『護くんに女神の祝福を!〈9〉 (電撃文庫)』:岩田洋季/佐藤利幸のかんそーぶん
@ 『護くんに女神の祝福を!(9)』:岩田洋季/佐藤利幸(ISBN4840235848)。 電撃文庫新刊。TVアニメも放送開始な激ピュアラブコメディーの9巻目。 怒濤の南国パラオ編の後編です。 挿絵の佐藤氏の絵から毎回強いズン胴愛を感じるのは私だけでしょうか? マリィのもちぽんハァハァ<…… しかし今回の表紙は思わずドキっとするくらいエロい(^-^;;;;
世界最高のビアトリス使いの一人<銀のマリア>誘拐に巻き込まれてしまった由良理。 護は連れ去られた二人を救うため、絢子の叔父である鷹栖正樹と協力して追跡を始める。 騒ぎの中、護は正樹こそが9年前にビアトリスの奇跡を教えてくれた男性ではないかと思い至るが…。 護、絢子、正樹、エメレンツィア、由良理、希実子、ガーディ…それぞれの思惑が交錯する シリーズ第九巻。
前巻と合わせて終盤に向けての種まきという感じの一冊。 とはいえ、護くんがついにビアトリス使いとしての真価を発揮したり、 恋に悩み続けていたエメレンツィアが自分なりの解答にたどり着いたり 新一年生組もそれぞれの変化をみせてみたりと それぞれに大きな動きがあり、イベント目白押しで楽しいですね。
護くんのビアトリス特性については、 途中から天啓的なイメージになってきてちょっと微妙かなとも 思いましたが、彼なりの努力の末、そして抱き続けた純粋な想いの結果としての力であると されたのでひと安心。ここまで挫折や努力をそれなりにきちんと描写してきた以上 イヤボーン的なアレではちょっと残念でしたからね。 プロイセンの魔王との争いで味わった挫折などがここでちゃんと生きてきてるのは良かった。
エメも今回頑張ってたんですが、印象としては由良理ちゃんの方が強かったりして。 ウザ系のキャラクターでしたが、今回の大活躍はなかなか良かったのではないかと。 それにしても物怖じしないっぷりがひでー(誉
終盤ということもあってお話がシビアな方に流れがちですが ラブコメ分も忘れずにしっかり描写していただけると読者としては助かります:D (Permalink)
■関連情報 | |
タイトル | 『護くんに女神の祝福を!〈9〉 (電撃文庫)』 |
作者 | 岩田洋季/佐藤利幸 |
出版社 | メディアワークス |
発売日 | 2006-10 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)