~異端幻想~ ダークレグナム (MDコミックスNEO)』:木谷椎のかんそーぶん

@ 『-異端幻想- ダークレグナム』:木谷椎(ISBN9784862012791)。エロ漫画。 純愛果実誌、COMICエロ魂誌などにて不定期連載されていた表題 ファンタジー長編を全話収録の一冊。 異端の汚名を着せられ、かつての仲間に追われながらも、 闇を暴くため抗い続ける女戦士の物語。 属性的には、ふたなり、触手、レズ、多人数プレイなどなど。

  • 遙かな太古。神の力を悪用する異端を秘密裏に抹殺するために 訓練された、神の力を持つ少女達で構成された組織「神の炎」があった。 神の炎に所属するルクス・オクト-光の第八番-と呼ばれる少女は、 異端の力に手を染めた学者であるカロン枢機卿を抹殺する任務を果たすが、 その際に、カロンによって男根と異端の力を植え付けられてしまう。 それを隠しながら、「神の炎」へと戻ったルクスは、 「神の炎」に巣くう「闇」を垣間見ることとなる。 こうして「神の炎」を出奔したルクスは、 闇の正体を突き止め、これを狩るため、従者の少女シフィルと、 ルクスの精神に相乗りして生き延びていたカロンと共に かつての仲間たちに追われながらの旅を続けることとなる。 はたして過酷な旅の行く末は。 …『ダークレグナム-異端幻想-』全9話

華やかで瑞々しい魅力たっぷりのヒロインさんを描き出す 作者さん初の本格ファンタジーアクション長編。 かなりの長期に渡る、それも飛び飛びの不定期連載、 さらに雑誌掲載時の原稿完成度などなど話題に事欠かない作品でしたが この度無事に完結し、一冊にまとまったのは僥倖と言えるでしょう。 雑誌の方で全部読んではいたものの、正直全体的なストーリーは まったく追いかけられていませんでしたが、 今回アタマから読み直してやっと理解出来ました(苦笑

表題作『ダークレグナム-異端幻想-』。 中世の西欧風の世界を舞台とした 剣と魔法と触手に彩られた王道ファンタジーものです。 作者さんのセンスが光るオリジナルの薄手のビキニアーマー風装備に 身を包んだ、神の力と称される特殊能力をもつ少女達が 全編にわたり、その力の限りに戦い、華やかに乱舞する姿が描かれます。 当然、敗北は凌辱を意味するわけですが:D____

エロシーンの特徴としては、男性陣の存在感が控えめなところでしょうか。 敵役の男性キャラは複数登場しますし、エロシーンにもいるのですが、 基本彼らも、異端の力として触手を使ってヒロインさんたちに 快楽と責め苦を与えるため、圧倒的に触手さんたちの存在感の方が上です。 多人数のシーンでも、女性キャラの方が基本多いシチュエーションなので …厳密に言えば触手さんの方が多いのでしょうが…女の子どうしで いちゃついてる感がありますね:D

触手さんたちは 先端亀頭タイプ、イソギンチャクタイプ、イボイボタイプなど オーソドックスなものは一通り完備。 作者さんが描き出す白く透き通った、滑らかな質感を持つヒロインさんの ボディと、それに絡みつくグロテスクな触手が醸し出すコントラストは 一見の価値ありだと思います。 あくまでもメインは女体。それを彩るのが触手という スタンスも感じられて、そのあたりはとても良かったかと。

主人公のルクスさんに関しては 従者のシフィルちゃんとのいちゃいちゃラブエロから、 触手さんに犯されまくりだったり、 未開の村落の女の子達をハーレム喰いまでと、 受け攻めどちらにも大活躍してくれます。 黒髪ロングで和人形的な雰囲気をもつ凛々しい美人なルクスさんが あずかり知らぬ男性としての男根の快楽に酔いしれたり、 無数の触手と媚薬によって嬲り倒されて、屈服を示したりする様子は 大変華やかで見応え十分でありました。

あとは従者のシフィルさん。ルクスさんを一途に慕う小柄な女の子。 闘う力は持ちませんが、ルクスさんにとっての唯一絶対に守り抜かなければ ならない大切な存在として、物語の鍵となる存在です。 そんな彼女にも当然お当番が複数用意されており、 ラブエロから快楽凌辱までと、 そのふわりと可愛らしい容姿とちょっぴり幼めなボディを 快楽に打ちふるわせる様子は大変背徳的でエロティックでありました。

お話の方は大筋は貴種流離譚の一種と言ってしまっていいかな。 忌避してきた異端の力に手を染めながらも大切なモノを守り、 自らの矜持を貫くルクスさんは最後まで凛々しく男前で素敵でした。 敵であったはずの異端学者カロンとルクスさんの奇妙な関係も見所でしょうかね。 詳細は省きますが、自らの目的を果たすために邁進する腹黒メガネっぷりは 美味しいキャラクターだったかと>カロンさん。 お話はこの世界における一つの物語としてキレイにまとまっています。 後半大量に登場するサブキャラ陣の掘りさげがもうちょっと欲しい気もしますが、 それをやると蛇足になるのも間違い無く、そのへんは痛し痒しかなと。

現代劇中心でやってきた作者さん初のファンタジーものということで 読者としてこれまでにあまり見る機会のなかった、 アクションシーンや特殊なシチュエーション、モンスターなどが 見られたのは特に嬉しいポイントでした。 物語はシリアスながらも、適度な息抜きも多数用意されており 読みよいかと。作者さんのファンなら買って損はありません。

(Permalink)



■関連情報
タイトル『~異端幻想~ ダークレグナム (MDコミックスNEO)』
作者木谷椎
出版社メディアックス
発売日2014-10-27
区分成年
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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