『となりの関くん(1) (MFコミックス フラッパーシリーズ)』:森繁拓真のかんそーぶん
@ 『となりの関くん(1)』:森繁拓真(ISBN9784840137911)。 月刊COMICフラッパー連載。 授業中のひとり遊びに命を賭ける少年とその姿に翻弄される隣席の少女の 日々1巻目。
クラスの最後尾窓際に座る関くんは授業そっちのけでいつもひとり遊びに夢中です。 そんな様子に気がついているのは隣席の私…横井だけ。 先生にバレたら怒られるし、 授業中だからツッコミ入れたくても入れられないし、 突拍子もないものばかり出てくるし、 気になって勉強も手が着かないし… ああもう、なんで私がこんなにヒヤヒヤしなきゃいけないのぉ〜!!! 机の上は無限の遊び場、さあ今日の関くんの様子は如何に?
かつて週刊少年チャンピオンで「アイホシモドキ」を連載されていた 森繁拓真先生の新作は教室の片隅を舞台にしたシチュエーションコメディ。 毎回ひとり遊びというにはあまりにも強烈なことをやらかす関くんと その様子に翻弄され…時には逆襲したりもするけれど…隣席の少女・横井さんの 静かな攻防が愉快な一冊でした。
授業中のひとり遊び…消しゴムのカスを丸めたり、ドミノ倒ししてみたり、手紙のやりとりしてみたり…とかつて学生だった方ならなんらかの経験を有している方も少なくないと思いますが、関くんのソレは相当に強烈。 むしろなんで横井さん以外気づかないんだよ!!という勢いの スペクタクルを日々繰り広げてくれます。
そんな彼の様子に翻弄される関さんの視点で物語は描かれています。 あくまでも授業中なので、二人の間で会話が行われることはなく せいぜい視線やジェスチャー止まり。 鋭くツッコミたくてもツッコめない… そんなもどかしさに翻弄される 可愛い横井さんの姿にニヤニヤするばかり。 ただ、彼女もなかなかに変な人なので、 関くんともときには被害者だったり共犯者だったりと なんとも微笑ましい関係を繰り広げてくれます。
気楽に読んでクスリと笑える、そんな一冊かな。 個人的にはオススメしたいところです。 ネタだしが大変そうではありますが、次巻にも期待。
■関連情報 | |
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タイトル | 『となりの関くん(1) (MFコミックス フラッパーシリーズ)』 |
作者 | 森繁拓真 |
出版社 | メディアファクトリー |
発売日 | 2011-04-23 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | 漫画 |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)