2008年03月02日
20080302いろいろかんそーぶん
- 母親に女なんて感じない、セーラー服の着れない女に価値は無い。 そう言い切る息子の言葉に自尊心を刺激された母。 仕舞い込んでいた思い出のセーラー服を着こんで息子に見せ付けるが …『ママだって!セーラー服』。
- 引きこもりの息子に説教中の母。 聞くに堪えない息子の理論にブチ切れて。 ほら、女の子なんて怖くない怖くない(はぁと) …『21世紀ケンジ』。
- 幼い頃から母が身体を売る様を複雑な想いで見続けてきた少年。 息子の誕生日も忘れて今日も「仕事」から帰宅した母に屈折した想いをぶつけるが …『吾が母は愛の娼婦 』。
- 相姦関係が露呈し離ればなれとなった母子の久しぶりの逢瀬。 快楽を貪る女の顔、そして息子の成長を複雑な思いで見守る母の顔 …『禁じられたふたり 』。
- 17歳で未婚の母となり、一人で息子を育ててきた母。 同じ年齢となった息子は秘めた思いを吐露し…『「17歳」』。
- ある暑い夏の日、憧れのお姉さんとの逢瀬。 豊かに膨らんだセーラー服の胸元に潅がれる熱い視線に犯されて …『熱き視線』。
- ピアノの伴奏奏者を押し付けられて途方にくれる少年。 音楽の先生に教えを請うが、彼女の失言から妙な雰囲気になって。 ピアノはね…女の子といっしょなの…『私はピアノ』。
- 夕暮れの屋上で、憧れの先輩と発声法の個人レッスン。 それはとてもえっちな方法で…『声をきかせてっ!』。
- 優等生の少女が放課後の図書館で売春している …そんな噂を確かめに向かった少年。金で買った優しさの虚しさ …『図書室は放課後の娼館』。
アンソロや雑誌掲載で何本か読んで気になっていたので購入。 絵柄はベースがやや懐かしい感じですが、 今風への追従もちゃんとしてるので見劣り感は無し。 胸と腰がいい意味でどっしりとした安産型の女の子ばかりなのがいいですね:D 年上系のネタにベストマッチですし。 初単行本ですが、下積みが長かったらしく、絵柄に大きなブレはありません。
全体的にストーリーをきっちり考えて描いてるものが多いです。 元々属性的にはセーラー服スキーさんのようで、 母子相姦系はリビドーよりも頭先行でお話を考えて作ってる感が強め。 ちょっとストーリーからエロシーンへの展開に苦労した跡がある作品もちらほらと。 お話としての骨格はしっかりしてるので、安定して読める作品揃いな一方、 ややハジけ方が足りないかなという気もしますが、今後に期待ですね。 一方、セーラー服ネタはこだわりがあるというだけあって気合の入り方が違います。 冬服に夏服と各種取り揃え。当然全て半脱ぎです。リビドー全開っぷりがいい具合ですね。 現役学生さんもいいですが、「お母さんが年甲斐も無くセーラー服」ネタは 非常に好みなのでもっとバンバンやって欲しいな:D
いまどきなかなかエロでセーラー服ネタをたっぷり読める機会も無いので そういう意味では価値深いかなと。一時期、洒落じゃなく全滅したからなぁ…。 読んでるとどうにも同世代的な共感を感じずには居られず、 遅咲きということもあり、是非頑張って頂きたい所です。
気に入ったのはドロドロの背徳感が楽しい「禁じられたふたり」。 いい話なのに月夜に映えるエロネグリジェでどうみても誘ってますよお母さん!と 思わずつっこみたくてしょうがない「17歳」。 健康的な可愛らしさと妖艶さを併せ持つセーラー服お姉さんの誘惑にドキドキの「熱き視線」。 あたりかな? 他のも良いですけどね。