○過去のかんそーぶん一覧 page.18(2011年06月〜2011年05月)

@ 『あそばれ Dear Sex Friend』:蛹虎次郎(ISBN9784799500279)。エロ漫画。 ペンギンセレブ誌にて発表された連作短編集。作者初単行本。 アヘ顔淫語エロ下着中出しぶっかけ乱交寝取られなどなどハードなエロス満載の一冊。

書店でパラ見してから購入。 物語性よりもハードでアナーキーな濃ゆいエロスを重視した作風の一冊。 絵柄はすっきりと整理されたラインの今風なアニメ絵系でボンキュボンの爆乳娘さん揃い。 整った美しい顔を、見る影もなく下品に歪めてのアヘ顔やら、 ハート型のニプルシール、フリルで飾られたスケ下着など、 全体的な方向性は武田弘光先生フォロワーな印象。 絵柄はそちらよりはややアクを抜いた感じでしょうかね。

どのエピソードも快楽追求型で、 明るめのエピソードでも暗めのエピソードでも待っているのは 快楽に溺れアヘ顔を晒すヒロインさんたちの痴態のみ。 豊満なボディをいいように貫かれてはあられもないおねだりや嬌声をまき散らします。 そんな彼女達を彩るのは多数の男性器と放たれた精液、 そして淫らな下着達という寸法。 隅から隅まで存分に貪るような濃密セックスを味わえます。

気に入ってるのは表題作でもある「あそばれ」シリーズと、「生徒会」のシリーズかな。 「あそばれ」シリーズは収録作中最長シリーズということもあり 色々と詰め込んでみました!!的な豪華さが良いですね。女性上位に、恋人関係にハーレム、寝取られと、正直話のつながりの面では勢いつけすぎの感はありますが、 最終話の気持ちよさげなエロハーレムっぷりで細かいことは気にならなくなったりとか。 「生徒会」シリーズはヒロインの凜華さんがキリッとした黒髪ロング+剣道娘で基礎点が 高いところに、ストレートな快楽堕ちで個人的に高評価。 他人に喰わせないのも独占欲的な意味で○でした。

初単行本ではありますが、作画面は高レベルで安定しており、大きなバラツキはありません。 ストーリー面の行き当たりばったり感は否めませんが、 基本物語はエロ駆動のための添え物的な 割り切りを感じますので大きな問題では無いかと。 快楽追求型の濃いエロが好みなら試してみる価値は十分にあるかと。

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@ 『Love Hair』:まばん(ISBN9784863492257)。エロ漫画。 COMIC天魔誌にて発表された短編集。作者初単行本。 黒髪ロング眼鏡ふっさふさアンダーヘア汁っ気多めのらぶらぶ大会。

発売を楽しみにしていた作者さんの初単行本。 雑誌で読んで強く印象に残った一本があり、その後、注目してました。 すっきり目のアニメ絵系ですが、髪の毛や身体の内線などの描き込みが多めで 画面密度は高めかな? 女性陣は十分に成熟したボディの持ち主揃い。 おっぱいもたっぷりとボリュームたっぷりです。 濡れ場は全体に汁気が多めで、汗や涎や精液やらとびっちょりと濡れながらの 濃密なセックスが繰り広げられており、行為による熱量を感じさせてくれますね。 快楽に赤く火照った表情も多彩で○。

とくに印象的なのは細く流麗なラインで描かれた黒髪の 艶やかなテカリ表現や後れ毛、そしてアンダーヘアですかね。 特にアンダーヘアの美麗さは注目に値します。 もっさりとかなり濃いめのアンダーヘアですが、 一本一本のラインがともかく綺麗で細やかで 極めて自然でかつ柔らかそうな繁みとして描画されています。 正直わたし自身はこのへんの属性無いんですが、それでも魅力的に映るわけで アンダーヘア好きな方にはたまらないのではないのかなと:D__

ストーリーは全体的に明るい目。ダークっぽい展開をする作品もありますが 基本的にラブエロ作品集だと思ってください。悪い人も飲み込まれるくらいに 女性陣が生き生きとして強いんですよね:D こういう暖かい感じは好みです。

個人的に一番気に入ってるのは雑誌で気に入って読んで作者さんの名前を認識するきっかけにもなった「ポーカーフェイク」かな。ヒロインの真帆さんがそりゃもう可愛いのですよ。 表情薄めな娘さんですが、おずおずとエッチのお誘いしてみたりとかもじもじしてみたりとか 細かい反応がもう極めてキュート。太眉ポニテも個人的にポイント高めだったりで以下略。 まさに完璧な彼女さんですよ。 あとは唯一の前後編である「仔犬」シリーズかな。ネタバレになるので詳細には触れませんが 綾乃さんいいなぁと、いろんな意味で(謎 ウリの要素を詰め込んだ感じの「おこたの国の人だもの。」も印象深い作品でした。 作画面での完成度や仕上げの美麗さなどが頭一つ抜けてる感じなので。 ヒロインの萌子さんも好きなラインですしね。どてらにたっぷりめのウェーブヘアにアンダーフレームの眼鏡に関西弁…何この飛び道具の集合体。ガード利かんがな。

初単行本ということもあって、当然絵柄など試行錯誤の後を感じますが 平均値はかなり高い作品集です。ヒロインさん達はそれぞれに魅力たっぷりですし なにより自分の強みをしっかりと押し出していっているという部分を 個人的には高く評価したいなと思っています。ということでオススメです。 ラブエロスキー、アンダーヘアスキーな方には是非:D 地味に眼鏡っ娘率や 黒髪率も高いよ。ハイネックセーターとかも以下略。

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@ 『はじらいブレイク』:ホムンクルス(ISBN9784862691682)。エロ漫画。 作者初単行本。COMIC快楽天誌にて発表された短編集。

今月の注目作。どちらかと言えば同人誌の方でよく名前を聞いた記憶がありますが、 商業ではこちらが初単行本です。 収録されているのは2009年から2011年に掛けての作品で、 ワニマガジン系らしく、作画作劇ともに初単行本とは思えないほどの 完成度の高いものとなっています。

絵柄は良い意味で癖の無い万人向けのもの。 しっとりと柔らかさのある女体描写が良いですね。 肉づきは中庸ながらも掴めばどこまでも沈み込んでいきそうな感じです。 そんな細さを感じるラインに対して、おっぱいは巨乳さん揃い。 丸々とたっぷりと身の詰まったボリューム感のある乳房が、 揉まれ吸われ押しつぶされしているシーンの破壊力は抜群です。 パイズリもきっちりと盛り込まれているのでその柔らかさを堪能できます。 丸くハリのあるお尻や、スラリとしたお腹から腰にかけてのラインなんかも エロチックでいいなぁと。

あとは表情パターンも多めですね。特に困り顔というか困り眉というか、 溢れそうな想いや感情をグッと凝縮したような眉毛の表現が たいへん印象的でした。自分の中に押し込めた感情が漏れ出すような…そんな 静かに多くを語る眉毛だなぁと。

女性陣はかなりしっかりと描き分けられていて、お嬢様系からおバカ系まで それぞれのキャラクターをかなりはっきりと感じられます。 そして全体に共通して品のある美しさがありますね。 流行りのアヘ顔とかは真逆のラインですがやっぱりこっちが王道ですわ。 しっとりとした黒髪さんが多いのも個人的には嬉しいところでした。

気に入ってるのは陰のあるミステリアスな喪服お嬢様との車上の情事な「バードゲージ」。 雑誌で読んでかなり印象的でした。描写は少ないですが黒ストッキングも扇情的でね。 今回、後日談が短いながらも書き下ろされているのも嬉しいところでした。 あとは彼女の妹との禁断お風呂場エッチな「Bathtub Crisis」かな。 お風呂場エッチとか大好物だからー!!!的な。 引っ込み思案的な女の子が振り絞った積極性がまた劣情を刺激してくれましたね。 あとは属性的に外せない「ミルクの時間」ですかね。年上+母乳ママさん+不倫(?)という スーパーコンボは回避不能です。 ほか、キャラ的にはおバカ探偵見習いな棗さんが好きですね。なんか憎めなくて:D

コメディちっくなものからややシリアス系の物語まで硬軟使い分けが利いており 総合的な満足度は高い一冊だと思います。 ひんぬーさん好きやハードなエロスが好みな 向きにはややモノ足りないでしょうが、快楽天系ですしね。 マニアックさは薄いですがそれだけに万人受けするでしょう。 今後はちょっと長めの話も読んでみたいかなぁと。何にしろ今後の楽しみな作者さんです。 カバーイラストが気に入れば突入して損はありません。オススメ。

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@ 『だから僕は、Hが出来ない。(4)-死神と初体験-』:橘ぱん/桂木よしあき(ISBN9784829136430)。富士見ファンタジア文庫5月の新刊。Yesエロス!Noタッチ!!な変態少年と死神少女たちの織りなすちょっとエッチなドタバタコメディシリーズ4巻目。

学園に潜伏していた強力な死神・ガルダーブロウグの魔手から辛くも逃れた良介達。 そして季節は夏。艶やかな浴衣姿で夏祭りに繰り出した一行は 思い思いの楽しいひとときを過ごしていた。 しかしそんな中、再びガルダーブロウグの脅威が迫る。 良介の魂が保つ秘密に目をつけたガルダーブロウグは 美菜の身柄を人質に、キュールに良介と<初体験>するように持ちかける。 対抗手段の無いキュールはその命令を実行しようと良介に夜這いを仕掛けるが…。

キュールさんのターン!!的にこれまで良介を巡る 恋愛(?)戦線的には傍観者的な立ち位置だった キュールさんが無双モードに突入し、それに負けじとリサラさんも無双する…という エロ成分多めのラブコメ的に大変美味しい展開でご馳走様でした。 これまでのシリーズで一番楽しかった巻かな。 キュールさんの良介への気持ちというのは 多分本人の言うとおりにLOVEではないのかもしれませんが けっして憎からず想ってはいると、そのあたりが滲み出る葛藤の展開は キュールさんの魅力を引き立ててくれてひじょうによろしかったかと。

一方のリサラさんは…なんかもう完全にオチてるよね的な(苦笑 口先では否定の言葉ばかりですが、甲斐甲斐しく良介の世話を焼いたり キュールの誘惑に翻弄される姿に焼きもち焼いたり、 他者から良介に対するマイナス評価にフォロー入れたりと、 健気な姿がたいへん可愛らしくて良いものでした。 まあ、空気読めない残念さんっぷりを披露したりとかもありましたが そういうのも含めて可愛らしさだよねーと。

良介くんについては一貫した変態紳士ぷりに敬意を表さざるをえません。 どこまでも女の子のために行動する姿は変態紳士の鑑と言えましょう。 ええ、パンツ被ろうがなにしようがね:D

物語自体は急展開。次巻からは死神界編ですかね。 なにやら強力…おっぱい的な意味で…な新キャラさんも登場しそうで楽しみでなりません。 ふんわり爆乳おかーさんばんざーいばんざーい!!

