嘉和家、年末のひとコマ。 まったりとしたエリスと騎央の時間…「ねこもはしるねんまつでし?」。 関係機関の書類で綴られる裏側の世界…「しられざるせかいのうらがわ?」。 地球にやってきた最初のアシストロイド。 星空を見つめる彼女の心に去来するものとは…「いだいなるさいしょのあしすとろいど?」。 アオイの元に届いた一通の手紙。それは過去からの呼び声だった…「かこからなにかがおってくる?」。 摩耶にあこがれ、メイドの道を歩み始めた少女の日々…「ほそうでめいどしゃんはんぜうき?(ダイジェスト版)」。 6号と少女の触れあいのお話…「あしすとろいどぶるぅす」。以上6話を収録
ドタバタ賑やかな普段に比べて全体的にゆったりとしたお話が多めですかね。 読まなくても支障はないが、読めば深みが増す…そんな物語の隙間を埋める短編集かな。 特に良かったのは「ねこもはしるねんまつでし?」と「いだいなるさいしょのあしすとろいど?」です。前者は慌しいながらも、 一巻冒頭以来のまったりとした二人の関係が楽しめる良作。 後者は本シリーズの名バイブレイヤーであるアシストロイド達のご先祖様が登場。 彼女を通して道具としての彼ら、人の友としての彼ら、 そして宙を旅する者達の悲哀などに触れていくしっとりとしたお話で心に染みました。 後半、そしてラストシーンは情感たっぷりで色々なイメージがかきたてられます。
とりあえず「ヒデ夕樹スーパーベスト」#ASINB0009RJE1Aは購入したいと思います:D アニメのアレは見てたはずなんですがあまり記憶にないほど幼い頃だったのですよね…。