2005年03月17日
20050317ぐるぐるとか由無き事とか
『ご愁傷さま二ノ宮くん』:鈴木大輔4829116447読了。
富士見ファンタジア文庫既刊。2巻が先日発売されています。
ちょっとカタブツな主人公二ノ宮くん。
そんな彼が頭の上がらない凶悪な姉の策略によって
男性恐怖症のサキュバス少女・月村真由ちゃんの恐怖症解消のための
当て馬役として、彼女と同じ部屋で寝泊りするハメに陥って…。
って感じのちょっぴりエッチっぽい寸止め小説。
なお、サキュバスと言っても異界の超常的存在ではなく、
遺伝症による特殊能力扱い。
わりと基本に忠実に王道的な展開。 並よりもお色気要素をより即物的な側面で推し進めてみたけど、 やっぱり寸止め、読者も主人公も寸止めという感じ。 「デビル17」みたく行くトコまで逝っちゃってるわけじゃない 等身大のお色気なんで、より間口は広いでしょう。 真由ちゃんの純情&健気っぷりや可愛らしさは存分に味わえます。 サブキャラのお嬢様も分かりやすいツンデレ系っぷりがなかなか:D 読んでてちょっとテンポ良くいかない部分がある気もしますが、 まあ、デビュー作ですしね。 読まなくてもどうともないけど、読んでも悪くないってところですかね。
んで、何がんなに気に入らなかったかというと 2章におけるクラスメート連中が生理的に大嫌い(^-^;;;; 簡単に言えばやり過ぎってこと。 友人関係の上にたった悪ふざけの域を越えてる。 いじりやすいとか何とか言ってますが、これっていじめの構図ですがな。 展開的要求による描写偏向なだけつー気もしますが 享楽的なのは別に構わんのですが、あまりにも動物的になーんも考えてない 迷惑行動っぷりが勘に触ってしょうがないのですよ。
歯医者。「最初にレントゲン撮りますね」「はい」「はい、これ噛んで」
「はい」「はい、これ噛んで」「はい」「はい、これ噛んで」「はい」「はい、これ噛んで」「え…はい」「はい、これ噛んで」「はい」「はい、これ噛んで」「はい」「はい、これ噛んで」「は…はい」「はい、これ噛んで」「はい…(汗」…いやいくらなんでも撮りすぎな気が…。
さらに上の親知らず二本抜きましょうねだったり、 甘いもの控えてね進行早いしだったりとかまあ、色々。 自業自得なんでしょうがないが、痛い。色々な意味で痛い…orz