ワールドエンブリオ(5) (ヤングキングコミックス)』:森山大輔のかんそーぶん

@ 『ワールドエンブリオ(5)』:森山大輔(ISBN9784785930998)。 YOUNG KING OURS連載。 奴らはケータイを通じてやって来る…怪奇SF系バトルの5巻目。

接触した【感染源】からネーネの正体を知らされ、混乱を隠せないリク。 そんなとき久しぶりに帰宅した父親はリクに ネーネを育てていくことに対する覚悟を問いかける。 そして夏休み。海辺の町にやってきた リクたちは偶然、レナの過去に関係する重大な事実に触れる事になり…。 夏休みの終わり、それはこれまでの日常の終わり、 そして得体の知れない何かの始まり。

今巻は嵐の前の静けさだったり、状況整理だったり、 新たな種まきだったりってな感じですかね。 …なのになんだこの激動っぷりは。 中盤のうれし恥ずかし水着&浴衣祭りの あっかるいカッ飛びっぷりも吹っ飛ぶような 後半の【スーパー吾妻さんタイム】の超インパクト、 そしてそれすら凌駕する急転直下のラストと、 1巻2巻のゆっくりっぷりを思うとすごい揺さぶりっぷりですよ。まったく。 次巻が待ち遠しいったらありませんね。

とはいえわりとあっかるい内容が多めではあったので 萌え萌えなシーンも多数ありーの。ネーネにも有栖川にも吾妻さんにも それぞれの見せ場があってよろしゅうございました。 特に赤ん坊から一気に「少女」になったネーネがかわいくてしょうがないですな。 すごく女の子し始めていて思わず頬がゆるみます。 有栖川さんは微笑み表情の破壊力がさすがの貫禄。さすがはマーマ。 ………でもやはり今巻のMVPは吾妻さんだよなぁ。 男の抱く幻想を粉みじんに打ち砕き、 女の子の怖さをありありと見せつける彼女の魔力にくらくらですよ。 「フラグが立った気がしていたが別にそんな事はこれっぽっちもなかったぜ!!」 この一言に全てがこめられているのでいやもう(泣 反則だこんなの。

なお、今巻のオビ文は「ちゃん様」ことみつみ美里せんせがご登場。 なんかクロノクルセイドに関して聞いてはいけない気がする 事実が記されてますな(苦笑

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■関連情報
タイトル『ワールドエンブリオ(5) (ヤングキングコミックス)』
作者森山大輔
出版社少年画報社
発売日2009-01-29
区分一般
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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