エルフでビキニでマシンガン! (MF文庫J)』:神野オキナのかんそーぶん

@ 『エルフでビキニでマシンガン!』:神野オキナ/bob(ISBN9784040686028)読了。 MF文庫J新刊。「あそびにいくヨ!」、「疾走れ、撃て!」などの作者さんが贈る ビキニ姿のエルフやドワーフ美女達が重火器を振り回す異世界転移系物語。

  • 亡くなった曾祖父の遺産を狙う親戚たちにより、 遠方にある悪い噂の絶えない全寮制の学校に飛ばされることになった「俺」は、 引っ越しの前日、学校で世話になった人々に別れを告げて回っていた。 3ヶ月前に旧校舎で知り合った、 不思議な雰囲気を纏う黒髪巨乳な留学生の「先輩」と、最後の言葉を交わし、 学校をあとにしようとした「俺」だったが、不自然なほど人気の無くなった学内と そんな学内に乗り込んできたロシアンマフィアの武器商人の姿に危機感を覚え、 幼馴染みの「鬼神キリノ」と共に「先輩」の様子を確認するため旧校舎に戻るのだった。 だが「先輩」は問題の武器商人と商談中。 都合の悪いことに「俺」と「キリノ」の存在が マフィアらを刺激してしまい銃撃戦となってしまう。 そんな最中、学校全体が奇妙な光に包まれ始め、気付くと「俺」はたったひとりで 見慣れぬ奇妙な「森」の中に放り出されてしまのだった。 やがて「俺」は そこが色とりどりの「ビキニ」を身に纏ったヒトやエルフ、ドワーフの美女達が闊歩する 異世界?だと否応なく知ることとなる。 これは「俺」が「銃使い」として、 テンガロンハットにビキニとブーツで正装した「エルフの女王様」が 率いる、彼女の国を救うために立ち上がる…そんな物語だ。

お馴染みの作者さんの新作は、神野オキナ流チート系異世界転移物語と呼べるような内容でありました。 前半こそは比較的オーソドックスな展開かなと思いつつ読みましたが、後半のすっ飛び具合はなかなかに ニヤリとさせられる部分多めでしたね。そのあたりは是非読んでお確かめください。サブリナ可愛いよサブリナ。 真面目にねん●ろいど化希望。

まあ、細かいところはぶっちゃけよくて、本作のキモは如何にして エルフの美女がビキニ姿で重火器ぶっ放す世界観を正当化するかという点です。 …え? 良く分からない? ようはこういう奴です

おわかり…いただけただろうか? 要するに重火器と美女ジャンルの一形態ですよね。 これに作者さんの大好きな年上要素や巨乳エルフ要素を掛け合わせて きっちり無理なくまとめ上げたのが本作となります。

登場人物は絞り込まれていて、メインになるのは敵方含めて4名程度。 主人公である「銃使い」こと「俺」は厳しい曾祖父の教えを受けた かなり良い感じに性格的に男前な男の子です。きちんと自分で考えて、自分で決めて行動出来るあたりは 好感度高いですね。そのようにしっかりした面は持ちつつも、年齢相応な幼さも 残してるのも程よく弱みになっていて良いかと。 さて、薄着の美女たちに囲まれて理性をいつまで保てるのかなぁ:D

メインヒロインである「女王様」は一国の民を背負う力強さと、姫らしい純粋さと可憐さ、 そして戦士としての勇ましさを同居させた素敵なエルフ娘さんです。 純な部分と、ビキニ姿でのハイテンションバトル時のギャップが大変可愛くてよろしいなぁと。 お気に入りは淫語セルフプレイシーンですかね:D 主人公の幼馴染みである「キリノ」さんは表情薄めのミリタリ系眼鏡っ娘さん。 主人公に対する想いは明々白々ですが、そのあたりが掘りさげられるとしたら続刊でしょうね。

あと、本作には西部劇要素、 アメリカンなコンボイ要素や大型バイク要素などが無造作に詰め込まれているため、 そのあたりに明るいとよりいっそう楽しめる感がありましたかね。

続きは反響次第なんだろうなぁと諸処から察しますが、是非続きは読みたいところです。 アニメにまでなって動く女王様やサブリナが見たいです、はい。ヒーハー叫びつつ応援したいところ。

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■関連情報
タイトル『エルフでビキニでマシンガン! (MF文庫J)』
作者神野オキナ
出版社KADOKAWA
発売日2016-09-23
区分一般
カテゴリライトノベル
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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