつある様がとても素敵です:D 素朴ながらも強く惹きつけられる魅力のあるファンタジー作品です。 (Permalink)
@ 『あねパラ』:りゅうき夕海(ISBN9784862522917)。エロ漫画。 COMICメガプラスにて連載された表題中編シリーズと短編を収録。 共通テーマは「お姉ちゃんモノ」ということで年上のお姉さん満載の一冊。 らぶらぶ和姦が基本。ストーリー性、テーマ性は薄いので 葛藤好きは回れ右。また、血縁姉縛りではないので注意。 なお、数え間違いということで巻末の1本のみ姉モノではありません。 いろんなお姉さんにたっぷりと癒されたい人向き。
無邪気な双子のロリ姉達に毎朝犯されながら目覚めるのが日課になってる弟の慎吾くん。 あっけからんとした妹みたいな姉達に呆れつつ、 年上のふんわり優しい恋人とたっぷり甘えてみたり、 兄の婚約者のぽわぽわお姉さんと×××だったり、 いとこの豪快おっさんねーちゃんとお風呂場で…だったりetc。 そんなキレイなおねーさんたちに囲まれたバラ色パラダイスをご堪能あれ…「あねパラ」全5話。 弟が幼い頃に、駆け落ち同然に結婚した年の離れた姉。ある日、一人暮らしを始めた弟の部屋に離婚した姉が転がりこんできて…「シスター・アゲイン」。 両親の海外転勤で、OLの姉と二人暮らしをする羽目になった弟くん。弟くんの監視を命ぜられた姉は、何を思ったのか毎朝手で弟くんの性欲処理をし始めて…「ハンドメイド♥シスター」。 両手を怪我した弟くん。両親から看護を押し付けれたツンツン姉は嫌々ながら一緒にお風呂に入ることになって。久しぶりに見る成長した姉ボディに反応を隠せるわけもなく…「おふろでやりたい放題」。 モテモテだが、いつもいいところで天然姉の邪魔が入るため、童貞のままな弟くん。姉のあまりの間の悪さに遂にブチ切れるが、泣き出した姉に戸惑い…「弟オモイ」。 不慮の事故から部活のレギュラーを不意にしてしまい、引き篭もって太ってしまった男の子。幼馴染の少女の励ましでダイエットに挑戦するが、彼女のホットパンツ姿にムラムラして…「ラブラブダイエット」。 他、描きおろし「あねパラ」後日談1本。
活動休止期間を挟んだため、かなり久しぶりの新作単行本。 短編は休止前のものも何本か入っているので、絵柄的には従来のものと 復帰後の変化したものが混じっています。 新しい絵柄は人体デッサンなども整えられてすっきりし、 キャラパターンも増えた正統進化。尖りすぎてた部分が抜けて マイルドになり、より間口は広まったかなという印象です。 その分マニアックな部分が好きだった方面には良し悪しかもしれません。 とはいえ、はちきれそうにたわわに実ったやわらかおっぱいや ツンと自己主張する尖りすぎの乳首、もちもちとした女体、 溢れちゃうおっぱいミルクと従来路線は健在です。
「あねパラ」はストーリー的にはあって無きが如し。 キャラの掘り下げも今ひとつなので、そのあたりには期待しない方が吉。 やや無理矢理終わらせた感もありますし(まあ、メガプラス終了したし…)。 もうちょっとがっつりハーレム的な展開があると嬉しかったのですが…。 背徳度が高いこともあって、兄の婚約者さんのエロス分が高めかな。 おっぱいも凶悪だし。可愛らしさの点でいえば、恋人さんが素敵。 バイト制服からはみ出しまくりの乳輪にハァハァ。 描きおろしの後日談はやや評価の分かれる内容だと思います。 ガチの姉弟スキー以外には地雷だよなぁ、これ(苦笑
短編では優しくも爛れまくった関係が妄想を刺激する「シスター・アゲイン」と おねーちゃんの静かな嫉妬が可愛怖い「弟オモイ」がお気に入りかな。
同人も買いあさるほど大好きな作者さんですので、 ちゃんと戻ってきてくれたのは嬉しい限り。 来月も単行本発売の予定があるようなので楽しみです。 (Permalink)
