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2011年09月25日

20110925

いろいろかんそーぶん

『僕は友達が少ない(7) DVD付き特装版』:平坂読/ブリキ9784840142212。 MF文庫J新刊。 TVアニメ版も放映間近。残念系学園ラブコメディの7巻目。特装版はOVA収録のDVD付。 小説本編のかんそーぶんです。

「もうそろそろ先に進んでもいいんじゃないかな? だって……」。

脱線気味に行われた小鳩の誕生日パーティーも盛況のうちに終了し、 俺たち隣人部は再び学園祭に向けての準備を再開した。 紆余曲折の末、自主映画作りを行うこととなり、夜空が脚本を担当したのだが…。 それがまさかあんな残念なことになるなんて…。 一方、俺と星奈の間に「特別な関係」があることが発覚したり 理科さんが本性を現したり、学校での小鳩の様子だったり、新キャラだったりと 今回も色々と盛りだくさんでお送りしております、我らが残念系ラブコメディ第7巻。

いつも通りの面もあり、新ファクターありとお話が大きく動き始めた感のある展開でした。 読者はみんな思ってたであろうことが作中でも…と「隣人部」としては確かに 大きな爆弾ですわ。そういうジョーカーのカードを切るのが、隣人部のジョーカーである 理科たんというのがまた味わい深いですな。ここ暫く、なんどか含みを持たせるような 言動が目立ってましたが思った以上にストレートな内容だったわけですね。 ただ、それに対する小鷹の対応というのがやや過剰すぎて今ひとつしっくりとこず。 ハーレム系物語の主人公らしい「鈍感さ」なのだろうと片付けてきてましたが 今回のあのモノローグを鑑みるとそのあたりも意図的なものなのですね。 続きがどうなっていくのか楽しみなところです。

今回は夜空スキー的には前巻に引き続いてたいへんお得度の高いイベントが目白押しでした。 特にカラー挿絵にもなっている「にゃんにゃん」シーンの破壊力たるや…血反吐ものですね(良い笑顔で それ以外にも、映画鑑賞シーンでの純情っぷりとか、「転落」シーンでの形無しっぷり、 星奈に言いくるめられるシーンなど欲しいところに挿絵があるというかなんというか 強い夜空さんも好きですが、そういう乙女なシーンとか弱ってるシーンとかああもうたまらんですよ。 本当に見事なダメっ子っぷりで目頭が熱くなります。

当然、肉や理科たんもかなりいいシーンが多かったんですが やっぱり私は夜空さんが好きなのでね:D___ 美味しい立ち位置ではありますが、最近負けっ放しなのでそろそろ挽回があればいいのですが…さて。

あとはマリアと小鳩のやり取りが良かったなぁと。 小鳩たんは虐められているわけではないものの、あれはあれで居心地は悪いのでしょうね。 問答無用で同レベル以下でつっかかってきてくれるマリアという存在は やっぱり彼女にとっての救いなのだろうなと。そのあたりを機微に感じている マリアもやっぱり良い子ですよね。アホだけれど。

いくら拒もうとも関係性の変化は進行し続けているわけで、さてこの流れに 今回登場した新キャラ二人がどのように関わってくるのか。楽しみなところです。

著者: 僕は友達が少ない 平坂読
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この日記について
日付ID:
20110925
文字数:
1,455文字
作成日:
2011/09/25 01:36
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