ひとひら(7) (アクションコミックス)』:桐原いづみのかんそーぶん

@ 『ひとひら(7)』:桐原いづみ(ISBN9784575836486)。コミックハイ!連載。 引っ込み思案で泣き虫な女の子が演劇と出会って…な物語もついにフィナーレの7巻目。

演劇でも、恋愛でも、麦に遅れをとる形になってしまったちとせ。 普段通りに振る舞おうとするも、ちとせに対する心配から出た麦の言葉に 内からわき出すどす黒い感情を抑えることが出来ずに、 暴言を吐き、その場から逃げ出してしまう。 翌日、演劇部の練習にも顔を見せないちとせを探し回る麦たちだったが…。

綺麗な大団円のひと言に尽きますね。 奇をてらうこともない直球なラストでしたが だからこその力強さ、これまでの積み重ねが花開く瞬間がとても素敵でした。 ほんの少しずつ、少しずつ成長してきた麦ちゃんがたどり着いた場所、 それはまだ通過点にしか過ぎないのかもしれません。 でもそこはとてもとても大切で素敵な場所として一生彼女の中に あり続けるものになるのでしょう。そう心から信じさせてくれる力強さがありました。

本編は本巻にて終了ですが、連載の方は読切形式の サイドストーリー集「ひとひらアンコール」として 当面継続するということですので、あと最低1冊は出ると考えてもいいでしょうね。 色々と面白いキャラクターが多かった作品ですので、こういうのは嬉しいかなと:D そちらも楽しみにしたいと思います。

ああ、それにしても例のシーンの麦ちゃんの可愛いこと可愛いこと… この辺のコマ割り手法は漫画の面白みだよなと思いますわ。 かーもう、まったく果報者だよ。

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■関連情報
タイトル『ひとひら(7) (アクションコミックス)』
作者桐原いづみ
出版社双葉社
発売日2009-07-10
区分一般
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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