『末代まで! LAP2 丑三つトライアングル (角川スニーカー文庫)』:猫砂一平のかんそーぶん
@ 『末代まで! LAP2-丑三つトライアングル-』:猫砂一平(ISBN9784044748128)読了。 角川スニーカー文庫新刊。
5月。俺こと【三号】が弟子になったことで 念願だった老婆走公式戦への出場資格を得た芦屋先生を 祝う祝賀会が開かれることになった。 祝賀会の目玉は屋台に、肝潰し、そしてやっぱり【老婆走】!! 未だに自分のターボババアを持っていない三号は、 野良ババアを捕まえるババアハントに繰り出すが その途中、憑いてきたお岩さんと花子さんが喧嘩を始めてしまう。 原因のわからない三号はオロオロするばかり、そうこうするうちに状況は悪化の一歩を辿り…。 はたして三号は無事に自分のババアを手に入れる事が出来るのか、 そして二人の幽霊少女の喧嘩の行方は?
んー、今回は正直微妙な印象です。 ババアハントの顛末や、コメディ部分についてはそこそこ楽しめたのですが 今回の主軸になっている、お岩さんと花子さんの喧嘩の顛末がどうにも理解出来ませんでした。 作中の三号さんと一緒に頭の中がはてなマークでいっぱいでしたよ。最後の最後まで。 種明かし?されたあとも腑に落ちないというていたらく。 こうなると終始訳の分からないことでブチキレまくりのヒロイン二人という 構図ができあがるわけでして…読んでてストレスがたまることこの上なかったですわ。 さらにお岩さんとか、自分で勝手に納得してしまうので余計に訳が分かりません。
読み終わったあとで考えて、ようやっと事の真相だろう流れには思い至ったのですが 正直もうちょっと分かり易くしてくれてもいいんじゃないかなぁと。 全部文章で説明しろというわけではないですが、漫画じゃないので、 文章で表さない情報はそこには存在しえないのです。ちょっと行間読ませすぎではないかと。
お岩さんたちにとってのキス(ファーストキス?)は三号にとっては本式の口寄せ、ただそれだけ。 思いを通じ合わせたはずなのに、大切なモノなのに、三号は「ただの口寄せ」だと思っている。 つまり、キスをなかったことにしようとしている、許せない…とかそんな感じですかね。 正直なところ他の人がどう読んだのかをけっこう切実に知りたい(苦笑
■関連情報 | |
タイトル | 『末代まで! LAP2 丑三つトライアングル (角川スニーカー文庫)』 |
作者 | 猫砂一平 |
出版社 | 角川書店(角川グループパブリッシング) |
発売日 | 2010-04-01 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)