○過去のかんそーぶん一覧 page.25(2009年03月〜2009年03月)

@ 『にゃんこい!(1)』:藤原里(ISBN9784797347968)。 FlexComixブラッド連載。 猫いっぱい女の子いっぱいのドタバタラブコメディの一巻目。 以前からちょっと絵柄で気になってた+アニメ化決定ということで 購入して読んでみました。

猫好き一家の中で唯一、猫アレルギーから猫嫌いな高校生・高坂潤平は 不注意から近所のお寺に祭られていた「猫地蔵」を壊してしまう。 それ以来、潤平はなぜか 猫の言葉が理解でき、かつ猫と会話が出来るようになってしまう。 理解不能の事態に困惑する潤平に 高坂家の飼い猫・ニャムサス(♀)は『言い放つ』 「それは猫地蔵の呪いだよ」と。 そして呪いを放置すれば最後には潤平も猫になってしまうという。 猫アレルギーの潤平にとってそれは死刑宣告であった。 こうして呪いを解くためにご町内の猫たちの頼みを 解決してまわる羽目になった潤平だったが、 猫たちの気まぐれに振り回されるわ、 思いを寄せるクラスメートの水野楓と鉢合わせるわ、 幼なじみの山姥女・住吉加奈子には絡まれるわと前途は多難だったりして…。

猫の呪いというギミックはあるものの、 それとはつかず離れずで女の子達との淡い恋愛模様が繰り広げられる形の かなり正当派なラブコメ作品です。 猫絡みでフラグ立てまくるのに、潤平くんはお約束の通りににぶちんなので 周囲から寄せられ始めた好意にいまいち気づかないで、 自身の片思いに悩みまくるといった構図ですね。

この巻では、物語の導入と、メインヒロインたる楓さんとの絡み、 そして対抗ヒロインである幼なじみの住吉さんとのあれこれが描かれます。 楓さんはやや天然小動物系のたいへん可愛らしい守ってあげたい女の子です。 そして住吉さんは……もはや現実では絶滅危惧種と 化したいわゆるマンバギャル(死語)ですね。 まあ、幼なじみキャラの特権で以下略

絵柄については文句なし。 メリハリの利いた整った描線から描き出されるキャラクター達は 猫も人もみな生き生きしていていいです。 ヒロイン陣はみな瞳に力があって、たいへんキュート。 特にメインヒロインの楓さんのまんまるおっきな瞳で 見つめられると破壊力高いです。

一方の主役でもある猫たちはなんともけだるげーで気まぐれな感じが ああ、猫だなぁという雰囲気ばっちりです。 リアル指向&デフォルメ指向の絵柄を上手く使い分けて描かれているので 猫好きの方にもコミットするのではないかなーと思います。

奇をてらった感は無いものの、 正統派の強みを存分に見せつけてくれる本作品。 気になったら読んでみて損はないと思います。 最新話などはサイトの方で無料公開されていますので読んでみるのもいいと思います。 これはアニメもちょっと楽しみです。 (Permalink)



@ 『とらドラ10!』:竹宮ゆゆこ/ヤス(ISBN9784048675932)。 電撃文庫新刊。龍虎合い歩む超弩級ラブコメ堂々の最終巻!!

身勝手な互いの親たちの前から手に手を取り合って逃げ出した竜児と大河。 知らせを受けた北村、実乃梨、、亜美達は雪の舞う中、二人を捜して町をひた走る。 そんな頃、隣町へと続く大橋に差し掛かった竜児と大河は…。

大団円の最終巻でした。 心理描写多めで展開もシリアスながらもいつもの アホ乗りは織り込まれており、硬軟どちらでも楽しく読めました。 今回は親・世間・大人と子供たちの対決的な要素が強く表に出て 四角関係的な部分はやや置き去りになった感がありますが、 両想いとなった竜児と大河のどこか危うさを含みつつも、 いつもの二人なやりとりは微笑ましくも非常に楽しい恋愛シチュでした:D いやもうどこまでいくかドキドキと<…… それ以外でも、親友のために いつもの仮面をかなぐり捨てて動き出す面々の様子は 友情というか青春だなーという感じでしみじみと。

竜児とやっちゃんのエピソード、特に やっちゃんが想いをぶちまけるシーンは、 私自身の過去経験と照らし合わせてたりなんかしつつ なんかもう泣けてしょうがありませんでした。 今思えば色々とイタタタってな感じでもあるんですが 思春期真っ盛りの層はこれを読んでどう思うんでしょうね?

シリーズ通してがっつりと楽しませてくれた好シリーズでした。 エキセントリックでありながらもどこか地に足の付いた物語は 本当に安心して楽しめましたよ。展開でハラハラはさせられましたけれど。 放映中、そして終了間近のアニメ版もなかなかの出来ですし 幸せなシリーズだったんじゃないかな?

ただ亜美ちゃんはもうちょっと報われて欲しいなーという気もするので スピンオフで補完してくれることを願います。あと能登くんもついでに:D

以上、竜児の未来予想図が現実のものになることを願いつつ。 子供が夢を見て夢を語って夢を目指して何が悪いものか。 (Permalink)



@ 『あまガミ(1)』:竹下けんじろう(ISBN9784812470510)。 コミックマーブル連載。 「くらすめゐと」はおっぱい大好きな女神様? おしかけ女房系学園ドタバタコメディの1巻目。

親の仕事の関係で幼い頃から転校ばかりの生活を送ってきた 少年・神楽独士。どうせすぐに転校する…そんな諦観から 周囲との関係を避けるような言動を取る独士だったが、 内心では態度と裏腹に「ともだち」を求めていた。 そんな思いを抱え、新しい学校の屋上で悶々としてた独士の前に 屋上にあった社から全裸の巨乳少女が現れる。 「その願い聞き入れた」そんな言葉と共に。 彼女こそ「天神 天(あまね)」 この地方の学校をいにしえから守護する八百万の神の一柱であった。 彼女の巻き起こす騒ぎに否応なく巻き込まれることになった独士の運命は?

作者さんの一般での代表作と言えば やはり「Happy World!」が外せないわけですが 本作もそれと同様のいわゆる落ちもの系に分類される作品です。 とはいえ、当然それは作者さんも分かっているわけで 例えば西洋一神教系だった「はぴど」に対して本作は 日本神話がベースになっていたり、 天神様が公知の存在だったりと いろいろな部分で差別化を図ってるのが分かり、 「焼き直し」的な印象はありません。

本作の魅力はともかく天さまのキャラクターに尽きますな。 自由奔放明朗快活なトラブルメーカーでありながらも、 どこか憎めない可愛い女性です:D おっぱい大好きなセクハラ魔神なところも淫靡さはなく 健康的なお色気って感じですし。 自身も結構な爆乳っぷりですが、自分の揉んでもつまらん!!と 力強く言い切ってくれるその心意気が素敵です。 サブヒロイン陣もそれぞれ可愛くて、 天さまが絡んで乳繰りあってる姿は読んでいてお得感があります。

竹下作品に関しては 突然顔を出すダークな要素に対して身構えてしまう部分があるのですが 本作では今のところそこまで黒い部分は無さそうなので 気楽に読めるのもいいところかもしれませんね。 油断してると後ろからばっさりいかれそうではありますが(汗 (Permalink)



@ 『THE IDOLM@STER Break!(1)』:藤真拓哉(ISBN9784063800319)。 月刊少年ライバル連載。 バンダイナムコゲームズの「THE IDOLM@STER」を オリジナルストーリーでコミカライズしたシリーズ第一巻。 今度のプロデューサーは社長兼高校生!?

今をときめくアイドルグループ「765WINGS」を 擁する芸能プロダクション「765プロ」の 社長を祖父に持つ高校生、 高木祐太郎(16)は 年相応にはアイドルに興味はあるものの、 マイペースな祖父への苦手意識から、 これまで祖父の仕事に関わってはこなかった。 そんなある日、順風満帆に見えた765プロに多額の借金が発覚。 心労で入院した祖父・高木社長に押しつけられる形で 社長兼プロデューサーとしてアイドルたちと 共同生活を送る羽目になった祐太郎の運命は!?

