『武林クロスロード (ガガガ文庫)』:深見真/Rebisのかんそーぶん
@ 『武林クロスロード』:深見真/Rebis(ISBN9784094510058)読了。 ガガガ文庫新刊。乱世を駆け抜ける女武侠達の物語。 「ここが武林の分かれ道。」
腐敗しきった朝廷の圧政ににより、平民達が苦しみの中で生きる時代。 地仙の元で育てられた孤児の少女道士・リュウカは、 亡き母の言葉を胸に地上最強の武術家「双天武王」を目差して修行の旅へと旅立つ。 武術の師を探す途中、山賊に襲われ生命の危機に瀕したリュウカは 巨大な岩に繋ぎとめられた人間の戒めを解き、その命を救われる。 その人こそはかつて反乱軍を率いて朝廷を苦しめた伝説の武侠「拳神雷」だった。 拳神雷の弟子となり供に旅を始めたリュウカは、朝廷との因縁と自らの運命を知ることとなる…。
いや、思っていたよりずいぶん面白かったです。 一言で言えば明朗快活、きわめて判りやすいエロス&バイオレンスに彩られた武侠モノ。 一騎当千の力を秘めた武侠達のガチンコバトルに、それに巻き込まれて 命を散らす大量の一般人達、そして戦いの後は飯と睡眠と色!色!!色!!! とまあこんな感じで。 武侠達の出鱈目な強さが存分に発揮される戦闘シーンが楽しいですねー。 ストーリー的にも定番を押さえつつも読み易い仕上がりで好感が持てました。
で、本作最大の問題点かつ注目点、たっぷりのエッチシーンはいろんな意味で圧巻の一言。 無駄な男は一切絡まず、女の子だらけなわけですが 腹筋が蛇腹なのは当たり前という「筋肉美」なお姉さまばっかりという マニアックな世界に、主人公であるリュウカの肉体の秘密まで加わってさらに倍。 文章による個々の描写自体はあっさり目*1ですが、挿絵がともかく良くも悪くも頑張りすぎてて エロス度が数倍になってるのは気のせいではないかと(^-^;;;;; 小学生くらいで読むと確実にその後の人生が歪むと思われますので注意(苦笑
続刊は本作の人気次第という感じのようですが、 出れば買いたいと思います:D
■関連情報 | |
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タイトル | 『武林クロスロード (ガガガ文庫)』 |
作者 | 深見真/Rebis |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2007-05-24 |
区分 | 一般 |
カテゴリ | ライトノベル |
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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)