万博の年。未だ発展途上の田舎町。 自然の中で遊ぶ少年たちの前に、都会からやってきた少女・満子が現れる。 幼く清楚な装いながらも、妖艶な雰囲気を漂わせる満子の誘いによって 少年たちは性への目覚めを体験していく…。
「A・浪漫・我慢」名義では久しぶりの単行本です。 表題の長編と読みきり短編を収録ですが、 メインである長編の方は掲載誌休刊の煽りで 無理矢理終わらせた風になっており、ストーリー的に尻切れトンボな感は否めません。 4年近く前の原稿だそうですが、画力は折り紙付きですし エロさについても十二分と言っていいでしょう。 基本的に満子しか女性は出てこないのですが、 毎回色々なシチュエーションであるときは犯し、あるときは犯されと 強烈に魅せてくれます。 様々な男性経験を経て、急激に女として、 そして母としての顔を見せるようになる満子の姿にゾクゾクとさせられます。 表紙に惹かれたら買ってOKだと思います。