『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女 (GA文庫)』:田中桂のかんそーぶん
@ 『アルトネリコ-世界の終わりで詩い続ける少女-』:田中桂/凪良(ISBN9784797337099)読了。 GA文庫先月の新刊。PS2の同名ゲームの後日談にあたるエピソード。
遥かな未来。二度の滅びにより天と大地を失い、 巨大な塔「アルトネリコ」に寄り添って生きることを余儀なくされている時代。 過去の超技術の多くを失いながらも 詩魔法と呼ばれる超常の力を操る種族「レーヴァテイル」との共存により 人類は何度目かの栄華のときを迎えていた…。 世界に迫ったウィルスとその母体「ミュール」の脅威を退けたライナー達は、 掴みとった平和を満喫していた。 一方、その陰ではウィルス消滅を遠因とする物価の上昇、 また人間に過剰な敵意を向け始めたレーヴァテイル達による傷害事件の多発などの 数々の問題が発生し、社会情勢は不安定化しつつあった。 そして遂にレーヴァテイルによる大規模暴動が発生する。 本来温和であるはずの彼女達に一体何が起こったのか。 事態を聞きつけ駆けつけたライナー達が見たものは…。
ゲーム本編の後日談にあたるため、ゲームプレイ済みの層が主なターゲットですかね。 正確にはゲーム本編のラストとエピローグの間に挟まる感じになるのかな。 アルトネリコの世界に発生した新たな危機に対して再びライナー達が立ち向かいます。 それぞれに見せ場がある…と言いたい所ですがジャックだけ活躍の場が無いかな?(^^; ゲーム版のプロデューサによってしっかり監修されているため、テイスト的な違和感はまったくありません。 一部で話題となったそれなんてエロゲ的なドキドキ会話もたっぷり盛り込まれていて分かってるなーという印象:D 色々と盛り込みすぎて、細部が少々消化不良な面もありますが 大筋はしっかりしてるので安心して読めました。 ゲーム版をクリアして、まだアルトネリコの世界に漬かりたいという方は読んで損無いと思います。 未プレイ者は…うーん、どうなんだろう?(^^;
それにしてもモンスターが出なくなったせいで、彼らから取れる素材が入手出来なくなり 物価が上昇する…なんてのをやるのはちょっと珍しいですね。何度か見た記憶はあるんですけど。
■関連情報 | |
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タイトル | 『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女 (GA文庫)』 |
作者 | 田中桂 |
出版社 | ソフトバンク クリエイティブ |
発売日 | 2007-03-14 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)