@ 『アイドルマネージャー千波ちゃん』:らーかいらむ(ISBN9784887742468)。エロ漫画。 主にCOMIC MUJIN誌に掲載された短編・及び連作短編集。 現在は別名義の一般仕事がメインのため、成年向け単行本は実に5年ぶりとのこと。 積極的な女の子にリードされる話がやや多め。和姦主体ですが、軽度の強要、輪姦ネタもあり。
幼い頃は仲もよく、互いに初体験した相手でもある千波ちゃんと克也くん。だけど今ではサッカー部の人気美人マネージャーと、補欠にもなれない荷物持ちという間柄になり、相手にもしてもらえない。そんなある日、ひょんなことから再び身体を重ねることになり…。一方、そのアオリで約束をすっぽかされた形になったサッカー部のキャプテンは千波に謝罪を要求。その日から千波は克也を除く部のメンバーの性欲処理をすることになってしまう。千波ちゃんいろいろ頑張る!…「千波ちゃん」シリーズ3本。 持ち前の爆乳から、クラスの男共にタッチされまくりの音無さん。そんな中、引っ込み思案な性格のため唯一タッチしたことのなかった八溝くんは音無さんに呼びつけられて、理不尽な質問をされる羽目に。乙女心は複雑なのです…「タユンタユン」。 自分たちのせいで怪我をし入院中の男の子のお見舞いにやってきた女の子二人組。しかし病室には彼の性欲処理をする看護婦の姿が…。彼の貞操に危機感を覚えた二人は、そのまま動けない彼と♥…「オミマイ」。 幼馴染の少女の秘密の告白。姉の彼氏にSEXの良さを教え込まれた彼女のお誘いに抗えるわけもなく…「女子校生 沖ハルカの場合」。 他2編。
掲載作は2005年〜2007年にかけてのものですので、絵柄的にはやや大きめの変動あり。 唯一の連作である千波ちゃんシリーズにしても、半年単位で掲載が飛んでたりします。 まあ、成年エロ方面の活動自体が縮小気味なのでしょうがないですね。 独特の醒めた視点は健在ですが、あまり表には出ていません。 エロを盛り上げるためのストーリーも練られており、シチュエーションも良いです。 ねっちょりとした多彩な表情や、 女性上位気味だったり、フェラ描写の舌がエロスだったり、そのへんがグッと来ます。
メインは表題にもなっている「千波ちゃん」シリーズですね。作者解説によると ツンデレ目指してみたら、あさっての方向にいっちゃったみたいですね。 気が強いところを発揮して、男の子を罵倒しながらの濃厚性交を見せ付けられた直後に 一転した色狂いの性欲処理人形っぷりを晒されて、ギャップによるエロスが数割増し。 オチもカラッと後腐れなく、千波ちゃんの魅力をたっぷり堪能できます。
短編。 「タユンタユン」は爆乳分をたっぷり味わった後、オチが好みラインでお気に入り。 「オミマイ」は動けないのをイイコトにな多人数ご奉仕っぷりがツボです。 「女子校生…」もギャップによるエロスと 擬似的な寝取り寝取られが複雑に絡み合う部分が良いです。
絵柄のクセは強いですが、ベテランらしく安定した一冊。 参考にすべきは塗りでクセが消え気味の表紙よりは裏表紙の本編コマかなぁ。 一般仕事の方のエロス分じゃ足りないよ!という向きには最適なんじゃないかと。 (Permalink)
@ 『ヤンキーフィギュア(1)』:ミッチェル田中(ISBN9784253202930)。 週刊少年チャンピオン連載。 フィギュアオタクくんとフィギュアサイズになっちゃった 無敵ヤンキー少女のちょっぴりエッチなドタバタコメディの1巻目。
フィギュアオタクの筆児(ひつじ)は、ある日絡まれたところを 同じクラスの最強ヤンキー少女・桜井さくらに救われる。 そんな時、二人の前に現れた黒猫がニヤリと笑い…気づいた時には さくらの身体はフィギュアサイズに縮んでしまっていた。 筆児以外の人間に触れられると硬直して動けなくなることから さくらは筆児の家に居候を決め込むことに。 困惑しつつも、黙っていれば可愛いフィギュアサイズのさくらに 萌え萌えな筆児…そんなまったく方向性の違う二人の共同生活が始まる。