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@ 『生はめチューどく』:七鍵智志(ISBN9784903714547)。エロ漫画。 作者初単行本。COMIC真激誌にて発表された短編集。 イキ顔アヘ顔、女性上位系、ぷるぷる軟巨乳etc.

中身パラ見して購入。 今どきのアニメ絵系キャラフェイスにお肉たっぷりの張りつやボディの 組み合わせで真激系らしいハードめのガチンコ交合という安定感のある一冊。 初単行本ということもあってか、絵柄の変遷…というか タッチの試行錯誤?的な変化は見られますが大筋で高値安定。 快楽にだらしなく蕩けきった表情や、力なく口外に垂れ下がる柔らかで肉厚な舌など の描写はたいへん気持ちよさげで○。 最近流行りでもあるイキ顔、アヘ顔ですが、下品になりすぎない程度の加減って なかなか難しいところだと思うのですが、本作は個人的にはちょうど良い具合かなと。 柔らかく形を変えながら縦横にダイナミックに揺れる乳房もいいですね。

いちばん気に入ってるのは延々と続くサドっけお姉さんと女装ショタ少年のラブえっちっぷりが楽しい「とらんすふぉーむ」かな。シチュエーションやら道具やら色々駆使しての快楽追求っぷりがとてもエロくてよろしゅうございました。お姉さんの歪んだ愛情がまたね:D あとは連作になる「淫母教育」「認めた世界…」のシリーズですかね。 エロママさんの毒牙に掛かる若者達って感じの作品ですが、 エロママさんスキー的には外せないです。言葉巧みに追い詰めて 最後は快楽で押し流すというエロママさんの手腕に完敗/乾杯。

初期の作品はそうでも無いのですが、近作では女性上位度が高い作品が多く、 女性に積極的に責め立てられたい向きにはとても良いものかと。 あえて言えばもうちょっと独自色が出せていけれると良いかもですね。 平均点は高いですが、強い独自のセールスポイントというのはまだ見えてない感じなので。 カバーイラストの雰囲気が気になったなら買って損は無いと思いますよ。

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@ 『ディアティア』:かずまこを(ISBN9784592710325)。 白泉社『楽園』連載の表題長編をまとめた一冊。描き下ろし後日談含む。 不器用で初々しい二人のプラトニックな初恋物語。

とある事情から恋愛に前向きになれない少年・成田秋人。 ある日、そんな彼の前に現れた後輩の少女の名は桐ヶ谷睦子。 自分の身近な知人たちの告白を断り続ける成田の様子に納得が行かない桐ヶ谷は その理由を知るため、しばらく成田と一緒に下校したいと申し出る。 少女の唐突な申し出に困惑しつつも、提案を受け入れる成田だったが…。 こうして不器用な二人の物語が幕を開ける。

優しいけれどどうにも生き方が不器用な少年と 一途だけれど頑な少女との優しくて、少し切ないお話でした。 いやもう、読んでて小っ恥ずかしくてもうねえ…(//// 一冊まるまる使ってゆっくりと育まれていく二人の思いとその結実までの変遷、 それぞれの心の流れがとても大事に描かれていて 久しぶりに気持ちよく読める作品でした。

桐ヶ谷さんの見せるまっすぐで力強い瞳に、 それまでの女性への苦手意識を超えて強く惹かれていく成田くん。 そして成田くんの事情を知り、かつ成田に好意を寄せる先輩や親友を通して 自らの想いを自覚していく桐ヶ谷さん…どちらも本当に不器用というか 生き方上手くない感じなんですが、そこがまた愛おしいですね。

脇キャラさんたちもそれぞれ良い味なのですが 特に、桐ヶ谷さんの親友の鈴音さんがいいですね。 ちょいほえーっとした感じの眼鏡っ子さんですが、良い子過ぎて泣けるというか。 こういう子は報われて欲しいなぁと心から思うったりとか。

本編わりとじっくりと展開した分、 後日談の微笑ましさたるや筆舌に尽くしがたいものが:D 読んでてニヤニヤしまくりでしたよ。メールのやりとりとか可愛すぎて転がるわ!!

とまあ、良質の学生さんラブストーリーです。そういうの好きな方なら是非。

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@ 『僕らはみんな河合荘(1)』:宮原るり(ISBN9784785936310)。 ヤングキングOURS連載。 古アパートに集う残念系住人達が繰り広げるドタバタな日常コメディ1巻目。

両親の転勤を機に無理矢理一人暮らしを認めさせた少年・宇佐。 新居となる河合荘の部屋は古びた日本邸宅の四畳一間だったが、 新たな生活に期待を膨らませる宇佐にとっては取るに足らない問題…かと思われたが…。 続々と登場するなんか残念な先輩住人達、 そしてその中には同じ学園に通う、憧れの先輩 河合律さんも居て。 これはフラグかそれとも罠か。恋物語にはほど遠い残念系日常コメディ開幕です。

「みそララ」、「恋愛ラボ」などこれまで4コマ系で 今も活躍される作者さん初となる非4コマのストーリー漫画です。 とはいえ、そういうことは特に感じさせない流麗っぷりでコマ割にしろ くるくると変わるシリアス絵とコメディ絵の取り合わせなど ストーリー的にも絵的にもとても楽しめた一冊でした。

舞台となる河合荘はいわゆる集合住宅的なアパートではなく一軒家を部屋貸しする形の アパートです。めぞん一刻式ではなくてまほらば式といえば通じる人には通じますかね? なので住人間の距離感はかなり近めで、いつも顔をつき合わせてはドタバタを繰り広げる という感じですね。それぞれの人生ありーの、ゆるい日常ありーの、 ほんのりラブコメ?ありーのと、軽くビターな話もありますが、 基本的に賑やかなお話が中心です。

そして憧れの先輩も同居人の一人と。 そんな律さんはショートボブで飾り気無しの物静か系の読書家さん。 読書最優先の気難しい人ですが、時折見せる砕けた表情や笑顔がなんとも魅力的。 そんな彼女と宇佐くんの3歩進んだように思ったら 10歩下がるようなじわじわとした関係構築っぷりも見所ですかね。

しかし青年誌でこの設定だったら ちょっとくらい桃色なイベントが発生してもよさそうな ものですが、やっとこ立ったラブコメフラグも即ブチ折られる残念加減:D これでもかとばかりに投入されるオヤジ気味な 下ネタで溢れかえるというのがなんともねえ。

他の住人さんでは酒乱でナイスバディでややチョロめな眼鏡お姉さんの麻弓さんが 可愛くて好きですかね。わりと面倒くさいお姉さんですが、お姉さんスキー的には 戦闘力高めです。 あとは管理人の住子さんも とてもおちゃめで可愛いおばあちゃんで好きですね。 時々腹黒いところもね。

気軽に読める愉快なドタバタコメディとしてはかなり高評価な一冊でした。 ラブコメとかラブエロ期待すると相当に足下すくわれるのでご注意を:D 下ネタは多いですが「恋愛ラボ」好きなら読んで損はありません。オススメです。

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@ 『涼宮ハルヒの驚愕 上下巻セット初回限定版』:谷川流/いとうのいぢ(ISBN9784044292102)。 角川スニーカー文庫新刊。限定版は上下巻セット+特別小冊子「涼宮ハルヒの秘話」が付属します。

「なんにしても「驚愕」待ちでしょう。」と分裂の感想を締めくくったのが2007年の3月30日。 いやはや、まさかそれから4年も待つ羽目になるとは…。 まあ、突如刊行が途切れることは枚挙にいとまがないとはいえ、人気絶頂のタイミングででしたからねぇ。 なんにしろこうして続きが読めるのはたいへん嬉しいことですよ。ええ。

分裂の内容はさすがに記憶から薄れていましたが、読んでるうちにだいたい思い出したので問題なし。 SOS団に対する明確な外敵集団による接触と、SOS団攻守の要である長門の不在というかつてない大事件 勃発の<βルート>と、いつも以上に平和すぎるドタバタが続く<αルート>の混在は 正直言って読みづらいものでしたが、毎度のキョンのテンポの良い独白に頭が慣れ始めると あとはもうサクサクと。次第にそれぞれのルートの関連性が見え始めたのも助かりましたね。 巻によって面白さの度合いに変動が激しい本シリーズですが、今回のは待たされただけあったと 言えるだけの楽しさがあったと思います。

消失以来、当事者としての意識を強く持つに至ったキョンくんが 仲間意識と敵愾心を剥き出しにして、俺こそが主人公だ!!と決意の元に動きまくる後半は 彼の意識の変化とても好ましくてニヤニヤと読めました。 長門だけでなく、SOS団という場そのものが彼に取って無くてはならない場所になっていると そうきっぱり宣言してくれるのはやっぱり来ますよね。 あとはやっぱり佐々木さんとのやり取りかな。ハルヒに近い性質を持ちながらも より理知的で思慮深い彼女との親友関係は、わりと殺伐としがちな本筋において 一服の清涼剤的でした。キョンに対しての好意はダダ漏れなのに、一定の距離感を 保ち続ける会話はなんともくすぐったくてねえ。いやはや可愛いかったですよ。 珍しく存在感が主張された谷口や国木田もちょっと驚きというか それぞれにはそれぞれの物語があるということを強く感じさせてくれて愉快でしたね。

ほぼフルメンバーでの最終対決はそれぞれやたらに熱血モードで読み応えありました。 毎度おなじみの溜めて溜めてのラストのカタルシスは消失に匹敵するかと。 長門好きとしては、やや残念な面はありましたが、彼女は消失で優遇されてますしね、 小泉くんや朝比奈さんのターンだったと思えばと。

今回の〆はある意味シリーズがここで終了しても良い風に感じるものでしたが、 はたして続いていくのでしょうかね? 特に言及は無いのでどちらとも受け取れますが。 垣間見えたキョン君にとって至るべき未来の姿にたどり着くまで果たしてあと何冊かかるのやらと:D 続きが出るならば当然読みますし、ここで終わったとしても悪くない展開だったかなと思います。

それにしても屋上にたたずむ三人娘はビジュアルで見たいなぁ…。

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@ 『まるちぷるフラワーズ』:白ぅ〜凪ぃ(ISBN9784864360272)。エロ漫画。 COMICメガストアH誌などにて発表された表題長編+短編集。 多重人格の妹と学園の女の子たちに迫られ過ぎて困っちゃうエロエロハーレム物語。 基本和姦系。ふくらみかけさんから爆乳さんまで。 ところで作者さんのPNの読み、usyuuriとフってありますが…うしゅーうりでいいのですかね?

