模擬戦の結果、新兵器のテスト要員の名目で海軍へと派遣されるハメになった 「魔女」紫神虎紅とその「杖」田神理宇。 緊張の中乗り込んだ空母「ふげん」で彼らを 待っていたのは「女の城」たる海軍の熱烈過ぎる歓迎だった。 「海軍の女神」最年少の准将にして、隻眼の美女・太刀風美由紀の元、 テストパイロットとしての訓練に励む理宇。 一方、理宇と虎紅の「二人きりのバカンス」の様子が気が気でない華社ミヅキは、 在日米軍の最高司令官である父の協力をえて「ふげん」に乗り込んできて…。 様々な想いと策謀が渦巻く中、 海底で静かに時を待つ「モノ」たちの存在に気づくものはいなかった…
訓練訓練演習訓練また演習と極めて体育会系な本作品ですが 今回は理宇たちが常にお客様の立場なのでかなりノリが軽めな印象に。 レギュラーサブキャラ陣も別行動中なので、 理宇と虎紅とミヅキの恋のさや当てをたっぷり堪能できました。 ……というか今回はもう「水着とおっぱい」で感想が事足りてる感もあるんだぜ。
この世界の海軍はなんだかんだで女性の苑と化しているようで 出てくるのが美人のおねーさんだらけ。さらに太刀風准将の諸処の思惑と悪のりから 一大水着大会と化すため、挿絵その他の華やかさっぷりが異常なことに(^-^;;; こりゃ健全なせーしょーねんたる理宇くんはいろいろな意味でたまらんよなぁ。
新兵器のMJもなかなかに奇想天外科学してて燃えるものがありました。 海メカはやっぱり色々と素敵だわ。 純然とこちらの技術の産物なのかはちょっと不安になる部分もありましたけどね。
そんな軽めの展開の今巻でしたが、ラストはかなり驚きの展開に。 三角関係にも大きく影響してきそうですが、はてさて次巻が極めて楽しみです。 著者: 疾走れ、撃て