前作「ゼロヨンイチロク」に引き続いての黄昏の中の鈍色現代童話つー感じですね。 どの話も酷く不思議で不条理で残酷で哀しくて恐ろしい。 文章全体から逢魔が刻の臭いがしてくるのが秀逸。 整合性を楽しむんではなくてその幻想的な雰囲気を楽しむ作品。 たまに読むには刺激的でいいものですよ。個人的にはオススメです。 あ、妹ちゃんはなかなか可愛らしくて良いですよ。おにいちゃんらぶらぶで(笑
ネペンテス (MF文庫)
- タイトル:
- ネペンテス (MF文庫)
- 著者:
- 清水マリコ
- 出版社:
- メディアファクトリー
- 発売日:
- 2004-10-25
- ISBN13:
- 978-4-8401-1158-4
- ISBN10:
- 4840111588
書影
日記での紹介内容
2004年11月16日(火)
崩壊日記 20041116
『ネペンテス』:清水マリコ/toi84840111588読了。
gM誌にて連載された短編を大幅加筆した連作短編集。
自分の強い動揺が世界の運命を悪い方へと向けてしまう…そんな思いに囚われた
少年が遭遇する、現実とはどこかがズレた不可解な人物達や奇妙な出来事。
それらは少年に何かを語りかけているのだろうか…?