作者さん2冊目の商業単行本かな?前単行本は二次元ドリームコミックスだったかと思いますので コアでは初単行本になると思います。 つぶらな瞳とデフォルメかなり強めのメリハリむっちりボディが魅力の作者さん。 方向性的には近傍租界のこんもり先生とかそういう感じかな? あとうろたん先生とか。 サイズに関わらず、ぷりぷりとしたおっぱいがたいへん美味しそうでしゃぶりつきたくなりますな。 爆乳さんたちはきっちりパイズリ完備ですし、ちっぱいさんたちも乳首をいぢめられたり ぷっくり膨らみをもみ上げられたりとおっぱいスキーなら満足度は高めかと。 あとはおへそとお腹まわりもぷりぷりすべすべでこすりつけたい欲求にかられますね:D<何をよ

メインとなるのは表題作となる「まるちぷるフラワーズ」。 元々はカラー8ページの読み切りで連載するとは想定しなかったということで 多重人格という設定に対して物語的な構成はやや変則的な印象ですね。 それだけで物語全般をひっぱっていけそうな設定なのに 第1話の8ページで瑠亜さんの全人格登場+全人格との 初エッチ済み…というところからスタートしちゃうわけですからね。 なのでストーリーの細かい部分は色々と疑問符がつくのが正直なところなのですが 続々と登場するヒロインさんたちとのラブ優先なのにがっつり肉欲的なエロシーンが 主体なわけでして、エロ漫画としての満足度は相当に高めです。 後半の展開はベタながらもそれだけに安定ですしね。

多重人格妹の瑠亜さんは人格交代により体格まで変化するという、 エロ漫画的にたいへん都合の良い設定のため、 単体でちびっこさんから爆乳さんまでフォローする上、個別ヒロインで 爆乳さん×2とちびっこさんまで投入されるわけで、まさにエロハーレム満漢全席。 そんな女性陣が一途にこちらを想ってくるわけですから、こんな夢のようなことはありません。 いろいろと詰め込みすぎで消化不良を起こしてる面は否めませんが 女体の山に埋もれたいというハーレム願望はがっつり満たしてくれます。

ヒロインさん的には保健医の先生が一番好きかな。エロクールな眼鏡爆乳お姉様の鋭い瞳に 見つめられたい的な欲求がふつふつと…。あとカバー裏が最高すぎました(謎

絵柄の安定感や精緻さには欠けるものの、パースの利いた勢いのある絵は独自の魅力があると思います。 画面処理はグレースケール処理中心で、こみ入ったコマ割りと相まって 画面がややのっぺりした印象になっている感は否めません。このあたりは改善して欲しいところですね。 いくつか気になる点はあるものの、ハーレムモノとしては十分に楽しめる一冊かと。 絵柄が気に入れば、どうぞ。

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@ 『戦場のヴァルキュリア2-蒼光のエイリアス-(2)』:士土大介(ISBN9784048704915)。 電撃マ王連載。PSP「戦場のヴァルキュリア2」のコミカライズ作品第二巻にして最終巻。

反乱軍の強襲により学園祭を控えたランシール王立士官学校は戦場と化した。 決死の覚悟を決めたユリアナと共に出撃したエイリアスだったが、 反乱軍人造ヴァルキュリア部隊の隊長ティルクに完敗を喫する。 多くの犠牲を出した闘いの後、行き場を失ったエイリアスはG組に所属することに。 しかし混乱の最中、エイリアスの正体を知ったマガリはかつての記憶を呼び起こされ エイリアスを避けるようになってしまい…。

ヴァルキュリアの少女・エイリアスに焦点を当てた本作品。 比較的脳天気な感じだった前巻に比べて今巻はややシリアス分増強。 このへんはまあ、原作がそうなのでしょうがないところですね。 そんな中でもエイリアスとG組メンバーとの交流や、お風呂シーンなどは ちゃんと入れてあるあたりにこだわりを感じます:D 様々な出会いと別れを通して成長していくエイリアスが 最後の戦いで見せる決意と強い意志はなんとも清々しくて気持ちの良いものでした。

最後までしっかりとエイリアスの成長を軸に描ききった感じですね。 全体的にやや急ぎ足ではありますが、要素の絞り込みという意味ではしょうがない所かと。 無邪気なエイリアスの成長物語、そしてマガリとの友情の物語として楽しめました。

それにしてもおまけのマガリさんがたいへんエロいですな:D___ ご馳走様でした。

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@ 『なまいき♥プチベリー』:春風道人(ISBN9784863492240)。エロ漫画。 COMIC RINにて発表された短編集。ふくらみかけのぷりぷりろりっ娘さん満載の一冊。 オール和姦、オール年上お兄さん×ろりっ娘さん。全9本。

COMIC RIN系では作者さん初となる一冊。雑誌カラーとして COMIC RINは結構年齢の上下幅が広めなので 今回の一冊はふくらみかけのぷにぷにろりっ娘さんとの らぶらぶえっち短編集という形でまとめられています。 カバーイラストの通り大きな瞳が可愛らしいアニメ系の親しみやすい絵柄です。

作品発表時期の幅が広いので絵柄の変遷はありますが、 元々上手な作者さんですので、大きく見劣りするようなものではありません。 近作になるほどに描線に強弱が付けられて、メリハリがより強調されてきてる 感じですかね。あと顕著に差が見受けられるのはトーンワークでしょうか。

前述の通り、今回の女性陣はLOに殴り込める程度にオールろりぷにさん。 腰のくびれもナッシングなすっとん娘さんばかりなわけですが それでも凹凸が無いわけではありません。 慎ましやかながらもはっきりと自己主張する 膨らみかけのおっぱいや、ぷりぷりとした肉付きのお尻やふともも そしてぷっくりとした美味しそうな秘所などの秘密兵器が満載されています。 涙を浮かべながらも、おっきなものを迎え入れる健気な姿はたいへんキュートで良いモノです。 あとはクルクルと変わる多彩な表情も見所の一つかと。 どの表情をとってもなでなでしたくなりますな:D 感極まって涙をためた瞳もたいへん扇情的でよろしいかと。

お気に入りはくるくる変わる表情の可愛い佳奈ちゃんが素敵な「SWEET DEVIL」。手玉に取られてる感じがいいですよね:D あとは某こなたさんを思い起こさせる半眼娘な奈々子さんが印象的な「そんなことより奈々子と」。あとはメイドスキー的に外せない「お掃除の達人」でしょうかね。メイド服はロンスカに限るっすよ…(遠い目 お風呂場プレイ万歳な「あんばらんす」や水着姿で跳ね回るツイテ姿が可愛い「なつぞら」なども好きです。

ということで、巨乳さんスキーは回れ右して前単行本の「あおいちゃんアタック!」に突入せよと。 逆に「ダブル☆インパクト」が好みな方ならかなり楽しめるのでは無いかと思います。 ぷにっ娘とのあまーいラブエロが好きな方はマストバイ。オススメです。

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@ 『変態王子と笑わない猫。(3)』:さがら総/カントク(ISBN9784840138932)。MF文庫J新刊。 「猫神」に振り回される変態王子と少女達の迷走ラブコメディ3巻目。

夏休みの騒動も一段落して、体育祭が迫る9月。 小豆梓にまつわる問題に頭を悩ませつつも マイ義妹(予定)の筒隠月子ちゃんと概ね平和で幸せな日常を送っていた 僕・横寺陽人の前に突然一人の少女が現れる。 ツインテールに元気印の彼女はエミ…我が友人ポン太の妹…だったはずだ。 そんなエミにせがまれ、彼女に学園を案内する途中、 突如として学園は異国情緒溢れる姿へ変貌を遂げてしまう。 そして変態のレッテル貼られまくりの僕への周囲の扱いも一変し…いったい何がどうした?

いや、確かに「逆襲」は期待してたんですけれどもね…。 妹印の新ヒロイン・エミちゃん登場、そして物語も大きく動き始めた3巻目でした。 テンポ重視の軽妙な文章は今回も健在で、軽妙すぎて読んでる途中で振り落とされそうに なることも幾度か(^-^;;; 空間描写が薄めなためか作中でたまーに迷子になりかけるんですよね…。 まあ、短所を打ち消してあまりある長所が強いんで全体評価としては今回も高いわけですが。 既刊に引き続き、愉快にさっくり読めました。

今回も変態思考一直線の陽人くんは割と救いようのない感じですが、 そのあくなき変態パワーには思わず憧憬の念を抱きます。 月子さんは今回はやや大人しめな位置づけかな。正妻然としたどっしりとした落ち着きといいますか。 その分、鋼鉄さんの攻めが留まるところを知らない感じですね、ばちこーんと。 本当どうしようもなく残念な人なのに戦闘力の高さだけは本当に半端無いよ…。 さらっと頼れる姉御肌なところも垣間見せてくれたりと惚れるわー的な。 あと、今回全体的に挿絵が良い仕事し過ぎでですね、鋼鉄さんのスク水に包まれたロケットおっぱいが 床に押しつけられてつぶれる様とか…なんですかこのご褒美は。挿絵で真面目に吹いたじゃないですか。 え、小豆梓? それは読んでのお楽しみですな:D

想定していたのとはかなり違った方向に舵を切ったなぁというのが読み終わっての第一印象。 元々1巻目である程度綺麗に着地した物語だったものを膨らませていってるわけで 歪みが出てくるのはある程度しょうがないかなぁとも思います。 この舵切りの行き着く先がどうなるのかは、次巻次第かなと。 続刊が楽しみなところです。