ネギま!neoや同人活動でおなじみの作者さんを迎えての 何本目かのアイマスコミカライズ版です。 原作が原作だけに切り口はいろいろとありますが 今回はある意味順当にといいますか、アイドルたちと歳の近い 少年プロデューサーを据えてのドタバタラブコメディ風の味付けになっていて 初めてアイマスに触れる人にも優しい仕様です。

各キャラの彫り込み・性格描写などは さすがに手慣れた感じで特に文句もなく。 絵柄に関してはラインに強弱が無くて画面が ややのっぺりした感じに見えるのは 個人的にはちょっとどうにかして欲しいと思いますが どの子も元イメージから剥離しないかわいらしさを 見せてくれていてGoodです。 ラブコメ方面ではやや春香さん優遇かな?

なお、律っちゃん、あずささん、真きゅん、亜美真美は 本編未登場&作中での存在の示唆も無しとなっていますのでご注意を。 巻末のおまけ4コマには出てきますけれど:D SP組の響さんや貴音さんは本編登場してるので ちょっと残念ではありますが、 全員だと回すにはちと人数多いですからこのへんはしょうがないかなと。 あと、孫の存在が発覚した本作での高木社長ですが 毎度のシルエットではなく、 ちゃんと顔のあるキャラクターとして登場します。グラサン外しませんけど。 でも、あの独特の胡散臭さはばっちりと再現されているので 個人的にはお気に入りです:D

表紙イラストはややスタイリッシュなまとまりで格好はいいのですが 中身とはやや印象にギャップがあるかもしれません。 コメディ成分強めのラブコメ作品と思って買うのが吉です。 (Permalink)



@ 『彼女的な彼女』:888(ISBN9784812470527)。 コミックマーブルにて掲載された 個性的な女子高生たちのちょっぴりエッチで ふんわりほのぼのな恋愛模様を描いた短編集。 女の子ってむずかしい…。

コミックアライブでMF文庫J 神野オキナ「あそびにいくヨ!」の コミカライズを担当されている作者さんのオリジナル短編集です。 すっきりと美麗なラインで描かれるスリムかつナイスバディな女の子が 非常に魅力的な作者さんなのですが、この短編集は女子高生縛りなので そのあたりがたっぷりと堪能出来ます。 少女漫画絵とアニメ絵のハイブリット的な画面はスッキリとしていて 清潔感と透明感があり、かつ自己主張しまくりの水蜜桃なおっぱいや キュッと締まったお尻などエロス分も十分です。 どの女の子も表情豊かで、立ち振る舞いからも可愛らしさが滲むのが素敵なところ。

えっち部分に関しては本番行為は無いものの、 下着あり、パンチラあり、自慰シーンあり、乳首ありと 少年誌的なエロよりはもう一歩進んだ感じだったりで、 そちら方面は特に期待してなかった分儲けた気分:D とはいえ、そちら中心に捉えるには弱いので、 あくまでも嬉しいオマケ要素程度に考えるのが吉かと。

気に入ってるのは… 「無口的な彼女」の彼女さん。無口で引っ込み思案だけどスタイルは抜群という高スペックっぷりに加えて、その必死さが伝わってくる仕草が可愛らしさ満点:D 「僕的な彼女」の彼女さん。ボクっ子というだけでもアレなのに白長ランにスク水というもの凄い飛び道具をちらつかせつつ、性知識皆無な行動でとどめを刺しに来るその凶器っぷりに思わず「らめえええええ」と読んでるこっちも叫びたくなります(^^; 「姉妹的な彼女」の彼女さん。ストロング眼鏡というど真ん中ストライクの容姿と ラストで見せた素晴らしい脱ぎッぷりに脱帽。 英雄じゃなくてもそんなもん見せられたら色も好むわっ!!!的なアレでした。

「あそび…」のコミカライズでも感じてましたが、やはり上手いですね〜。 もっと注目されてもいい作者さんだと思いますのでプッシュです:D このキャラクターの可愛らしさは見逃す手はありませんゼ、旦那。 (Permalink)



@ 『ツンな彼女がデレるまで』:西野映一(ISBN9784408171708)。エロ漫画成年マーク無し。 COMICキャンドールにて連載された表題長編をまとめたもの。 性交と恋愛を萌えの視点から考察する研究会、略して「性研」へようこそ! 飛び級ツンツン少女とコワモテ空手青年の巻き込まれラブコメディ。

武闘派新入生・御堂獅子丸は入学早々、ツインテールの飛び級才女・相川姫乃と正面衝突。 ファーストキスに彼女による騎乗放尿という強烈な出会いをしてしまう。 そんな恥ずかしすぎる現場を 『性交と恋愛を萌えの視点から考察する研究会』、略して「性研」の 会長・風間茶子に激写されて、否応無く「性研」の実験に 参加させられることになってしまう。 「性研」で繰り広げられるのは茶子の欲望の赴くままの とってもエッチで恥ずかしい実験ばかり。 さらには獅子丸に想いを寄せる包容力満点の巨乳天然っ娘・牧村春香も加わって 活動内容はさらにエスカレート!! むちゃくちゃな状況の中、獅子丸と姫乃の間に次第に芽生えていく想いの行く末は?

らぶらぶあまあまえっち作品に定評のある作者さんの新作は学園性愛研究ラブコメディ。 ツンツンな飛び級っ子とクール系眼鏡男子を待ち受けるのは 【萌え】の研究と称した実地でのエロ実験ばかり。 ということで、本番行為が出てくるのは中盤からで、 それまで(後半でもですが)は青年誌としてはややフェチ色の強いプレイの数々。 全裸でのファーストキスやり直しだの、 あられもない格好でのおっぱいとクリちゃん責めだの フェラ尽くしだの、お返しの秘所舐め大会だの 強制処女喪失プレイだの、改造スク水大会だのと 本番が無い分余計に濃くねっちょりと描かれるプレイが極めて魅力的です。

キャラ。姫乃さんは飛び級キャラですがややロリって程度でおっぱいもしっかりある ちんまい系キャラと言った方がいい感じですかね。まあ青年誌ですし。 ツンデレというか、人に心を許さない頑なな部分を 獅子丸くんとの間で次第に蕩けさせていくという感じですかね。 ツリ目がちな目を快楽の涙に潤ませてな様子は大変いやら可愛いです:D おねだりモードに入ったときの破壊力は抜群と言っていいでしょう。 一方の春香さんは、母性たっぷりの天然爆乳系。 それでいてえっちにも興味津々だったりとなんともドリーミングな人です。 そのもちもちおっぱいに顔を埋めたくなること必至。 と魅力的なヒロイン二人を交えての 多人数プレイもあるのが嬉しいところですな:D

絵柄は、最近の水準からすれば多少野暮ったい感もありますが ほどよい素朴さと暖かさはそれを補うほどに魅力的です。 特に恥じらい表情や涙を浮かべた表情は可愛いと思う反面劣情もかき立てる 力のあるものです。表紙が気に入ったら手にとって損はありません。 個人的にはもうちょっとこのシリーズ続けても良かったんじゃないかと 思いますが、まあ、物足りないくらいがちょうど良いのかもしれません。

それにしても遊び紙の使い方が楽しいなぁ:D 縞ぱん!縞ぱん!

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@ 『鉄腕バーディーEVOLUTION(1)』:ゆうきまさみ(ISBN9784091823588)。 ビックコミックスピリッツ連載。二心一体二人の戦いは新たな局面へ!!

【辺境観測船オプラ・ガルテ】が自沈してから2年の年月が流れた。 バーディーと肉体を共有する千川つとむは 知人のフリージャーナリスト・室戸の元で バイトしつつ、しがない予備校生生活をおくっていた。 精神融合を食い止めるためにバーディーの精神を凍結して2年の間、 命の危険のない平穏な日々を送っていたつとむだったが 室戸の代理として訪れた先で、大きく進化した【人形】と 【氷川ケミストリィ】の遺産に出くわしてしまう。 一方、米政府とそれに協力する日本政府は 月面探査船により月面に墜落した【オプラ・ガルテ】の状況を確認。 地球外生命体の存在とその脅威を認知し、それに対抗するべく 活動を開始していた…。

連載誌だったヤングサンデーの休刊のあおりを受けて 中断を余儀なくされていた本作も無事に連載再開。 内容はYS版の直接の続編となっていますが、 YS版終了時点から作品世界で2年の月日が流れており 一言で言えば、仕切り直したってところでしょうか。 このおかげで、それぞれのキャラや状態を 自然な形で確認していけるようになってます。 まあ、YS版もあっちこっち話が発散して 主軸が見えづらいのがネックでしたので、 状況を一度リセット出来たのは怪我の功名かもしれません。

バーディー的な本命クリステラ・レビも表だって動き出したようですし やっとここからが本筋なのかなぁ。 いろいろときな臭い状態は続いていますが 心機一転楽しみに読んでいきたいと思います。

