『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)』:西尾維新のかんそーぶん
@ 『零崎人識の人間関係-匂宮出夢との関係-』:西尾維新/竹(ISBN9784061826793)読了。 講談社ノベルス新刊。「人間」シリーズ最終章4冊同時発売のうちの一冊。
普通の中学生・汀目俊希として、今日も平凡な学生生活を送る【殺人鬼一家・零崎一族】の秘蔵っ子・零崎人識。 そんな表の顔の彼の元に現れたのは 【殺し屋集団 匂宮雑技団】の次期エース・匂宮出夢だった。 出夢の持ち込んだとんでもない「お願い」を渋々ながらも引き受けた人識は、出夢、 そして偶然居合わせた澄百合学園の狂戦士・西条玉藻と共に、 標的の待ち受けるとある山中の別荘へ向かうのだが…。 【殺人鬼】のはみ出し者と【殺し屋】の失敗作の奇妙な関係、その先にあるものとは。
人間シリーズこと「零崎○識の人間○○」シリーズも遂に最終章ということで 戯言シリーズでお馴染みの殺人鬼「零崎人識」の他者との関係に関するエピソードです。 この巻でのお相手は、これまた戯言シリーズでお馴染みの【人喰い】「匂宮出夢」。 戯言本編より過去のエピソードですので、 本編では完全に敵対していた二人がどうしてそうなったのかが描かれるわけですが… 文字通り人識くんらぶらぶでいちゃつきまくる出夢くんという 素敵シチュが大量投入されていてニヤニヤ度が高いですね。 口では不平不満を垂れ流しつつも、きっちり相手をしている人識もいい奴度が高くて楽しいところです。
とまあ、蜜月度が高い分、後半の展開の急転直下っぷりがなんとも痛ましく もの悲しくて読んでて苦しい感じでしたね。おまえそこで出てくるなよ!!的な。 いや、以下コメントアウト
戯言シリーズファン的には本編の補強的な意味で読むべきところの多いエピソードだったかなと。 プロローグで語られる通りに、始まるかも知れなかった恋のお話、ですね。 出夢くんの想いのやり場の無さが泣けてくる…。
■関連情報 | |
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タイトル | 『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)』 |
作者 | 西尾維新 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2010-03-25 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)