なお、今回のダークホースは間違い無く副部長さんです<小豆梓はどうした

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@ 『はちみつドロップ』:マイノリティ(ISBN9784864360692)。エロ漫画。 コミックメガストア誌にて連載された表題長編を収録。 ダメ男が高飛車お嬢様を行き当たりばったりに催眠調教な一冊。 属性的にはきつきつボンテージ、絞り上げ系緊縛、催眠快楽調教、後虐、妊娠出産、オリジナルエロ器具など。

高飛車お嬢様・梅千院璃子(ばいせんいんりす)のヒミツ…それは愛するお兄様に緊縛調教を受けていること。毎週水曜日、体育の授業の無い日は身体に縄を掛けたまま授業に出てこっそりとお兄様の「愛」を感じるの。そして今日はついにお兄様との初めての膣内射精♥ そう、送り迎えの自動車の中でそう約束したの。あれ、でも自動車には私と運転手のさえない男・田ぶた(田端)しか乗ってなかったような。 ちょっと、なんで…なんで田ぶたと璃子がエッチしてるのよ!!! こうして始まるダメなブ男と高飛車お嬢様の歪んだ恋物語は始まる。はたして二人の行く末に待つものは。 …『はちみつドロップ』全8話+描き下ろし

独自の路線でハードなエロスを描き出す作者さんの3年ぶりの単行本。 今回も従来の路線である、独自デザインのボンテージスーツや女体を絞り上げるための縄掛け、オリジナルエログッズなどの様々なギミックを使ってのハード調教などは健在です。 また、今回も寝取り要素が全編に渡ってます(寝取られではなく、寝取りです)。

今回は1冊まるまるの長編ということで、高飛車お嬢様とダメ男の1on1がメイン。 サブの女性キャラは一切登場しません。男性陣は幾人か登場しますが、あくまでもサブ扱いです。 表題となっている「はちみつドロップ」は催眠術のキーという扱いで この飴を舐めさせつつ、催眠術を使って璃子お嬢様をがっつりと快楽調教していくという流れです。 ただ、よくある緻密な計画に基づいた催眠調教ではなく 野ぶたさんがかなり行き当たりばったりに行動してるのが面白い点でしょうかね。 計画は練って行動に移そうとするものの、どうも抜けがあって上手くいかない…でもなんやかやで 終わりよければすべて良し的な、そういう緩さがコメディチックに働いており 冷静に俯瞰すると酷い話なわけですが、どこかユーモラスな物語に仕上がっています。

なお、催眠調教の王道ともいえる 本人が気づかないうちに調教されてましたというパターンではありません。 そうそうに催眠調教の件自体は璃子お嬢様に露見してしまいます。 ですが、その後も台詞や常識の書き換え、 周囲への情報操作などの方向性などでがんがんと活用されています。 当然、璃子お嬢様本人への暗示なども含めてです。

見所は…どこまでも気丈で高飛車な璃子お嬢様が見せる催眠による痴態、 そして快楽調教を重ねられて次第にデレていくところでしょうかね。どこまでもハードなのに どこまでもラブエロというこの独特のバランスはやっぱり面白いです。 特に後半のあるイベントの後の 二人の疑似新婚家庭的な蜜月っぷりで見せる璃子様の可愛らしさはそこまでの言動と併せて かなり破壊力抜群ですね。あとは毎回のように変わる璃子様の髪型とか 凝ったデザインの衣装(エロ系・ノーマル系ともに)も華やかで良いモノでした。

気に入ってるのはやっぱり後半のエピソード。とある事実から一大決心をして 自分のあり方を変えようとする璃子様とか、新婚モードの璃子様とかですかね。 ただの金持ちお嬢様ではない気位の高さとか気丈さとかに惚れ惚れする一方、 そんな彼女が魅せる痴態がたまりませんでした。

相変わらず絵柄も内容も癖の強いものですが、オンリーワンの輝きを放つ作品です。 描き下ろし部分など一部、特定属性が無い人にはやや辛い面もあるかとは思いますが、 何事もチャレンジということで:D

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@ 『僕は友達が少ない(6)ドラマCD付き特装版』:平坂読/ブリキ(ISBN9784840138802)。MF文庫J新刊。 TVアニメ化も発表された残念系学園ラブコメディの6巻目。 特装版にはアニメ版キャストによるオリジナルドラマCD付です。

「…10年前のあんたの夢に、なんで夜空が出てくんの?」 こうして俺、小鷹と夜空が幼なじみでありかつて”友達”だったことが隣人部の面々にばれてしまった。 それは隣人部の面々にとってどんな意味を持つのだろうか。 一方、学園の一般生徒たちは一ヶ月後に迫った学園祭に向けて活動を開始する。 俺たち隣人部もリア充になったときに備えて学園祭の催し物について検討を始めたのだが、 例によって迷走は続いて…。 その他、隣人部最大の黒歴史と呼ばれる番外編「禁じられた遊び」も収録。

(´・ω・`)

例によって大きめの騒動も寝かし気味で次の話題に移っていくというパターンで 前巻からの引きは一時処理。お話は学園祭に向けての検討やらデートやら誕生会やらと 今回も賑やかながらも残念過ぎる隣人部の日常がたいへん楽しかったです。 毎度のようにバカやりながらもポロリとこぼれる本音の一言がそれぞれみんな可愛くて いいなぁとニヤニヤ。夜空派としては俺得なイベントもいくつかあって良い感じでした。 ボーイッシュな衣装ネタやら、服が伸びてないかの確認とかあのへんがもうね。 挿絵がほしいところにちゃんと挿絵があるつーのは毎度ながら破壊力高いですわ。 「だよなぁ」の小鷹くんは本当に残念ですが、同意せざるを得ない私も相当に残念でしょう。

なお、番外編「禁じられた遊び」は付属のドラマCDのシナリオを小説としてリライトしたものと なっています。後書きでも触れられているように、この仕様に関してはやや評価が分かれるところだと 思いますが、個人的には評価したいかなと。ドラマCD版はあくまでも限定版ですので 後々入手が難しくなっていきますしね。個人的には挿絵もちゃんと入ってるのが良かったかなと。 中身は…これはドラマCDとしての感想も兼ねますが…なんかもう声優ネタで遊びまくって かつ、アニメではちょっとやれないネタでたいへんごちそう様でした。 小鷹くんの残念っぷりが本当にとどまるところをしらなくてああもうというか…。 どこまでダメなんだい君は。まあ、エロボイスと小鳩ちゃんの「あんちゃん」にメロメロ気味です<……

とまあ、ボリューム的にはややモノ足りないかなというのが正直なところですが 順次爆弾は育って行ってる感じですので、そろそろ爆発時かなぁと。 アニメ化に向けてじゃんじゃん盛り上がっていってほしいですね。続刊が楽しみです。

今回のダークホース:ケイトちゃん そこでその台詞は(鼻血

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@ 境界線上のホライゾンI(下):川上稔/さとやす(ISBN9784048672702)。電撃文庫2008年10月発売。 遙かな未来世界を舞台にした創世の物語。シリーズ2巻目にして第一話最終巻。

「すべての大罪武装を集めた者は末世を左右する力を得るだろう」 三河君主・松平元信が残した言葉により、極東世界諸国の運命は 空中戦艦「武蔵」とホライゾン・Aを中心に大きくうねり始める。 三河消滅の責を贖うため、自害を選択したホライゾンの命運が尽きるまであとわずか。 不可能男・葵トーリを中心とする武蔵アリアダスト教導院の面々は 自らが成すべき事、そして自らが成したいことのために行動を開始する…。

770ページ。これまでに読んだ小説の中でも飛びきりの分厚さなのは間違いなく…。 そしてこの先すでにこれを超えるページ数が待ち構えているというのが信じられませんね(苦笑

そんなたっぷりのページ数を使って紡がれる群像劇は、 それぞれのキャラクターを丁寧に彫り込みつつ配置していき、そして強力な見せ場も提供してくれます。 もっと分冊すればいいのに…と読み始める前は思ってたのですが、これはこの分厚さが必然なのですね。 それなりに切れるところで切ったのが現状というわけですね。 普通なら削り落としてスリム化されるような部分もしっかりと描写されるわけで 個性豊かなキャラクター達や、それぞれの心情も受け取りやすく、 かつ物語世界へ入り込みやすいよう道付けされています。

最終話みたいな第一話をやろうと思ったと後書きにある通り、 一冊通してあっちこっちで名シーンが目白押し。特に今巻はクライマックスだらけで 読んでて楽しいことこの上ありませんでした。ちびちびと読むつもりだったのに わりと一気に読んでしまったりとかが何度か…それでもなかなか読み終わらないあたりが アレですが。上巻では顔見せ中心だった、主人公格となる、武蔵アリアダスト教導院の面々も 縦横無尽に大活躍。様々な形で繰り広げられる闘いはどれも熱く盛り上がるものでした。

たとえば鈴さんの作文朗読シーンが良いシーン過ぎて読んでてもらい泣きしそうになったりですね。 あと商人シロくん驚愕のバトルシーンとか、 シロくん好き好きがダダモレなハイディさんとか微笑ましくて好きですね。 後は、武蔵王の麻呂もといヨシナオ様ですかね。まさか彼の言動に泣かされそうになるとは 上巻段階ではまるで思いもしませんでしたわ。アデーレさんがらみとかたたみかけるの反則。 全体的におっさんキャラが良い味だしまくりですよね、酒井学長といい、教皇総長といい、ガリレオといい…。 シリアスな場面でも繰り広げられるボケ会話と、それに対するツッコミの軽妙さも たいへん好みだったと言えましょう。

総計1000ページを持っての序章、そして250ページを使っての一大戦闘とこれだけやっても まだ物語は第一歩を踏み出したばかり。発売済みの続刊もまだまだありますから 順次読んでいきたいと思います。アニメ始まるまでには読み終えておきたいですしね。