それにしてもゲストキャラさん…わかっちゃいたけれど凹むなぁorz

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@ 『LOVE & HATE(3)-ENGAGE-初回限定版』:東雲龍(ISBN9784861056925)。エロ漫画。 COMIC XO連載。表題長編の3巻目にして最終巻。連載分に加えて書き下ろしの 後日談も収録。さらに初回限定版では本誌読者投票で決定された 本編のアナザーエンドが24ページにわたって書き下ろされています。 精液便所輪姦、元ツンデレ娘の精神崩壊熱烈おねだりプレイ、緊縛プレイetc… 開発され尽くした肢体にはもう一時の安らぎも望めない。

留まるところを知らず広がり続ける凌辱の輪は学内全体に広がり もはや学園黙認の公衆便所と化した元・生徒会長 咲乃やよい。 彼女はズタズタに引き裂かれた心と快楽に抗えない身体に苛まれ続けていた。 そんな中、何も知らぬまま休学していた恋人・拓海が学園に戻ってくる。 最後の心の支えであった拓海の帰還を耳にし、彼の元へと向かったやよいだったが そこで待っていたのは、親友・雪枝と交わる拓海の姿だった。 全てに絶望したやよいは、凌辱の首謀者・中越を呼び出し、 自らその身体を捧げる事を誓うのだった…。はたしてすれ違う恋人達の結末は?

「あ〜〜〜たくみくんだぁ♥ えへへ…あのねぇ この人達に犯されるのがねぇ? とっても気持ちいいのぉ♥ たくみくんとするより ずっとずっとすごいんだよぉ♥」

つーことで、XO創刊当時から連載していた本作品もついに完結。 最初は1巻程度の予定だったそうですが、好評を受けて連載継続。 終わってみれば600ページの大作になっていました。 サブキャラ的な女の子もちらほらと登場して濡れ場担当するものの、 あくまでもメインはツンデレ系眼鏡っ娘生徒会長の咲乃やよい先輩という形で貫かれ、 特に2巻、そして今回の3巻収録分における徹底凌辱とそれによる堕落の様は 無慈悲無残の一言です。

特に今巻収録分での、やよいさんの壊れっぷりは背徳感たっぷりでたまりません。 最初の凛々しさなど見る影もないほどに男と精液を刻み込まれ、 快楽に抗えずはしたないおねだりを 繰り返すばかりのやよいさんの姿には、得も言われぬ複雑な想いを抱かざるをえません…が、 その複雑さがなんともいえないエロスを醸すのもまた事実。 読み手に自らの業の深さを思い知らせてくれます。 精液のトリコとなり、男のイチモツを自らくわえ込んでは離さない …そんなやよいさんの痴態をたっぷりとご堪能アレ。 密度の濃いねちっこいエロは今回も太鼓判の出来です。

ストーリー。 最終巻ということもあって、物語のまとめへ向かう展開でしたが、 提示される各種要素の組み合わせの整合性の悪さはやはりあると思います。 特に拓海くんの緊縛師絡みの話はやっぱりどーにも浮いた感が否めませんでした。 まあ、ちゃんとお話に貢献はしてるんですけどね。 中盤のやよいさんの姿もちょっと好みが別れるところかもしれません。 その姿に悲哀を感じるかどうかは人それぞれな気がします。

まあ、何にしても無事に終わってホッと一息かな。 個人的には三冊合わせてオススメしたいところですが、 展開がかなり人を選ぶ感じになってしまっているのも事実。 とりあえず一穴一棒主義者は全力で廻れ右してください。 SMラブコメから徹底凌辱へと変遷した本作品。 私にとってはなかなか忘れがたい一作であったことは申し上げておきます:D

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@ 『されるがママ』:仙台魔人(ISBN9784862010919)。エロ漫画。 COMIC激ヤバ!にて連載された表題長編で構成された一冊。 ストーリー主体の若妻凌辱系。 輪姦要素はありません。 かつての過ちの陰に脅迫に抗えない若妻と 弱みにつけ込み凌辱者となった青年の真意。 青年×若妻、青年×娘、青年×娘の友人ってな感じ。

女手一人で育ててきた娘・麻名が連れてきた 年上の彼氏・和人を快く迎え入れた真夜。 しかし真夜と二人きりになった和人は突如牙を剥き 娘を盾にされ抵抗できない真夜を欲望のままに犯すのだった。 理由を問いただす真夜に和人は告げる…「麻名の父親に息子が居たのを知っているか」と。 そう、かつて学生だった真夜が不倫関係を持った教師の息子こそ和人だったのだ。 そして麻名は………。 和人の家庭を引き裂いたという負い目のある真夜は和人を受け入れるしかなく…。 こうして始まった二人の秘密の関係の結末は?

作者さんマーク付きの単行本はかなり久しぶりな気がします。 というか懐かしい名前に惹かれて手に取ったんですが。 絵柄はスッキリとしたラインのアニメ絵ベースで、 フレームの古さは否めないものの、 清潔感のある線の細い可愛く美しい女性陣は十分に魅力的です。 絵柄や秘所・子宮透過描写など流行りのものも積極的に取り入れており、 その努力には頭が下がります。 ただカラー絵などは唐突に十年くらい タイムスリップした感覚に襲われたりするのはご愛敬か。 いや、アナログが悪いとか言うつもりはありませんが 流石に今これは見劣りするなぁと。 残念感のあるのはそれくらいですかね。

本編。凌辱ベースですが本筋はややせつない系のラブストーリーだったりするので 鬼畜外道系の展開を望む人には向きません。 …まあ、ある意味鬼畜外道ではあったりしますが。 なんにしろ、メインはミドルティーンの実娘がいるとは思えない ほど若々しく、清楚で可憐な真夜さんを思うままに犯し抜けるという点。 嫌がりながらも受け入れ続けるうちにじょじょに開発されてゆく真夜さんが たいへんにえっちいです:D ボディラインはスレンダー寄りですが 乳房や臀部などはボリュームたっぷりで、裸エプロンからはみ出すそれらが 大変に美味しそう。大きめの乳首もいいですな:D__ 多少ではありますが、母娘どんぶり的なシチュエーションもあります。 まー、好みを言えばもうちょっとがっつりと母娘どんぶりが欲しかった所ですが 物語的にはそぐわず、しょうがないところかなと。 サブキャラとして登場する麻名ちゃんや、ややレズっけのある麻名の友人カナなども ちょい役ですがそれぞれ魅力的なエッチシーンありますのでご安心を。

今の濃い味に慣れた人にはやや物足りなさもあるかもしれませんが 濃い味に疲れた人にはなかなか良い物件かと。 今後も是非活躍して欲しいところです:D 嗚呼、やはり母娘モノは良いのぅ良いのぅ。 (Permalink)



@ 『陰からマモル!(5)』:まだらさい/阿智太郎(ISBN9784840125284)。 コミックアライブ連載。MF文庫Jの原作ライトノベルシリーズを 原作絵師自らがコミカライズな第五巻。 今回は「来襲!甲賀最強の忍」編をまるっと収録。

抜け忍となったホタルを捕らえる任を受け、甲賀の里から放たれた刺客・ 抜け忍殺しの猿飛音吉がマモルとホタルの前に現れる。 予想以上の強敵を前に全力で立ち向かうマモルだったが、 陰守流最大の奥義を仕返され、ホタルを奪われてしまう。 通りがかった真双津の手を借りて、ホタル奪還に向かうマモルだったが…。

ということで最強の敵登場の巻? 相変わらずこの作品世界は なんというか自然のパワーが半端無いなぁ(苦笑 ということでバトル中心のお話ではあったりしますが、 前半はホタルさんの、後半は真双津さんのターンといった感じで ゆうなさんの出番はあまりありません。 …まあそれでも最後は色々持って行くのが正ヒロインの 面目躍如かもしれませんけれど。

いやもうともかく真双津さんの乳ですよ、乳房ですよ、おっぱいですよ!!! さらしが意味なくね?的なわがままな盛り上がりっぷりに大興奮ですよ!!! それも今回は谷間が強調されるシチュが多めでたまりませんよ!!!<落ち着け #6扉絵のビキニ姿の破壊力たるやもう辛抱たまらんですよ。 まだらさい氏の絵は好きすぎるので見てるだけで幸せなんですが、 その上でこの破壊力。もうそれだけで満足とも言えます。 いや、真双津さんの素直になれない純情っぷりも萌えポイントとしては重要なのですがね:D (Permalink)