毎回、桜井さんにどんなコスプレをさせるのか、そしてどうやって脱がすのかに 腐心する、ある意味清々しさすら感じるこってこてのエッチ系コメディ作品です。 ラブコメ要素は薄め。今巻以降はそっち方面の展開も出てきますけどね。 筆児くんのオタ描写は正直あまり感心しない(萌え〜とか口に出すなと)ですが 頑張るところでは頑張ってくれるので嫌いではありません。 ま、本作品の魅力はなんといっても桜井さんです。 彼女の可愛らしさの前では全て些事に過ぎません。 ばーさん言葉にパワフルボディ、屈せぬ心意気と、優しい心根。うむ素敵だ。 そんな彼女が毎回ひん剥かれてあらぬ姿を晒す羽目に陥るわけです。
ミッチェル氏、 元々野暮ったかった絵柄をこの作品から一気に今風に寄てかなり良い感じに。 全体的に角ばった堅さがあったのですが、それも徐々に抜けていきます。 基本的にはやや古めの絵柄ですが、その分安心感はあります。
内容はいたって空っぽですが、 古きよきエロコメがここにあります。和みたい人向け。 こういう作品は根本的に好きなのさ:D (Permalink)
@ 『P2!-Let's Play Pingpong!(5)-』:江尻立真(ISBN9784088744506)。 週刊少年ジャンプ連載。卓球に青春を掛ける少年達の物語5巻目。
苦しい合宿を乗り越え、ついに地区大会初戦を迎えた久勢北の面々。 シングルの選手として抜擢されたヒロムは夢に向かって大きな第一歩を 踏み出そうとするが、初戦の相手は浅からぬ因縁のある人物だった。 過去に起因するプレッシャーから苦戦を強いられるヒロム。 そして明らかになる乙女ちゃんとヒロムの苦い過去、 静かに見守る彼女の前で、ヒロムは無事に羽ばたくことが出来るのか?
今回はもう乙女ちゃんのヒロインっぷりに尽きます。 真ヒロインは自分という自負に溢れた因縁話と、それの解消、 そしてヒロムの覚醒の流れがとても素敵。 ああもう可愛いなぁ、乙女ちゃん。アキラちゃんに負けるな。 来年3月上旬に同時発売される6巻、7巻で完結ですが、果たしてここから どう終わりに持っていかれるのか、正直ここからは読みたいような 読みたくないような複雑な気分です。
書き下ろしの2ページ四コマ「○いよアキラちゃん」(あえて伏す)が 打ち切られた今のタイミングで読むとまるっきり笑えない罠orz 2本目の4コマ目とか真に迫りすぎてて笑えないから…。 (Permalink)
@ 『機工魔術士-enchanter-(15)』:河内和泉(ISBN9784757521650)。 ガンガンWING連載。キレイなおねーさんに囲まれつつも日々不幸と悩みの種は 尽きない、せいしょーねんハルヒコくん頑張る…な15巻目。
連れ去られたユウカ姉を救うため、ユウカナリアと共に カリオストロの支配領域に突入したハルヒコ。 しかし、早々に分断され、 ユウカナリアはフルカネルリ消失の事実を知ってしまう。 カリオストロの作り出した幻影フルカネルリの言うがままに 襲いくるユウカナリアに、ハルヒコはどう対抗するのか…。
ある意味シリーズ最大の見せ場な巻。 元々フルカネルリの器としてハルヒコの所にやってきたユウカナリアが この局面でどのような決断を下すか、 そして「事実」をどうやって受け止めるのか、 そもそも受け止められるのかと、かなり難しい題材だと思うわけですが、 軽く逃げずに、これまでの積み上げは生かしつつも 真正面からぶつかったなぁという印象。 まあ、いつも通りといえば、そうですが ここまで難問に真正面からぶつかってく作品を私は他に知りません。 まあ、ひたすらに重苦しかったメルクーリオ編を考えれば 今回はユウカナリアの可愛らしさと魅力がたっぷり詰まってたので ずいぶん読みやすかったです。 普段の我侭悪魔っ娘の顔をかなぐり捨てて、 女の子の表情を魅せるユウカナリアにクラクラですよ。 あー、しかしゲスだ。本当にゲスだよ、カリオストロ。
