せんせいと、わたしと。 下 (セラフィンコミックス)』:岡田コウのかんそーぶん

@ 『せんせいと、わたしと。(下)』:岡田コウ(ISBN9784894655850)。エロ漫画。 作者さん5冊目の単行本。COMIC阿吽誌にて発表された 作者さん初の長編シリーズ「ぶきような人」のラストまでと 読み切り短編を4編収録した作品集。 なお、長編の前半を収録した上巻も同時発売されています。 すれ違うふたりの想いの行く末は…。

  • 体育教師・篠田と、教え子の和久井、ぶきような二人が一歩ずつ積み上げ、深めてきた関係… しかしその関係は、学園の女生徒・森田の知るところとなる。 篠田に対する複雑な思いから発せられた、森田からの脅迫に、 篠田は和久井を遠ざけ、教職を辞すことを決意する。 それは、既に彼の中で大切な存在となった和久井を守るための行動であったが、 経緯を知らぬ和久井との想いはすれ違いを始めてしまう。 はたして二人の物語の行き着く先とは…『ぶきような人』第六話〜第八話(最終話)+描き下ろし後日談
  • 恋愛なんて、男なんてくだらない。そんな真紀さんはクズな家庭教師に夢中です?…『愚かしいもの』
  • 父が他界してから塞ぎ込みがちだった母が最近元気な理由、 それがあの教師でなければどんなに良かったことか。 少女の母への想いを利用し母子家庭に入り込み、少女の心と身体を弄ぶ鬼畜教師…『家族計画』
  • 連れだって映画を観にやってきた兄妹の仲むつまじすぎる姿。兄に甘える妹と、そんな妹に翻弄される兄の様子…『ウチの妹が相変わらずです』
  • 単行本「恋するパンツ」販促用 後日談…『恋するぱんつが出るゾ』

単行本2冊同時発売の下巻分となります。分量的には半分ほどまでが長編「ぶきような人」の終盤。 残りはこれまで単行本未収録となっていた2009年、2011年の読み切り短編です。 基本的なテイストは変化していないので、違和感はありませんが、2009年頃の原稿と見比べると その進化が良く分かるなぁと。

長編「ぶきような人」終盤からラストまで。 深まってきていた二人の関係に割り込んでくる第三者の存在、それによって大きく揺らいでしまう二人… やあ、もうこの二人の気持ちのすれ違いっぷりとか、本当に王道の少女漫画的だよなぁと思いつつ頬が綻びますね。 ここで割り込んできたのが男だと、まあ色々と穏やかな感じではありませんが、 本エピソードの場合は、ちょいと問題児ではありますが、心根は良い子である女の子・森田さんなわけで 良い意味で安心して見ていられるかなぁと……まあ、彼女の立ち位置的にいくらでもアレな展開をすることは 可能ではあるでしょうけれどね:D 森田さん自身の心情についても分かりやすく提示されているので、嫌いにはなれないですねぇ。

メインヒロインである和久井ちゃんに関しても、物語前半でははっきりしなかった真意部分が 中盤以降は彼女の視点と言葉を持って読者側に提示されるようになり、健気な彼女の想いに きゅんきゅんさせられますねぇ。良い子であるがゆえの苦悩は共感しやすく、だからこそ あらゆるプレッシャーから解き放たれた、満面の笑顔の愛おしさが堪りませんでした。 こういう娘さんはだっこしてイヤと言うまでなでなでの刑に処すが宜しい。ええ。

物語的には7話で決着し、最終話である8話はエピローグ的ないちゃいちゃエピソードです。 そのページ数たるや圧巻の50ページオーバー。想いを通じ合わせて見事にバカップル化した二人の 様子が大変微笑ましく、末永く爆発しろという感じであります。 リラックスした和久井ちゃんの様子が愛らしいですね。 ぶきような二人ならではの手探り感も良いものでした。 えっちシーンに関しても、 繰り返される睦み合いは極めて熱量高く、物語の〆に相応しい濃厚さで大満足でした。 三つ編み和久井ちゃんのうなじペロペロ<……

読み切り短編で印象深かったのは「愚かしいもの」かな。クールでシャープな印象のヒロインさんの造型が 好みですし、彼女の独白形式で進む物語も興味深かったです。おんなのこの複雑さ的な部分は 正直なところ推し量りきれないので、彼女の真意は想像するしかないのですが、 まあわりと幸せそうなので良いのかなぁと(苦笑 「家族計画」は収録作中ではもっともブラックな展開ですかね。ええと、おかあさんとの3Pが…欲し…(がくっ 「ウチの妹が相変わらずです」は無邪気ーで小生意気ーな妹ちゃんの様子が微笑ましいですね。

ということで、最初から最後までラブラブ一直線の初長編な2冊でした。 読み切りの方も、まあ男の方がクズだったり鬼畜だったりはありますが、いわゆるNTRとかは無いので 苦手な方はご安心を。個人的にはそこまで気になるものでは無いんですけれど、 苦手な人は本当に苦手なようなので…念のため。 個人的にもオススメ度の高いシリーズです。気になったならば是非手に取ってみて下さい。

(Permalink)



■関連情報
タイトル『せんせいと、わたしと。 下 (セラフィンコミックス)』
作者岡田コウ
出版社ヒット出版社
発売日2013-02-21
区分成年
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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