それにしても今から双嬢の変身シーンのアニメ化が楽しみでなりません。 喜美姉さんの戦闘シーンとかも!! きっと良い感じにおっぱいぷるんぷr(略

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@ 『相思相愛ノート ニサツメ』:フクダーダ(ISBN9784864360685)。エロ漫画。 作者4冊目の単行本。COMICメガストア、COMICホットミルク、COMIC快楽天などにて発表された短編をまとめた一冊。 「ニサツメ」とありますが、 2冊目の単行本で短編集だった「相思相愛ノート」のタイトルを引き継いだという形で 続編という意味合いではなく、これ単体で読んでもなんら問題はありません。 基本和姦系、爆乳、ビッチ系美少女、学生系、人妻系、フェチ系、獣的肉体関係など。

もっとも古い作品で2004年発表。そこから飛び飛びで2011年に駆けての発表作ということで 絵柄の変化はありますが、キャラの顔を中心に直しを入れたということで幾分軽減されているかと。 元々上手い作者さんですので、極端に気になるようなことは無いと思います。 基本的に読み切り作品集ですが、一部の作品ではオムニバス風な味付けもされています。

女性陣はみなさん巨乳は当たり前、とても抱えきれないような爆乳さんも続々と。 丸々とした重量感のある乳房と、ツンと自己主張する乳首や乳輪は大変魅力的。 後背位で垂れ下がるシーンや、騎乗位の激しい腰使いで縦横に揺れ動くシーン、 そして口に含まれて舐めしゃぶられるシーンなど、どれもおっぱい好きなら目の放せないこと請け合いです。 極めて動物的な、肉と肉がぶつかりあい、貪るような本能的で濃密な性行為は 小綺麗さには欠くものの だからこそ、臨場感と迫力は満点。 その強烈なインパクトでグッと心に迫ってきます。

ストーリー面。表題通りの恋人たちの睦みあいもあれば、不倫や近親相姦などの危うさを秘めた関係、 ただ欲望のままに貪り合うだけの関係などの多様なシチュエーションを過不足なく築き、 エロシーンを盛り上げるための原動力としてきっちりと駆動させる手腕は流石のひと言。 華やかさの中にもほんのりビターな味わいやしっとりした雰囲気を添えてくれるのもアクセントとしてよいですね。 基本的に女性陣が極めて積極的で、ぐいぐいと迫ってくれるのでマグロなあなたもご期待ください。

特に気に入ってるのは、肉食系ココに極まりな「狩猟系ガールズ」かな。 棚ぼた式に美女二人に迫られまくり、 童貞を頂かれてしまうというシチュはなんとも豪勢でお腹いっぱいになること請け合いです。 カバー表紙も飾ってますし、ある意味象徴てきな一篇かと。 ほかは、「オカズの奥さん」が好きですかね。世話焼き管理人さん万歳:D 肉欲に忠実なところも良いです。

巨乳スキーなら迷わず購入をオススメ出来る一冊。 欲を言えば、カバーイラストなどで披露されているエロ下着を本編でもがっつり取り入れていただけると 個人的には嬉しいかなぁと。あと最近は学生系が多いので、出来れば年上系新作も読みたいかな。

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@ 『Virgin Hunt』:さいだ一明(ISBN9784873063843)。エロ漫画。 Angel倶楽部誌にて発表された表題長編を収録。 秘密の魔術儀式に巻き込まれた少年の受難と快楽の日々…目指せハーレムエンド!!! 処女喰い、エロ衣装、浴衣、ハーレムetc...。ないぺた、微乳、並乳、巨乳それぞれ完備。 関係強要的な展開もありますが基本は和姦ライン。

顔を合わせればケンカばかりの幼なじみ桜子とオカルト研の部長まどかに弱みを握られ、 歪んだ性癖を矯正するという魔術儀式に生け贄として参加する羽目になった少年・亮。 その儀式の内容とは、6人の処女と交わること。 脅されるまま、桜子を皮切りに新たな少女たちと関係を結んでいく亮だったが 事態は次第に想定外の方向へと進んでゆき…『Virgin Hunt』全8話。

素直になれないツンデレ幼なじみ、日焼けあとも眩しい大人しめな淫乱後輩ちゃん、 淫蕩お姉様先生、清楚な黒髪お嬢様、妹系腹黒ロリっ娘、×××なオカルト眼鏡っ娘という バリエーション豊かな六人の美女・美少女を相手にした処女喰いハーレムエンド長編です。 一癖もふた癖もあるパワフルなヒロインさんたちに振り回されつつも、自らの信念を貫いて それぞれの女性陣に一応真摯に向き合っていく亮くんはエロバカではありますが なかなかの好青年かと…ほんとうにエロバカですけれどね(強調)。 ストーリー面はコメディ色がやや強めですが、後半はややシリアスな展開も。 ゲームだったら分岐してBad Endもありなんだろうなってなところですが、 幸いにして一本道の漫画なので以下略。気兼ねなくハーレムエンドへ向けて突っ走れます。 それぞれに訳ありなヒロインさんたちの思惑によって二転三転する状況は なかなかに楽しめました。

見所はやはりラストのハーレム大乱交ですかね。 並べて揃えて突き入れてとダイナミックすぎる連続挿入シーンは圧巻と言えましょう。 一歩間違えばギャグシーンにもなりかねない荒唐無稽さですが 漫画だからこその夢のシチュエーションですよねーということで:D___ たて筋六連とか、まあ漫画でも滅多に見ないですよね、こんなシーン。 全身をみっちりと女の子達に囲まれる…これぞまさにハーレムの醍醐味と言えましょう。 個別のエロシーンに関してもシチュエーションや衣装などそれぞれ趣向が凝らされており 渾身のトーンワークで表現された乳房や乳首、やわらかそうな局部を前面に押し出した ダイナミックなエロシーンが魅力です。

気に入ったヒロインさんは…うーん、甲乙付けがたいところですが あえて言うならばオカ研部長のまどかさんと、咲耶先生かな。 まどかさんはその切ない胸の内を吐露しながらのエロシーンが素敵でしたし、 先生は…本作唯一の大人の女として放蕩っぷりを炸裂させてくれたので:D 杏ちゃんや森野さんももある意味で素敵でしたが(苦笑

パースの利いたコマでときおり違和感を感じる部分もありますが、 ほどよいボリューム感でつかみ心地の良さそうな女性陣の肢体はなんとも魅力的。 快楽で潤んだ瞳や表情も良いものです。ハーレム系の長編エピソードが読みたい向きには ちょうど良い一冊かと。

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@ 『おたくの娘さん 第十集』:すたひろ(ISBN9784047127265)。月刊ドラゴンエイジ連載。 ダメオタ青年と突然現れた「実の娘」との生活ももうすぐ1年。 新しい年を迎え、 様々な転機が二人に訪れる。はたして「ハッピーエンド」は訪れるのか?

次巻最終巻ということで、様々な謎が明かされていく第十巻です。カバーイラストだけ見ると どうみたって最終巻なので店頭でビビりましたが、あと一冊あるということでひと安心。

展開されるイベントはお正月、バレンタイン、そして叶さんの誕生日と 定番イベントをきっちり消化。にっちさんとのラストバトルのバカバカしさの中でも ちゃんとお父さんしてるコータくんは微笑ましかったです。

クライマックス目前ということで、叶ちゃんの抱えていたもっとも大きな秘密も露見しますが、 もはやその程度でどうこうなる親子関係でもなく…という感じで見てて安心感ありますよね:D やっぱりラスボスはお母さんになるのか。どういうポイントに着地するのかは 未だに見えませんが、きっとハッピーエンドにたどり着けることを信じています。

それにしても前沢さんェ…。せっかくのシリアス展開で思いっきり吹き出したがな…。 次第にノリノリになっていく叶ちゃんの姿も微笑ましくてよろしゅうございました。

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@ 『月夜のとらつぐみ』:笠井スイ(ISBN9784047272934)。 「ジゼル・アラン」の笠井スイ初の短編集。 フェローズ誌にて発表されたデビュー作含む短編と個人誌発表の短編を収録。 収録作は 「花の森の魔女さん」、「月夜のとらつぐみ」、「水面の翡翠」、 「仏頂面のバニー」、「遙かファンティエット」、 「Story Teller Story(story:01 ERISA)、(story:02 NANCY)」、「猫とパンケーキ」の全八篇。

「ジゼル・アラン」で新人さんとは思えぬほどの力量を見せつけてくれた 笠井スイ先生初の短編集となります。どの短編もその独自の視点や世界観を垣間見られるものばかりです。 大人たちに魔女と恐れられ敬遠されているおばあさんと子供たちのふれあいを優しく描いた デビュー作「花の森の魔女さん」。 空を駆ける野鳥が木の枝の上で羽を休めるひとときを少女擬人化で表現した「月夜のとらつぐみ」、「水面の翡翠」。笑顔を見せないバニーガールさんをどうにか笑わせようと奔走する男って本当バカというコメディ作品「仏頂面のバニー」。少年のせつない初恋とまだ見ぬ世界への憧れを描いた「遙かファンティエット」。 嘘と真実をキーワードに嘘吐きという奇妙な職業を営む青年と、そこを訪れた人々の物語「Story Teller Story」。 手ずから焼いたパンケーキを人生の楽しみとする壮年の紳士と、そんなパンケーキを盗み食いしにやってきた家なき子の交流を優しく描いた「猫とパンケーキ」など、バラエティに富んだ作品集となっています。

時代設定的なものや舞台設定的なものはボカし気味ですが、おおむね中世から現代まで。 日本っぽい世界だったり、ヨーロッパぽい世界だったりてな感じです。 ややシビアさが強い物語であっても、その背を貫くのは人々の優しさであったり 思いやりであったりと、読んでいてホッと出来る…そういう部分が魅力的ですね。 そんな世界を支えるキャラクターもそれぞれに魅力的な方ばかり。 若い子たちも良いのですが、可愛いおばあちゃんや叔父様が全体的にたまらんですな。 こんな風な素敵な歳の重ねかたが出来ればどんなに良いだろうかと思うことしきりです。

一番気に入ってるのは「仏頂面のバニー」かな。 かなりコメディ色の強いお話ですが、 男性陣の愛すべきバカっぷりがもう…男性なら涙無くては語れない的なアレで。 あとは「Story Teller Story」の2篇。この単行本中ではもっともシビアな物語ですが それだけにより強い印象を残すお話でもあります。

ジゼル・アランが気に入ってる人なら文句なく楽しめる一冊だと思います。 デビュー作含むとはいえ、作画面の満足度は極めて高く、その独自な空間を 十二分に満喫出来るかと。ジゼル・アランではなかなか見られないであろう 現代的、ファンタジー的な薄着の女性陣も多数登場しますので、そのへんのフェチ感も 見所といえましょう:D こころが疲れたときに読めばきっと元気になれます。

