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以上、どこぞのアニメイト、秋葉原COMIC ZIN、メロンブックスなどにて捕獲。

「残念王子と毒舌メイド」。COMICホットミルク誌などにて発表された短編集。 な・の・で・すが!! 今回こちらで特筆すべきは、その「消し」の状態になります。 はっきりと言えば、男性器、女性器共に完全にホワイトで塗りつぶされており いわゆる完全な白ヌキの状態となっています。 プレイ内容、表現制限などの差は無論あるものの、これでは 青年向けエロと大差ありません。成年マークが無意味で泣きますわ。 ほんとうに90年代の悪夢が甦った気分です。

無論、これは先般にあったコアマガジン社への警察のガサ入れの結果でしょう。 成年マーク付きだろうが何一つその安全性は確保されていないというのが 今回の一件で改めて明らかになったなぁと (まあ、かつての松文館事件などでもそれは明かだったのですが)。 今回のこれも安全マージンを十分にとった上での処置だと思われますが 結局は警察の胸先三寸で全てが決まってしまう以上、 どうなるのかは文字通り警察のみぞ知るという状態です。 結果として、そちらの顔色をうかがいながらの対応が今後、 コアだけでなくエロ系出版社全体で繰り広げられることになるでしょう。 これまでもそうだったといえばそうなのですが…ね。大変憂鬱な状態です。

そこへ来て、児童ポルノ対策法とは名ばかりの表現規制法の改正案が 国会へ提出が29日に行われたということで、 まあゾッとする世の中になりつつありますね。 児童ポルノ対策ならきちんとそちらに対策する法律にすればいいのに、 何故か中身は表現規制ばかり書き連ねてますからね、そりゃ反対するしか ないですよ、あんなもの。 自分は関係ないと思ってる貴方。それはおそらく間違いです。

「COMICメガストアH 2013/07」。前述の騒動の結果、前号で休刊となった「COMICメガストア」誌に掲載予定だった原稿も一部掲載されています。 巻末予告によれば、8月発売予定の次号にて大幅リニューアルを敢行、 大幅増ページ、新作家多数参加となるようです。 …要するにCOMICメガストアとの実質的な合併ですかね。 現在メガHは隔月刊行ですが、そちらもまた月刊になる公算大じゃないかなと 個人的には考えます。

「COMICホットミルク 2013/07」。 前述の騒動の結果、行き場を失った形の古賀亮一「ゲノム」が 描き下ろしプラスして出張掲載。 さすがはパクマンさんだ!!ハッキリと良い辛いことを言ってくれる!!そこに痺れる 憧れるぅ!!という感じで、COMICメガストア本誌の休刊についても そちらで理由は明確にしないまでも伝えています。 あくまでも今回は出張版とされているので、今後もこちらで掲載という ことでは現状無い模様ですかね。 掲載作で印象深いのは狐古あんこ先生かな。眠たげな双眸で表情少なめな むっちり女の子が千々に乱れる様のギャップ感が堪りませぬ。 「残念王子と毒舌メイド」の単行本発売告知カラー後日談も掲載されています。