ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 (電撃文庫)』:上遠野浩平/緒方剛志のかんそーぶん

@ 『ヴァルプルギスの後悔 File.2』:上遠野浩平(ISBN9784048679381)。 電撃文庫8月の新刊。 ビートのディシプリンに続く「ブギーポップ」シリーズのサイドストーリー第二巻。

氷の魔女・アルケスティスに掌握された 統和機構の合成人間チーム トラス・アトラスによって張り巡らされた罠に掛かった ”カミール”・織機綺たち。苛烈な攻撃の最中、綺の身に起こった変化は 無能力者とさけずまれ続けてきた彼女にとっての福音なのか? そしてついに勃発する「魔女戦争」。 戦乱は統和機構、MPLSたちをも巻き込み拡大してゆく。 抗いがたい運命に翻弄される炎の魔女・霧間凪と仲間たちはこの困難に打ち勝てるのか?

ビートのディシプリンも大概厳しい状況の連続でしたが、 こちらも相当に危機的状況だらけ。 「最強」と拮抗するイナズマですら対抗不能な存在とかどうしろというのかと(^-^;;;;; それぞれがそれぞれの決断を迫られ、運命に翻弄される中、 どこに光明を見いだすべきなのか、それぞれの模索が続くことになるのかなぁ。 正直しんどすぎるので、「援軍」の皆さんの活躍に期待したいところです。 それにしても今回の綺の挿絵はヤバイくらいにロリ可愛いなぁ:D

それにしても本当にいい加減人物相関図が欲しいです。 名前だけは覚えててもどこで何をやったキャラだったかが ぱっと思い出せないことだらけなので(汗

以下、余談。サイドストーリー…という位置づけではあるものの、 ブギーポップシリーズの初期からの読者としてはこっちが本筋なんじゃ? という気がしなくもなかったりします。 ブギーポップが「世界の敵へのカウンター」という立ち位置で有り続ける以上、 彼自身は統和機構との決着をつける存在にはなりえない…となれば…とか。 ブギーポップが出てこない以上、魔女たちは「世界の敵」では無いってことだよなぁ。

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■関連情報
タイトル『ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 (電撃文庫)』
作者上遠野浩平/緒方剛志
出版社アスキーメディアワークス
発売日2009-08-10
区分一般
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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