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@ 『魔法的な彼女』:高岡基文(ISBN9784894655164)。エロ漫画。 COMIC阿吽誌にて掲載された表題長編を収録。「魔法」を科学する大学の研究室を舞台にした エロエロキャンパスライフ物語。

「魔法」と表現するしかない不可思議な不可能現象 …それを研究するのがここ青海大学文学部不可能現象宇佐見研究室。 未だ一般への認知は低く、偏見の眼差しを向けられることも多いが 日夜、科学的見地から不可能現象を紐解くべくフィールドワークを続けている。 そんな研究室に新たに所属することになった青年・宮島照輝だったが、 歓迎の宴の後、酔いつぶれた院生の氷川八千穂の手で額にに刻まれた文様に操られて 八千穂と関係を結んでしまう。こうして波乱の中で始まった宮島の研究室生活は はたしてどうなるのか。

設定ギミックだけ抜いて書くとやや難しそうですが、中身的にはファンタジー要素ありの お気楽目キャンパスエロコメディになってます。ノリ的には青年誌のエロコメの方が近いかなぁ。 まあ、エロシーンはさすがの成年マーク入りってなところですけれども。 もっちりしたボリュームたっぷりのスイカ型おっぱいと、キュッと引き締まったウエスト、 しっかりと筋肉の載った腹部や太ももを画面狭しと震わせての迫力あるエロシーンは 見応え十分。とくに揉まれ、吸い上げられては形を変える柔らかい爆乳は 吸い付きたくなることこの上無いです。

知的な眼鏡美女の乱れる様が描きたかった!!と後書きにあるとおりに、 メインヒロインの八千穂さんは高身長にメリハリばっちりのナイスバディ、それを包み込む白衣と 意志の強い瞳を彩る眼鏡とポニーテールという、一見地味ながら趣味性の高い記号を大量投入された 感じになってます。それ以外にも宮島を慕うふわふわ系後輩の巨乳ちゃん・咲耶さん、 古代遺跡から蘇った褐色美女のナハルさん、研究室の二大巨乳の一人・廣瀬先輩、 研究室の主・宇佐見先生とその娘のピコナちゃんなど、 巨乳成分高めながら、ないぺたさんもばっちり配置という強力布陣。 宮島くんが主体として絡まない話も中盤は多めで、そのあたりでは別の男性キャラがお相手となりますが ハーレム目的の作品でもないので、そこはそれかなと。登場する女性陣には全員濡れ場がありますしね。

全体を通すと、エロが主体でストーリー面はやや弱め。群像劇的な印象。 ラスト近辺は再び八千穂さんと宮島くんに視点が集中しますが、間男さんの登場で ややNTR展開っぽくなるので、そのあたりがダメな人にはやや敷居が高いかもしれません。 とはいえ、全体にお話はライトめなのであまりヘビーに考えることも無いのではないかと。 よりどりみどりの女性陣の痴態をつまみ食い出来るのはお得感があります。

せっかくの魔法絡みの設定が今ひとつ従来のものとの差別化が出来ていない点や 明らかに中盤のサブキャラ陣の方が生き生きと動いている点など、残念な部分もありますが お気楽エロ漫画としては十分に及第点かなと。知的な女性が乱れる様というのは やはりとても良いモノなので、そのあたりの属性がある向きなら。

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@ 『境界線上のホライゾンI(上)』:川上稔/さとやす(ISBN9784048672184)。電撃文庫。 2011年10月からのTVアニメ放送も決定しているシリーズの第一巻目。

遙かな未来。再び「天」に昇るため神世の歴史再現を行い始めた世界。 そんな人類に残された大地はかつて神州と呼ばれ、そして今は「極東」と呼ばれる狭い島国だけであった。 そして1648年。かつての歴史が記された歴史再現の指針たる聖譜がその更新を辞めて来年で100年目、 そのとき世界は滅びるのだという「末世」がまことしやかにささやかれる中、 極東唯一の領土である空中戦艦「武蔵」は1年にわたる極東巡回の旅を終えて、 極東の中心である松平家が納める三河へと寄港しようとしていた…。

なんだかんだで私もラノベ読みとしては長いので、 同作者の都市シリーズなども当然昔から存在は知っているものの、 これまで接点が発生せず読んだことはありませんでした。 ですが先日発表されたTVアニメ版の告知PVでやられまして、覚悟を決めて読み始めたという次第。 近作はともかくその異様なほどの厚みで知られる感じですが、この巻についてはまだ540ページ程度と まだ無くはない程度ですね。…いやまあ、感覚的には十分厚いんですけれど。

半ファンタジー半SFに世界史要素と日本史要素をぶっ込んで煮立てて煮詰めたというのが 一番分かりやすい概略な気がします。作中で行われる「歴史再現」というのは 要は、我々の「西暦」の再現であり、作中は「中世」の再現中なわけです。 そして舞台の極東とは我々の知る日本列島です。 しかしとある事件によりこの日本列島に世界地図が上書きされて押し込められた状態というのが キモの一つですかね。 ですので、織田家だの松平家だの三河だの英国だのローマだのオスマントルコだの 日本史と世界史で出てくる地名や人物、宗教などが続々と登場するわけです。

そんな感じで莫大な設定と多数のキャラクターがチャプター毎に登場し、 最初の方は特にですが 設定を口で説明している感がきわめて強い感じです。 しかし、それらの断片的な情報が作中で絡み合い始めると ぐんぐんと引き込まれて始めます。 バラバラだった要素がどんどんと結びついて一つの形を成していくことの快楽というのは 極めて分かりやすいものかと思いますが、それがおもしろさの一つかなと。

まあ、そこに行き着くまでの道程、細かい、よくわからない部分は棚上げしつつ 記憶の片隅に起きながら読み進めるということが出来ない人には相当辛いこと請け合いです。 私に関しては、予想していたよりも遙かに文章が読みやすかったこともあり 特につっかえる感じもなく、すいすいと読み終えられました。厚いんで時間はかかりましたが。 濃すぎるキャラクターたちの軽妙な掛け合い漫才はたいへん楽しく、読みやすさに貢献してくれました。

本巻に関しては基礎設定の解説とすべての始まりてなところで、 お話の内容に関してはともかくは下巻を読まないとなんとも。 とりあえずとっとと購入しておきたいと思います。 キャラ的にはオリオトライ先生が割と好み。あとは賢姉とかかな。 遙かな未来世界でも脈々と受け継がれるエロゲー魂に泣いたとだけ…。

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@ 『乱飛乱外(9)特装版』:田中ほさな(ISBN9784063621884)。月刊少年シリウス連載。 御家再興を目指す御落胤とくノ一達のドタバタなんちゃって時代劇最終巻。

拐かされたかがりを救うため、宿敵・冠木星眼の居城・異天城へと乗り込む雷蔵一行。迷いを振り切った雷蔵の前に、星眼の外法に操られた百花忍び軍は次々と討ち果たされていく…。そしてついに星眼と対峙する雷蔵だったが、その間に立ち塞がるのは………。

雷蔵方の迷いなどは前巻でほぼ収束しているので、従来のつっかえるような部分は無く疾走感のある密度の高い最終巻でした。今回面白かったのは星眼方の変化ですかね。外法によってきわめて強固な組織を築いていたはずの星眼方が、かがりという異物を迎えることによって瓦解していく様がなんとも笑えるというか泣ける感じで。 シリアスなところはシリアスに、笑えるところは今まで通りにコメディタッチと 従来のラインはきっちりと貫かれたかと。 あえて不満点を上げるならば、イマイチ正道の活躍の場が無かった如火さんと姫丸くんとか、もっと百花のくのいちさんたちの艶姿が見たかったとか、これまでの姫様ズももう一歩の活躍がほしかったとか…ですかね。 まあ、無い物ねだりという奴で。かがりと雷蔵の物語としてはこれで十二分満足です。

なお、特装版はカバー違いの他、カラーミニ画集「乱飛乱外 艶容恋忍絵巻」が付属します。これまでのカラーイラストから厳選されたものを中心に、トリビュートイラストとして、はっとりみつる先生、椿あす先生、椎名高志先生それぞれの乱飛乱外イラスト、そして告知忍者ミズチが収録となっています。描き下ろしはカバーイラストくらいかなと思いますが、ファンなら必見かなと。

女体ひしめく娯楽時代劇もこれにて終幕と、 6年に及ぶ連載、ともかくお疲れ様でしたの一言です。 既に次回作も動き始めているようなのでそちらにも期待です。

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@ 『快感ちぇりっしゅ!』:久水あるた(ISBN9784864360654)。エロ漫画。作者2冊目の単行本。 2007年から2011年にかけてCOMIC 0EX、 後継誌のCOMICメガミルクにて発表された短編+同人発表の短編という構成。 基本ラブラブ…というにはややトゲの刺さる感のある短編もちらほらと。 デビュー以後の変遷を追える短編集。

中をパラ見して気が向いたので購入。 1冊目の単行本は富士見出版系でしたが、デビューはコアマガジン系とのことで、本作品集も デビュー以後の5年間という比較的長めの期間に発表された作品集となっています。 ぱっちりとした瞳と意志を感じる眉毛、ほどよい弛みのむっちりボディの取り合わせが 印象深いですね。表情パターンも多めで○。 濡れ場ではぷるぷると揺れる乳房や、肉付きの良い腰に必死に腰を叩きつける感じ、 美味しそうに搾り取った精を頬張る姿などはなかなかに良い仕事だと思います。 舌や性器などの粘膜質の肉感的な表現はなかなかに扇情的です。

ストーリー面。オビなどにはラブエロ中心とあり、それも決して間違いではないのですが 読み手の心に少しの傷を残していくような、そんなビターな味わいが加味されたエピソードも 何本かという感じですかね。 そのあたりの情緒性は読み手によって評価の分かれるところかもしれません。 ま、このくらいの上下差はいいアクセントだと思いますけれども。