それにしても今回のカラー口絵は……なんというか。 ピンク色の突起が3箇所も見えてるんですが… モ、モザイクは?(汗 (Permalink)
@ 『桃色シンドローム(1)』:高崎ゆうき(ISBN9784832276697)。「ばかーーー!!」。 まんがタイムきららフォワード連載。 変態オタク青年と、彼に拾われた元兵器少女が、立派な魔法少女を目指して 日々引き篭もる…そんなお話第一巻。
エロゲー大好きな変態オタク青年スミヤはある日偶然、 アキバのエロゲーショップの地下で 全裸で眠るつるぺたスレンダー少女と出会い、 目覚めた「彼女」を自宅へ連れ帰る。 「彼女」は戦時中に陰陽術を用いて作られた兵器人形であり、 修復のための眠りについたまま 60年間忘れ去られていたのだ。 スミヤは大いなる野望…というか魔法少女モノ(18禁)萌えのため、 「モモ」と名付けた彼女を立派な「魔法少女」に 調教もとい教育することを思いつく。 そして「モモ」の受難の日々が始まる。
兵器としてのアイデンティティを日々、オタクの欲望で上書きされ 「ばかーーー!!」と抵抗しつつも次第に染め上げられていくモモちゃんが 大変に可哀想です。嘘です。可愛いです。 「男の体液」もとい「けーき」で餌付けされちゃってたり、 すぐに涙ためて「ばかーーー!!」だったり なんかこう自分でも気づかないうちに魔法少女目指しちゃったりしちゃってる 流されやすいモモちゃんの魅力に尽きる漫画。 スミヤくんの清清しい変態っぷりもアレなんですが、 男オタなんざどうでもいいのでどうでもいいです。 絵柄はスレンダー度高めかつ少女マンガ風線処理で、ふんわり感があって 大変にラブリー。でも話は基本的に変態オタ話なので注意。 そのへん許容できて、絵柄が好きなら ニヤニヤしたい人にはオススメ。 すれんだー犬耳っ娘にバカだのロリコンだの変態だの不健全だの罵られたい向きにはマストバイ。
こんなもんまで連載するのか、これって電撃系の領分じゃね?フォワードさんようという 疑問が沸いて来てしょうがないですが、どうでもいいです。
うん、まあ、なんか私に振られた理由はなんとなく分かった、うん。 (Permalink)
@ 『虚攻の戦士-五分間ノ神話-』:神野オキナ(ISBN9784797340594)。GA文庫新刊。 シリーズ第三弾にて最終巻。
「集積者」に深く傷つけられ、戦線離脱した霧音に変わり、 「剣者」古鳳翔夏にやどった人工人格「翔ちゃん」と共に活動を続ける舞矢。 そんな中、激化する「集積者」の攻撃は少しずつ変質を始めていた。 「調律師機関」の上層部は「最終決戦」が間近に迫ったことを悟り暗躍を始める。 日本支部唯一の「剣者」コンビとして否応なく巻き込まれていく舞矢達の運命は…。 そして世界は静かに、そして唐突に崩壊を始める。
やや駆け足の完結編。でもまあしっかり終わったというのがまず肝要。 シリアス系シリーズ初の完結編ですからね(^-^;;; 神野オキナのシリアス系の文章は全体がギュっと締まっていて好きなんですけど なかなか評価には繋がらないようで。 閑話休題。 駆け足といいましたが、その分密度はきわめて高く、 舞矢と「翔ちゃん」の悲痛なやり取り、霧音の変貌、匿名さんの復活、 そしてなんとも言えないスケール感と絶望感に心が震えるラストバトルと グイグイ読ませてくれました。 オチの是非はここでは触れませんが、やはりこういうオチの方が 好きですよ:D シリアス系の次回作にも期待です。 (Permalink)
@ 『武林クロスロード(2)』:深見真/Rebis(ISBN9784094510393)。ガガガ文庫新刊。 炸裂するエロス&バイオレンス、一騎当千の女武侠たちの生き様を見よ!
