『げんしけん 二代目の壱(10) (アフタヌーンKC)』:木尾士目のかんそーぶん
@ 『げんしけん二代目の壱(10)』:木尾士目(ISBN9784063107524)。 5月の新刊。月刊アフタヌーン連載。とある大学のオタク系サークル「現代視覚文化研究会」通称現視研を舞台にしたオタクたちの人間模様ニューシーズン1巻目にしてシリーズ10巻目。
荻上さんを会長として新たなスタートを切った現視研。 昨年度新入部員ゼロの汚名を返上するために行った 荻上さんのイラストパフォーマンスで見事3人の新入部員を獲得しますが…。 今年は微妙に腐り気味?
新世代オタク物語堂々帰還。帰ってくると聞いたときは心底びっくりしつつも 非常に楽しみだったわけですが、期待以上の内容だったかと。 前シーズンでも世代交代は起きてたわけですが、今回はそのあたりの変化が より鮮明になり、女性陣が大量に増えて、かつ腐女子系の話題が中心になって ますね。これなら二代目を名乗る意味もありましょうて。 まあ、荻上さん会長だしね。しょうがないね。
今回の新入生、なかなか個性派揃いですが、 目玉はやっぱり波戸くんでしょうね。 相当に複雑な立ち位置に居る子ですが、だからこそ周囲との人間関係の 中心点となっていて、興味深いところ。群像劇な本作品ですが 二代目のとりあえずの中心はこの子でしょうね。 あと、感性的に一般人寄りな矢島さんも これはこれで可愛い人だと思いますよ:D
だが、真ヒロインは誰がなんと言おうが斑目である(キリッ 今回もデキるダメ人間っぷりをアピールしまくっててもう泣けるというか 可愛いというか…。波戸くんとの絡みの数々とかなんというかご馳走様でした。 斑目が報われる日は来るのでしょうか。報われたらそれで終わりな気もしますが。
経緯はともあれ、面白さを損なうことなくの再開は嬉しいところです。 これからどういう流れで行くのかはまだ未知数ですが、続刊を楽しみにしています。 あと、とりあえずくっちーは今の立ち位置でお願いします。ウザいので(汗
■関連情報 | |
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タイトル | 『げんしけん 二代目の壱(10) (アフタヌーンKC)』 |
作者 | 木尾士目 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2011-05-23 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | 漫画 |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)