個人的に気に入ってるのは、ショタ少年二人をお姉さんがまとめて筆おろしな「くろすはーと」かな。 ヒロインの奈々子さんがなかなかに男前な方でどーんとこいな感じなのと、 そんな奈々子さんに、若さに任せておなかいっぱいご馳走してしまうシチュも良いですな:D__ 深夜のメイドカフェでの秘密のサービスな「Very sweet cafe」も華やかな衣装の可愛い女の子との 蜜月という感じでエロも濃いめで良いものでした。オチのビターさも客商売怖いという感じで○(笑

前述のように足かけ5年分の原稿ということで、当然、絵柄の変遷はありますが、 基本ラインには変動は無いので、 どちらかといえばトーンワークや仕上げの差に目が行く感じかなぁと。 なんにしろ、久水あるたという漫画家の歴史を押さえるという意味では ファンにはたまらない一冊だと思います。

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@ 『ぽちゃぽちゃ水泳部(1)』:遠山えま(ISBN9784832269668)。まんがタイムファミリー連載。 憧れの先輩好みになるため、目指せダイエット!! ああ、でもトンカツが美味しい…そんな ぽっちゃり娘さんと愉快な仲間たちが繰り広げる水泳部4コマギャグの1巻目。

トンカツ屋の娘・カツ代さんは食べるの大好きなぽっちゃり娘さん。 憧れの先輩を追って高校に進学するも、 ぽっちゃりさんは先輩の好みではないと判明し大ショック。 そこでダイエットのためクラスメートの 大食いやせやせ少女・あゆみさんと一緒に女子水泳部に入部することに。 でもそこは廃部寸前の弱小部で…。こうしてカツ代さんと愉快な仲間たちのお気楽まったり水泳部ライフが 始まったのでした。はたしてダイエットの夢は叶うのか? とりあえずそのおやつのトンカツを辞めるんだ!カツ代さん!!

店頭で気になったのでお試し購入。やー、カバーイラストが見事な「詐欺」っぷりですよね、これ(笑 主人公のカツ代さんがあやうく見切れそうな位置だし…。 カツ代さんは「ぽちゃ娘」…ということですが、 いわゆる漫画的な「太って見えないけれど太めな自分を気にしてる」 キャラでは「無く」、実際にまるまるとお肉のついた生粋のぽっちゃり娘さんです。 むちむちとした二の腕にくびれって何ソレ美味しいの状態の容赦ない腰つき…丸々としたという形容詞が これほどしっくり来る子もなかなか居ませんて。 まあ、等身は低めで顔もほっぺがぷに度高めな程度でマスコットキャラ的な可愛らしさは 100点満点ですけれどね。 恋する乙女モードVS自分の食欲というある意味共感を持ちやすい題材なのも強みかもしれません。

ほかの水泳部キャラは同時入部のやせ型大食い少女のあゆみさん、 お気楽極楽の部長・初芽先輩、一見きついが心優しいクールビューティーの梶凛子先輩、 そしてアヒルの鈴木さんの3名+1。 男性陣としてはカツ代さんの憧れの人、男子水泳部の部長・鮫島先輩、 そしてカツ代さんの幼なじみの健太君という感じ。 そんなメンバーがプールやプールサイドで繰り広げるドタバタ騒ぎが描かれます。

基本ドタバタギャグなので、力を抜いて楽しむが吉な作品ですね。 レギュラーの女性陣も曲者揃いとはいえ絵柄的な可愛らしさは十二分ですので 萌え系キャラ好きな方なら特に違和感は無いかと。水着分も当然多いですしね。 特に、新しい属性に目覚めたい方にオススメします(ォィ さあカツ代さんの魅惑のぽちゃボディに ときめくがいいさ!!

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@ 『Sweethearts♥』:如月群真(ISBN9784864360456)。エロ漫画。2011年4月の新刊。 作者4冊目の単行本。COMICホットミルク誌にて発表された表題中編と短編をまとめた一冊。 童貞ドリームここに極まり。積極的な学園のアイドルたちとのヤリまくりな日常物語。 オール和姦ハーレム系、乱交プレイも。

前単行本はメイド屋敷ものでしたが、今回は学園もので統一。 相変わらずのタナボタ式エロス満載の一冊となっています。 男子の方は大した決断も判断も迫られることなく、ただひたすらに積極的過ぎる女の子たちの 行動に身を任せて、充実過ぎる悦楽の園へと全力ダッシュという、まさに鉄板の童貞ロマンっぷりが 清々しいですな。女性陣はみなさん、服の上からでもわかる豊満ボディっぷり。スレンダーさんも 居ますが、サブキャラ中心で今回はあまり全面には押し出されずかな。

メインとなるのは表題作「Sweethearts」。肉体関係から始まる恋があってもいいよね!!という 一応ラブコメディ的な路線ではありますが、盛りがついた獣さながらの貪り合いがインパクト強すぎて お話なんてもう(苦笑 学園のWアイドルが同時にこっちに好意を持ってくれて、その素晴らしすぎる 身体を自由にして良いと言い寄ってくる…美人局でもこんなのねーよ的なこの圧倒的タナボタ感。 ヘビーな要素は全部回避した後で突っ込んできてくれるんだから抗うすべがあろうはずもないですわな。 ちゃんと一棒貫徹なのもいいですね。

他作品。「ミスコン狂想曲」の2編は乱交系+おバカ展開の作品。 さまざまな思惑が交錯して喜悲劇こもごもという内容ですが、面倒くさいこと考えずに より取り見取りの女の子たちとの乱れた宴を楽しめるかと。チア要素もありますしね。 個人的に気に入ってるのは「好奇心が止まらない」と「DOKIDOKI交際チェッカー」かな。 「好奇心…」は徹底的にガツガツとした貪り合いなのが良いなぁと。 お相手が清楚系のお嬢様というのもまたギャップ感があっていいですな。 「DOKIDOKI交際チェッカー」は前半はややNTR的な要素を含みつつ、後半で女教師さんとの包まれるような ラブエロと、その包みをぶち破る若い性欲がたいへん扇情的でよいものでした。

と、高値安定安心の出来ではありますが、さすがに4冊目ともなるとマンネリ感があるのも事実。 このまま偉大なるマンネリを続けるという道も当然あるのですが、路線が定着しすぎると 冒険しづらくなる面もありますので、ぼちぼち違ったアプローチにも期待していきたいところです。

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@ 『レディーズメイド(1)』:春夏秋冬鈴(ISBN9784785936143)。 作者初単行本。TS系アンソロジー「チェンジH」連載。 女装メイド少年とお嬢様の純情ラブコメディ1巻目。 作者名は「春夏秋冬 鈴」で「ひととせ りん」と読むとのことです。

18世紀末イギリス。繰り返された戦争の影響で男性の使用人に課税がなされる時代。 ここガーランド邸では税金対策のためか、または変わり者の支配人の趣味か 男性使用人を女装させ、メイドとして多数雇用するという風変わりなことが日々行われていた。 そんな中、新人女装メイド・ビリノアは 屋敷に住まうメリルお嬢様付のレディーズメイドに抜擢される。 わがまま放題、いたずら放題のメリルお嬢様に振り回されるビリノアだったが…。

店頭で気になったので購入。良い買い物でした。 六道神士先生の同人塾に所属されているそうで、一部のテイストがかなり似通ってますね。 性愛に対して妙にシニカルな描写とか、脱ぐと肉感的でぷりんぷりんの女体とか:D_、 背景美術の細かさやコマ割りあたりもホーリーブラウニーあたりを彷彿とさせられました。 ただ、キャラクター陣はより可愛らしい方面ですかね。 お話も基本的にはビリノアくんとメリルお嬢様のラブコメを中心に、屋敷のメイドさんズを加えた コメディテイストの強い、毒気の薄い気楽に読める感じです。

前述の理由からか、初単行本ではあるものの、ストーリーに関しても作画方面に関しても かなりのクオリティで仕上がっており、第1話目こそやや画面がごちゃついた印象がありましたが 2話目以降はまるで文句をつける気になりませんでした。

主人公のビリノアくんは女装の似合う可愛らしい男の子。メイド服姿がたいへんにぷりちーです。 とはいえ中身は普通に男の子なので、女の子になりたい願望とかそっち方面でのTSではないのには注意。 あくまでも仕事の上での必要に迫られての女装でしかありません。 最初のうちはお嬢様に振り回されるものの、その本当の顔を知るうちに惹かれ お嬢様のことを思って仕事に励む様が微笑ましくて良い子です。 ヒロインのメリル様はいたずら好きでわがままな方ですが、心根は優しい方でとてもぷりちーです。 大人の色恋沙汰を目撃して顔真っ赤にしたりと純情な部分もあってニヤニヤと。 ビリノアくんへの仄かな想いも微笑ましいですな。 それ以外のレギュラー陣も悪意の無い愉快な人たち揃いです。

女装を絡めたコメディとしてはかなり楽しい作品だと思います。オススメ度高め。 なお、この夏から来春にかけて月刊ヤングキング誌にてシリーズ連載予定ということなので 続刊もそれなりに早めに出るかなと。楽しみです。 それにしてもイーリスさん…脱いだら凄すぎだよイーリスさんハァハァ<……

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@ 『さくらデモクラシー!』:高津(ISBN9784864360425)。エロ漫画。2011年4月の新刊。 作者3冊目の単行本。COMICメガストア誌にて連載された表題長編と読み切り短編をまとめた一冊。 レトロウェーブツンデレ眼鏡お姉さんは許嫁の年下文学少年にゾッコンだけれど素直になれなくて… 今回もショタ×お姉さん成分高含有。

今回も作者さんの趣味が良い意味で全面に押し出された作品揃いの一冊。 特徴であるお姉さん×ショタ成分は今回もてんこ盛り。例外が短編1本のみという徹底っぷりです。 抱き心地の良さそうなムチムチボディに全身を埋めながら激しく腰を振り、欲望を注ぎ込むショタっ子と ショタっ子を包み込みながらも、その力強い精力の前に蕩かされつくす年上の女性陣… 支配欲と母性への憧れを同時に満たすこの構図はやはり凶悪無比といっていいかと:D____

