「売ってください。五万、いや、七万まで出します」
生まれついての不幸体質な少年・富家幸太が一目ぼれした相手は、彼が所属する生徒会の会長の妹・狩野さくら嬢。 全身からふわふわもっちり柔らかな桜色のエロカワオーラを発する彼女の魅力に幸太はメロメロ。 会長の命令により、さくらの追試対策を手伝う事となった幸太に果たして春は訪れるのか? 「とらドラ!」の番外編、小細工無しの真っ向王道ラブコメストーリー。
ゆゆこ最高! と思わず叫びたくなるくらいよろしゅうございました。 いや、本当に素晴らしい。 「とらドラ!」本編と同一舞台、同一時代で、主な舞台は生徒会。 ひたすらに初々しくてこっぱずかしい幸太くんとさくらちゃんの恋愛模様を主軸としつつ、 大河の想い人である副会長の北村くんの事情もちらほらとてな感じですか。 「とらドラ!」よりは「田村くん」寄りで、ド直球なストーリーですが いつもどおりの軽快な文章で、読み進めるのが楽しくてしょうがなかったです。 ムチプリなさくらさんのエロ可愛さが惜しむことなく描写され、 幸太くんの思春期思考回路に同調して一緒に転がる転がる(^^;;;
互いに相手のことを思いやりつつ、一緒に困難を乗り越えていく初々しい二人を 素直な気持ちで応援したくなるまさに良質のラブコメ。オススメです。
しかし、ここまで男前男前言われていたすみれ会長の無防備かつ女性的な一面がこれまた 凶悪ですな。あっはんうっふんな妹達を思わず覗いてる姿に内心で転がりまわってしまいましたよ。 そりゃ北村くんもゾッコン惚れるわけだ。…こりゃ手乗りタイガーでも叶わんわな。