@ 『PRETTY COOL』:戦国くん(ISBN9784863490482)。エロ漫画。 COMIC天魔誌にて連載された表題長編をまとめた一冊。 気になるあの娘がある日突然素っ裸で学校にやってきた!? ちょっぴり不思議ならぶえろストーリー。

ごく普通の高校生・各務くんがある朝登校してみると 同じクラスのポニーテールに眼鏡が可愛い ちょっと気になる女の子・藥袋(みない)さんが なんと全裸で登校してきていて大困惑。 それもどうやら彼女が裸に見えるのは各務くんだけな様子。 そんな状況の中で、ひょんなことから二人は両想いだったことがわかり初エッチ。 そのままお付き合いをすることに。 こうして、彼女の裸に振り回される各務くんの苦悩と煩悩の日々が始まるのでした。

戦国くん作品としては珍しく 正統派の学園エロコメディーということで購入してみました。 あとがきによれば、作者さん的にも特異点的な作品だったようですね。 ベテランだけあって話の筋立てがしっかりしていて、 読み物としてもなかなか楽しい仕上がりになっていますし、 エロも当然手抜かり無し。 保健室で、公衆トイレで、親の居ない自宅で、海で こっぱずかしいらぶえろを繰り広げてくれます。

ヒロインである藥袋さんは、 ポニテ眼鏡巨乳という私の属性狙い撃ちしまくりの娘さんです。 性格は普段はわりと大人しい感じだけれど、好きになった人には 目一杯尽くしたいと思っているタイプで、エッチにも積極的と なんともドリーミング。 繰り返されるらぶらぶえっちで開発されて、プレイ内容に幅が出てくるのも 楽しいところです。

そんな娘が常に裸で側にいるシチュエーションは嬉しいものでしょうが 次第にそれ自体に振り回されてる形になっていく…という話のもって行き方が さすがに手慣れた感じで好印象でした。

絵柄は最新モードというわけではありませんし、 やや癖は強めで古くささを覚える部分もありますが、 作劇の実力は高いので、読みやすいです。 グレースケール主体の処理もうるさくならない程度で収まってますしね。 ちょっぴり野暮ったい感じがこれまた純朴さを醸して良いのですよ:D ボディはやっぱりその迫力たっぷりのこぼれ落ちそうなおっぱいが 魅力ですかね。特に今回のお話の展開上、様々なシチュエーションで 全裸が晒されるわけでその特殊な感じもよろしゅうございました。

雑誌の方では単行本掲載分直後から続く 後日談エピソード+今後の展開?を匂わせるような お話が載ってましたが、続編シリーズもやったりするのかな? それならば楽しみなのですが…。

展開は全体にライトで、読んでてストレスを感じる局面も余りありません。 巻末にはカラーでのショートコミックも収録されていてちょっとお得感もありますし 続編への期待を込めてオススメとさせていただきます:D (Permalink)



@ 『みなみのしまのはなむこさん』:シルエットさくら(ISBN9784758080309)。 まんが4コマKINGSぱれっと連載。 自然とともに暮らす南の島に婿入りすることになった 日本出身の元ヒキオタニートの青年と、 原住民の娘さんの幸せな日々を綴った4コマ漫画。 単巻完結です。

とある南の島に住む【ワナムビ族】は、 大自然と共に生きる昔ながらの生活を今も続ける一族でした。 そんな彼らの族長の娘ウルルさんの元にやってきた花婿は、 現代日本は【オタク族】の青年マスヲくん。 冒険家である父親の紹介でヒキオタニートな生活から一転、 アニメもマンガも…そもそも電気も無い大自然の中で暮らす事になった マスヲさんの心の支えはとっても健気で可愛いウルルさんだけ。 そんな二人の夫婦生活は今日も幸せでいっぱいです♥

自身のWebページにて ふんわりふわふわな可愛い絵柄でエログロシビアな物語や イラストを発表されたりしている作者さんの12年ぶりにして一般初の単行本。 何年も前からWebページの方はチェックさせて頂いていたので迷わずゲット。 とはいえ、今回は連載誌もぱれっとですし、 当然その手の要素はほぼ皆無なのでご安心(?)を。 あらすじの通り、大自然の中で暮らす事になったオタ青年と 可愛い花嫁さん、そして周囲の部族の人々が繰り広げる 幸せいっぱいお話です。 なお舞台はとある南の島となっていますが、 イメージはオーストラリアの原住民族であるアボリジニのようです。

お話としてはパワフルな部族の生活に翻弄される ちょっと哀れなオタ少年の日々と、 サブキャラクターたちが繰り広げるドタバタコメディ。 そして降ってわいた新婚生活の中で、文化的な違いを乗り越えて 愛し合っていく二人のこっぱずかしい恋愛物語てな感じで どなたにでも受け入れやすいものかと。 絵柄は表紙の通り、ふにふにぷにぷに系できわめてラブリーです。 おままごと風味でありながら、夫婦としてやることはやってるのが 作者さんらしっくて個人的にはいいなぁと:D

カバー絵など絵柄が気に入れば買ってOKだと思います。 ふんわり幸せで楽しいお話が読みたい方向け。 とりあえずケモ耳なバージニさんの可憐な胸板を まなこに焼き付ける作業に戻りたいと思います<……)ノシ (Permalink)



@ 『フランケンふらん(3)』:木々津克久(ISBN9784253233132)。 チャンピオンRED連載。 グロ可愛系天才医療少女ふらんさんが妹の殺人マシーン少女ヴェロニカ、 そして多くの仲間<クリーチャー>達と繰り広げる戦慄のメディカルホラー第3弾。 連載分に、とあるサブキャラクターの描き下ろしショートエピソードも収録。 バラバラにされて一ヶ月近く放置されたりもしたけれど、私は元気ですbyヴェロニカ。

ヴェロニカという心強い護衛を得て、 今日も人体実験紛いの医療行為を続けるツギハギだらけの少女ドクターふらん。 そのお相手は…不老不死を求める怪老人、閉鎖された極限空間、 人生を掛けた女優の最後の舞台、とある高校の生徒達、 【夢の国】の住人(予定)が見た夢、 究極戦闘生物、そして【大海獣】!? ふらんのメスが閃くとき、倫理の枠を越えた結末が訪れる。それは幸福か絶望か。

今回もカバー絵の釣りっぷりが凄い事になってますな(^^;;;;; 素晴らしいエロエロっぷりを発揮するのは今巻通して大活躍の包帯少女アドレアさん。 全身のチャックの秘密が素敵です:D まあ、ふらんズクリーチャーの一員なので 一筋縄じゃいかんキャラですが。

今回印象深いエピソードは#17「SEA MONSTER」かな。 海から現れた謎の巨大怪獣を相手にした一大スペクタクルと思わせた上での 大オチで思いっきりズッコケさせてもらいました。 #21「ATTEMPTED SUICIDE」のぬいぐるみ男と少女の心温まるエピソードは オチのブラックさで爆笑。 うんうん、そうだよね。夢の国の住人に中の人なんて居るわけ無いよね。 あとはふらんさんとヴェロニカのダブルセーラー服の華やかさと 人間のサガが垣間見える#19「LUST」もお気に入りです。

全知全能のようで、それでもまだ人間の持つ要素の計り知れなさに翻弄されることもある そんな不完全さがふらんさんの魅力の一面でもあるのかなと今回思ったり。 やっぱり楽しいおすすめのシリーズですわ:D …まあ、グロ耐性は少々必要ですがね。 (Permalink)



@ 『人妻ラヴァーズ』:山本よし文(ISBN9784873063133)。 ANGEL倶楽部誌にて連載された オールヘタレショタ攻め×ヅマ(実母含む)な表題長編シリーズを収録。

シングルマザーな実母に対して淡い想いを抱く、まだ幼さを強く残した息子・アキ。 そんな彼は隣家の人妻に誘惑されたのを皮切りに、彼女の紹介で 知り合った人妻たちに実母の影を重ね、次々と関係を結んでゆく。 しかし、膨らんでゆく母への想いは収まらず、遂に!?…『人妻ラヴァーズ』全8話。

清く正しいエロ特化タイプの一冊。 正直ストーリーは添え物の域を出ていません。 人妻は多数登場しますが、ほぼ使い捨て。 メインである実母との関係が確定してからは、 導き手のはずの隣家の人妻すら存在が抹消されてしまうという清々しさ。 なので、ストーリーに期待するような向きにはオススメしません。