メインとなる長編「さくらデモクラシー!」は 前長編が古代エジプトネタだったのに対して昭和初期が題材ということで、 和服和装がデフォルトでレトロ調のコスプレネタも交えつという内容。 素直になれない年上お姉さんが、文学少年の精力に突き崩されてトロトロに蕩かされる様がなんともエロス。 幼女のような容姿を誇る、淫蕩姑の初名さんや、どたぷーんな淫蕩妹・吉乃さんのエロ妨害に 邪魔されつつも、許嫁として打ち解け合っていく櫻子さんと草一郎さんの様子を 迫力満点のエロ描写を中心に描き出しています。 最初は女性上位気味に始まる濡れ場も、終盤では完全に草一郎さんの独壇場となり 女性陣はメロメロにされてしまうと…いう流れですね。このあたりは趣味が分かれるかなぁと いう気もしますが、個人的にはどんと来い的な…いやはやご馳走様です。 余り皮を舌でむき上げられたりの陰茎いぢりシーンがネチネチとしてるのも良いなぁと:D

短編の方は「だってだっての悪魔さん」がお気に入りかな。 あらあらうふふ系のおばさんに悪魔系のコスプレ(いやコスプレじゃないんですが)させて甘え倒すという シチュエーションがグッときますね。オチはお得意の女体布団でたいへんごちそう様でした。 「祭りの夜が終わるまで…」ではフンドシ姿のおばさんとショタっ子というこれまた マニアックなシチュエーションですが、不貞描写やら若さへの屈服やら押さえる部分はきっちりと 押さえられていて良いモノでした。 「ネジレバネ」は今単行本では異彩を放つストーリー。年の近い妹に拘束されて仕置きされる兄という シチュエーションですが、濡れ場はしっかりと。歪んだ形ですがこれも愛なのでしょうなぁ(遠い目

櫻子さんの容姿って今の感覚ではあまりヒロイン向きではない造形だと思うのですが そのあたりを貫き通すのが高津クオリティ。マニアックさは相変わらず高めですが 間口は段階的に広がってるんじゃないかなぁと。 なんにしろ今回も趣味が合うならマストバイの一冊には違いありません。 絵的なクオリティとエロさは保証できますので興味があれば…。

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@ 『あおいちゃんアタック!』:春風道人(ISBN9784862529824)。エロ漫画。 2010年12月の新刊。主にCOMICメガストアH誌にて発表された中短編集。 基本オール和姦方向、ラブラブ重視だけどエロも手抜かり無し。 教師と生徒の年の差LOVE、兄弟と幼なじみ少女の3P、素直になれない娘とお節介ママの濃密3P、 ダメ男と凜少女のぬるぬるローションプレイなど。

かんそーぶん書くつもりで機会を逸しまくってた一冊…orz 前単行本から実に3年ぶりとなる一冊。 今回は表題作となっている中編「あおいちゃんアタック!」をメインに据えた構成です。 今回も曲線重視で描かれた張りのあるお肌に柔らかいお肉を ぎゅーっと詰め込んだような弾力たっぷりの豊満ボディな女の子が満載。 ぷりんと丸いおっぱいや安定感たっぷりの腰回り、そして魅惑の太もも、 ぷにぷにの二の腕など、どこをとってもしゃぶりつきたくなりますな:D___ アヘ顔までは行かないものの、感極まった表情も快楽の度合いをダイレクトに伝えてくれるもので たいへん扇情的でした。

繰り返している通り、今回のメインは中編「あおいちゃんアタック!」。 一途で可愛い女の子と先生の禁断の恋物語…ってなある意味定番の内容ではありますが 本作のキモはヒロインあおいちゃんのその実年齢に見合わぬ豊満ボディっぷりですかね。 実年齢に関してはカバーイラストが端的に物語ってくれてるので触れませんが、まあそういう感じで。 精神的には年相応か、やや奥手な感じですが、思い込んだら一直線というか 大好きな先生のために!!とたいへん可愛らしく、愛らしさいっぱいのアタックが 実際には核爆弾級の破壊力というなんとも悩ましいことになってます。 そりゃ、こんなの抗えるかいな!という感じで。 お話としては思いを重ねた二人のラブラブな日々が主体なので、エッチシーンの濃厚さも折り紙付き。 裸エプロンなどの定番プレイもしっかり完備で可愛いあおいちゃんを十二分に堪能できるかと。 描き下ろし分の「ホームルーム」はたいへん俺得でご馳走様でした:D

短編群もそれぞれ独自の魅力アリですが、個人的にお気に入りは「That's All Right? Mama」ですかね。 今単行本唯一のママさんキャラである渚さんがたまらんです。 あらあらうふふ系(謎)の真意の読みづらいママさんの誘惑というだけでアレなのに母娘丼ですからね。 そりゃもうご馳走様としか。あとはヒロインの造形的には「ラブローション No.9」の雅ちゃんが 一番好きかなぁと。キリッとした黒髪眼鏡美人さんが惚れた弱みで…というのは良いものでした。

今回も安定したクオリティの一冊でした。ラブエロスキーには安心してオススメできる一冊かと。 以前は気になったトーンのCG処理に伴う画面的な暗さは解消されましたしね。 ああ、それにしてもあおいちゃんを抱きしめてなでなでしまくり隊<……

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@ 『オトメドリ』:夏庵(ISBN9784862529961)。エロ漫画。2011年2月の新刊。 COMICメガストア誌にて発表された短編・連作短編に描き下ろしを加えた一冊。 NTR(寝取られ)成分大量含有。耐性無い人は即回れ右!!

作者2冊目の商業単行本。同人誌や商業近作ではNTR系の作品を多く発表されている作者さんですが 今回はそちらに大きくフォーカスした単行本となっています。 ロケット型からややたれ気味の豊満なおっぱいとはっきりとした腰のくびれとしっかりしたお尻と ボンキュボンなメリハリボディの女性キャラ陣がネチネチとした快楽調教で心根をへし折られて 屈服してしく様がボリュームたっぷりに描かれており、そちら方向に耐性がある方なら たいへん美味しくいただける一品に仕上がっているかと。 特に完全屈服の「証明」が「誰の目にも明らかな変化」として描写されており、 そちらの属性直撃な身としましては回避不能だよねーという感じですね:D___

表題作の「オトメドリ」は定番とも言える送りつけられてくる調教DVDをキーにした第一話と 事件の真相に触れる第二話という構成。一話では憧れの乙女お姉さんの見事なまでの堕落っぷりが なんとも胃にギリギリと来ますね。差し込まれる幼い頃のおよめさんになる約束だとか 普段と変わらぬ様子で甲斐甲斐しく世話を焼こうとするお姉さんの姿が良いアクセントとなって 読み手を追い詰めてくれます。 そして衝撃の第二話。こちらのインパクトが本作の印象をより強く焼き付けてくれます。 これも一応ハッピーエンドなのかなぁとか思ってたら描き下ろしの「トリオトメドリ」で 終わらない悪夢が演出されて…(泣 キャラに思い入れてたら死ねること請け合いですわ。

もう一本の中編「他人様のメイドのおとしかた」はタイトルの通りに、他人の家のメイドを 寝取ってしまうというお話。こちらは大きな捻りは無いストレートな作品ですが それだけに間口の広さを保証する内容になっているかと。 優しい旦那様への憧れを快楽で上書きされる従順なメイドたちと…優しいだけじゃいかんのですな(泣 エロ下着も加点要素で。 あと連載で読んでたときはオチのインパクトで完全にやられました:D うん、やっぱり良いモノだね、○○せは。

キャラ的に気に入ってるのは「オトメドリ」の沙耶加ちゃんと 「近くて遠いキズナ」の加奈ちゃんかな。特に加奈ちゃんはクールビューティー感満載な 外見がたいへん好みでございました。

私の場合、NTRネタは視点を寝取る側に固定して読んでいるためNTR本来的な楽しみ方は 出来てないという話もあるのですが、まあ、そのあたりは個々人の読み方ということでご容赦頂きたく。 またNTR描写優先で下地となる寝取られる前の描写は弱いため、ダメージ度合いとしては そう高くないかなぁと。唯一「メスのちトラレ」はそれに該当するわけですが、 単行本が分かれているのが個人的には救いだなぁと(遠い目 …いや、正直そのあたりはあまり頑張られると耐えられなくなるので勘弁してほしいわけですが(苦笑) そのへんが強化されるとNTR漫画として極まるのではないかとも思います。 なんにしろ、エロ度という意味では文句の無い一冊です。属性開眼への足がかりにどうぞ。

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@ 『うぶカノ♥』:草津てるにょ(ISBN9784862691590)。エロ漫画。2011年3月の新刊。 COMIC快楽天増刊のCOMIC失楽天誌にて発表された中短編集。むちむち熟れ熟れの清楚な人妻さんが 乱れ華咲く快楽遊技が満載の一冊。快活系ショートカット娘やらおとなしい系娘さんなども。

むっちりボディの年上お姉さんを描かせたら天下一品の草津てるにょ先生の新刊です。 黒髪ロングの清楚な美女・美少女も忘れちゃいけないウリの一つだと思います。 見るからに儚げな印象の美女が快楽に蕩けていく様はなんとも扇情的で素晴らしいです。

そのあたり強みが前面に押し出された形の 「すい〜と♥ホーム」シリーズや「うぶ♥ママ調教日記♥」が 個人的にはお気に入り度高めかな。 清楚系の女の子や人妻さんを手籠めにしつつ 恥ずかしがるところをいぢめてみたり、快楽に溺れさせてお強請りさせてみたりと …いやもうイヤらしいことこの上ないですな:D___ お風呂場プレイだったりコスプレプレイだったりとシチュエーションも多彩で素敵でした。 初心い子を俺色に染め上げちゃうというのはやっぱり夢のシチュエーションですしね、ええ。 そのトロリとした表情だけでご飯三杯はいけます。

メインとなるのは中編「館♥極」シリーズ。 借金のカタとして金持ちの家に囲われた母娘…当然の如く只で住むわけもなく いつ来るかもわからない父親の助けを信じながら、金持ち父子からの淫らな魔の手に 抗い続けるも、快楽に流されてゆき…ってな具合でたっぷりのページを使っての 屈服せずも逆らえない人妻メイドによる乳房奉仕やら、日々繰り返される夢うつつの中での姦通など ネチネチとした責め苦がたいへん扇情的でございました。 堕落の進み具合もほどよい感じで、多すぎず少なすぎずかなと。

快楽天系なのでオチにややトホホ感がある作品もありますが、 実用性の高いガチエロっぷりは揺るぎなく。 黒髪の清楚な容姿とボリュームたっぷりのみだらな乳房の コントラストが好物の方にはたまらない一冊かと。オススメです。

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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