『Pumpkin Scissors(10) (KCデラックス)』:岩永亮太郎のかんそーぶん
@ 『パンプキン・シザーズ(10)』:岩永亮太郎(ISBN9784063755213)。 月刊少年マガジン連載。陸軍情報三課<戦災復興部隊> 通称パンプキン・シザーズの活躍を描くシリーズ第10巻。
カルッセルから無事に帰還した情報三課の面々。 またまた病院送りになったオーランド伍長だったが、ある日病室から姿を消してしまう。 どうやら「故郷」で不穏な動きがあると耳にし、<家族>の様子を確認しにいったらしいのだ。 事情を知ったアリス少尉は伍長の故郷へと足を踏み入れる…そこは無法という法が支配する魔窟<0番地区>… つまり<オーランド>だった。かつての苦い思い出の残るその場所で アリス少尉を待ち受けるものとは何か? 帝国の行く末を左右する「西方諸国連盟合同会議」を目前に控え、新たな波乱が巻き起こる!!
今回のシリーズはオーランド伍長のルーツに迫る&新たな大波乱の幕開けって感じでしょうかね。 いつもとはガラリと印象の違うカバーイラストに一瞬見逃しそうになりました。 あの伍長の家族ですから一筋縄では行かない状況なんだろうなとは思ってたのですが 予想以上に複雑で、さらに予想外に元気いっぱいの面々で、 物語の根底に流れるどうしようもない不安感を吹き散らす大活躍っぷりでした。 …まあ、引き続きいつ命を落とすかハラハラもんですが(汗
新キャラの魅力的にはやっぱりCJ…もといウルスラちゃんが最高:D____ 元病弱系のツンデレデレ妹ってそれなんてエロゲ? それもお仕事そっち系だし。 あとはやはり<家族>を前にしての伍長の表情でしょうね。 いつもの顔とは違う、兄としての、人としての表情がたっぷりと盛り込まれていて さらに愛着が沸きました。901という危うさを秘めた存在である伍長が 未だに人の領域で立ち止まれているのは、アリス少尉の影響はもちろんのこと この可愛らしい家族たちの存在も重要なんでしょうね。 それだけに、彼らの存在の危うさはイコール伍長の危うさにも感じられるわけで 不安と期待の狭間で続刊を待ち望みたいと思います。
とりあえず、君は泣いていい…泣いていいぞ、スナイプス(つ−; (Permalink)
■関連情報 | |
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タイトル | 『Pumpkin Scissors(10) (KCデラックス)』 |
作者 | 岩永亮太郎 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2008-09-17 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | 漫画 |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)