お相手となる人妻たちは皆熟れた身体を持て余し気味で、 可愛らしい少年のアプローチにあっという間にメロメロなり、 身体を開き、受け入れます。中出しだけは一応拒否するものの 我慢の利かない少年にたっぷりと子種を子宮に注ぎ込まれて満足げ。 はち切れんばかりの豊かな乳房で少年の小さな身体を抱きかかえながらも、 その実、少年の欲望の前に屈服しているという歪んだ征服欲を満たす 描写がお気に入りです。

数冊前から、キャラの顔だちを萌え系に大きく移行させた効果はあって 間口はやや広くなったものの、最新モードには程遠いため 特におすすめなどはしませんが、ショタ×人妻が好物な方は チェックしてみてもいいかもしれません。 体格差はかなりハッキリと描写されてるあたりはイイ感じだったりもしますしね。 (Permalink)



@ 『悪魔のミカタ666(6)-ノットB-』:うえお久光/藤田香(ISBN9784048675307)。 電撃文庫新刊。「悪魔のミカタ」二学期編第六巻。 「堂島コウ」のコピーにして、 もうひとつの『It』をもつ男【ノットB】に突きつけられる絶望の真実。 しかし奴はくじけない…それが男の意地だから。

日炉里ヶ丘が近付く文化祭に沸き立つ中、 潜伏する【ノットB】の居場所を突き止めた「別室」の室長・大隈は、 独自の判断をもって彼との接触を図る。 「ノビ・コーヘイ」を名乗る【ノットB】は大隈に告げる 「日奈復活をあきらめない」と。 一方、「ザ・ワン事件」の中心人物にして【MLN】の名付け親、山本美里は みークルのツテで知り合ったハッカーを名乗る大男・宮知に依頼し、 「ザ・ワン事件」やそれに関連する外の世界での情報を探っていた。 しかし彼女はまだ知らなかった。その行為が自らの身に何を引き起こすのかを…

全編にわたって【ノットB】もとい 「ノビ・コーヘイ 自称20歳」やその周囲の人々の 視点で描かれたお話でした。メンタリティ面で差異はあれど、 やはり根幹は堂島コウなわけで、 お得意の人心掌握術の冴えは目を見張るモノがありますな。 というかねねさんが無駄にエロス…。 前巻からやや荒れてウジウジ気味のオリジナルに対して、 ノビ太くんは自分の信念に迷いが無いので見てて楽ではありますな。 エムたんは大変かわいいので非常によろしいと思います。 吸血鬼少女はやっぱり裸マントだよね!!!<…… しかし、まさかMLNがその立ち位置だったとは …それは思い浮かばなかったなぁ。

さて、ついに真の敵の姿が垣間見えてきたわけですが… 怪しい人物はほぼ絞られてるとはいえさて、どうなるやら。堂島コウがこのまま黙ってるわけもないので。 それにしてもエグい計画だなぁ。

ところで三人の仲むつまじいシーンはドラマCD化とかされませんか?されませんか? 重要なので二度言いました。 (Permalink)



@ 『マイティ♥ハート(6)』:マツリセイシロウ(ISBN9784253213967)。 週刊少年チャンピオン連載。正義のへっぽこヒロインに恋した悪の怪人の苦悩の日々の6巻目。 第56断から第66断までとスタッフ陣のコメント等を収録。 急転直下、正義と悪が共闘モード!! デス♥ハーレムに弄ばれるヴォルケンの明日はどっちだ?

内乱により戦力の大半と本部を失った怪人軍団は 反乱軍に対抗するためマイティ♥ハート達・対怪人殲滅機関と 共闘することに。しかし当然すんなりと仲良くできるはずもなく 互いに反目し合う女性陣に挟まれたヴォルケンこと 十市の苦難の日々は続く…かに見えたが?

この巻は正義と悪の禁断タッグ結成により、 舞島さんとメラク師匠、ミグレス、ケロルという 本作品ヒロイン陣が直接絡んだエピソードが多めになってます。 当然その分ラブコメ分やらお色気分は増量中:D どれも印象的ではあるのですが、やはり個人的にはメラク師匠話が好きかな。 大人な立ち位置と乙女の恋心の狭間感が良いのですよ。 ケロル話はケロのよい子っぷりが光る感じですし、 ミグレス編は……BL乙!!と(ぉ 異様な生命力を誇る戦闘員の謎を明かすエピソードもありますし 読み応えは十分かと。

次巻に収録されるであろう展開は本当に怒濤の展開になってるので 今巻は今見直すといい箸休めでしたねぇ(遠い目 なお、今巻の表紙で舞島さんが着てるのは作中世界で 人気特撮らしい「激闘セイバーナイツ」のセイバーレッドの衣装です。 一応児童向けらしいのにこのエロ衣装っぷり……現実のスーパー戦隊も似たようなもんか(ぉぃ

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@ 『ワールドエンブリオ(5)』:森山大輔(ISBN9784785930998)。 YOUNG KING OURS連載。 奴らはケータイを通じてやって来る…怪奇SF系バトルの5巻目。

接触した【感染源】からネーネの正体を知らされ、混乱を隠せないリク。 そんなとき久しぶりに帰宅した父親はリクに ネーネを育てていくことに対する覚悟を問いかける。 そして夏休み。海辺の町にやってきた リクたちは偶然、レナの過去に関係する重大な事実に触れる事になり…。 夏休みの終わり、それはこれまでの日常の終わり、 そして得体の知れない何かの始まり。

今巻は嵐の前の静けさだったり、状況整理だったり、 新たな種まきだったりってな感じですかね。 …なのになんだこの激動っぷりは。 中盤のうれし恥ずかし水着&浴衣祭りの あっかるいカッ飛びっぷりも吹っ飛ぶような 後半の【スーパー吾妻さんタイム】の超インパクト、 そしてそれすら凌駕する急転直下のラストと、 1巻2巻のゆっくりっぷりを思うとすごい揺さぶりっぷりですよ。まったく。 次巻が待ち遠しいったらありませんね。

とはいえわりとあっかるい内容が多めではあったので 萌え萌えなシーンも多数ありーの。ネーネにも有栖川にも吾妻さんにも それぞれの見せ場があってよろしゅうございました。 特に赤ん坊から一気に「少女」になったネーネがかわいくてしょうがないですな。 すごく女の子し始めていて思わず頬がゆるみます。 有栖川さんは微笑み表情の破壊力がさすがの貫禄。さすがはマーマ。 ………でもやはり今巻のMVPは吾妻さんだよなぁ。 男の抱く幻想を粉みじんに打ち砕き、 女の子の怖さをありありと見せつける彼女の魔力にくらくらですよ。 「フラグが立った気がしていたが別にそんな事はこれっぽっちもなかったぜ!!」 この一言に全てがこめられているのでいやもう(泣 反則だこんなの。

なお、今巻のオビ文は「ちゃん様」ことみつみ美里せんせがご登場。 なんかクロノクルセイドに関して聞いてはいけない気がする 事実が記されてますな(苦笑

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@ 『たくらまかん動物園』:田倉まひろ(ISBN9784894654242)。エロ漫画。 主にCOMIC阿吽誌にて掲載された中短編集。 ぷにぷに可愛いキャラクターたちが織りなすえっち♥とお笑いの愉快な世界ふたたび。

爆笑を呼ぶ前単行本で強い印象を残した作者さん待望の2冊目の単行本。 今回は色々と実験してみたとあとがきにありましたが、確かにそんな感じですかね。 どの作品にも模索している感があります。 とはいえ、持ち味のコメディと可愛く愉快なキャラクターたちの 小気味良いやりとりなどは健在なのでご安心を。 ぷにぷにな愛らしいキャラクターと野太いイチモツを腹の形が変わるほど激しく突き込まれたり 大量の触手で腹ボテ化したりのハードエロスの取り合わせは絶妙な味わいです。

初の連載作品となる「カスタムゾンビちゃん」は実験的な側面が一番色濃く出てるかな。 ヒロインがゾンビさんで腕がもげるわ脚がもげるわ…ってのも挑戦的だとおもいますが やはりストーリーを物語る部分で苦労してるなーという印象。 このへんはバランスがどうしたって難しいですわな。 エロは色々とアグレッシブに。 触手腹ボテありーの。ビンカン足コキありーの。ふたなりありーのとバラエティ豊か。 3人の掛け合いは微笑ましくて好きなので読切でもいいので続編に期待したいところです。 あ、別段グロくはないのでご安心を>もげ

