零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)』:西尾維新のかんそーぶん

@ 『零崎人識の人間関係-戯言遣いとの関係-』:西尾維新/竹(ISBN9784061826823)読了。 講談社ノベルス新刊。「人間」シリーズ最終章4冊同時発売のうちの一冊。

京都連続通り魔事件から8年、人類最強・哀川潤が語る事件の真相。 事件の犯人【人間失格】零崎人識の犯行現場を目撃してしまった人々の目を通して 語られる殺人鬼の姿、そして彼の相似であり相反たる【戯言遣い】の姿とは。

今回、この4冊の読み順は特に固定されていないようだったので 一応作中の時系列に沿って読み進めているわけですが、とうとう戯言シリーズ本編の 時間軸とクロスする本作品。零崎人識の初登場作品である 戯言シリーズ第二作『クビシメロマンチスト』では語られなかった 零崎人識の犯行動機が語られます。 これがまた…言われてみればなるほどという感じではあるのですが 通りの悪い気持ち悪さはクビシメ本編と同様で、やっぱり一般人ほど怖いものはない ということなのかなぁともちょっと思ったりとかですね。 これまでと違って人識は【殺人鬼】なのだということが これでもかというばかりに示されるのも心の持って行きように困る点ではあるかもしれません。

今巻の見所は、戯言シリーズでの懐かしい面々の再登場、 そして第三者の目を通して語られるいーちゃんの異常性の描写ですかね。 いーちゃんもやはり人類最悪の端くれであり、最悪の片腕たる要素の持ち主ってことですかね。

あ、赤色と青色のいちゃつきっぷりはなんとも和みましたとさ:D

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■関連情報
タイトル『零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)』
作者西尾維新
出版社講談社
発売日2010-03-25
区分一般
カテゴリライトノベル
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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