『花×華 (電撃文庫)』:岩田洋季/涼香のかんそーぶん
@ 『花×華』:岩田洋季/涼香(ISBN9784048683999)読了。電撃文庫新刊。 「護くんに女神の祝福を」、「めしあのいちにち」の作者さんが贈る 真っ向青春ラブコメディ新作。
四季が最も美しいと言われる街・美桜町に暮らす少年・夕。 彼の元に届いた一通のラブレターがすべての始まりだった。 ラブレターに綴られた熱い想いに突き動かされて、 指定された場所にやってきた夕を待っていたのは 夕の通う学園が誇る二人の美少女… 街の名家の娘であり、可愛らしい人形のような容姿から男女ともに慕われるお嬢様・東雲 華と スポーツが得意で元気の塊のような明朗快活な少女・成宮 花だった。 互いに手紙の差出人は自分だと主張して譲らず、真相は不明のまま 夕は二人に告白されてしまう。こうして3人の奇妙な関係は始まった。 夕を挟んで何かと張り合う二人に翻弄されるばかりの日々の中、 夕の所属する映像部に予算縮小の話が持ち上がる。 危機の打開を図るため、そして二人が灯してくれた胸の中の小さな炎を 燃やすため、夕は花と華を主役にした映画を撮影し始めるが…。
ひと言でいえば良い青春ラブストーリーでした。 特に奇をてらった部分の無い、わりと地に足のついたストレートな青春部活モノですね。 憧れだけでは埋められない溝に阻まれて夢に挫折しかかっている主人公と 互いに秘密を抱えたヒロイン二人、そして手紙の謎などを主軸にして 真っ向勝負を挑まれたって感じですかね:D
勝負の行方はってそりゃもうこちらの白旗ですよ。 こんな魅力的なヒロイン二人まとめてかかられたらそりゃ太刀打ちしようがありません。 名前の読みが共通な意外はおおむね正反対な二人な二人の「はな」さんが どちらもそりゃもう可愛くてもうね。 ふたりともわりと恥ずかしがり屋なのに、 張り合った結果として大胆な行動に走ってしまい、後で真っ赤になりながら泡喰ってる様子が 特にお気に入りですな。このあたりの手堅さはさすがはメガデレの旗手という感じですかね?(笑
書き言葉で語られる映像作品というのはやや敷居高めかなーという気もしますが そのあたりは想像力を全開にして対応していく感じでなんとかというふうでしたが このあたりはちょっと好みの分かれる部分かもしれません。
挿絵はそりゃもう大変よいものでした。 特に折り込みピンナップの眼福っぷりが半端ありません。 本編挿絵も良いしましまっぷりとよいピーっぷりが大変素敵でした<……
お話としては綺麗に一冊でまとまっていますが 続けることも特に無理なく出来そうな感じですかね。 だぶはなな二人の掛け合いをもうちょっと見ていたい気もしますが…さて
………とりあえず花さんをください(ぉぃ もの凄くいぢめて反応を楽しみたいです(ぉぃ
■関連情報 | |
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タイトル | 『花×華 (電撃文庫)』 |
作者 | 岩田洋季/涼香 |
出版社 | アスキーメディアワークス |
発売日 | 2010-03-10 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)