『ROOM NO.1301#9-シーナはヒロイック!-(富士見ミステリー文庫)』:新井輝/さっちのかんそーぶん
@ 『ROOM NO.1301 #9 -シーナはヒロイック!-』:新井輝/さっち(ISBN9784829164013)読了。 富士見ミステリー文庫新刊。選ばれた者しか入れない秘密の13階に集う少年少女達の 恋愛と青春とえっちを探求する物語の9巻目。
シーナ&バケッツのTV収録の中で、熱い何かを得た健一。 それは少しだけ健一のモノの見方を変え、前向きな気持ちを生み出してゆく。 千夜子達とのスパ、そして綾さんと二人きりの中華街デート…瞬く間に日は過ぎ去って ついに番組放映の日がやってくる。そして重大な決意をしたシーナ/日奈はついに…。
シリーズ初期を考えるとありえないくらいにポジティブ&アグレッシブに変質した健ちゃんに その状態で近づくのは危険よ!逃げてー!!というラストに次巻が待ち遠しくてしかたありません。 いや、変わって無くてもそのシチュエーションは危険すぎる。 プロローグで語られる状況から、どういう形でシーナの恋が処理されるのかなと思っていたのですが なんとも酷いというか、残酷な展開。 まあ、佳奈がそんな感じの女の子であると散々描写されてきてるにしてもやりきれません。
見所はTV放映のシーンですかね。 或る意味バラバラだった13階の住人達があんな風に一つのものに注目する様というのは なんとも暖かくて綺麗で素敵な場面だと思います。 …たとえこの先二度と出会えなくなる運命だとしても。 みんな一様に変化していっているのがよくわかるいいシーンだなと。 あとはやっぱり、綾さんとのデートですね。 ドラマCDのおかげで柚ねぇ声で台詞再生されるようになってるので 破壊力が倍増しなんだぜ、本当:D____
長らく続いたシーナ編も次あたりでラストでしょうか。 シーナ編といいつつも、健一の変化のきっかけを丁寧に描写してたわけですが ここのへんから本格的に有馬さん方向に話が進んでいくのかな? 八雲さん方面は個別処理って感じでも無いですしね。あとがきに彼女が居なかったのは 多分前触れでしょう(ガクガクブルブル (Permalink)
■関連情報 | |
タイトル | 『ROOM NO.1301#9-シーナはヒロイック!-(富士見ミステリー文庫)』 |
作者 | 新井輝/さっち |
出版社 | 富士見書房 |
発売日 | 2007-10 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)