停学明けの通学路で繰り広げられた明久と美波の衝撃の<キス>シーン。 予想外のことに呆然とする明久(と巻き込まれた雄二)を待ち受けていたのは Fクラスの男子陣による異端審問会という名の公開処刑だった。 一方、明久とラブラブ一杯でご機嫌な美波の様子に 美波を慕うDクラスのレズっ娘・美春は怒り心頭、 クラスを先導してFクラスへ試召戦争を仕掛けようとしていた。 そして一度ならずFクラスに煮え湯を呑まされたBクラスも同様に着々と準備を進めていた。 次々と襲いかかる絶体絶命のピンチをFクラスは果たして乗り越えられるのか?
衝撃のラストだった3巻に続く長編第4巻。 あの〆で途中短編挟んで半年以上放置って作者は鬼ですかと問い詰めたい気分になりますが つくづくリアルタイムで追いかけて無くて良かったなぁと(苦笑 てっきり報われないヒロインの位置づけだと思ってた美波ちゃんに壮絶な勢いで スポットライトがあたって私、大歓喜ですよ。 ちゃぶ台での二人のやりとりとか転げ回りたくなること請け合いですよ。 それに呼応する形で他のヒロインさんたちもそれぞれに輝いていて良かったです。
とはいえ、誤解が解けてからの美波ちゃんの扱いはかなり可哀想過ぎて 読み進めるのが少々辛いものはありました。もちろんラストへ向けての 意図的なものなのは分かるんですが、心情的にしんどかったですわ。 その分ラストでのリカバリはかなりニヤニヤ出来ましたけれどね。 んー、やっぱりこういうぽにっ娘はちゃんと報われないとダメですよ<ぽに限定かい 引き続き美波ちゃん一押しで行きたいと思います。 著者: バカとテストと召喚獣 井上堅二