何かに引き寄せるられるように立ち寄った古本屋で桂馬が出会った一本のギャルゲー「西恩灯籠」。 それは夭逝した天才ゲームクリエイターの遺作であり、 発売後に何らかの理由で回収されて破棄されてしまったという曰く付きの作品だった。 早速攻略に取り掛かる桂馬だったが、その日から桂木家を怪奇現象が襲うようになり…。 果たして落とし神はなぞのギャルゲーを無事にクリア出来るのか。そして突如現れた美人巫女の目的とは…。他二編。
今回の攻略話はどちらも「ギャルゲー」という要素が大き目にクローズアップされていて、 特に二本目のほうが印象的だったかなぁ。 天才であるが故に、世界の全てと断絶している症状が出会ったもの…なかなか切ない良いお話だったかと。 少々短めなのが残念ではありましたが、このくらいがいい長さなのかなぁとも思ったり。 一本目はかなりホラー風味のお話で、怯え倒すエルシィの様子と、超然とした神にーさまの姿が印象的でした。
一巻目も一本目が長目で二本目がやや短めという構成でしたが この辺の意図がもうちょっと明確に出るといいんですが、 現状だとややバランスの悪さが目立つかなぁというのが正直なところです。 まあ、ドジっ子巨乳美人巫女ハァハァということで<あのな… 著者: 神のみぞ知るセカイ 有沢まみず