『Pumpkin Scissors(12)(KCデラックス)』:岩永亮太郎のかんそーぶん
@ 『Pumpkin Scissors(12)』:岩永亮太郎(ISBN9784063758245)。 月刊少年マガジン連載。 戦災復興部隊 帝国陸軍情報三課 通称パンプキンシザーズの活躍を描く シリーズ第十二巻。
「あいつに人を殺させたのは誰だ!?」。
伍長の過去に触れる「ゼロ番地区」編の後始末と、 過去最大の争乱の予感を漂わせる 「西方諸国連合会議」への助走といった感じの巻でした。 貴族と平民、戦争と平和、一課と三課、 軍部と銀の車輪、帝国と共和国などなどこれまでに示されてきた 対立軸が徐々に絡み合っていく感じがいいですな。 特にラストで示されたアベル=オーランドの行動は予想外だったので 唸るばかり。どういう形で物語が動くのか楽しみなところです。
随所に差し込まれる下ネタ、エロネタは今回も健在。 オーランド兄妹のおままごとのような微笑ましい光景から しっぽってどこから生やすんだ!?な猫耳アリス少尉とか、 淫蕩色ボケ貴族の宴とか、そんな心配されてたってのがショックだよ!!とか シビアな話の中でニヤニヤできる一服の清涼剤でした。
アリス少尉の出番が少なめだったのがちょっと残念でしたが、 次巻予告を見る限り、アリスに恋する微百合っ娘が登場するようなので 楽しみにしたいところです。
■関連情報 | |
タイトル | 『Pumpkin Scissors(12)(KCデラックス)』 |
作者 | 岩永亮太郎 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2009-11-17 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | 漫画 |
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ページ執筆者:東雲あずみ
Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)