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2010年10月12日

20101012

いろいろかんそーぶん

『キスメグルセカイ(1)』:ジェームスほたて9784832279506。 まんがタイムきららフォワード連載中。女流作家が描き出すSFラブストーリーの1巻目。 表題長編シリーズ+読み切り短編「アクマのカノン」を収録。

赤星めぐる(14)、紅茶のテイスティングが得意な…そしてそれくらいしか能のない女子中学生。 憧れの環先輩に告白しようとするたび、何故か妙な邪魔が入って失敗続きの日々。 それでもめげずに34度目の告白をしようとしたとき、 ちょっとしたハプニングで偶然にも環と「キス」してしまう。 しかし次の瞬間、目を開いためぐるの目の前には「白衣姿で、成長した環先輩」が居て…。 こうして少女の、『キス』を巡る永く遠い旅が始まる。

成年向けエロ漫画や青年向けエロ漫画で精力的に活動されている作者さんの、 多分初の完全一般向けコミックかな? きららフォワードで連載始まったと聞いて単行本発売を楽しみにしていた一冊です。

お話の大筋をひと言で言うならば「時空をかける少女」ですかね、 主人公のめぐるさんが、様々な異世界を渡り歩きながら、 様々の出会いを経て、自らの身に起きた事象を知り、そして自分の世界へ帰ろうと奮闘すると。 ただし、この物語にはもう一つの軸が存在していて、めぐるさんはそれを中心に 各世界を飛び回る形になっており、多世界ものでありつつも 一環した恋物語としての形状をがっちり保っている感じです。 次の世界の姿がどうなるのか、その中でどういうお話が紡がれるかは当然ですが、 あとはプラスα的な要素の広がりがどういう風になっていくかは楽しみなところ。

めぐるさんはちょっぴり抜けてる感じはしますが、元気でまっすぐでひたむきな 好感の持てる女の子。普段は可愛らしさが先に立つ感じですが、 ハッとさせられるような表情をすることも多く、女の子の複雑さもばっちり完備。 一途だけれど微妙に惚れっぽいのも楽しいところ。 こんな子いたら様子を見てるだけで楽しいだろうなぁ:D

持ち前の柔らかな描線で描かれる、非リアル指向の造形の登場人物達は 独特の艶やかさと艶めかしさで、大変魅力的。もちもちのふとももと 肉感的なクチビルは毎度ながらたまらんですなぁ:D 非エロだけれど、エロ可愛いは正義ですよ。 ショタっ子もね<………

最終的な終着点よりも、どのような過程を辿るかが楽しみな作品かな。 隔月掲載なので続刊はもうちょっと先でしょうが、楽しみに待ちたいと思います。

ところで、この巻で一番エロっちいのは某ショタ君だと思うんだ………<あのな

著者: ジェームスほたて キスメグルセカイ
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この日記について
日付ID:
20101012
文字数:
1,258文字
作成日:
2010/10/12 11:45
更新日:
2010/10/12 11:46
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