邪悪な朝廷に奪われた母を救うため、 旅を続けるリョウカとその師シュンライの一行が辿り着いたのは 反朝廷勢力・「崩天教」が支配する関所の街だった。 崩天教は、伝説の秘術を体得した無敵の女教主・ジャホウセンが組織する一大勢力であったが、 その悪政は朝廷に勝らずも劣らないものだった。 そんな折、シュンライ達に囚われた娘・ヒュンラを救い、共に崩天教をも滅ぼそうと、 朝廷の女将軍カルザの大軍勢が街に迫る。 それはリョウカに課せられた新たな危機の幕開けだった…「ここが武林の分かれ道!」。
「エロが多すぎて外では読めません! エロが8分に他が2分! 繰り返します、エロが8分に他が2分です!!」
一言で言うと誇張なしで上な感じな「武林クロスロード」の第二巻でした。 本気でエロ増量し過ぎです(^-^;;;;;; 上のネタ的には7分3分だけど、 絶対それどころじゃないしなぁ…。 男は殺せ、女は犯せが基本方針の邪教が相手ですから まあ、当然の流れではあるのですが、 下手なエロノベルよりよっぽど濃いのはいいのか悪いのか。 挿絵も圧巻。筋肉美女達のくんずほぐれずの痴態が満載です。 そりゃまあ、多数の女の子のお尻ならべてとか…そういうシーンは大好きなんですけど ここでそれを読む羽目になるとは思わんわ!
ストーリー面はもう難しいことを考えずにバトルを楽しめばいい的なノリですし 、主人公のリョウカの成長を主軸に手堅く進んでいる印象。 新しい伏線を張りつつ進行する一大ストーリーの一片なわけで 是非続刊も読みたいところです。世間の荒波に負けずに出ることを期待しています。 あれば次は水着か…どんなエロ水着が来るんだろう。 (Permalink)
@ 『フランケンふらん(1)』:木々津克久(ISBN9784253233118)。<グロ注意>。 チャンピオンRED連載、新感覚癒し系グロ可愛少女ふらんさんが繰り広げる 戦慄のメディカルホラー第一巻。表紙はやや直球気味にエロいですが、 所謂普通のエロスを求めて買うのは誤りです:D
人里離れた山奥の洋館に住むツギハギだらけの少女ドクター・ふらん。 生命工学の天才・斑木博士の最高傑作である彼女は 今日も医学的興味を満たすためにメスを振るう。 奇跡のメスが生み出すものは、希望か悪夢か。 今日もまた洋館の扉が叩かれる。その先に待ち受ける未来も知らずに。
重ねて言いますが、グロ注意です。耐性無い人はパラ見もやめといた方がいいです。 裏表紙見れば、まあだいたい中身の傾向は分かると思うのですが…、 まあ苦手な人は多少ご覚悟を。
本作品において人体なんてただの肉の塊でしかありません。 切るも貼るも増やすも減らすも思いのままの様相はもはや笑うしかないレベルです。 主人公のふらん嬢は、彼女なりの正義感や道徳観らしきものに従いながら 様々な手術を行うわけですが、その結果は概ねロクでもない結末を迎えます。 彼女にとって自らの内から真に発している感情はおそらく「好奇心」のみですから。 普通の人間の価値観や倫理観などは彼女にとってはほとんど意味を持ちません。 そんな超然とした存在の前で繰り広げられる卑小な人間達の欲望の小ささと醜さ、 そして空しさをたっぷりと味わえます。
お気に入りは、 その見開きの使い方はトラウマを呼び覚ますのでやめて欲しい:D ある意味ベタネタをしっかりと…なとある少年少女の純愛物語…#2「CHRYSALIS」。 ふらん先生の校内整形外科開業。刹那の快楽に溺れる人の欲求に限りなし…#4「COSMETIC SURGERY」。 首だけ少女とキレやすい少年が迎える運命…#7「HOLD ME TIGHT」あたりかな。
まあ、正直私もグロは基本的にダメなんですが、 心情に訴える、もしくは心の隙間に入り込むタイプの作品ではないので 脳内のスイッチさえ切り替えておけば楽しめます。 ふらんさんを始めとして登場する女の子が結構可愛いつーのもある意味罪作りだよなぁ(苦笑 まあ、興味と覚悟があればどうぞ。ふらんさんのグロ可愛さをご堪能あれ。
それにしてもコレが浮かないREDという雑誌もなんというか …さすがは秋田書店の核実験場というところか(^^;;;; (Permalink)