なお、雑誌掲載時にオチが意外だった「わらわのににうえさま」ですが 今回オチが追加されてお話の印象がガラッと変質してますね。 んー、評判悪かったのかなぁ。 まあ、確かに個人的にはこっちの方が嬉しいかったりもするのですが、ちょっと複雑なところ。 気になる方は最後の2頁を読み飛ばしてみてください。

で、一番気に入ってるのは「隠しエンディング見つけちゃいました」ですかね。 イメージ的には前単行本の印象に一番近いのはこれでしょうか。 勇者さんと悪魔っ娘なお嫁さんとのらぶらぶ新婚っぷりのダダ甘さと それに嫉妬の炎を燃やしまくる元ヒロインさんのコントラストが強烈すぎてもう…。

追記:カバーめくるときは覚悟しやがってください:D

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@ 『Parabellum(2)』:流一本(ISBN9784894654259) COMIC阿ウン誌にて連載された表題長編ファンタジーシリーズの第一部後半と 現代劇の読切り短編4編を収録。

作者初のファンタジー長編の2巻目にして第一部完結巻。 とりあえず黒幕側の亡国の王妃へのねっとり調教を主軸にしてお話を展開。 主人公たちとの関係を匂わせて物語のざっくりとした構造を示して終了ってな感じですかね。 やはりエロ縛りアリのエロ漫画雑誌で ファンタジーを物語るのは難しいッスね…という印象。 ちょうど阿ウンのリニューアルの話もあったので そのへんの絡みもあるんじゃないかなとは思いますが。 ま、連載の方は阿ウンリニューアル号から 第二部も無事に始まってるようなのでひと安心ではあるかな:D

で、メインの王妃さまです。 やー、もうエロくていいですのぅ。 宗教国家の聖女として奉られていたらしい王妃様が 黒幕達の虜となって性奴調教されているのですが 正常時の凜とした様子と、エロ時の陥落っぷりのギャップがたまらんのですよ。 求められると、嫌々ながらも抗えず、教え込まれた「おねだり」ポーズをし、 そして突き込まれればあっという間に蕩けて憎い相手のイチモツを 嬉々として受け入れてしまう。脳裏に浮かぶのは亡き夫と、生き別れとなった 娘のこと、しかしそれらも快楽の渦に消えていくと…。 他の女性奴たちも加わってのねっちょりした調教はベタシチュながらも ベタなだけにリビドーに訴えかけるものがありますな:D

他の読切り4本もそれぞれヒロインさんのタイプが違って選り取りみどりの濃密エロス。 うち3本は凌辱&強要系でややブラックですが、快楽オチなのでダメージ度は低め。 特に、寝取り感強めの「ツンデレ委員長…」や、 ふわふわひよこ頭が可愛い爆乳先生と歳相応につるぺたんな生徒達の痴態のコントラストが 眩しい「特別授業」がお気に入りです。

作者さんの持ち味である 縦横無尽に揺れ動く重量感たっぷりの乳房に、 だらしなく汁を流し続ける乳房、 しっかりと描き込まれたぽっかりと大穴を開く秘部とケツ穴、 そして人知を越えた快楽を感じさせる激しいアヘ顔、 ボリュームいっぱいの肢体の窮屈そうに折り曲げてのエグエグ体位と どの作品も濃密エロスが堪能できます。 張りがあって、かつ柔らかそうな爆乳おっぱいと母乳の組み合わせは最強だよね。 興味があるなら是非一巻含む既刊のチェックをオススメしますよ:D

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@ 『今夜のシコルスキー』:F4U(ISBN9784862525468)。エロ漫画。 主にCOMICメガストアにて掲載された短編集。作者初単行本。 独特な言語感覚で演出される濃密エロスワールド… 『ありがとうございます!セックスありがとうございます!!』

面白い孕み系同人誌があると聞いて同人誌を購入したのが最初だったかな? 前後して商業でも活動され始めて嬉しかった作者さんの初単行本になります。

絵柄のディフォルメは強め。 パターン的な整った絵柄ではありませんが、逆に 脳裏に浮かんだモノをそのまま形として描きだしているという巧さを感じる作風です。 縦横無尽にくねるほそっこい肢体と まろびでるボリュームたっぷりのおっぱいが非常に魅力的です。 構図もダイナミックに魅せるものが多く、それを彩る手書きの書き文字擬音や ちらと前述した独特すぎる科白が非常に面白いです。

特に特徴的なのはいわゆる断面図描写ですかね。しかしただの断面ではありません。 極めてファンタジックかつ、ダイナミックな様々な断面、内臓描写が目白押しです。 女陰を押しつぶさんとばかりに付き混まれる凶悪なサイズの男性器、 男性器によって幾重にも重なった筋肉を耕されていく膣道、 そしてその先に待ち受けるのは、貪欲に、そしてアグレッシブに自ら亀頭に吸い付く 子宮口。快楽の渦は脳髄を揺さぶり、女たちは幾度も押し寄せる激しい絶頂の渦に沈んでいく… ってなもんで、やー、ファンタジックですね(^-^; んなもんだかららぶらぶな設定でもえっちシーンは超ハード。 百烈オチンチンの超打撃を子宮に喰らって悶絶する…的なシーンもありますが、らぶらぶなんだよ?:D

気に入ってるのは悪い男にガッツリ開発されちゃうボーイッシュさんが可愛くも悲しい「夏に処女がすごい減る」。大事なモノを全て奪われて堕落していくマリーさんがエロスな「ありがとうマリーさん」。ダイナミックすぎるストーリー展開が楽しい「スクールカウンセラー琴音」。 寝取られ科白の悲哀感がそそる「だめになる酒」あたりかな…なんかもう気に入ってるのばっかりだな。

この人の作風に関しては百聞は一見にしかずというのが正直なところで ちょっとでも気になったら実際に目を通して判断して欲しいと思います。 エロ度は十分ですが色々癖は強いので好みはハッキリわかれちゃうと思いますので。 でも奇抜さと面白さは保証しますよ。 (Permalink)



@ 『乱飛乱外(6)』:田中ほさな(ISBN9784063731521)。月刊少年シリウス連載。 御家再興を目指す鬼っ子御落胤とへっぽこ くのいちたちの嫁探しの旅6巻目。海賊たちの海を経て、新たな舞台は国際色豊かな堺の町? 海賊王女つなみ編終盤、天使<あんじょ>エズミ編中盤までを収録。

毎度のこととはいえ、さすがに雷蔵くんのナイーブへっぽこっぷりが許せなくなってきたよ? 姫様たちとの縁が深くなるほど、シリーズラストの別れの理不尽さが際立っちゃうんだよなー。つなみ姫の可愛カッコイイおねーさんっぷりが素晴らしかっただけにね(つ-; そのうちに来るであろう姫様ズ勢揃いの修羅場への期待が留まるところをしりませんよ。

新しい姫様はこれまた変わり種。すっ飛んだキャラクタと慈愛の包容力が魅力的ですのう。こういう子を染めるのは楽しいよね:D 雷蔵くんも恋愛道の新たな境地に目覚められるのか、見物です。

綺麗なお姉さんが好きです好きです大好きです恋してます愛してます:D___ (Permalink)



@ 『こどものじかん(6)特別限定版』:私屋カヲル(ISBN9784575835564)。特典DVDについて。 4巻限定版に引き続いて30分枠のOVAを収録したDVDが付属。 原作でも好評だったという、りんちゃんに恋するツンツン女の子・黒ちゃんと クールビューティ女教師・白井先生との触れ合いから、二人それぞれの事情に切り込んでいく エピソードである「くろちゃんとしろちゃん」が待望のアニメ化です。 来月から始まるOVAシリーズ「こどものじかん 二学期」のキックオフ的な意味もあるかな。

相変わらずりんちゃんと美々ちゃんとエロ演技もありつつーの、 今回はサブキャラ中心のサイドエピソードなんで、 「そっち」をご期待の向きにはやや不満かもしれませんな。 青木先生へ対する反抗的な態度とは違う、おませながらも素直で子供らしい黒の様子が たいへんに可愛くて良いモノでした。 黒からのアプローチで次第に過去のトラウマと向き合い始める白井先生も このへんから魅力が爆発していくので続きが楽しみなところ…二学期でどのへんまでやるのかな。

OPはカッコイイキタエリモードでクールな楽曲がなかなか素敵。 EDは毎度のLittle Nonです。 今度も4巻付属OVAとTV第一期のときみたいにここだけのOP/EDだったりするのかしらん?

