2008年03月23日
20080323いろいろかんそーぶん
ほんの少し先のお話。宇宙ステーションに勤務する父を想い、そして目指しながら 平和な日々を送る少女・百南花。そんな彼女の裏の顔は、闇から闇へとターゲットを葬る 「死の天使」と呼ばれる殺し屋だった。 そんなある日、宇宙ステーションで不測の事件が発生する、大爆発を起こすステーション …それは百南花の運命を大きく揺るがす事件の始まりだった。
久しぶりにちゃんとしたOVA見たなーというのが率直な感想。 ごく限られた時間を目一杯に使ってこだわり抜いた一つの世界を構築して魅せてくれる部分こそ OVAの魅力だと思いますが、そこの部分はしっかりと押さえてくれてました。 ピカレスクロマンの側面の強かった「A KITE」に対して本作はエンターテイメント色が かなり強く、前作の雰囲気を期待すると裏切られる可能性は高いです。 アクションシーンは流石の出来上がりで見応え充分。 死の天使の名に相応しく宙を舞う百南花の姿は可憐のひと言。 ストーリー…終わり方については正直消化不良感は否めず…次の予定も不定ということで なかなか他人に勧めるのも難しく、さりとてこれ売れないと次の可能性も無いだろうと まあ、非常に複雑な気分なのが正直なところです。
ヒロイン野口百南花演じる井上麻里奈嬢の京都弁が非常に自然でGood。 透き通った声質に京都弁独特の柔らかさがマッチしていて脳みそに染み渡ります。 ドジッ娘&メガネっ娘の強力コンビネーションは相当に凶悪。 死の天使の顔とのギャップも魅力を高めていて キャラクターとしての魅力は近年稀に見るほど。 他のキャラもクセの強いのが揃ってます。麦人さんのテンション高めの演技も素敵:D 小山さんはもうちょっと出番多いと嬉しかったのですが。
余韻を残すラストといえば聞こえはいいのですが、はっきりいって何も終われてません。 無理無望でも次を期待したくなるのが人情というものでしょう…ああ、消化不良orz もっと見たいですもっと見たいですよ!