『ご愁傷さま二ノ宮くん (富士見ファンタジア文庫)』:鈴木大輔のかんそーぶん
@ 『ご愁傷さま二ノ宮くん』:鈴木大輔(ISBN4829116447)読了。 富士見ファンタジア文庫既刊。2巻が先日発売されています。 ちょっとカタブツな主人公二ノ宮くん。 そんな彼が頭の上がらない凶悪な姉の策略によって 男性恐怖症のサキュバス少女・月村真由ちゃんの恐怖症解消のための 当て馬役として、彼女と同じ部屋で寝泊りするハメに陥って…。 って感じのちょっぴりエッチっぽい寸止め小説。 なお、サキュバスと言っても異界の超常的存在ではなく、 遺伝症による特殊能力扱い。
わりと基本に忠実に王道的な展開。 並よりもお色気要素をより即物的な側面で推し進めてみたけど、 やっぱり寸止め、読者も主人公も寸止めという感じ。 「デビル17」みたく行くトコまで逝っちゃってるわけじゃない 等身大のお色気なんで、より間口は広いでしょう。 真由ちゃんの純情&健気っぷりや可愛らしさは存分に味わえます。 サブキャラのお嬢様も分かりやすいツンデレ系っぷりがなかなか:D 読んでてちょっとテンポ良くいかない部分がある気もしますが、 まあ、デビュー作ですしね。 読まなくてもどうともないけど、読んでも悪くないってところですかね。
んで、何がんなに気に入らなかったかというと 2章におけるクラスメート連中が生理的に大嫌い(^-^;;;; 簡単に言えばやり過ぎってこと。 友人関係の上にたった悪ふざけの域を越えてる。 いじりやすいとか何とか言ってますが、これっていじめの構図ですがな。 展開的要求による描写偏向なだけつー気もしますが 享楽的なのは別に構わんのですが、あまりにも動物的になーんも考えてない 迷惑行動っぷりが勘に触ってしょうがないのですよ。 (Permalink)
■関連情報 | |
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タイトル | 『ご愁傷さま二ノ宮くん (富士見ファンタジア文庫)』 |
作者 | 鈴木大輔 |
出版社 | 富士見書房 |
発売日 | 2004-09-16 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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ページ執筆者:東雲あずみ

Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)