ただ…前から思ってたけれど白井先生の声、ちょっとおばさん方向に振りすぎてませんか?(つ-; いや、沢海さんの声はセブンオブナインだし好きなんですが…それにしても…ちょっと。 (Permalink)


@ 『こどものじかん(6)特別限定版』:私屋カヲル(ISBN9784575835564)。 コミックハイ!連載。 「親」の言葉に縛られ続ける「こども」たち、 彼らのじかんは今日も続いていく…。

九重家の家庭の事情に首を突っ込みすぎたことから 教育委員会の呼び出しを受けた青木先生。 白井先生のフォローにより事なきを得るが、 りんの保護者レイジに対する懸念と憤りは収まらない。 そんな折り、レイジの思いを受け止めることを決意したりんから 決別の言葉を突きつけられて…。

4年生編ラスト。 青木先生とレイジくんの牽制しあいは大変心臓に悪いですね。 直接対決でレイジに突きつけた言葉がこっちにもグッサリと。 でもまぁ、実際学校と家庭のバランスってのは難しいところでしょうね。 どちらが抜けても不十分なのに、兼ね合いをとっていくことは 年々難しくなっていると。 この物語の例は極端すぎるにしても、 このへんはあまり笑って流せない気がします。

一方、白井先生絡みのエピソードもかなり核心が見えてきたかな。 彼女もまた「こどものじかん」の中で 生きてきたニンゲンであるというわけですね。 黒ちゃんとのふれあいによって過去と向き合い、 青木先生の青臭い熱意に惹かれ、 今回のお見合い絡みで今の自分へと向き合い始めて…と 巻が進むごとに魅力が倍々ゲーム状態:D お見合い編の艶っぽさがたまらんあぁ。 なんとなーく不遇な宝院兄貴(笑)と違って、 青木先生以外の受け皿(小矢島先生)が存在したりと 優遇されっぷりが光りますな。 それだけ重要な役回りってことでしょうけれど。

そして物語は5年生編へ。うわぁ、ここでそうきますか……そうだよなぁ、 いつまでも「子供」では無いのだよなぁ。 え、いや白井先生は(以下略 (Permalink)



@ 『ワルキューレの栄光-The Glory of Walkure-(2)』:冨士宏(ISBN9784861275753)。 COMICブレイド連載。蘇った悪の化身に脅かされる人々のため立ち上がった 若き女神の冒険譚第二幕最終刊。 オリジナルキャラデザイナが描き出す「時の鍵伝説」の結末は。

マーベルランド各地でゾウナの脅威を打ち払い続けるワルキューレの活躍に 対応に苦慮していた天上界の神々も意を決し、彼女のサポートのために精霊達を遣わせる。 精霊達の助けを受けたワルキューレは、 ゾウナが求める「時の鍵」を持つ男カロンの後を追い始める。 一方、意識の戻らぬ恋人のため、万能薬である「幻の薬」を追い求めるカロンは その身を魔物と化すゾウナの呪いに蝕まれながらも、時空を自在に渡る時の鍵の力で 同じく幻の薬を求め、世界を放浪するサンドラ族の青年・クリノの後を追っていた。 そしてついにクリノが幻の薬を得たことを知ったカロンは、 クリノの前に姿を現すが…。

ナムコの「ワルキューレ」シリーズをベースに オリジナルのキャラクタデザイナ自らコミカライズする企画の第二弾二冊目、通算4冊目です。 あとがきに寄ればもともと単行本2冊という枠が決まっていたようで その中で壮大なワルキューレの物語を描くということに苦慮された様子が伝わってきます。 しかし、要所はしっかりと押えられており、 女神ワルキューレの力強さと慈愛の心、そしてそれに導かれた人々の戦いの様子が楽しめます。 「時の鍵伝説」はもとより「サンドラの大冒険」や「ワルキューレの伝説」の内容も踏まえた 旧来からのファンにはたまらないシリーズだと思いますので、興味のある方は是非手にとっていただければと。

ああ、やっぱりワルキューレ様は素敵です:D (Permalink)



@ 『バカとテストと召喚獣(5)』:井上堅二/葉賀ユイ(ISBN9784757745186)。 ファミ通文庫2008年11月頃の新刊。愛すべき馬鹿野郎の前に最凶の敵登場!?

今日も自堕落な一人暮らしライフを満喫する 明久の元にやってきたバスローブ姿の美女…彼女こそ明久の実の姉・玲だった。 明久の生活態度をチェックし、合格しなければ一人暮らしを 辞めさせるという姉の言に明久は戦々恐々。 頭脳明晰ながらも一般常識は甚だ怪しい姉の理不尽すぎる 減点チェックにより明久の自堕落ライフは風前の灯となってしまう。 状況を覆すには期末テストで減点分を相殺するしかない。 そこでいつものメンバー+αの自宅にお邪魔して 連日連夜の勉強会を始めるが…。

バカテス3.5にて名前だけ登場し、 関係が不明だった「玲」さんの正体は明久のお姉ちゃんでした。 試験召喚戦争絡みは嵐の前の小休止で 今回は一部メンバーのお宅訪問編とも言えるお話でした。 クールというかやや機械的な冷たさを感じるお姉ちゃんの態度と それに反発する明久の態度が少々ストレスな面もあったかなぁ。 …いやだって、どうみたってお姉ちゃんの アキくんラヴラヴ光線がだだ漏れなのに明久くんの反応があんまりなんだもの。 お姉ちゃんがかわいそうです…。 まぁ、その分ラストが盛り上がるんですけどね。

玲さんはクーデレというか素直クールというか…、 不器用さの中で健気なまでに精一杯表現されるアキくんへの愛情がいいですな。 本当に本当に大切で大好きなのが伝わってくるのが良いのですよ。 振り回される方は大変でしょうが、端から見てる分にはうらやましいこと 甚だしい。それにしても、こうなると明久母のことも気になりますな。 相当パワフルなやり手っぽいですが。

美波ちゃんち編はごく普通のご家庭なれど秘密いっぱいの美波ちゃんのお部屋描写にはぁはぁ。活発っ娘の乙女モードは実にいいな!!:D_____ それだけに毎度の報われない展開が泣けますが。 今回も秀吉は悩ましい魅力いっぱいでたのしゅうございました。 男と女の狭間で揺れる秀吉の男心がたまりません。 さあいっしょにお風呂に以下略。

それにしても巨乳ポニテ好きか…明久…。いい趣味じゃないか(さわやかに

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@ 『とらドラ・スピンオフ2!-虎、肥ゆる秋-』:竹宮ゆゆこ/ヤス(ISBN9784048674591)。 電撃文庫新刊。「とらドラ!」の番外ストーリー集第二弾。 電撃文庫MAGAZINEにて発表された短編と書き下ろしを収録。 本編の隙間を埋める夏〜冬に掛けてのショートエピソード集。

本編からこぼれた大河と竜児の賑やかな日常的な位置づけの「虎、肥ゆる秋」、「THE END OF なつやすみ」、「秋が来たから畑に行こう!」はさっくりと気楽に読めるいつものドタバタコメディという感じでしたが、残りの二編がひと味違いますな。

『春田だよ、全員逃亡!(意味不明』 まず、本編でのカミングアウトが衝撃だった 「アホの春田の、年上で美人の彼女」との馴れ初めを描いた 「春になったら群馬に行こう!」。 いやもう、春田は本当に可哀想になるくらいアホの子なままなのですが この春田は格好良いぞ。うん。 アホなりに一生懸命考えて頑張っていく様子は素直に応援せざるを得ません。 いっちょ前に青春ラブストーリーしてて眩しいです。 要所を押えるゆりちゃん先生(独身)も良い味出してました。

ゆりちゃん先生がまだ新人教師だった頃のお話「先生のお気に入り」。 ゆりちゃんの教師としての第一歩、大人としての第一歩かなぁ。 読み手の年齢によっても受ける印象は違いそうです。 難にしても本当によい先生だと思いますよ、ゆり先生は:D

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@ 『碧海のAiON(1)』:影崎由那(ISBN9784047125872)。 ドラゴンエイジ連載。 【海から来るモノ】達と対立する 「不死の魔女」と魔女と関わり合いを持った少年の物語。

両親を亡くし、莫大な遺産を継いだばかりの少年・津川達哉が出会った 底の知れない深い瞳を持った奇妙な少女・ 宮崎星音<せいね>。 自ら進んでいじめっ子を挑発し、苛烈な苛めを受けようとする星音。 そんな彼女の【秘密】を知ったとき 達哉の運命は大きく動き始める。 『長生きする秘訣を教えてあげる。それは「海に近付かないこと」』。

