『わたしたちの田村くん (電撃文庫)』:竹宮ゆゆこ/ヤスのかんそーぶん
@ 『わたしたちの田村くん』:竹宮ゆゆこ(ISBN4840230668)読了。 『婦女子が、なんということをーっ!』
中学最後の夏。知らぬうちに周囲で巻き起こっていた告白ブームに 乗り遅れつつあることに気づいた田村君が目をつけたのは 進路志望に生まれた星へ帰るなどと書く電波少女・松澤さんだった…な第1話。 その後、無事高校進学を果たした田村くんの前の席に座った超美少女・相馬。 彼女はその容姿で一躍話題の人になるも、その全てを切って捨て、あっという間に 女子の間から孤立したツンドラ少女だった。 その上、田村くんと彼女には浅からぬ因縁があって…な第2話。
平々凡々の田村くん(中3〜高1)とちょっとわけあり少女達の 青い!青いわ、青すぎて死ぬわ!と叫ばずには居られない恋物語。 恋しちゃったらアバタもエクボ 彼女のちょっとした全てがいとおしくてしょうがなくて悶絶しちゃったりと あー、あるあるそういうのってあったよねぇ…と この田村くんの無軌道なパワーに共感を覚える人は多いはず。 あの頃の恋愛ってこんな感じだったよねと、おっさんはノスタルジーに 浸るしか無いわけですが…。あああの頃に戻りたい…orz 読んでてこう、昔の甘酸っぱい思い出がどんどん甦って来て -いや私だって一応あるんだよ-凄まじいこっぱずかしさで 悶え苦しみましたよ。 第2話の方も趣向は多少違えど、ともかく相馬が可愛い。 青い果実な保健の先生もかなり捨てがたいが、相馬の破壊力は凶悪です。
文字運びの軽妙さもあってさくさく読める恋愛ストーリー。 ギャルゲー好きの人には親和性高い文章だと思いますので そっち方面でラブコメ寄越せという方にはとくに強くオススメ。 とりあえず読んでおけば後悔はしないよ。 なお、一定年齢以上の大人の方には劇物ですのでご注意を:D 続編がほんとに楽しみです。こっからどこへ行くんだー? (Permalink)
■関連情報 | |
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タイトル | 『わたしたちの田村くん (電撃文庫)』 |
作者 | 竹宮ゆゆこ/ヤス |
出版社 | メディアワークス |
発売日 | 2005-06 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)