@ 『Parabellum(1)』:流一本(ISBN9784894653757)。エロ漫画。 COMIC阿ウン誌にて連載中の表題作の1巻目。 表題作は異世界ファンタジーモノ。 雑誌最新号掲載分まで収録。巻末に現代劇のロリ系短編も1編収録。
隣国との政略結婚のため、放逐の身から呼び戻された姫君・クレアベル。 しかし、嫁ぎ先へ向かう途中、それを快く思わない勢力に襲撃され 妹姫と共に囚われの身となってしまう。 妹姫を人質に取られ、自害することも出来ずに苛烈な調教を受け続けた クレアベルは身も心も淫らに堕落してゆくのだった。 一方、クレアベル救出の命を受けた冒険者・歴戦の剣士ファスナム、 まだ幼い女魔術師・リーズ、そして異容の亜人少女・イグニスの3人組は 賊のアジトに強襲を掛け、一度は救出を果たすのだが…「Parabellum」#1〜#6 人気アイドルである幼い姪っ子と青年の年の差恋物語。 許されない想いを断ち切ろうとする青年だったが、 少女の精一杯の誘惑に想いを抑えきれなくなり…「ピアノのある風景」。
作者さん商業では初のファンタジー長編になるのかな。 ファンタジー世界ものは設定の前提を踏まえないと受け入れられない人が多いため エロ漫画でもやや敬遠されがちなのですが、ストーリー面よりも エロ重視に特化することで押し切ってる感じかなぁ。 黒幕と何らかの因縁があるらしい冒険者達ですが、そのへんは次巻以降に持ち越しに なっており、今巻はともかく囚われの姫君の徹底凌辱・調教に尽きています。 第一話の段階で完オチ状態、抵抗していたのは過去回想でちょっと出てくるくらいで、 そこからさらにディープにですからね(^^;;;;
おなじみのエグい体位と、崩れるほど柔らかな豊満ボディ、 だらしの無い快楽アヘ顔は当然のこと、 前後に突っ込まれてお腹一杯に男汁を詰め込まれ、だらしなくそれを噴き出しながら、 さらに男のモノを求めたり、いやらしい淫語でのおねだりを躾けられていたり、 母乳を分泌するようにされたり、触手怪物に乳首にまで突っ込まれたりと、 ともかく濃厚なエロシーンが満載です。
堕落するまでの過程が良いのだという嗜好の方には向きませんが 堕落した後の姿を堪能したいのだという嗜好の方にはジャストフィットかと。 毎月のページ数が多い阿ウンらしく、一回一回が読み応えたっぷりです。 恥も外聞も無く乱れる清楚な姫君の痴態をご堪能下さい。
表紙でもあり、ヒロインであるらしい亜人少女のイグニスさんは一ミリも脱ぎませんが 今巻での描写を見る限り、正直あまり興味が持てないので 今後の挽回を期待します。カバー折り返しのSDイグニスさんはラブリー:D (Permalink)
@ 『それはロボット』:流星ひかる(ISBN9784575834260)。 コミックハイ!誌にて発表された「ロボット」を モチーフにしたオムニバスシリーズの単行本化。 当然のようにばっきばきに健全ですよ。
流星ひかるといえば微乳、セーラー服、ボブカット、 そして丸顔ロボットが思い浮かぶ 作者さんですが、今回は御馴染みの丸顔ロボットさん達が主役です。 或るときは河原の粗大ゴミだったり、 或るときは転校生の女の子だったり、 或るときは大切なお兄ちゃんだったり、 或るときは叶わぬ恋を共有するライバルだったり、 或るときは刻を越えてやってきたメッセンジャーだったり、 或るときは朝起きたらロボットだったりと 色々な物語が綴られています。 どれも非常にらしいふんわりと優しくて甘酸っぱいお話です。 読んで存分に和むがいいさ。 お気に入りはロボ兄ラブな妹ちゃんが可愛い「兄はロボット」と 流星流メイドロボとおばあさまの「想い出はロボット」かな。
でもやっぱりあのロボットさん達が女の子の制服着てる様は どうにも慣れないなぁ(^^;;;;; 男の子役なら見慣れたものなのだけれども。 (Permalink)
@ 『淫縛病疼』:船堀斉晃(ISBN9784862522795)。エロ漫画。 COMICメガプラスにて連載された表題の長編を収録。 催眠MC系+クリ肥大男性器ネタ、乱交等。 単行本『淫縛学艶』(ISBN9784877343323)に収録されている 長編の直系続編なので、そちらを踏まえた方がより楽しめるかと。 前作は8年も前の単行本ですが、人気作だっただけあってまだ増刷されているみたいですね。
