『護くんに番外編で祝福を!〈3〉 (電撃文庫)』:岩田洋季/佐藤利幸のかんそーぶん
@ 『護くんに番外編で祝福を!(3)』:岩田洋季/佐藤利幸(ISBN9784840241441)読了。 電撃文庫1月の新刊。「護くんに女神の祝福を!」シリーズの短編集その3。 電撃hp誌にて発表済みの1編に書きおろし3編を加えた計4編を収録。 なお、本編は9巻までしか読めてません(汗
- 絢子の良き付き人であり理解者である菊川が回想する幼き日の絢子の日々。 それは幾多の苦難と無限の喜びと深淵の絶望に彩られていた …『Don't You Cry』
- 生徒会からやや浮きがちな希実子との親睦を図るため企画された深夜の学園七不思議キモ試し。 他愛のないイタズラのはずが、その様子をジッと見つめる誰かの視線…あなたはだあれ? …『トイレのジュリエッタちゃん』
- 学園中にばら撒かれたビラが引き起こす大騒動。 護と絢子さんに最大最凶のピンチが迫る …『君の口づけがなによりも!?』
- 帰国を控えたエメレンツィアが仲間達と満喫する最初で最後の修学旅行。 霧の中に浮かぶかつての自分と今の自分。お兄様が本当に喜んでくれるのはどちらの私でしょうか …『最初で最後のしゅーがくりょこー』
個人的に久しぶりの護くん。本編が積まれまくってる状態でどうかと思ったのですがリハビリを兼ねて。 なんと言っても白眉は「Don't You Cry」ですかね。 本編でも幾度となく触れられた絢子さんと両親の確執を描いたというかなり重いエピソードな わけですが、幼い絢子さんと菊川の微笑ましいエピソードを挟み込むことでずいぶん読み進め易くて 助かりました。結末は分かっているものの、破滅への一歩一歩が絶望で埋め尽くされてないだけまだ…ね。 ロリンな絢子さんの可愛らしさたるやもう辛抱たまらんレベルなのでそれだけでも十分価値ある一品。
自分の想いに区切りをつけたエメの様子を描く「最初で最後のしゅーがくりょこー」もよいものでした。 「魔王の剣」ではなく「自分自身」としての存在を肯定出来た、エメの成長物語の締め括りと いったところでしょうかね。…まあ修学旅行編読めてないので以下略(汗
あとはバカ度マキシマム&世界観的にギリギリな「トイレのジュリエッタちゃん」や 周囲の悪ノリが極まった感のある「君の口づけがなによりも!?」と気楽に読めて楽しかったです。 とくに後者は絢子さんに対するシリーズで最恐の攻撃だったんではないでしょうかね(^-^; (Permalink)
■関連情報 | |
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タイトル | 『護くんに番外編で祝福を!〈3〉 (電撃文庫)』 |
作者 | 岩田洋季/佐藤利幸 |
出版社 | メディアワークス |
発売日 | 2008-01-10 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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ページ執筆者:東雲あずみ
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)