増血ラブコメディ「かりん」に続く新連載はお得意の伝奇系ストーリー。 かりんよりもより影崎先生らしい 「黒さ」が滲む感じの作品になってますな。 とはいえ、コメディ要素も織り込まれており ブラックさは今のところ控えめかな。 ダンボーラーなヒロインとかどこまで笑っていいのか迷うところですが(汗 まあ、先生に本気出されると 大変鬱な話になるのが目に見えるので、 ある程度手加減していただけるとありがたいところかもしれません(^-^;

ヒロインの星音さんはカラーも モノクロも「瞳」に力を感じるキャラクターで非常に魅力的。 カバーイラストが特に良いです。

まだお話の舞台が整ったところで、 本格的な展開はこれからなので、 どういう風に進んでいくかはわかりませんが 当面は追いかけてみたいと思います。

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@ 『バカとテストと召喚獣(3)』:井上堅二/葉賀ユイ(ISBN9784757736825)。ファミ通文庫2007年9月頃の新刊。その身に受けたあらぬ嫌疑を晴らすため、愛すべきバカ野郎達が挑むのは難攻不落の女風呂!? 目指せ魅惑の理想郷<アガルタ>を!!

学力強化合宿を間近に控えた頃、 明久の元に届けられた一通の脅迫状と、明久の女装姿を激写した盗撮写真の山。 どうやら学園中に監視カメラと盗聴マイクを張り巡らせている者がおり、 それが犯人らしいのだがその正体は分からずじまい。 そして始まった強化合宿。宿について早々に覗きの嫌疑を掛けられてしまう明久たち。 女風呂から見つかった盗聴盗撮機材は学園で仕掛けられたものと同じもの …つまりは例の犯人の罠!? 「こうなったら本当に覗きしてやろうじゃねえか!!」、 雄二の男らしすぎる一声から、学年男子を巻き込んだ女風呂覗き大作戦が敢行される。 しかし、彼らの前には難攻不落の壁が幾重にも待ち受けていた…

若いリビドーっていいよね!!(にこやかに) フルメタルパニック!?ふもっふの温泉編でも感じた覗きに掛ける少年たちの 熱き情熱(パトス)が再びというかたびたびというか。ともかく熱い一冊でした。 女性には本当に迷惑な話だと思いますが、先生嫌いじゃありません。 理不尽なまでに分厚い壁を乗り越えて理想郷を目指す男たちの戦いは 涙無くては読めません。いやマジに。

そして旅先でちょっぴり大胆モードの女性陣の破壊力も高め。 美波ちゃんが…美波ちゃんが…忍んじゃう美波ちゃんが破壊力高すぎる。 そして全男子を奮い立たせる姫路さんと秀吉の艶姿ツーショットもたまりません。 挿絵では初登場の高橋女史も眼鏡が大変良でした。

まー、あれもそれも全部ラストの衝撃で吹っ飛ばされた …というのが本当のところなんですがね(^^; リアルタイムで追っかけてたら焦れただろうなぁ、これ。

ところで179ページの挿絵って、 下部15パーセントくらいカットするとかなり危険な絵図だと思うんです。 ナニに興味津々なのかな美波ちゃ(以下検閲削除

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@ 『バカとテストと召喚獣(3.5)』:井上堅二/葉賀ユイ(ISBN9784757739796)。ファミ通文庫2008年2月頃の新刊。シリーズ初の短編集。

ファミ通文庫FB Onlineなどで発表された短編に書き下ろしを加えた、シリーズ初の短編集。 どれも単行本の1巻より前〜3巻直前までの期間のお話です。 長編2巻での登場がやや唐突に思えた葉月ちゃんは発表時系列的には こちらが先だったということで納得出来ました。 どうも、長編短編どちらも発表順で読むことを前提にした作りになってしまっていて この順序が入れ替わると首を捻る場面が出てしまうってことみたいですね。 まあ、もうちょっと上手く処理すべきだとは思いますけれど(^-^;

エピソードとしては「俺と翔子と如月アイランド」と 「僕とプールと水着の楽園」がお気に入りですかね。 前者は霧島さんのやや病的な一途っぷりが前面に押し出されていて素敵なのと なぜ雄二が彼女の想いに応えようとしないのかの本音部分がちらっと明かされるのが 今後を含めて楽しかったですし、総出で陥れ…もとい盛り上げようとする 毎度のメンバーの奮戦が良かったかな。 後者に関しては…そりゃもう化学兵器の破壊力もさることながら 期待を裏切らない秀吉の役者魂にやられましたよ:D

とまあ、長編読者は読むの必須的な感が漂う短編集でした。 相変わらず挿絵の破壊力が全体に高すぎるのは必見です。特に秀吉(ぉぃ

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@ 『バカとテストと召喚獣(4)』:井上堅二/葉賀ユイ(ISBN9784757742369)。ファミ通文庫2008年6月頃の新刊。突如降りかかった予想外過ぎる出来事に愛すべきバカ野郎達は大混乱!! 一方、彼らを狙う他クラスの不穏な動きも見え隠れして…。踏みにじられた一途な想いの行く末は?

停学明けの通学路で繰り広げられた明久と美波の衝撃の<キス>シーン。 予想外のことに呆然とする明久(と巻き込まれた雄二)を待ち受けていたのは Fクラスの男子陣による異端審問会という名の公開処刑だった。 一方、明久とラブラブ一杯でご機嫌な美波の様子に 美波を慕うDクラスのレズっ娘・美春は怒り心頭、 クラスを先導してFクラスへ試召戦争を仕掛けようとしていた。 そして一度ならずFクラスに煮え湯を呑まされたBクラスも同様に着々と準備を進めていた。 次々と襲いかかる絶体絶命のピンチをFクラスは果たして乗り越えられるのか?

衝撃のラストだった3巻に続く長編第4巻。 あの〆で途中短編挟んで半年以上放置って作者は鬼ですかと問い詰めたい気分になりますが つくづくリアルタイムで追いかけて無くて良かったなぁと(苦笑 てっきり報われないヒロインの位置づけだと思ってた美波ちゃんに壮絶な勢いで スポットライトがあたって私、大歓喜ですよ。 ちゃぶ台での二人のやりとりとか転げ回りたくなること請け合いですよ。 それに呼応する形で他のヒロインさんたちもそれぞれに輝いていて良かったです。

とはいえ、誤解が解けてからの美波ちゃんの扱いはかなり可哀想過ぎて 読み進めるのが少々辛いものはありました。もちろんラストへ向けての 意図的なものなのは分かるんですが、心情的にしんどかったですわ。 その分ラストでのリカバリはかなりニヤニヤ出来ましたけれどね。 んー、やっぱりこういうぽにっ娘はちゃんと報われないとダメですよ<ぽに限定かい 引き続き美波ちゃん一押しで行きたいと思います。

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@ 『ビーナスラプソディ』:春城秋介(ISBN9784887742932)。エロ漫画。 主にCOMIC Mujin誌にて発表された短編集。 可愛いむっちりボディの美女達の饗宴。

前単行本同様、今回も手堅くまとまった一冊。 面長ながら愛らしい表情&頭身高めなむっちり女性陣の濃厚な誘惑がたっぷり。 特に表情がいいんですよね。周知にほほを染めたり、涙を一杯にためて恥じらったり、 綺麗系の顔なのに守ってあげたくなる可愛らしさが満点というのは凶悪です。 そういう魅力的な表情を浮かべながらの口奉仕シーンは描写も舌先の描き方などが えっちくていいものです。 半脱ぎ多め、ショートカットの魅力、お姉さんキャラの魅力と 前回良かった点については今回もちゃんとフォローされています。

気に入ったのは 少年の溢れる性欲に牝としての顔を覗かせるオバさんが たいへんえっちな「蜜戯」、「二人の蜜戯」の連作、 うなじがエロい着物姿の若女将の熱心すぎる接待が素敵な「旅情慕情」、 家庭教師に隅々まで身体を開発されつくす女の子の 独白がえっちい「ホームレッスン」 あたりですかね。

女性キャラの顔バリエーションが少なすぎるのは今回もちょっと気になるところですが 引き続き今後に期待ということで。そろそろもうちょっと長いお話も読んでみたいかな。 表紙絵が気になったら手にとって損は無いです。 綺麗系の女の子スキーの方には特に。

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
◆ここは
ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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