『完全版 怪人二十面相・伝 (ふしぎ文学館)』:北村想のかんそーぶん
@ 『完全版 怪人二十面相・伝』:北村想(ISBN4882932288)読了。 購入時の記述はこちら。 久しぶりに読み返したわけですが、やはり非常に面白い。 前編のラストの情感は思わず涙が浮かびますし、 後編の二十面相と明智の互いを食い合ったやり取りは ユーモラスでありながらも胸躍るものです。 全体に漂う昭和前半の空気感も好きなんですよね。 最近はTVドラマ等でも乱歩ものがまたよく扱われてますが できればこれを映画化して欲しいなぁ。 あとがきによれば何度か映画化の話自体はあったようなので是非是非。 期待裏切られそうでアレちう話はありますけど(^^; (Permalink)
@ 先日書いた、amazonさんに注文した奴。 今日発送しましたメールが来た40分後にモノが届いてびっくりしたり(苦笑
『完全版・怪人二十面相・伝』。 江戸川乱歩の少年探偵シリーズに登場する明智探偵の好敵手にして 世紀の大怪盗・怪人二十面相を主人公に据え、 彼が如何にして二十面相となり 彼が起こした事件の裏側では一体どのような やり取りが繰り広げられていたのか、 また、二十面相が戦前、戦後に渡るかなりの期間において 活動を繰り広げられた秘密など 非常に魅力的な語り口で書いた作品です。 作者は劇作家の北村想氏です。
10年以上前にNHKラジオのボイスドラマ枠、青春アドベンチャーで この『怪人二十面相・伝』が放送されてまして、たまたまそれを聞いて それ以来お気に入りだったわけです。 で、予備校時代に一度この原作小説は入手したんですが ちょっと事情があってそれは紛失。 その時点でも結構入手困難な代物で、それ以来思い出すたびに探してたわけですが 今回やっとこ再販されているのを知って入手できました:D 東京出てきてからとーんと普通の本屋に近づかなくなったのもマイナスでしたな(苦笑
小学生の頃は図書館でハードカバーの少年探偵シリーズを始めとして 子ども向けSF(これも最近再販してたりするそうですね)を読みまくった私としては このへんはとても大切で思い出深いのです。 この『伝』も二十面相に対する北村氏の愛情というか強い思いが息づいているのが 感じられて大変に好きな作品だったりします。 ということで同じような体験を持つ方には強く強くオススメです。 ただし、本作品では明智探偵と小林少年はかなり悪人というか性悪なので注意。
できればラジオドラマももう一度聞きたいなあ(^-^) (Permalink)
@ 某所で、私が探していた小説が1年ほど前に完全版になって再刊行されているというのを 知って、アマゾンさんにお願い。来週着予定らしい。届くのが楽しみ。 まあ探すといっても思い出した時にちょこちょことという感じだったので いままで見つけられなかったのだが。 (Permalink)
■関連情報 | |
タイトル | 『完全版 怪人二十面相・伝 (ふしぎ文学館)』 |
作者 | 北村想 |
出版社 | 出版芸術社 |
発売日 | 2002-12 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | 小説 |
Amazon アフィリエイト |
Amazonで購入 |
Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)