私のおウチはHON屋さん(1) (ガンガンコミックスJOKER)』:横山知生のかんそーぶん

@ 『私のおウチはHON屋さん(1)』:横山知生(ISBN9784757530027)。ガンガンJOKER連載。 店頭で見かけてなんかこう買わないといけない気がしたので購入。 ちょっとぐーたらなお父さんと二人で家業を切り盛りする健気な小学5年生女子の ほのぼのお仕事物語。ただし、その家業…エロ本屋也。

中沢みゆ、ごくごく普通な小学5年生女子。 今日もお父さんを手伝って家業の書店の店番を頑張ってます。 お店にくる常連のお客さんもとてもいい人ばかりです。 恥ずかしいのは嫌だけれど 今日もみなさんにぴったりの一冊をオススメ出来ると嬉しいな♥ このたび創業50周年の成年向け書籍専門書店・中沢書店、今日も元気に営業中です!!

注意)文字通りに真っ向一般向けのほのぼのお仕事漫画です。重要な事なので二回言いました。 色っぽいシーンは…無いよ? 無くはないけれど、無いよ。

物心つかないほど幼い頃からエロ本に囲まれて育った女の子が その意味を知り、また年相応の羞恥心と潔癖感を持った時、どういうことが起きるのか… とかまあ、そういう面倒くさそうな話はどうでもいいんですが、まあそういう漫画ですね。 エロ本屋という家業に対して、恥ずかしくて人に言えないという葛藤を抱いているという 描写は一般的な認識としてはまあ真っ当であり、そこになんでやねん!!というツッコミを 我慢出来ない向きは回れ右した方がベターです。

みゆちゃんはエッチな本は「恥ずかしい」けれど けっして「嫌いなわけではない」というのが本作品のキモですね。 お店のことも口では嫌がってますが、実際にはともて大切に思っていると。 常に読んでるのはお店のエロ本だし、その内容はばっちり記憶分類されていると。 そして必要に迫られると一転、その豊富すぎる知識を利用して 見事なまでのエロ本ソムリエールっぷりを発揮してくれるのに 爽快感すら覚えます。美少女エロ本ソムリエールってナニそのキャッチーさ。

恥じらいってやっぱり重要だよねということで えっちなのに恥じらいながらも 今日も常連さんに頑張るみゆちゃんの姿をによによと眺めるという甘美な一冊でした。 絵柄も見やすく可愛らしく、ほのぼのと読める作品です。 設定の奇抜さに頼り切りにならずに定番ネタ含めて回してるのは 素直に上手いなぁと思わせられました。気になったら読むと良いですよ。

ところでピーチ山田先生には何処に行けば逢えますか?<………

(Permalink)



■関連情報
タイトル『私のおウチはHON屋さん(1) (ガンガンコミックスJOKER)』
作者横山知生
出版社スクウェア・エニックス
発売日2010-09-22
区分一般
カテゴリ漫画
Amazon
アフィリエイト
Amazonで購入


ページ執筆者:東雲あずみ

電子書籍

Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
About.
ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
読書感想
かんそーぶんリスト


電子書籍