『ぷりんせす・そーど!2 戦うサツキとヴァルキリー (GA文庫)』:神野オキナ/深山和香のかんそーぶん
@ 『ぷりんせす・そーど!(2) 戦うサツキとヴァルキリー』:神野オキナ/深山和香(ISBN9784797350586)読了。 GA文庫新刊。TS系ドタバタラブコメバトルの2巻目。 物語は急転直下? 最近の神野作品には欠かせないちびマスコットキャラも登場です。
神が実在するという異世界からやってきたハーフエルフの姫君・ファリィの戦神騎士として 国家間の代理戦争「国交決闘」に携わることになった少女のような美少年・五月。 様々な苦難の末、「騎士の剣」たる武騎人の少女ジリオラと共にはじめての勝利を勝ち取り、 総勢十カ国を相手にした国交決闘が本格的に始まる…と思いきや、 やってきたのは決闘の無期限延期を一方的に通告する知らせの山だった。 国交決闘史上かつて無い出来事に何か重大な異変が起きているは確かなのだが、 詳細が分からぬ五月たちは戸惑うばかり。 一方その頃、人里離れた山奥にこの世ならざる雷光と共に一人の戦乙女が降り立った。 「神の娘」たる戦乙女の出現は五月たちに何をもたらすのか?
ドタバタとコメディ成分多めのシリーズの2巻目。 前巻の内容から、この後も多彩な相手との国交決闘が紡がれるのだとばかり 思っていたところ今回はいきなりそれをひっくり返す形になっていて驚きました。 善し悪しは判断尽きませんが、 ともかく思い切って舵を切ったなぁというのが正直なところです。 全体としては状況の仕切り直し的な印象で、お話としての細かいところは 以下続刊ってなところですね。
今回の見所はラブコメ感たっぷりの南天家の皆さんのやりとり…かと思ってたんですが 最後の最後でもの凄い爆弾が炸裂したために、色々吹っ飛んでしまいました。 やー、あの手のキャラ付けで登場しといていきなりそこまで踏み出すとは 流石に予想の範疇を超えますって…。ギャップ萌えの極致かもしれません。 なんかこう流れ的に噛ませ犬にしかならないようなのが不憫ですが 出来る限り頑張って頂きたいところ。 あとはもうなんか五月くんがあっちこっちにフラグ立てまくった感じですね。 次から繰り広げられるだろう修羅場が楽しみです。
それにしてもかつてここまでぞんざいかつ悲惨な目にあったヴァルキリーキャラは居るだろうか(苦笑>チビバル まあ、可愛いのでいいのですが。カバー絵もかわいらしさ満点でいいですのぅ。挿絵に助けられる形で使い捨てキャラから脱却出来たようなので今後の活躍に期待したいところです。 『まんまー!!』
■関連情報 | |
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タイトル | 『ぷりんせす・そーど!2 戦うサツキとヴァルキリー (GA文庫)』 |
作者 | 神野オキナ/深山和香 |
出版社 | ソフトバンク パブリッシング |
発売日 | 2008-09-16 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)