2006年02月20日
20060220どくしょかんそーぶん
『封仙娘々追宝録・奮闘編(5) 最後の宝具』:ろくごまるに4829117966読了。
富士見ファンタジア文庫新刊。
2000年から2003年頃にファンタジアバトルロイヤル誌に掲載された
「封仙娘々」シリーズの短編をまとめたもの。
ということから分かるように本編同様
これも相当長い間新刊刊行がストップしてましたんで、ひどく久しぶりです。
今回の短編集は従来のドラゴンマガジンではなく季刊のバトルロイヤル掲載#cpということで 従来とは多少毛色が違う外伝的なお話も収録。 半分ほどは和穂の師匠である仙人・龍華の破天荒な活躍だったり、 可能性の未来の存在である、冷徹な宝具回収人「氷の和穂」の回収劇だったり、 いつもどおりの和穂と殷雷のドタバタ回収劇という感じでバラエティに飛んでます。
どれも一癖あって面白いのですが、 本編でも龍華師匠の無茶苦茶さを表現するときによく引き合いに出されていた 「絶対に壊れない史上最強の湯のみ」の話とか あっちを見てもこっちを見ても微妙に違う和穂と殷雷… はた迷惑な事件はまだ終わっていなかった「雷たちの饗宴」の解決編「雷たちの大饗宴」、 あたりが面白かったですねー。 「氷の和穂」の話もカッコよくて面白いんですが、 和穂の変貌っぷりが微妙に悲しかったり(^-^;