さよなら、いもうと。 (富士見ミステリー文庫)』:新井輝/きゆづきさとこのかんそーぶん

@ 『さよなら、いもうと。』:新井輝/きゆづきさとこ(ISBN4829163577)。 富士見ミステリー文庫新刊。 2ヶ月連続オール新作!!ミステリー文庫初体験♥projectの一冊ということで 単巻読み切りの新作です。

三日前に妹が死んだ。交通事故で妹トコを失った兄ヒロシ。 悲しみにくれる中、目にした遺品の日記には、 トコがヒロシに恋していたこと…「お兄ちゃんと結婚したい」 …そんな切ない想いが綴られていた。 そんな願いも、もう届く事は無い。妹の死を再認識したヒロシだったが そんな彼の目の前に生き返ったトコが現れ…。そんな、ちょっぴり不思議で切ない物語。

一言で言えば兄と妹の物語。妹萌えも含むけども、それはあくまでも味付けですね。 不思議な事象ははただの舞台装置。淡々とした会話の積み重ねから生まれる優しい流れ そんなところはROOM NO.1301シリーズにも通じる印象ですね。 本作の焦点はトコちゃんとヒロシの互いの関係、それぞれの想いでしょうか。 後半がちょっと急展開過ぎてもうちょっと掘り込みが欲しい気もしますが 一冊での収まりと考えるとしょうがないのかなぁ。 読後感はすっきりまとまっていて個人的には満足です。

挿絵はきゆづきさとこさん。いや、素晴らしいですね。最初の挿絵で魂掴まれますわ。

サブキャラである幼馴染の地味系眼鏡っ娘ミノリちゃんや ヒロシ達の母親であるシズヱもいい味だしてます。 トコちゃんも眼鏡だしね、ずり落ちるしね! トコちゃんとミノリちゃんを是非嫁に:D<台無しだ ROOMシリーズ好きなら読んでみてもいいんじゃないでしょうか。 (Permalink)



■関連情報
タイトル『さよなら、いもうと。 (富士見ミステリー文庫)』
作者新井輝/きゆづきさとこ
出版社富士見書房
発売日2006-06-10
区分一般
カテゴリライトノベル
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ページ執筆者:東雲あずみ

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記改から「かんそーぶん」を切り出したページです。。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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