せんせいと、わたしと。 上 (セラフィンコミックス)』:岡田コウのかんそーぶん

@ 『せんせいと、わたしと。(上)』:岡田コウ(ISBN9784894655843)。エロ漫画。 作者さん4冊目の単行本。COMIC阿吽誌にて発表された 作者さん初の長編シリーズ「ぶきような人」の中盤までと シリーズのサイドエピソードを1編収録した作品集。 なお、長編の完結までを収録した下巻も同時発売されています。 属性的には1on1、手探りラブラブエロス、身長差カップル、処女開発とかかな。 無口で物静かな少女の精一杯のゆ・う・わ・く…♥

  • 教え子達との間に一線を引き、強面で堅物、規則に厳しい教師としての顔で接する ことに徹してきた男性体育教師・篠田(28)。そんな彼の日々に入り込んできたひとりの 女生徒・和久井さやか。無口で引っ込み思案の優等生…そんな印象の和久井はその幼さ を残した身体で、篠田を誘惑する。何も言わない彼女の真意をはかりかねながらも、 その精一杯の誘惑に飲まれた篠田は和久井と関係を持ってしまう。こうして始まった二 人の奇妙な関係。行為を繰り返すうちに互いの心と身体は近づいていき…『ぶきような人』第一話〜第五話
  • 一人娘で文字通り花や蝶やとなに不自由なく育てられた華やかなワガママ少女・森田柚花。 そんな様子を教師の篠田に見咎められては、注意を受けるも意に介した様子もない。 だが、自分の誘惑になびかない篠田のことがどことなく気になるのであった。 そんな彼女のただれた日常。カラオケボックスでの男たちとの乱痴気騒ぎ…『花や蝶や』

作者さんほぼ2年ぶりとなる単行本は初の長編シリーズを収録、 かつ2冊同時発売ということでお祭り感がありますね:D 繊細なラインで描かれるふわりとやわらかぷにぷにな女の子たちの魅力はさらにアップ。 以前の単行本収録作よりもより精錬された印象で、コマ割なども、 少女漫画系特有の自由さと大胆さが見て取れ、 短かなシーンの僅かな変化を濃厚に細やかに描くことで、強く印象づけてくれます。 特に、今回のメインヒロインである和久井ちゃんは、 自らの意志を言葉で発していくタイプではないので、 その控えめな表情変化が彼女の心情を思いはかる重要な要素となっているのも一つのポイントかなぁと。

物語的には本巻収録分は、起承、そして転の始めくらいまでですかね。 篠田せんせいの視点を通して、理解の出来ない存在としての和久井ちゃんの誘惑と それに飲み込まれて行く様がねっとりと濃厚に描かれてゆきます。 理解出来ない状況に怯えながらも、和久井ちゃんの精一杯の誘惑と、時折見せる満面の微笑みに 飲み込まれて、状況を甘受していく篠田せんせいの、手探りで相手の思いを感じようとする様子は タイトル通りに「ぶきような人」同士のやり取りとなっていて、もどかしくもあり 微笑ましくもありという感じですね。学校内での密会を繰り返したあと 満を持して、篠田せんせいのアパートへと場所を移してと状況のステップアップに応じて、 外出し、コンドーム、中出しと変化していくのも楽しいところです。 積み上げて積み上げての先ですから、そのあたりの喜びみたいなのも伝わってきますしね。

最初は受け入れきれなかった篠田せんせいの剛直を、次第にくわえ込めるようになっていく 和久井ちゃんの様子は大変にエロチックで良いです。 耳舐めや、口内への指挿入、乳首責め、クリ責めなどもコマを重ねることで濃密に描写されており 読み手側のボルテージもぐんぐんとアップ。 挿入後も、膣内をぐりぐりとかき混ぜられ子宮をぐいぐいと突かれては トロトロに蕩けた表情を見せてくれるのも素敵ですねぇ。 個人的に気に入っているのは第三話、体操着姿でのえっちシーンで、 体面座位でまだ解れきってない秘所に挿入された状態で、乳首を責められ、 涙を浮かべながら快楽を得てゆき、最後には最奥まで受け入れるシーン。 あとはやはり第四話ですかね。ここまで基本受け身だった篠田せんせいが自ら自宅へ誘い、 これまでの不自由さ、鬱憤を晴らすかのごとく、キスと挿入と放出を繰り返す様子は カタルシスがあってグッと来るモノでした。

和久井ちゃんが可愛いのはもう語る必要も無いのですが、本シリーズで一番可愛いのは 篠田せんせいだと思います。いや、本当に。 180cmオーバーの巨躯と、お世辞にも愛想が良いとは言えない仏頂面の 見た目的な可愛げには欠く印象の篠田先生ですが、その実、 過去のトラウマから、女生徒たちに内心怯えていたり、 和久井ちゃんとの関係を築いてからも、 彼女の真意を図りかねては自分は果たしてどうするべきだったのかと 自問自答してドツボにはまっていく様子とかもう、なんとも言えず可愛いですよね(笑 描き下ろしの幕間の一コマで、冷蔵庫に頭を打ち付けながら悔い悩む様子がお気に入りです。

途中で挟まる形で収録されているサイドエピソード「花よ蝶よ」は前述のあらすじ通りに 本編で重要な役割を果たすサブヒロインである、森田さんを物語の中で立ち上げるエピソードになります。 和久井ちゃんと違って一目見て華やかな、目元もパッチリとしたツインテールの美少女っぷりと 年上の男たちと「遊ぶ」日常を通して、彼女が篠田せんせいについて何を思っているのかを 読者に提示します。単純にエロ的に見ると収録作中唯一の3Pシーンとなり、アクセントとしても 生きてる感じですかね。森田さんは自分が周囲から愛されることを信じて疑わない反面、 それを真に渇望している様子が愛おしい感じですね。嫌いにはなれないです。

で、本編は気になるところで下巻へ続く!!となるので、ちゃんと上下巻同時購入をオススメしますよ。

(Permalink)



■関連情報
タイトル『せんせいと、わたしと。 上 (セラフィンコミックス)』
作者岡田コウ
出版社ヒット出版社
発売日2013-02-21
区分成年
カテゴリ漫画
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ページ執筆者:東雲あずみ

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