催眠術を使い、意のままに女性患者や看護婦をを喰いモノにしている悪徳医師・白河。 彼の患者の中には、かつて少年・清水圭介が引き起こした催眠凌辱事件の被害者であった 結城織枝と成田小鈴、和泉麗美の姿もあった。 快楽に溺れ戻れなくなった麗美、白河の催眠によって過去の事件を忘れて 表面上は普通の学生生活を送る織枝と小鈴…、そして彼女たちを見守る 、かつての事件を暴いた女教師・高木礼子。 歪みながらも平穏な日々を過ごしていた彼らの前に 再び清水圭介が現れた時、あらたな催眠凌辱劇が始まる…。 催眠によるマインドコントロールで抗うすべなく 性奴へと落とされていく女達の運命は。
よもや今になって続編が読めるとはと、連載が始まった段階で驚いたものですが あとがきなどによると作者さん的にも予想外だったようで(^^; 前作でメインだった3人も全編にわたって登場しますが、 今作の主軸は新キャラの高木礼子に対する、清水圭介の復讐という形になります。 前の皆さんは一皮向けば完オチ状態ですから、まあしょうがないかな。 薬品を使った肉体改造と催眠暗示によって壊されていく凛々しい女教師の痴態をお楽しみください。 ベテランだけあってエロさはお墨付き。 普段からはかけ離れた醜いアヘ顔、我慢しきれない快楽に恥も外聞もなく喘ぐ様 どれも快楽中枢を刺激してくれます。
今回もまたオチが投げっぱなし臭いのが残念なところですが 目的は完遂されてるので、まあ…ありかなぁと(苦笑 前回といいどうしてラストだけ近未来SF化するんだろう。 ま、エロさの点では充分オススメに値します。 (Permalink)
@ 『HELLSING(9)』:平野耕太(ISBN9784785928858)。YK OURS連載。 1年半ぶりの単行本新刊。死都ロンドン編佳境…は続くよどこまでも。
アーカードと宿敵アンデルセン神父との決戦の行方は、 そして現れる新たな刺客の意外な正体とは。 インテグラに、セラスに訪れる決断の時! 死に場所を求めて戦い続ける哀しい不死者達の輪舞は終わらない。
今回の展開を耳にしたのってずいぶん昔な気がしていたのですが 掲載時期を見てみるとたかだか2年前程度でそっちの方にビックリ。 今回もバトルバトルバトルな内容ですが、大技は前回使ってしまっているので 或る意味分かりやすい範囲でのバトルになっていて読みやすいです。 「彼」の造反についてもなんとなく理由は察することが出来るし… つーか、このへんの「昔の経緯」ってのも ちゃんと書き下ろされていた記憶があるんですがどうでしたっけ?
とりあえずロリカード(ショタカード?)様がなんか素敵なのでMOREEEEEE!!! (Permalink)
@ 『ゼロイン(7)』:いのうえ空(ISBN9784047125162)。 ドラゴンエイジ連載。民警の若き女エージェント・みくるを中心とした むっちりでビターな刑事物語7巻目。
前巻から続く運び屋編のラストと殺し屋202号編、後は学園編が何本かという構成。 わりとみくるちゃんにスポットがあたってる印象かな。 なんというか相変わらず展開の浮き沈みが激しいなぁ(汗 お気楽なノリで終わったかと思ったら、 どこまでヒロイン突き落とすねんというエピソードが続いたり… こっちは暫らく後をひきそうな雰囲気ですねぇ。 運び屋さん達も今後どう絡んでくるのかが楽しみだけど、出来れば あっかるい展開のときに出ていただけると嬉しいな。
で、今回の見所は…やはり見開きの「みちっ」ですね:D なんだこの天国と地獄は(^-^;;;; それぞれに魅惑の肢体で鼻血もんですが、個人的には渉菜ちゃんがエロいなぁと。 あのボリューム感はたまらんわけですよ!! 「こらっ あんまり見るな! バカ」とか顔赤らめながら言われてぇぇぇぇぇ<……… (Permalink)
Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)