2011年08月29日
20110829いろいろかんそーぶん
夏休みも終盤に差し掛かり、夏コミなどで気が抜けたのかすっかり引きこもりのダメ人間病を再発しつつある ナギお嬢様に活を入れるため、西沢さんの提案で彼女の田舎を訪れたハヤテと学園のいつものメンバー達。 なにもないがある!!でも結局なにもないというノスタルジックな田園風景の中、やることがなくてブーたれる ナギお嬢様を宥めつつも、自然を満喫するハヤテだったが、その前に謎の和装少女が現れて…。 ナギとハヤテ、二人が直面するひと夏の試練とは。
期待を大幅に上回る満足度の高い作品でした。 OP部分から全力前回という感じで、原作を本誌でリアルタイムで読んでいる身としてはかなり嬉しい出足。 本編の方は主要キャラクター総登場という趣で、いつも通りの賑やかな日常を繰り広げつつ メインはナギとハヤテの関係性や二人の絆にフォーカスした形になっていました。 恋愛感情とは違う、主従を超えた信頼関係が鮮明に打ち出されていて、なかなかグッと来る感じでしたよ。 だからこそのOPの演出なのだなと。
一応本筋はシリアス気味なんですが、変に重たくなることもなく明るいお話になってたのも 良かったかな。 際止めのパロディネタやコスプレネタもバンバン登場したし、 デフォルメモードのキャラ達の様子も原作準拠で可愛かったですしね。 また動くシーンではかなりガッツリと動いてくれるのもとても良かったです。 ヒナギクさんやマリアさんにも色々としっかり見せ場が用意されていたのも○。
まあ、原作ファンなら見ておいて損はありません。というか是非見ましょう:D
余談。放映前のCMで、「神のみぞ知るセカイ」の単行本14巻付属OVAの告知映像+かのんちゃんの新曲PVなどの 映像が流れてかなり嬉しかったり。特にかのんちゃんPVはグッと心を掴まれた感じで良かったなと。 まあ、そちらはTVでも流れていたものですが。なかなか劇場で見られるものでもないですしね。嬉しかったなー。
魔法世界を救い、麻帆良学園に無事帰還したネギ先生と生徒たち。 卒業式を目前に控えた彼らに学園長は告げる、 掟により、仮契約者の中から卒業式の明日までに本契約者をひとり決めなければならないと。 また、選ばれなかったものは魔法に関する記憶を失うと。 こうして、それぞれの想いを胸にしながら、彼らの最後の夜が始まった。 だがその頃、地球、そして魔法世界である火星にも破滅の危機が迫りつつあった。
公開直前になって上映内容変更と時間短縮が告知されるという見事なまでの死亡フラグ設置をやってのけた 本作品。つくづくネギま!のアニメ版はすんなりと行きませんねぇ(苦笑 さてどんなもんだろうと思いつつ鑑賞。
ストーリー面はある意味でFINALの名前に恥じないお約束っぷりというか 非常に分かりやすいお話でした。生徒ひとりひとりにスポットをあてつつ、 それぞれが過ごす最後の一日という感じで、このあたりの流れ自体はしっくり来るものでした。
…ですが、削られた部分というのはやっぱり影響が大きくてですね。 序盤の戦闘シーンが明らかにごっそりと削られていて話がいきなり飛んでたり おかげでくーふぇい師匠の見せ場がまったく無くなっていたり ラストバトル部分も無理矢理長回しして音に画面を合わせたせいで円陣だったり集合して肩を支え合ってたりが 前後したりとか、明らかにそこ崩壊シーンを白で飛ばしてますよねとか、 多分、全員分ある予定だったんだろうなーという部分とかが数人分しかなかったりとか まあ、やっぱり残念度は高かったと言わざるをえません。
基本的な作画部分には特に破綻はありません。前述のように明らかにカットされている部分が目立つ といった程度で、ストーリー的なつながりは保たれています。 アレっと思うのはVSくーふぇい戦のところと、ラストバトル部分だけでしょう。 それをどう捉えるのかは、見た方次第という感じですかね。個人的にはまあ…やっぱりちょっとなぁ(--;;;;
余談。ED後が本編(ォ