2006年10月05日
20061005昨日の捕獲
- [COMICS] 涅槃姫みどろ(3):中里宣#ISBN425321133X
- [COMICS] 花右京メイド隊(14):もりしげ4253208746
- [COMICS] 住所未定(仮)(1):まりお金田4758060274
- [COMICS] Dear Emily...(1):瑚澄遊智4758060266
- [DOJIN] STEEL HEROINES vol.2:ようかい玉の輿(SRW)
以上、秋葉原メロンブックス及び新宿書店にて捕獲。 {img_isbn425321133X}
みどろに付き従う怪執事誕生にまつわるエピソード…「うたかた」。 奇妙な伝説の残る廃村に向かったグループが辿る運命…「伝説の村」。 みどろをも魅了する大人気小説「堕天使コード」とは…「ひらめき」。 みどろを狙いやってきた釈迦の娘「ラーフラ」の挑戦…「釈迦の娘」。 みどろに敗れ再修業に向かったラーフラが出会った苦行僧とは…「苦行」。 瞼の恋人に最後の花道を贈るためにために奔走する執事…「花道」。 他4編
本作品の魅力が凝縮された傑作揃いですよ:D いや、本当に。 作品の方向性もほぼ固まってキャラクター達が自分で走り始めた感が ひしひしと感じられます。独特の絵柄から醸し出される間の抜けた空気の中で 突然訪れる理不尽な死、そして涅槃の姫すらを惹きつけてやまない あまりにも欲深い人々の業が堪能できます。 オススメは「ヒロシ参上」な「伝説の村」編、 ズッコケるみどろさんという珍しいものが観られる上に超展開すぎて読者もコケる 空前の超大作「堕天使コード」な「ひらめき」編ですかね。 執事絡みの2編も良いです。ごく個人的にオススメ(^-^;;;
自ら北斎の下へ向かった太郎を救出するためのメイド達の戦いは続く。 一方、「花右京マリエ」としての記憶を取り戻したマリエルも 総ての決着をつけるために行動を開始するのだった…。
1冊まるまる北斎との決着編。 なんというかもりしげ氏らしい展開だなぁという印象。 北斎の狂気は思った以上に判りやすい内容でしたが 物語を徹底的にややこしくしていったのは赤色王旗の存在ではないかと。 正直、紫皇院のスタンスが最後までよく分からなかったです。 ラストは綺麗に締めくくれてるとは思います。
シリーズ通して。 お気楽な部分とシリアス要素の見事なまでの剥離っぷりがなんとも。 人を描く際に垣間見える殺伐とした要素こそもりしげ氏の持ち味とはいえ この作品に求められたものがはたしてそれと合致していたのかどうか。 これだけ長く続いたことを考慮すれば、私がついていけてないだけなのかもしれません。 ともかく長期連載お疲れ様でした。