『零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (講談社ノベルス)』:西尾維新のかんそーぶん
@ 『零崎人識の人間関係-零崎双識との関係-』:西尾維新/竹(ISBN9784061826816)読了。 講談社ノベルス新刊。「人間」シリーズ最終章4冊同時発売のうちの一冊。
旧友・匂宮出夢により、表の顔・汀目俊希としての顔を失った 【零崎の秘蔵っ子】零崎人識は日本全国を巡る放浪の旅を続けていた。 そんな人識の前に、彼を兄・双識と勘違いした【裏切同盟】からの刺客が現れる。 【裏切同盟】…それは【呪い名】6つ、 すなわち【時宮病院】、【罪口商会】、【拭森動物園】、 【死吹製作所】、【奇野師団】、【咎凪党】から一名ずつ、計6人からなる 空前絶後 脅威の集団であった。 兄・双識の身に危機が迫りつつあることを知った人識は行動を開始するが…。 【策師】により仕掛けられた【小さな戦争】、その最終局面。 人知れず始まり、人知れず終わった戦いの軌跡。
零崎人識と他者との関係を描く今回の4冊ですが、この巻に関しては 人間シリーズを通して続けられてきた、【小さな戦争】の結末を描いた物語ですね。 これまで主役を張ってきた双識、軋識、曲識や、澄百合学園の面々も総登場の上、 戯言シリーズを通しても、全員揃うことのなかった【呪い名】6つが総登場& 人識と大バトルという華々しさで、楽しさ先行でさっくりと読み終われました。 殺し名とは違うフィールドに属し、人を殺すが戦わない、そんな呪い名の奇手に対する 人識の活躍をご覧あれってな感じで。
「小さな戦争」という側面から見た場合、人間シリーズの最終巻はこれなんでしょうね。
それにしてもジグザグは本当に便利技能だなぁ。 あと、ぽっと吐露された人識の出夢に対する想いがなんとも泣かせてくれました。
■関連情報 | |
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タイトル | 『零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (講談社ノベルス)』 |
作者 | 西尾維新 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2010-03-25 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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ページ執筆者:東雲あずみ

Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)